介護事業者破たん急増

2015年8月14日（金）曇り一時雨

・東芝　<6502> ［終値365.2円］社外取締役に有力経営者招く。企業当時強化、信頼回復託す。
　アサヒHD　<2502> ［終値4366.5円］相談役池田弘一氏（75）三菱ケミカルHD　<4188> ［終値746.2円］会長小林喜光氏（68）
　資生堂　<4911> ［終値3035.5円］相談役前田新造氏（68）迎える人事の最終調整。

・セブン-イレブン・ジャパン　<3382> ［終値5848.0円］10月、
　関西約1000店の電力調達先を、東電　<9501> ［終値893円］に切り替え。　

・13日上海外国為替市場で、人民元の対ドル相場前日比0.2%安の1ドル＝6.399元で取引終えた。
　11日から3日連続で実施した「基準値」の大幅な引き下げの終了示唆、市場に広がっていた元の先安観が後退。
　アジアの金融市場もいったん落ち着き取り戻した。（日経新聞一面）

・中国人民銀行（中央銀行）13日、人民元相場の切り下げについて異例の記者会見開いた。わずか3日で限界あらわに。
　元相場を市場の実勢に近付けるための元安誘導は「基本的に終えた」と説明、今後はより市場原理にゆだねる考え強調。

・自動車メーカーの製造現場で働く期間従業員の争奪激化。
　トヨタ　<7203> ［終値7941円］7月限定で導入した10万円の特別手当延長。
　マツダ　<7261> ［終値2410.5円］内定・入社の祝い金を5万円増やし、20万円に。
　日産　<7201> ［終値1169.0円］正社員の地域越えた配置転換で人員不足に対応する。　
　いすゞ　<7202> ［終値1650.5円］早期赴任手当と食事補助の名目で期間限定で計17万円受給。

・介護事業者の経営破たんが急増。高齢化で介護需要は高まっているが、人で不足に伴う人件費上昇と建築費高騰が経営圧迫。
　東京商工リサーチ2015年1－6月倒産件数、前年同期比約5割増、年間では過去最多更新する勢い。
　4月から介護報酬が2.27%引き下げられた影響でさらに増える可能性もある。
　1－6月の介護事業者の倒産（負債額1000万円以上）は41件、前年同期比46%上回った。

・日本と欧州連合（EU）の経済連携協定（EPA）の交渉が足踏みしている。
　環太平洋戦略的経済連携協定（TPP）の大筋合意見送られた結果、対EU交渉で方針定まらず。

・企業が設備投資への強気姿勢強めている。内閣府13日発表、4－6月期機械受注統計によると、
　設備投資の先行指標となる「船舶・電力を除く民需」の受注額、2兆6460億円、前期比2.0%増。
　達成率は111.3%とさかのぼれる2005年4－6月以来で最高に。

・6月の世界景気インデックス（天気図）前月比0.3ポイント低いマイナス5.2となり、天気は前月と同じ「雨」。
　日本の指数はマイナス0.6と、前月比7.1ポイント改善。天気は「曇り」と、5月までの「嵐」から2段階上がった。

・マレーシア経済の先行きに暗雲。13日発表4－6月期実質国内総生産（GDP）前年同期比4.9%増と1－3月期（5.6%増）から減速。
　資源安背景に輸出低迷、消費も息切れ気味。政情不安背景に資金流出も止まらず、通貨リンギは約17年ぶりの安値水準。

・ギリシャ国家統計局13日、4－6月期国内総生産（GDP）速報値、実質前期比0.8%増。
　市場予測上回り、観光や消費を支えに底堅さ示す。7－9月以降は失速、マイナス成長に転落する可能性も高い。
　
・世界最大の原油輸出国であるサウジアラビアが2007年以来8年ぶりの国債発行に踏み切った。
　昨年来の原油安が財政圧迫し財政赤字に陥っていることに対応。200億リヤル（約6600億円）の「政府開発債」発行。

・7月の米小売売上高前月改定値比0.6%増、市場予測平均（0.5%程度の増加）上回り、5か月連続で増加。前年同月比2.4%増。

・中国スマートフォン（スマホ）大手、小米（シャミオ）が新たな成長の場を求め、海外に打って出始めた。
　インドやブラジルなどの新興国がターゲット。
　低価格機を数量限定で売り、口コミでファン広げるという、中国で成功した事業モデルで勝負かける。

・台湾・鴻海（ホンハイ）精密工業、2015年4－6月期連結営業利益、前年同期比27%増の256億台湾ドル（約998億円）。
　最大顧客米アップルのスマートフォン（スマホ）「iPhone（アイフォーン）6」の受注堅調寄与。

・製紙各社植物由来の軽量素材であるセルロースナノファイバー（CNF）量産。

　日本製紙　<3863> ［終値2111円］2016年度に日本初の量産ライン稼働。まず消臭機能高めた紙おむつ今年10月発売。
　CNF使った最終製品実用化するのは世界初。16年度に量産ライン設け、生産量現在の10倍、年産300トン以上引き上げ。

