北朝鮮核実験の可能性示唆

2015年9月16日（水）曇り夜は雨も　

・与党、国会内で税制協議会開き、2017年4月に消費税率10％に引き上げる際の負担緩和策議論。
　公明党は増税分の一部払戻す財務省の還付制度案に反対姿勢鮮明に。
　当初予定していた9月中の大枠決定は難しく、年末までに結論出す。

・アマゾンジャパン（東京・目黒）15日、割安の食品・日用品の宅配サービス始めた。
　生鮮食品除く5千品目をスーパー並みの価格で販売する。
　有料サービス「アマゾンプライム」（年3900円）会員向けに提供。送料290円。全国1〜3日で届ける。
　セブン＆アイ　<3382> ［終値5076.0円］などネットスーパーとの競争激しくなりそう。

・北朝鮮、原子力研究院院長は15日、
　「寧辺（ニョンビョン）のすべての施設と黒鉛減速炉（原子炉）の用途が変更、再整備さて正常稼働始めた」
　と表明。6か国合意破棄、核実験の可能性示唆。

　（日経1面）

・日銀　<8301> ［終値46100円］15日、金融政策決定会合で、
　新興国経済の減速や日本の輸出・生産のもたつき指摘も、
　年80兆円の資金を市場に供給する金融政策は現状維持にとどめた。
　黒田東彦総裁が進める異次元緩和は難関に差し掛かっている。

・消費増税時の負担緩和策巡る与党協議15日、振出しに。公明党が財務省案への反対姿勢強めた。

・安全保障関連法案に、日本を元気にする会、次世代の党、新党改革の野党3党が15日賛成する方針。
　3党が求める自衛隊派遣への国会関与の強化策を閣議決定などで担保することを与党側が受け入れたため。
　与党単独採決を回避、16日中にも特別委員会で採決する構え。

・相次ぐ大型台風や集中豪雨の被害受け大手損害保険3グループの2016年3月期の風水害による保険金支払額が、
　9/15までの見通しで1000億円規模に。計1200億円程度と見込む通期計画に届く勢い。
　保険金の支払いは4年ぶりの高水準となりそう。

・オリックス　<8591> ［終値1554.5円］
　インドネシアの自動車ローン会社買収。10月めどに約80億円投じて株式85％取得、役員派遣へ。

・8月の小売り売上高前月分改定値から0.2％増。5か月連続の増加。市場予測平均（0.3％程度の増加）やや下回る。
　前年同月比では2.2％伸びた。自動車・部品が全体を押し上げた。

・8月の鉱工業生産指数は107.1、前月改定値比0.4％低下。
　市場予測平均（0.2％程度の低下）下回り、3か月ぶりにマイナスに。

・米連邦準備理事会（FRB）16日から2日間の日程で、9月の米連邦公開市場委員会（FOMC）開く。
　最大の焦点である事実上のゼロ金利政策解除するかどうか巡って、市場の見方はなお真っ二つに割れる。
　FRBは協議結果を17日午後（日本時間18日未明）に声明で公表。

・世界銀行15日、米国が利上げに踏み切った場合に
　「世界経済の成長と金融安定に深刻な悪影響を及ぼす」恐れがあるとする政策分析の報告書まとめた。
　利上げ先送り求める姿勢を強くにじませた。

・米連邦準備理事会（FRB）元副議長、ドナルド・コーン氏、日経新聞取材に対し、
　16日からの米連邦公開市場委員会（FOMC）で焦点となる利上げの是非について
　「非常にきわどい判定になる」との見方示す。
　「利上げは雇用面ではゴーサインが出たが、値動きの荒い金融市場を見るとためらわざるを得ない」
　「見送りとなれば声明の内容が重要。『今後2回の会合で利上げ検討する』といった趣旨を盛り込めば
　（FOMC）メンバー全体が納得する。利上げはするが年内はこれで打ち止めと宣言する方法もある。」
　「利上げが9月になければ、10月末のFOMCまでに追加データが十分に集まらず、
　12月のFOMCでの可能性がかなり高まる」

