世界最大政府系ファンド、日本上陸

2015年10月8日（木）はれ

・第3次安倍改造内閣7日、発足。
　安倍晋三首相記者会見「これからも経済最優先だ。経済政策を一層強化していかなければならない」と述べ、
　主軸の官僚を継続させ、経済重視の政権運営を再び強める考え強調。
　「1億層活躍社会」の実現のため、年内に具体策まとめる意向示す。

・ファミリーマート　<8028> ［終値5430円］
　サークルKサンクス傘下に持つユニーグループ　<8270> ［終値733円］7日までに、
　2016年9月に経営統合することで大筋合意。
　コンビニ店舗数は第2位ローソン　<2651> ［終値8980円］抜き、
　最大手セブンイレブン・ジャパン　<3382> ［終値5543円］に並ぶ。

・約100兆円の資産を運用する世界最大政府系ファンド、ノルウェー政府年金基金が、日本で不動産投資始める。
　欧米の主要都市に続き、東京でオフィスビル取得する。投資額数千億円になる可能性がある。
　東京の不動産取引の活性化につながりそう。

　（日経1面）

・排ガス試験の不正問題で揺れる独フォルクスワーゲン（VW）は7日、
　リコール（無料の回収・修理）含む行動計画発表。
　関連費用は全体で650億ユーロ（約8.7兆円）に膨らむとの見方もある。

・安倍晋三政権経済政策「アベノミクス」が第2段階に入る。
　経済に子育て支援や社会保障加えた「新3本の矢」だが、
　一番問われるのは首相の目標に掲げた600兆円の名目国内総生産（GDP）の達成と財政健全化両立する具体策。
　日本経済再生は時間との競争となる。

・改造内閣、環太平洋経済連携協定（TPP）の国内対策が大きな課題に。
　安倍晋三首相、対策盛り込んだ2015年度補正予算の編成検討する考え示す。
　農業の体質強化必要。

・ビール最大手アンハイザー・ブッシュ・インベブ（ベルギー）7日、2位英SABミラーに正式に買収提案。
　SABを682億ポンド（約12兆4800億円）と評価、1株当たり42.15ポンドで株式買い付ける。
　実現すれば食品では過去最大のM&A（合併・買収）になる。

・厚生労働省7日、2013年度の国民医療費、前年度比2.2％増、40兆610億円に。40兆円超は初。
　高齢化で窓口負担の比率が下がり続け、その分現役世代の保険料や税財源などで補っている。

・日銀　<8301> ［終値43800円］黒田東彦総裁7日、
　金融政策決定会合後の記者会見で、日本経済は「デフレ状況でなくなった」と語る。
　「物価の基調は着実に高まっている」とみているため。
　市場では追加緩和観測が高まっている。

・日本郵政 <6178> かんぽ生命保険 <7181> ゆうちょ銀行 <7182>の3社、
　上場時の売り出し価格決めるための仮条件発表。

　日本郵政、1100〜1400円　PBR（株価純資産倍率）0.32〜0.41倍
　かんぽ生命保険　1900〜2200円　PBR0.58〜0.67倍
　ゆうちょ銀行　1250〜1450円　PBR0.40〜0.47倍
　
　10/19日　ゆうちょ銀、かんぽ生命の売り出し価格決定。20〜23日2社申し込み期間。
　26日　日本郵政の売り出し価格決定。27〜30日申し込み期間。
　11/4日　3社同時上場。

・内閣府7日、8月の景気動向指数（速報値）景気の現状示す一致指数が112.5と前月比0.6ポイント低下。
　数か月先の景気示す先行指数は前月比1.5ポイント低い103.5。

・中国人民銀行（中央銀行）7日、9月末の外貨準備高が3兆5141億ドル（約421兆円）と前月末比432億ドル減。
　外貨準備高の減少は5か月連続。

・フランス石油メジャートタル、2016年投資、前年比最大2割近く削減へ。日本の銀行に融資打診。

・産油国が余剰資金を運用してきた政府系ファンド（SWF）の資産取り崩す動きが相次ぐ。
　原油安で財政悪化しているため。

・韓国サムスン電子7日、7-9月期連結決算、2年ぶりの増益。
　好調な半導体事業けん引、米アップルとの「復縁」が進み、
　アップルがサムスン製部品の調達再び増やしつつある。

