条件付「日本復活」シナリオ

2011年3月18日（金）はれ　彼岸の入り

・主要7ヶ国（G7）財務相・中央銀行総裁18日朝緊急電話会議開き、
　過度の円高が世界の経済や金融に悪影響を与えないように、日本の為替介入認める姿勢示す方向。

・日経平均株価反落、前日比131円05銭（1.44％）安8962円67銭。
　為替市場で円相場が一時1ドル＝76円台と史上最高値更新。輸出株など上荒れた。
　市場では「原発や円高など重荷となる材料が多い」との見方多い。

・危機的状況続く東電　<9501> ［終値798円］福島第一原子力発電所、
　使用済み燃料の過熱を防ぐ為陸上自衛隊などによる初の放水へ。　

・日立　<6501> ［終値404円］東芝　<6502> ［終値335円］IHI　<7013> ［終値166円］など重電各社、
　被災した福島第一原子力発電所の作業支援に乗り出す。技術者派遣へ。

・海外勢には実需の円買いも。
　「外国人は日本経済の潜在的な力を高く評価しており、日本株を買い越している」と東証斎藤社長指摘。

・地震の被害考慮し、主要企業採用活動を延期。被災者の不利ないように。
　トヨタ　<7203> ［終値3270円］パナソニック　<6752> ［終値941円］など選挙活動4月から6月以降に変更。

・日米の防災協力に向けた動きが本格化。オバマ米大統領「あらゆる支援を行う用意がある」と表明。

・巨大地震と日本経済（上）海外の視線。
　米大手投資ファンド、ブラックストーン東京事務所1週間の予定で閉鎖。社員と家族を東京から避難。
　一転して景気の下振れリスクにさられた同社の立場は、
　災害が日本さらに世界経済を揺るがす恐れに直面して動揺するマネーの姿と重なる。
　災害による供給不足で落ち込んだ需要は復旧活動とともに急回復。貯蓄の豊富な日本は資金調達有利。
　日本の復活は世界にとっても必要なので支援も得やすい。
　結論「日本は復活する」というシナリオも素早い政策という条件付き。

・2011年1/1時点の公示地価全国平均で前年比3％下落。3年連続で前年下回る。下落率前年4.6％から縮小。
　地震の影響必至で「何の価値もないデータ」とも。

・みずほ　<8411> ［終値135円］3日連続システム障害。システム復旧について週明けに正常化に照準。
　原因は14日都内一部店舗で振り込み集中し、処理量想定を超えたと。

・インターネット証券会社株価指数先物など相次ぎ顧客取引の制限へ動く。
　東日本巨大地震後の株価の乱高下によって顧客の損失が拡大、取引資金の貸し倒れ懸念深刻なため。

　ひまわり証券　<8738> ［終値196円］17日から株価指数先物のほか現物株式や投資信託などの口座開設や受注停止、
　預かり資産の返還へ。

　トレイダー証券　<8704> ［終値2500円］16日から日経平均先物などの取引一時停止。

　松井証券　<8628> ［終値422円］SBI証券など先物やオプション取引を始める際証拠金積み増しも。

・リビアで反体制派が窮地に陥っている。中・西部を制圧した政権側部隊は反体制派の拠点、東部ベンガジに迫る。

・米2月住宅着工件数年率換算で47万9000戸と前月比22.5％減少。前月比マイナスは2ヶ月ぶり。2009年4月以来の水準。

・インド準備銀行（中央銀行）17日、政策金利であるレポ金利0.25％引き上げ年6.75％に。即日実施へ。

・米欧などの間で「日本脱出」の動き広がる。米政府関係者の家族の国外退避認めると発表。
　仏政府日本に住むフランス人に帰国か日本の南部への避難勧告。　
　避難勧告を出す範囲、日本より厳しく原発から半径80KM圏外へ。

・欧州2月の新車販売（主要18カ国）前年同月比１％増95万9400台。ドイツ15％増、フランス13％増。
　日産　<7201> ［終値733円］2割増と勢い。　

・日立　<6501> ［終値404円］2011年3月期の期末配当の予想を未定に。
　従来3月の期末配当予想、茨城日立市周辺に集中する生産拠点が被災、業績への影響調べ改めて配当額決める。

・出光　<5019> ［終値8750円］国内全精油所の稼働率引き上げ、
　JX日鉱日石　<5020> ［終値501円］石油製品の鉄道輸送開始。被災地への今日急拡大へ。