・15日の上海株式市場、主要指数上海総合指数前日比3.52％安の3005に。一時心理的節目の3000台下回る場面も。
　景況感の悪化に加えて、信用取引の縮小が重荷となった。

・アジアの域内で発電や都市ガス原料に使う液化天然ガス（LNG）の調達協力が動き出す。
　三菱商事　<8058> ［終値2120.0円］と韓国ガス公社主軸とするLNG生産プロジェクトが稼働、
　国を越えた共同購入も模索進む。

・クボタ　<6326> ［終値1716.0円］ミャンマー最大都市ヤンゴン近郊に、農業機械の組み立て工場建設。
　今秋に着工、来春以降の稼働目指す。投資額10億円前後。

・東レ　<3402> ［終値1034.5円］
　2015年中に韓国LG化学からリチウムイオン電池の主要材料であるセパレーター（絶縁材）の工場買い取る。
　世界首位旭化成　<3407> ［終値922.1円］追う体制整える。取得額は約30億円。
　セパレーターの生産能力、買収と韓国亀尾工場設備増強（約100億円）の新規投資で現状の5割増へ。

・LG化学、リチウムイオン電池事業で部材からの一貫生産にこだわらず、電池本体の急総力強化に注力。
　日本メーカーからの調達を増やせばコストが下がると判断。

・トヨタ　<7203> ［終値7161円］「空飛ぶクルマ」を開発するのではないかとの見方が米国中心に広がる。
　米子会社「翼」を特許出願。
　車体上部に複数の翼備え、必要ないときは収納して通常の自動車として走行できるアイデア。

・三井物産　<8031> ［終値1523.5円］スカパーJSAT　<9412> ［終値543円］
　超小型衛星開発の東大発ベンチャー、アクセルスペース（東京・千代田）に出資、
　超小型衛星活用した地球観測網の構築に参画。
　2017年に3基打ち上げ、農業やエネルギー、物流の分野で衛星の画像データ活用する。　

・コンビニエンスストア各社、中国の銀行・クレジットカード「銀聯カード」決済サービス全店で導入。
　セブン-イレブン　<3382> ［終値5076.0円］ローソン　<2651> ［終値8580円］は今秋、
　ファミリーマート　<8028> ［終値5580円］も2016年1月めどに全店で対応。

・日本製紙クレシア　<3863> ［終値2127円］10/1、消臭機能従来の3倍に高めた大人用紙おむつ発売。
　植物由来の新素材「セルロースナノファイバー（CNF）」を衛生用品の大手メーカーで初採用。

・鳥貴族　<3193> ［終値2326円］2016年7月期に過去最高となる60店以上の直営店出す。
　ここ数年は20〜40店ペース、「関東から東海に1000店程度の出店余地がある」として東日本中心に店舗網拡大へ。
　原材料の国産比率も100％に高めて集客増につなげる。　

・パナソニック　<6752> ［終値1302.0円］スマートフォン（スマホ）で看板などの情報を、
　最大25か国語に翻訳して観光情報などを提供するシステム開発。翻訳時間も1秒程度と短いのが特徴。

・ホンダ　<7267> ［終値3701.5円］2015年度の四輪車の国内販売計画を下方修正。
　従来計画の77万台を6％少ない72万5千台に引き下げる。軽自動車の増税や新型車が不振。

・日本金銭機械　<6418> ［終値1303円］13種類の外貨と日本円を両替できる自動両替機開発。16日から販売。
　自動外貨両替機で扱う外貨の数としては国内最大。年300台の販売目指す。

・大手携帯電話大手の株価、携帯電話料金の引き下げ促す前週末の首相発言が売りを呼び、
　NTT　<9432> ［終値4164.5円］含む通信4社の時価総額は14〜15日に約4兆円吹き飛ぶ。　