・エス・エム・エス 　<2175> ［終値2212円］は三井物産　<8031> ［終値1483.5円］と、
　アジア大洋州で医療情報サービス手がけるMIMSグループの持ち株会社英メディカアジア社を
　2億5千万ドル（約300億円）で買収。

・東電　<9501> ［終値841円］ソフトバンク　<9984> ［終値6188円］
　電力小売りが全面自由化する2016年4月から電力と通信のセット販売で基本合意。
　ソフトバンクの全国約2600店舗や東電の家庭向け無料会員サイトで受付。

・イオン　<8267> ［終値1974.0円］7日発表、2015年3-8月期連結決算、経常利益前年同期比50％増の728億円。
　純利益は5％増の21億円にとどまった。

・日本マクドナルド　<2702> ［終値2744円］平日昼に実施しているセットメニューの割引廃止する方針。
　原材料が値上がりしており、コスト増吸収するのが狙い。詳細詰めて月内実施へ。実質的な値上げに踏み切る。

　

・サンケイビル　<4676> ［終値1474円］京都市内で約50億円投じホテル開発。2017年秋の開業目指す。

・ファーストリテイリング　<9983> ［終値49800円］傘下の衣料品会社ジーユー、
　中国インターネット通販事業に参入。すでにユニクロは参入しており、年50兆円超える巨大市場の獲得急ぐ。

・イーレックス　<9517> ［終値1311円］九州電力　<9508> ［終値1384円］子会社と組み、
　福岡県豊前市に国内最大のバイオマス（生物資源）発電所建設。　

・ダイキン　<6367> ［終値7403円］2015年4-9月期、中国の空調事業の売上高（現地通貨ベース）
　前年同期比約3％減。夏場に住宅用大型エアコン好調、9％減だった4-6月期比改善。
　円安によって円換算の売上高は7％増の1900億円になる。減収見込んでいた欧州事業も増収となる。

・信用評価損益率（10/2現在）マイナス14.72％と前週（マイナス13.78％）よりマイナス幅拡大。2週連続悪化。

・裁定買い残10/2時点、2週ぶり小幅増加。2兆723億円と前週比15億円増。現物株の裁定売り残も2週ぶり増加。

　(日経新聞）

・日銀　<8301> ［終値43800円］7日、金融政策決定会合開き、賛成多数で大規模な金融緩和の継続決めた。
　記者会見で「でふて状況ではなくなった」との見解、景気判断は「緩やかな回復を続けている」で据え置く。

・財務省9月末の外貨準備高、1兆2489億3600万ドル（約150兆円）と発表。
　8月末比47億8600万ドル増。2か月連続の増加。

　 (産経新聞)

・移動体通信で、第5世代移動体通信網（5G）の標準化作業本格化する。
　NTTドコモ　<9437> ［終値2130.5円］など日本や欧米など携帯電話会社や通信ベンダーで構成する
　国際標準化団体が米国で5Gに関するワークショップ初開催、今後のスケジュールの大枠で合意。　
　通信各社は20年に初期5Gシステム確立できるように。

・ノーベル化学賞、「デオキシリボ核酸（DNA）修復機構の発見」米英3氏受賞。

・ビー・エム・ダブリュー（東京・千代田）7日、先進の運転支援システムなど搭載しつつ、
　130キログラムの軽量化で優れた走行性能実現した新7シリーズ29日から発売へ。
　炭素繊維部材採用による大幅な軽量化と低重心化で、BMWがこだわる走行性能引き継いだ。
　希望小売価格1217万円から。

・メディネット　<2370> ［終値175円］東大と共同開発の基本合意書締結。
　東大医科学研究所中内啓光教授とiPS細胞（人工多能性幹細胞）使った免疫細胞治療技術を共同開発へ。

　（日刊工業新聞）

・ビッグデータの解析技術を農業に生かす取り組みが始まった。
　イオン　<8267> ［終値1974.0円］と東京農大、福島県会津若松市などは
　農地から配送、売り場までのデータ専用センサーで取り込み、一括して解析する仕組み構築。

