中国10月以降4度目の利上げ

2011年4月6日（水）晴れ

・トヨタ　<7203> ［終値3260円］国内15の完成車工場来週中にほぼ全て再稼動。
　車種や台数は絞り込む。震災前と同水準の生産まではなお時間も。　

・東電　<9501> ［終値362円］急落。60年ぶりに上場来安値更新。
　一連の事故に伴う賠償による損失拡大への懸念広がる。

・丸紅　<8002> ［終値590円］米国で地中の岩盤層から原油を取り出す新型油田の開発に参画。
　約2億7000万ドル（約230億円）投じ、米エネルギー大手保有する鉱区の権益30％を取得。年内にも共同で試掘へ。

・中国人民銀行（中央銀行）金融機関の貸し出しと預金の基準金利（期間1年）を6日からそれぞれ0.25％引き上げ。

・東電　<9501> ［終値362円］
　福島第一原子力発電所内の高濃度の放射性物質に汚染された水6万トン程度あることを確認。移送先確保急ぐ。

・東京市場、福島第一原子力発電所事故深刻化や企業業績の先行き不安から日経平均株価下げ幅100円超。
　円相場は一時1ドル＝84円半ばに円安進行。国債入札への需要旺盛。
　震災直後のパニックからV字回復した株式相場は楽観と悲観との間で揺れる。

・インターネット証券5社、3月の株式売買代金合計前月比28％増、11兆2827億円。1年9ヶ月ぶりの高水準。

・バーナンキ米連邦準備理事会（FRB）議長4日、
　国際商品価格の高騰などから物価上昇圧力高まっているとしながらも「上昇は一時的」との見解示す。
　早期の金融引き締めひとまず打ち消す。

・三菱ケミカル　<4188> ［終値515円］傘下三菱レイヨン、東レ　<3402> ［終値590円］
　それぞれサウジアラビアで炭素繊維の工場建設を検討。

・発電用石炭の輸入価格2011年度過去最高に。
　スイス資源大手エクストラータと中国電力　<9504> ［終値1475円］豪州産前年度比約3割引き上げで合意。

・伊藤忠　<8001> ［終値860円］ササクラ　<6303> ［終値415円］
　サウジアラビアの大型海水淡水化プラントの補修工事6000万ドル（約50億円）受注。今後も補修案件あり。

・日本ケンタッキー　<9873> ［終値2055円］
　東日本大震災で東北地方から鶏肉供給減り、大半の店舗で3時間ほど営業時間短縮へ。　

・サイバーエージェント　<4751> ［終値285600円］
　6日からスマートフォン（多機能携帯電話）向けに外部企業が開発したゲームなどのソフトの配信始める。
　自社開発だけ頼る戦略転換、本数増やし広告や課金収入増加目指す。

・東京製鐵　<5423> ［終値938円］海外の自動車メーカーへの鋼板のサンプル出荷へ。
　独ダイムラーや米ゼネラル・モーターズ（GM）の中国工情などへ供給目指す。

・信用買い残4/1申し込み1兆4621億円、前週比2.1％減少。減少は2週間ぶり。実質的に1/14以来の水準。

・世界の3つの指標原油が軒並み値上がり。
　中東・北アフリカの混乱長引き、リビア産原油などの供給不安も続いているため。

・2月の世界半導体売上高、前年同月比14％増、251億9000万ドル（約2兆1160億円）前月比1％減少。
　スマートフォン（多機能携帯電話）などIT（情報技術）機器普及背景。（日経新聞）

・福島第一原子力発電所1-3号機、屋外に水冷却装置検討。作業員の被曝線量を抑えられるメリットも。
　外部構築の方が設備復旧より早いとも。

・東日本大震災出版業界にも大きな被害。工場被災により紙やインクの不足が早期に解消される見通し立たず。

・JR東日本　<9020> ［終値4535円］3月の鉄道営業収入、前年同月比26.8％減、1438億円。単月下落率過去最大。

・計画停電、6日見送り。　（産経新聞）

・3月の景気動向調査、景気動向指数（景気DI）前月比3.8ポイント減31.6と5ヶ月ぶりに悪化。
　東日本中心に企業の生産活動減速。

・小型発電機増産、相次ぐ。通常の7-8倍の受注と。
　富士重工　<7270> ［終値542円］ヤマハ発　<7272> ［終値1415円］準備進め、
　ホンダ　<7267> ［終値2934円］も増産検討。

・インターネットイニシアティブ（IIJ）　<3774>［終値241300円］
　売上高に応じて料金支払う利益配分・成功報酬（レベニューシェア）方式をクラウドサービスに導入。
　初期費用の一部IIJ負担。2012年3月期、現在の約100社のパートナーを2倍の200社に増やす。

・TOTO　<5334> ［終値1106円］光触媒技術「ハイドロテクト」用いた内製防汚タイルの中国生産開始。
　国内外で内製材の販売強化。（日刊工業新聞）　

・武田　<4502> ［終値3895円］人間の遺伝子に作用して主にがん治療する「核酸医薬品」の研究に着手。
　副作用が少ないと期待。

・村田　<6981> ［終値5790円］電気自動車（EV）やプラグインハイブリッド車（PHV）など
　エコカーの充電器向けコンデンサーに本格参入。耐熱性新製品開発、量産開始。

・米半導体大手テキサス・インスルメンツ（TI）、同業中堅米ナショナル・セミコンダクター（NS）を
　約65億ドル（約5480億円）で買収。
　高機能携帯端末向け需要急増、規模拡大によるコスト削減、開発人材の確保、製造販売の効率化など不可欠に。

・IHI　<7013> ［終値205円］自動車向け過給器（ターボチャージャー）の中国での増産計画前倒しへ。
　当初予定より2年早い2011年中に生産拠点現在の2倍、年80万台に引き上げ。（日経産業新聞）

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、ダウ工業株30種平均は小幅反落、S&P500種も小幅下落。ナスダック指数は小幅反発。
寄り付きは小幅下落から始まり、ダウは50ドル安から45ドル高となったものの、
米連邦公開市場委員会（FOMC）　議事録で一部委員が金融引き締め観測を示し、引けにかけて値を消したところも。

欧州株式市場はFT100種総合は-9.92、クセトラDAXは-0.02、CAC40種平均も-1.18と小幅ながら下落に。
中国の利上げを嫌気した面も。
欧州債務危機巡る懸念も市場を圧迫も。原油価格の高止まりも相場の重しと・・・。

東京市場も東電　<9501> ［終値362円］原発事故の長引いていることも重荷に復興機運の減退も・・・
企業業績の実体を改めて気にしだしてきたようなところも。

まさに東電　<9501> ［終値362円］のストップ安が示すような先行きの心配が漂ってきているようにも・・・

為替の円安が、思ったほど輸出企業に恩恵が及ばないとの見方もでてきています。
まず一つに輸出する商品そのものが作れない懸念に
原油などエネルギーの輸入価格が円安のため価格の値上がりにプラスされるところ。
放射能の影響で国内産食料の出荷停止なども輸入拡大も円安で価格上昇とも・・・

待ちに待っていた為替の円安が、反作用の影響が懸念されてきたようなところも。

日経平均株価、9500円どころがいいところではないかとの声もあり、あまり悲観が過ぎることも問題も
雰囲気は買いポジションは少なめにならざるを得ないようにも・・・

もう一度下値模索がありそうな声も多くなってきてようにもかんじています。

またご自身の相性の良い銘柄の突っ込み買いの準備も整えているところでしょうか。

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