・日経平均株価の値動きが激しい。
　過去20日間の変動率は15日、米量的緩和の縮小が強まった2013年6月以来、2年3か月ぶりの高さに。
　相場が落ち着気を取り戻すかが焦点に。

・信用買い残9/11申込み、3兆2949億円と前週比1096億円減。2週ぶり減少。
　売り残5660億円と前週比151億円増、5週ぶり増加。

　(日経新聞）

・欧州連合（EU）臨時内相・法務相理事会14日、難民申請者ら16万人の国別受け入れ割り当て案協議、合意できず。
　「連帯」求めるドイツなど西欧に中東欧が抵抗。東西の加盟国間の対立は深刻化、合意形成は一段と困難に。

・日銀　<8301> ［終値46100円］15日金融政策決定会合開き、国内外の景気判断引き下げ。
　黒田東彦総裁記者会見で強気発言繰り返し、市場に渦巻く追加緩和期待打ち消すことに終始。
　8月の貿易統計や鉱工業生産指数など、今後出てくる経済指標によっては、
　黒田総裁の強気路線も修正迫られる可能性も。

・世界銀行15日、米連邦準備理事会（FRB）の利上げが新興国に影響を及ぼすとの報告書発表。
　市場の混乱と投資資金の減少で、新興国の経済成長率が2年間で平均7％程度落ち込む恐れがあると。

　（産経新聞）

・ジャパンディスプレー（JDI）　<6740> ［終値381円］
　新開発の第2世代インセル技術採油したスマートフォン（スマホ）向け液晶パネルの量産を年内に始める。
　中国スマホでは高機能ニーズが高まっており現地メーカーなどに提案。

・清水建　<1803> ［終値1077円］
　原子力発電所の廃炉作業用に、放射性物質が付着したコンクリート表面除去するシステム確立。
　専用工具でコンクリート表面を高速で打撃し、砕いたコンクリートの粉じんをほぼ100％回収。　

・新日鉄住金　<5401> ［終値240.5円］韓国ポスコが方向性電磁鋼板の特許侵害など巡る訴訟で9月末にも和解。
　ポスコが3000億ウオン（約300億円）の合意金支払うなど大幅譲歩。

・中国本土株に連動する米国最大の上場投資信託（ETF）が14日、この3週間で最大の下落に。
　中国の景気悪化が予想以上に進むとの兆候受け、投資家が引き続き資金を中国資産から避難させている。

　（日刊工業新聞）

・ヤマハ発　<7272> ［終値2310円］アフリカやアジアでユニークなビジネス展開。
　環境対策が深刻化する中でまず水の浄化装置販売、
　ブランド浸透させたうえで主力製品である二輪車やモーターボート売り込む戦略。

・ソニー・コンピュータエンタテインメント（SCE）　<6758> ［終値3060.0円］
　定額制やレンタル方式でゲームが遊べる新サービス「プレステーション（PS）ナウ」16日から始める。
　過去の人気作など100作品以上対象、一定期間はゲームを好きなだけ遊べる。安定収入稼ぐ課金型に挑戦。

・凸版印刷　<7911> ［終値1011円］省電力の電子ペーパー搭載したICタグ開発。
　2.7インチ画面に梱包の中身や作業内容など表示。バッテリーなしで情報は随時書き換え可能。　

・田辺三菱　<4508> ［終値2166円］15日、
　米社と共同で実施してきたアルツハイマー病治療薬の臨床試験（治験）中止。
　最終段階の「第三相」と呼ばれる治験で、日米欧で患者に対する有効性確認していたが、
　一部の患者に重い副作用報告され、米食品医薬局（FDA）から治験中断命令受ける。
　今後は単独での開発継続するか、中止するか検討。