・JCB（ジェイシービー）と富士通　<6702> ［終値555.7円］富士通フロンテック　<6945> ［終値1646円］3社、
　手のひらをかざして決済できるカードレス決済システム構築。海外での実証実験経て、早期実用化目指す。

・NTT　<9432> ［終値4337円］先端集積デバイス研究所、
　既設の光ファイバー使い、現在の10倍のデータ伝送につながる信号処理技術開発。　

・日本ペイントHD　<4612> ［終値2330円］傘下の日本ペイント、
　独立行政法人の土木研究所と共同で、橋梁などコンクリート製の大型構造物向けの透明塗料開発。
　厚い塗膜作ることで従来の塗料と同程度の耐久性確保。
　ひび割れを目視で発見しやすく、老朽化したインフラの点検や補修コスト抑えられる。
　5年後10億円の売り上げ目指す。

・メディネット　<2370> ［終値175円］7日、細胞培養技術者を派遣する事業開始。
　顧客向けのオプションサービスとして提供。

・NEC　<6701> ［終値389円］7日、米衛星大手ロッキード・マーチンから通信衛星に搭載する基幹装置受注。
　受注額10億円。2016年納入予定。衛星は18年に打ち上げられる予定。

　（日経産業新聞）

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、上昇。
ただし、在庫増で原油先物価格が急落（2ドル安）時には、マイナスになる場面もあり不安定な相場とも。
ヘルスケア株とバイオテクノロジー株が上昇。
S&P総合500種指数は3週間ぶりの高値に。

アップル（-0.48%）グーグル（-0.48%）ヤフー（+2.96%）フェイスブック（-0.43%）アリババ（+3.69%）
ネットフリックス（-0.21%）アマゾン・ドット・コム（+0.83%）バイオジェン（+1.18%）
ラッセル2000（+1.67%）HTG(ハイイールドファンド)（+1.03%）NBI（バイオテクノロジー株指数）（+2.04%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約83億株、過去20日間平均約74億株を上回る。

欧州株式市場の主要3指数は続伸。
英FT100種は6営業日続伸、7週ぶりの高値、独DAXと仏CAC40指数は、4営業日続伸。
鉱業と自動車株が上昇。

東京株式市場で日経平均は6営業日続伸となった。
東証1部出来高は23億2839万株、売買代金は2兆5804億円。
日銀の金融政策が現状維持で、後場一時下げ幅拡大も、1万8000円を割らず、
下値の堅さに買い戻しの動きが出たとのこと。
13：20ごろ日経平均株価（73円安）が下落しているのに
日経ダブルインバース　<1357> ［終値2991円］が5円安とつじつまが合わない場面も・・・
日経平均が間違っていたようでしたが・・・？？

騰落数は値上がり171銘柄、値下がり539銘柄、変わらず89銘柄に。

6営業日続伸は7/13〜21以来。

業績への期待は高まっているようで、期待に届かないと大きな失望につながるところが怖いところ。

ジェイアイエヌ　<3046> ［終値5180円］15年8月期連結業績予想上方修正も大幅安に。

約100兆円の資産を運用する世界最大政府系ファンド、ノルウェー政府年金基金が、日本で不動産投資始める。
欧米の主要都市に続き、東京でオフィスビル取得する。投資額数千億円になる可能性がある。
東京の不動産取引の活性化につながりそう。

ケネディクス　<4321> ［終値426円］刺激受けそうなところも・・・

ビー・エム・ダブリュー（東京・千代田）7日、先進の運転支援システムなど搭載しつつ、
130キログラムの軽量化で優れた走行性能実現した新7シリーズ29日から発売へ。
炭素繊維部材採用による大幅な軽量化と低重心化で、BMWがこだわる走行性能引き継いだ。
希望小売価格1217万円から。

炭素繊維では東レ　<3402> ［終値1032.0円］が浮かびますが、
超大穴で北川精機　<6327> ［終値332円］を少しだけ持っていたいところも・・・

パシフィックネット　<3021> ［終値853円］
光通信　<9435> ［終値9150円］と合弁会社設立、MVNO（仮想移動体通信事業者）事業へ進出で6日ストップ高。
昨日粘りを見せて、どこかで高値を抜くようにも・・・

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