・東証投資主体別売買動向3月第2週（3/7－11）
　海外投資家19週連続買い越し（682億円）個人投資家2週ぶり買い越し（3404億円）

・ジャスダック投資主体別売買動向3月第2週（3/7－11）
　海外投資家2週ぶり売り越し（30.4億円）個人投資家2週ぶり買い越し（17.9億円）

・東京証券取引所、今週に入り高水準の売買続く。
　今週4営業日の累積売買代金11.6兆円強とリーマン・ショック前2008年1月以来の水準。（日経新聞）

・福島第一原子力発電所3号機使用済み核燃料貯蔵プールに向け、陸海空の3自衛隊放水。
　18日もヘリと消防車による放水活動続ける方針。

・首都圏「予測不能な大規模停電が発生する恐れ」と広く節電呼びかけ、
　このまま節電と計画停電続ければ回避できるとの見方。

・「震災復興国債」を緊急発行する方針。発行額10兆円超す見通し。
　日便や与党と早急に調整入り、野党と含めた合意目指す。

・福島第一原子力発電所、電源回復させる作業に着手。
　作業17日夜中断、完了まで18日いっぱいまでかかる見通し。（産経新聞）

・東日本大震災発生して1週間」全国の企業で「支援の輪」広がる。助け合いの心一つに。

・海外の投機筋の円買いドル売りの仕掛けにより、円が急騰、戦後史上最高となる1ドル＝79円75銭突破、
　株価回復に冷や水（日刊工業新聞）

・セントラル硝子　<4044> ［終値279円］今秋メドにレアアース（希土類）セリウムの使用量をグループ全体で5割削減。
　セリウム使用量抑制でガラスの安定供給に繋げる方針。

・東日本大震災の影響でガソリンなど石油製品の供給難が続いている事について早ければ来週一杯、
　遅くても今月中に正常へ戻るとの認識。（日経産業新聞）　

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第三者割当　

ケンコーコム　<3325> ［終値438000円］2480株　5万2600円　4/4　割当先RSエンパワメント 　

新規公開株

コード　 市場　　 銘柄　　　　　　幹事証券　　公募価格　発行株数　　単位株

3/18 <6051> JQS アイ・アールジャパン 野村 　　　 1800円　　437,000株 　100株

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、4営業日ぶり反発。
商品相場が上昇、資源株主導で全体も上昇。
中東・北アフリカ情勢が再び緊迫化となってきており北海ブレント原油先物上昇。

欧州株式市場はFT100種総合は+97.88、クセトラDAXは+143.04、CAC40種平均も+89.65と大幅反発。
今週大幅下落からのテクニカル面で買いものに。ボラティリティは大きく続くとの見方も。

東京市場は福島第一原子力発電所次第となってきてるようです。
日本国民のみならず、全世界が東電・自衛隊の動向に注目となっております。

世界連鎖株安は大幅安のテクニカル的な反動もあって一旦は止まったところです。

本日は計画停電の影響でばたばたとなってしまい申し訳ありません。
新聞も企業への調査・訪問が出来ずらく、個別企業の記事が極端に少なくなっております。

【インターネット募金「緊急災害募金」 – Yahoo!ボランティア】
yahoo！ポイントでもOKです。
⇒　http://volunteer.yahoo.co.jp/donation/detail/1630001/index.html

日本全国で自粛の動きが広がっています。
いいことではあるかもしれませんが、全体的に消費が冷え込み企業収益も悪化傾向。
とくに外食関連とレジャー関連に大きな打撃も考えられます。

オリエンタルランド　<4661> ［終値6700円］なども卒業旅行シーズンや冬休みに大きな損失に。
21日ごろ再開のメドとはしています。
当然旅行関連も厳しい年となりそうですね。

またテレビではAC（えーしー）の宣伝が多くなっております。
企業のCM自粛で埋めざるを得ないところだそうです。
テレビ局もやっと広告収入が上向いたところでしたが・・・
落ち着いてくれば、再編再建でM&Aもより多くなってきそうで、GCAサヴィアン　<2174> ［終値116500円］も注目に。

海外で戦える企業を選んで行きたいところです。

また二桁株が下値不安すくなく狙われる銘柄も多いかと思われます。

落ち着いてきたら浚渫株は動き出ると思っています。

コロ朝読者の歌う海賊団「発元気」回しましょう！

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