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扉を開いて(2011年4月24日号)

2010年4月24日(日)はれ

・中国「今後5年間に海外に打って出る(走出去)戦略」胡錦濤国家主席BRICS首脳会議後演説。
 中国外貨準備は3月末3兆ドルを突破。2006年に日本を抜き世界一となり09年に2兆ドル超えたばかり。
 海外での企業買収加速要因。
 キーワードとして人民元高の容認、元高は海外企業の買収戦略が有利に進むだけでなく、インフレ抑制にも役立つ。
 米国の政治的な圧力を和らげることにもなり、中国にとって利点大きい。

・中国「7つの戦略的な新興産業」省エネ・環境保護、次世代情報技術、バイオテクノロジー、先端レベルの設備製造、
 新エネルギー、新素材、新エネルギー車関連に注目。

・NY市場、金の先物価格市場初めて1トロイオンス1500ドル突破。わずか1年で1.5倍。「無国籍通貨」としての魅力。
 最大の関心ごとは27日米連邦準備制度理事会(FRB)バーナンキ議長の記者会見。
 量的緩和第2弾(QE2)を予定通り6月末で打ち切り、その先をも見通せるのかは米国経済の力強さにかかる。

 28日米国内総生産(GDP)発表。民間エコノミストは相次ぎ成長率予想を下方修正しており、
 市場予測平均22日時点で前期比年率1.7%増。原油高や財政政策運営など不透明さも漂う。

・TDK <6762> [終値4070円]磁気ヘッド事業で再び試練。
 大口顧客のサムスン電子がハードディスク駆動装置(HDD)事業をベイシーゲート・テクノロジーに売却。
 シーゲートが磁気ヘッドの内製率引き上げれば、TDKは大きく利益失う。
 特定用途の部品を独自に磨きシェア高めもうける「一本足打法」が裏目。
 磁気ヘッドの次が見えてこないと長期的には強気になりにくいと。

・パルコ <8251> [終値666円]社長交代で一区切り、株主総会まで休戦も、総会後再び火花と。

・ランキング:2012年2月期営業利益の市場予想と会社予想の開きが大きい会社ランキング

 1位セブン&アイ <3382> [終値2012円]会社予想2480億円に対し市場予想2608億円。128億円の開き。食品や飲料伸びる。
  
 2位東宝 <9602> [終値1150円]77億円の開き。電力不足で営業休止の影響もそこまで落ち込まないとの声。

 3位イオン <8267> [終値962円]63億円の開き。

 4位ニトリ <9843> [終値7010円]51億円。営業減益になれば25年ぶり。1ドル86円より円高になれば収益上振れ要因に。

 48位西松屋 <7545> [終値657円]マイナス14億円。既存店間で食い合い懸念。強気すぎと。

 50位オンワード <8016> [終値606円]マイナス17億円。足元の復調は震災後の反動、影響長引くと。商品開発の遅れも不安視。

・「会社がわかる」特集ニフコ <7988> [終値2036円]自動車部品とベット「シモンズ」両部門好調。
 ニッチ分野のオンリーワン商品生み出すもとに特許戦略。
 日本勢では珍しく海外完成車メーカーの取引比率が高いのが特徴。独フォルクスワーゲンをターゲット。

 BARRON`S:米格付け会社S&P、18日米国債の長期格付け見通し「安定的」から「ネガティブ(弱含み)」へ引き下げ。
 影響は株式市場へ。米国債格付け見通しが引き下げられた今となっては、
 この金融緩和策も投資家が期待していたより早期に終わりを迎えるかもしれないと。

・OUT Look:今週の株式相場は一進一退の展開か。
 国内主要企業の決算発表が集中するほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)など注目イベントが控える。
 大型連休前に持ち高整理する動きも。日経平均株価は狭いレンジで推移しそうと。
 空売り比率昨年12月以降20%前後も今年2月ごろから次第に上昇。4/22、27.1%に。
 「低格付け選好指数」ドイツ証券算出、
 同指数3月調査マイナス13.4%と日経平均バブル後の安値09年3月(マイナス22.7%)以来の水準まで悪化。
 リスク回避に傾き、「株式相場も弱含無傾向も」投資家先行き不安を抱えつつ、押し目を買う機会をうかがう。

・Wall Street:今週の米株式相場は高値圏で推移か。
 26-27日米連邦公開市場委員会(FOMC)、28日1-3月期の国内総生産(GDP)発表。
 米企業決算は好調に推移する見通し。
 FOMC後も金融緩和が続くとの観測が広がるようなら株式相場は底固く推移と。
 企業決算はエクソン・モービルやキャタピラーなど発表。 

・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気24%(前回比+9)弱気派34%(同-15)中立派42%(同+6)
 今後本格化する国内主要企業の決算発表では厳しい見通し示されるとの声も多く、上昇続くかは依然不透明感強い。

・東日本大地震の影響で今期業績見通し公表しない企業相次ぎ、投資家対応に苦慮。値動き荒くなるケースも多く。

・世界市場往来:先週の世界の株式相場は米国債格付け見通し引き下げを受けて、
 週初から半ばまで投資家のリスク回避姿勢の伴う売りが出た。
 その後米ハイテク企業の好決算で景気の先行き不透明感が薄れ、先進国から新興国まで株価上昇する国が目立った。

(日経ヴェリタス)

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