　（日経産業新聞）

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株式分割

プレミア投資法人　<8956> ［終値551000円］10/31 　1口→5口

公募・売り出し価格

ケネディクス商業リート　<3453> ［終値229300円］21万6543円　申込み9/1+-17　

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、大幅反発。
ほぼ右肩上がりな一日となった。
ただ米連邦公開市場委員会（FOMC）での利上げに踏み切るかどうかは不透明さ残る。

アップル（+0.84%）グーグル（+1.91%）ヤフー（+2.37%）フェイスブック（+0.64%）アリババ（+3.59%）
ネットフリックス（+3.63%）アマゾン・ドット・コム（+0.19%）バイオジェン（+1.15%）
ラッセル2000（+1.08%）HTG(ハイイールドファンド)（-0.02%）NBI（バイオテクノロジー株指数）（+1.05%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約58億株、過去20日間平均約80億株を下回る。
利上げをするか先延ばしかの判断がつかず、商いは薄商いとなっています。

欧州株式市場の主要3指数は上昇。
8月の米小売り売上高が好調で米国株式市場が上昇したことが、買い材料に。
米連邦準備理事会（FRB）の利上げが懸念される米国の株式相場をうかがう動き。
欧州株式市場も投資家はは慎重となり薄商い。

東京株式市場で日経平均は小幅反発。
日銀の金融政策決定会合での何らかの新しい声明期待もあって一時日経平均株価は360円高い場面も。
東証1部出来高は20億8033万株、売買代金は2兆3026億円。
騰落数は値上がり924銘柄、値下がり850銘柄、変わらず123銘柄に。

結局現状維持と変わらずで、上げ幅縮小。
今週の二大イベントの一つ終了、最大イベントを前に、米国市場は「利上げなし」で動き出したとの声も。
このままなら、利上げがあってもなくても株価は上昇しそうですが、
17日まで株価が上がりすぎると反動が怖いとのことも・・・

大手携帯電話大手の株価、携帯電話料金の引き下げ促す前週末の首相発言が売りを呼び、
NTT　<9432> ［終値4164.5円］含む通信4社の時価総額は14〜15日に約4兆円吹き飛ぶ。
NTTとNTTドコモ　<9437> ［終値2120.5円］は郵政3社上場控え、買われそうな感覚も・・・

東レ　<3402> ［終値1034.5円］
2015年中に韓国LG化学からリチウムイオン電池の主要材料であるセパレーター（絶縁材）の工場買い取る。
世界首位旭化成　<3407> ［終値922.1円］追う体制整える。取得額は約30億円。
セパレーターの生産能力、買収と韓国亀尾工場設備増強（約100億円）の新規投資で現状の5割増へ。

成長産業への積極投資が目立ちます。

日本金銭機械　<6418> ［終値1303円］13種類の外貨と日本円を両替できる自動両替機開発。16日から販売。
自動外貨両替機で扱う外貨の数としては国内最大。年300台の販売目指す。
信用売り残101万株、信用倍率0.91倍と取り組み妙味も。

同様に信用好取り組みとなってきたゴールドウイン　<8111> ［終値922円］
ベンチャー企業、スパイバーへ30億円出資で、急騰、2日間ストップ高で、翌日1103円の高値から4日目。
1日目のストップ高（912円）付近なら勝負になるような・・・

ジグソー　<3914> ［終値8180円］とFFRI　<3692> ［終値9710円］が IoT セキュリティ分野において提携。
今後爆発的に拡大していくIoT (Internet of Things）。
この IoT分野において、OS テクノロジー技術 をベースにオリジナルIoTプラットフォーム及び
IoTデータコントロルサビスを展開するジグソーと、
サイバーセキュリティ技術における研究・開発のリーディングカパニーであるFFRIが
次世代セキュリティにおいて最も注目される IoT セキュリティ」において共同研究を開始との
IR（投資家向けの広報活動）15日に発表。

同様にデジタル・インフォメーション　<3916> ［終値3740円］も2日ストップですが、
IoTセキュリティー部門で注目も。

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