　中越パルプ　<3877> ［終値204円］17年度に量産、生産能力10倍に引き上げる。自動車部品向けに売り込む。

・セルロースナノファイバー（CNF）自動車部品や食品の鮮度保つ包装材、液晶ディスプレーなど様々な用途に利用できる。
　経済産業省は2030年に1兆円規模の市場に育てる目標掲げ、産学連携の動きなど後押ししている。
　別の試算では自動車部品関連だけで3000億円以上になるとの見方もある。

・中国・天津市港南部の倉庫、12日大規模爆発発生、現地日本企業への影響広がる。
　トヨタ　<7203> ［終値7941円］現場近くの販売拠点では割れたガラスで従業員負傷、生産した車にも被害。
　マツダ　<7261> ［終値2410.5円］富士重工　<7270> ［終値4582.5円］でも出荷待ちの車の一部破損。　

・ラオックス　<8202> ［終値495円］2015年12月期連結売上高は前期比79%増の900億円（従来予想700億円）に。
　訪日外国人増加が上方修正の理由も、中国経済減速の影が忍び寄る。店舗網拡大や中国でのインターネット通販など布石。

・高島　<8007> ［終値285円］小野産業　<7858> ［終値950円］買収へ。
　TOB（公開市場買い付け）で小野産業の株式3分の2以上の取得目指す。買収額最大約16億円。買い付け価格1株403円。

・NTTデータ　<9613> ［終値5940円］Suica（スイカ）などのIC乗車券をコンサートなどの入場券代わりに使えるシステム開発。
　消費者はコンビニエンスストアなどで発券する手間省ける。主催者は購入者に対して継続的に販促情報送ることができる。　

・ミクシィ　<2121> ［終値5240円］スマートフォン（スマホ）ゲームで中国市場から撤退。
　現地IT（情報技術）大手騰訊控股（テンセント）との業務提携解消、
　10月人気ゲーム「モンスターストライク」（中国名怪物弾珠）の配信やめる。

・東証投資主体別売買動向8月第1週（3-8日）海外投資家（外国人）3週ぶり買い越し（2672億円）
　個人投資家2週連続売り越し（2503億円）信託銀行2週ぶり売り越し（939億円）。

・ジャスダック投資主体別売買動向8月第1週（3-8日）
　海外投資家（外国人）3週連続売り越し（38.22億円）個人投資家3週連続買い越し（27.03億円）(日経新聞）

・中国・天津市浜海地区の港湾にある化学物質倉庫で、12日午後11時半（日本時間13日午前0時半）大爆発2度発生。
　消防隊員含む50人死亡、701人が入院中、うち71人が重体。

・中国人民銀行（中央銀行）13日、上海外国為替市場で人民元の対ドル基準値を1ドル=6.4010元と、12日比約1.1%元安に設定。
　事実上の元の切り下げは3日連続で、この間に対ドルで基準値は約4.5%引き下げられた。（産経新聞）

・鉄鋼メーカー人材獲得へ、より一層のダイバーシティー（多様性）推進に力入れている。
　24時間社内託児所開設の検討や、配偶者の都合で退職した女性社員の再雇用が始まった。

　JFEHD　<5411> ［終値2207.5円］傘下のJFEエンジニアリングが本社近くの駅構内に社内保育所開設。
　製鉄所構内で24時間保育の検討始めた。
　神戸鋼　<5406> ［終値188円］退職後5年内の再雇用と3年の休職制度始めた。

・シャープ　<6753> ［終値175円］毎年1月に米ラスベガスで開かれる世界最大の家電見本市「CES」への出展見送る検討。
　同社主導の北米の一般消費者受け事業はほぼなく、費用対効果や出展意義見いだせなくなっている。（日刊工業新聞）

・プロ野球DeNAベイスターズ観客動員数、買収後7割増加。
　親会社DeNA　<2432> ［終値2345円］ならではのデータ分析に基づくマーケティング戦略。
　30〜40代男性狙い撃ち、女性・家族に広げる。

・ユーグレナ　<2931> ［終値1759円］13日発表、2014年10月-15年6月期連結営業利益前年同期比3.8倍、3億2300万円に。
　けん引役はインターネットや電話など通じた直接販売。直販での主力製品は「緑汁」。顧客獲得に寄与したのは広告。　

・京セラ　<6971> ［終値6405円］産業用インクジェットプリンターの部品事業拡大。
　中国・上海に10月、顧客の要望に応じ部品調整するサポート拠点設ける。一大市場である中国で基盤固める。

・調査会社IDCジャパン（東京・千代田）13日、専用機器やサイバー攻撃対策用セキュリティー製品の国内市場規模
　2014年に前年比3.1%増の1681億円になると発表。
　市場規模は年平均で4.2%成長し、19年には2067億円になると見込む。
　標的型サイバー攻撃対策に特化した製品の市場規模は前年比で89.4%成長。
　標的型サイバー攻撃関連製品の市場は14年52億円。年平均で27.8%成長、19年に177億円まで成長するとみる。

