
セミナー潜入記(櫻井英明氏)2010.09.14
- 2010年09月14日
- 株式投資・経済ニュース全般
櫻井英明氏株式セミナー 東証会館8階
9月14日(火)民主党代表選結果発表の15:30からセミナーがございました。
持ち時間が40分ほどという事でかなり早口な英明さんで、いつものジョークも控えめでした。
為替の円高傾向は最終局面を迎えていると思ってます。
私(英明さん)がラジオNIKKEIで実況している火曜日は大きな波乱が多い曜日ですので注意してください。
米経済は不安定ですが、リーマンがなくなり、GMも40セントで退場しました。
ところが年内にも再上場復活。1年半の投資効率は相当なものですね。
世界の中で一番初めにアメリカが駄目になりました。
このことを目立たせないように次にドバイが、そしてポルトガル、スペイン、ギリシャ・・・・
ドバイは99%債務カットで決着へ。
アメリカは国債発行のために2週間おきに10兆-20兆円の入札があり、アメリカが困ることは債券が売れなくなること。
だからたまに株式を下落させ、安全な債券を売らなければならないとも・・・・
さて日本株はと見ますと、日経平均株価は昨年安値に今期40%増益を加味さすと9800円、期待値1000円上乗せで10800円。
4月に11170円がありましたね。
来期を見ると安値9000円に20%増益で10800円、期待値1000円加味で11800円、12000円が上値ではなかろうかと。
安値は9000円割れがいいところ。現在の9300円どころは安値圏ですのでそうおたおたするところではない。
ここで速報!「菅さんが勝ちました。700票対400票」
為替がポイントですね。マーケットとしては残念でしょうかね。まぁ3ヶ月で辞任ではかわいそうと判官贔屓が出たのかも?!
話は戻して今期は40%増益、来期は2割増で個別銘柄で今期も来期も業績の良いと思われるものは
ヤマハ発動機 <7272> [終値1190円]ユーロ安もニコン <7731> [終値1409円]ナブテスコ <6268> [終値1381円]
海運セクターは中国、北米間業績いい。商船三井 <9104> [終値558円]川崎汽船 <9107> [終値322円]
卵値上がりもキューピー <2809> [終値1096円]東京エレク <8035> [終値4230円]商社では住友商 <8053> [終値1067円]
日本株は2つの考えが対立です。
欧米の経済の不安感と円高。
そしてリストラ等で業績回復と割安感。TOPIXが純資産割れは2回目。1度目はリーマン・ショック後でそして今回。
為替の単独介入はする?円高のターゲットは80円割れではないでしょうか?
今年は年初3連騰、4月も3連騰で悪い年ではない。
寅は千里を走るというが、千里は走らない。バテてしまう。
1月と4月寅走るもあと1回走りそうだ。大きくではなく小幅走る。それが秋かな。
そのときにどうやって銘柄を見つければいいか。
二つのヒントを教えておきます。
●現在個人投資家の信用比率が5割超。全体の3割が個人投資家のシェアでその半分が信用取引を使っています。
毎週火曜日の夜に信用取引で前週末の信用比率が発表されます。
売り残増加、買い残減少銘柄をピックアップして見ましょう。
信用倍率が2倍以下、売りが買いを上回るものなどで急激に変化してきた銘柄。
けっこう木曜日、金曜日にレーティングの引き上げがあります。
奴らは業績でなく信用倍率を見てるのではないかと思えます。
●もう一つは移動平均線以上に売られすぎ、買われすぎはない。
200日移動注目。上回ると確りしてきます。
個別銘柄では面白いことに上10%を突き抜ければさらに上昇加速。
逆に下へ10%突き抜ければ下落も加速します。
ただ今は相場に厚みもありませんので10-20日で7%ぐらいで止まる傾向も。
ゴールドマンサックスレポートで中期成長株バスケットはトヨタ <7203> [終値2899円]デンソー <6902> [終値2378円]
HOYA <7741> [終値2009円]キーエンス <6861> [終値18470円]日本電産 <6594> [終値7550円]
信越化 <4063> [終値4240円]コマツ <6301> [終値1871円]ダイキン <6367> [終値2998円]など。
安定株バスケットはユニ・チャーム <8113> [終値9660円]しまむら <8227> [終値7710円]
ニトリ <9843> [終値7170円]テルモ <4543> [終値4525円]など。
ユニ・チャーム <8113> [終値9660円]は今年前半の出世株といってもいい。
今年の日経新聞の元旦の見出しは成長へ、眠る力引き出す。(シニアと女性)でありまさに思い当たるのはオムツと生理用品。
3月の日経新聞コラム私の履歴書もユニ・チャーム社長でした。
公募株銘柄群もリバウンド銘柄がありますね。値決め以降10%ぐらいは・・・
公募申し込みであたらない銘柄ほど上がる傾向も。
9月中間決算前ですので配当利回りも考えに入れてもよさそうです。
TOTO <5334> [終値1077円]海外ではウォシュレットがクール(かっこいい)
富士通 <6702> [終値614円]内紛もクラウドコンピューテングでトップ。ワイヤレス充電も。
アメリカ経済を救うのは、農業かもしれません。
米雇用統計は非農業部門の統計をとってますが意外に農業従事者が増えているとも。昨年今年の農家は儲かっています。
クボタ <6326> [終値748円]も予想配当利回りは1.76%です。
年後半は意外性でタカラトミー <7867> [終値638円]が動くのではないかと・・・
自動車部品と電子部品は押さえておいた方が良い。KYB <7242> [終値422円]気になるところ。
配当利回りではエーザイ <4523> [終値3110円]武田 <4502> [終値4000円]も。
為替が83円台で厳しいところも多いものの、TOTO <5334> [終値1077円]想定レート85円、
日立 <6501> [終値358円]コマツ <6301> [終値1871円]日立建機 <6305> [終値1793円]対応力ありそう。
中小型株の最高益見通しではホギメディカル <3593> [終値4145円]タカラトミー <7867> [終値638円]
新興市場・2部市場からはテーマの自動車・電子部品。
今年前半のスマートグリッド(次世代送電網)はどっかへ・・・
富士電機 <6504> [終値224円]信用取り組みよくなればと注視も。
中国のビザが解禁されました。次に来るのが医療ビザ解禁。病人が医療求めてやってきます。
オリンパス <7733> [終値2174円]内視鏡。テルモ <4543> [終値4525円]注射器等需要。
ネットマネーで【3倍高銘柄】という特集で、
メディネット <2370> [終値29320円]免疫療法。桧家住宅 <1413> [終値6150円]泡の断熱材。
モスフード <8153> [終値1559円]海外展開で。
菅政権継続でマーケットは一時的に荒れることも、下値は8800円。今年の安いところにいます。
政治固まり、経済固まり、あとは為替だけ。
今回はかなり早口と的が絞りにくいセミナーに感じました。
ちょうど民主党代表選でどう転ぶかも分からずたいへんな日ではありましたが・・・
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