
日経ヴェリタス 6/13日号読んでみて・・・
- 2010年06月13日
- 株式投資・経済ニュース全般
2010年6月13日(日)はれ
・もしかして円の時代?おびえるマネーの逃避場所となったのが円資産。日本経済を前向きに評価しようとする声も。
「円債=為替リスクがなく安全」とすつ個人投資家。日本に向かうマネーは消去法の産物かそれとも積極投資の先駆けか。
・中国経済に不安。頻発する労働争議、不動産市場のバブル懸念、ユーロ危機。高成長試す3つの壁。
・日経ヴェリタスランキング:今期予測ベースの自己資本利益率(ROE)が10%以上の企業対象にPER(株価収益率)が低い企業
首位エルピーダ <6665> [終値1711円]予想PER4.34倍、予想ROE30.34%。
2位日本コークス <3315> [終値146円]4.90倍、28.23%。鉄鋼会社の粗鋼生産回復でコークス炉の稼働率上昇。
2011年3月期大幅な増益見込まれる。
3位PGGIH <2466> [終値60200円]5.56倍、18.98%。
8位ユニチカ <3103> [終値81円]6.43倍、30.27%。
株価割安も原燃料価格の高騰への懸念。製品価格への転嫁遅れれば収益圧迫も。
18位富士電 <6504> [終値256円]大幅増益主要因はファナック <6954> [終値10380円]株売却益。
本業の収益力に迫力不足。
20位ケーズHD <8282> [終値1993円]エコポイント追い風13期連続最高益、エコポイント終了後の反動減への懸念根強く。
23位一建設 <3268> [終値2937円]足元地価やや上昇、コストアップ懸念。上場企業として実績乏しく株価に重し。
・人民元の切り上げの影響。
プラスは中国への輸出比率の高い企業。
「元切り上げで購買力高まり、中国の内需拡大」「輸送機械」「鉄鋼」「生産用機械」「化学」「商社」など比率高い。
JFEHD <5411> [終値2890円]アジア向けの売上比率27%。
資源権益持つ三菱商事 <8058> [終値1898円]資源輸送手掛ける商三井 <9104> [終値619円]などにも恩恵。
HIS <9603> [終値1803円]東京・秋葉原で外国人向け専門店、ツアーやガイド受付。
マイナスは中国に生産拠点を置き、中国以外の市場に輸出している業種。
マキタ <6586> [終値2560円]中国での生産比率7割近く、1%の元高で3億円営業減益要因。
ホシデン <6804> [終値1010円]中国生産比率5割超、人件費コスト上昇懸念。
コマツ <6301> [終値1631円]日本から円建てで基幹部品輸入、元1%上昇で年11億円営業減益要因。
マブチモーター <6592> [終値4390円]中国生産率7割、人民元切り上げでコスト上昇懸念。
ベトナムへ生産拠点移管し来年は中国生産比率6割へ引き下げる方針。
・スターマイカ <3230> [終値11500円]中古住宅の「裁定取引」同じマンションの賃貸物件と空き物件との差2-3割。
入居中は家賃収入、退去後リフォームして売却の地道さ。築10年以上の物件を積極保有、価格下落リスク減。
リーマン・ショック後の守りの時期から拡大局面へカジを切ろうとしている様子。新築志向に変化も追い風。
・OUT Look: 今週の株式相場は上値を試す展開か。ユーロ相場下げすぎた反動からひとまず買い戻し。
悪材料には敏感な地合いで反発しても上昇幅は限られそうと。
今週17-18日に欧州連合(EU)首脳会議「独仏の足並み」注目。
・Wall Street: 今週の米株式相場は値動きの荒い展開か。最近の相場は変動率高く安定感欠く。
足元の景気回復と欧州不安などのリスクが投資家に意識されている。
5月の消費者物価指数は原油価格の下落で前年比マイナス基調、
5月の鉱工業生産も前年から大きく伸びる見通しで好感されそう。
5月の住宅着工件数は前年比で減少予想。9%超の大幅減の可能性。4月末で住宅購入減税終了の反動。
・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派59%(前回比-14)弱気派15%(同+8)中立26%(同+6)
・日経平均株価週後半にかけて上昇。ユーロ安基調を買える材料が出たわけでなく、警戒心残る。
日本株配当利回りが2%前後まで上昇。1.2%台の新発10年物国債利回りと大きく差が開く。
・米経済の底入れ感広がる。
9日発表、米連邦準備理事会(FRB)地区連銀報告(ベージュブック)では今回の景気回復局面で初めて全12地区が「改善」
ダウ工業株30種平均の下支えに。
バーナンキFRB議長の景気認識も前進。ガイトナー長官は欧州情勢に懸念深める。
・世界市場往来:先週の世界の株式相場は欧州の財政問題が南欧からハンガリーやブルガリアに飛び火するとの懸念で売り先行
週末にかけては不安心理和らぎ、オーストリアやスペイン、ポルトガルなどで株価持ち直した。
先行き不透明感から戻り鈍く、投資家のリスク回避ムードは相変わらず。
・中国成長維持へ3つの壁。
不動産バブル警戒、抑制策も。格差是正に政府本腰、固定資産税導入も現実味。
広がる労働争議、企業を圧迫。沿岸部で給与高騰、権利意識の高まり背景に。
ユーロ安、輸出産業に痛手。半年で人民元急騰、主戦場・欧州で苦戦。
・中国経済、今年後半に踊り場。鉄鋼製品大幅下げ、輸出に不透明感。
・上海総合株価指数、年初来安値圏2500ポイント前後で推移。強まる売り圧力。
不動産規制が主因、今春導入された株価指数先物も市場の警戒感の一因。(日経平均ヴェリタス)
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