・キャンバス　<4575> ［終値940円］7月ウェブサイトリニューアル。
　同社の手掛ける医薬品について今春から、開発の方向性が大きく変わったことをアピール。
　14年、開発中の医薬品候補に当初想定していなかった作用があるとの仮説に行き着く。「運も実力のうち」。
　13年に出た臨床試験（治験）の結果から、体内の機能ががんの細胞攻撃する「ガン免疫薬」として使える可能性見える。
　今春からは世界中の製薬会社と共同研究ができないか議論。
　一度は八方ふさがりの状況になりかけたベンチャーが逆転の可能性が見えてきた。　

・ブロードバンドタワー　<3776> ［終値217円］人工知能（AI）の活用推進する研究部署新設。
　あらゆるモノがインターネットにつながる「インターネット・オブ・シングス（IoT）」に対応した
　データ解析サービスなどの開発目指す。（日経産業新聞）

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第三者割当　

ハイブリッド・サービス　<2743> ［終値235円］138万9000株　216円　9/30　割当先　BRNEFIT　POWER
　

株式分割

デザインワン・ジャパン　<6048> ［終値5090円］8/31 　1株→3株

日本コンセプト　<9386> ［終値3845円］ 9/30 　1株→3株

スマートバリュー　<9417> ［終値4845円］ 9/30 1株→2株

TOB（公開市場買い付け）

小野産業　<7858> ［終値950円］買い手高島　買い付け価格　403円　期間　8/14〜9/29

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、まちまち。
引けにかけて、買いが続かず取引終えた。
原油価格の下落がエネルギー関連株が売り優勢となる。

アップル（-0.08%）グーグル（-0.47%）ヤフー（+4.18%）フェイスブック（-0.81%）アリババ（+2.36%）
ネットフリックス（+2.67%）アマゾン・ドット・コム（+0.71%）バイオジェン（-0.89%）
ラッセル2000（-0.35%）HTG(ハイイールドファンド)（-0.13%）NBI（バイオテクノロジー株指数）（-0.99%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約62億株、月初平均約71億株を下回る。

欧州株式市場の主要3指数はまちまちも買い優勢。
中国人民元がさらに切り下がるとの懸念が少し和らぐも、原油安響く。

東京株式市場で日経平均は3日ぶり反発。
東証1部出来高は24億2065万株、売買代金は2兆8890億円。
「お盆」ですが、出来高売買代金は連日高水準です。
騰落数は値上がり830銘柄、値下がり927銘柄、変わらず132銘柄に。

今回もSQ（特別清算日）の前日が目先の安値になったようなところ。
市場では「空売り比率」が統計取り始めて過去最高になったことも反転の傾向とも・・・

金融関連株が総じて弱かったところも、本日は反転してきそうな・・・

本日はオプションのSQですが、相変わらずSQ値に注目。
SQ値を下値に、日経平均株価は上で推移するのではないかと思っていますが、
上への「幻のSQ」となったら、意外な安いところが出る可能性もあるかとの懸念も・・・

製紙各社植物由来の軽量素材であるセルロースナノファイバー（CNF）量産。

日本製紙　<3863> ［終値2111円］2016年度に日本初の量産ライン稼働。まず消臭機能高めた紙おむつ今年10月発売。
CNF使った最終製品実用化するのは世界初。16年度に量産ライン設け、生産量現在の10倍、年産300トン以上引き上げ。

中越パルプ　<3877> ［終値204円］17年度に量産、生産能力10倍に引き上げる。自動車部品向けに売り込む。

セルロースナノファイバー（CNF）といえば、星光PMC　<4963> ［終値926円］が浮かびますが・・・

調査会社IDCジャパン（東京・千代田）13日、専用機器やサイバー攻撃対策用セキュリティー製品の国内市場規模
2014年に前年比3.1%増の1681億円になると発表。
市場規模は年平均で4.2%成長し、19年には2067億円になると見込む。
標的型サイバー攻撃対策に特化した製品の市場規模は前年比で89.4%成長。
標的型サイバー攻撃関連製品の市場は14年52億円。年平均で27.8%成長、19年に177億円まで成長するとみる。

FFRI　<3692> ［終値10480円］昨日はストップ安で比例配分。
本日は完全一致しそうなところです。将来性は抜群と思っております。

キャンバス　<4575> ［終値940円］7月ウェブサイトリニューアル。
同社の手掛ける医薬品について今春から、開発の方向性が大きく変わったことをアピール。
14年、開発中の医薬品候補に当初想定していなかった作用があるとの仮説に行き着く。「運も実力のうち」。
13年に出た臨床試験（治験）の結果から、体内の機能ががんの細胞攻撃する「ガン免疫薬」として使える可能性見える。
今春からは世界中の製薬会社と共同研究ができないか議論。
一度は八方ふさがりの状況になりかけたベンチャーが逆転の可能性が見えてきた。

バイオベンチャーは、なかなかものになりませんが、「宝くじ」的にほんの少し持ってる楽しみもあります。　

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東京株式セミナー・櫻井英明氏

『2015年株式劇場　お盆にこんにちは！！個別銘柄研究』　

2015年8月15日（土）15：00〜16：50

東京・日本橋三越前　近甚（キンジン）ビル2F　

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