「気候行動サミット」に温度差

2019年9月25日（水）広く秋晴れ

・物言う株主が日本企業への投資を増やしている。
日本経済新聞社が、重要提案を目的とする株式の新規・追加取得集計、2019年1～8月は139件と同期間で過去最高に。
株主の要求が通りやすくなったとみて世界のファンドが日本企業に注目しており、活動は活発化する可能性が高い。
長期の視点で経営改善を促す例も増えている。

・物言う株主の日本株への投資
米エリオット　アルプスアルパイン　<6770> ［終値2046円］を12％保有
米バリューアクト　オリンパス　<7733> ［終値1448円］に取締役派遣
米サード・ポイント　ソニー　<6758> ［終値6414円］に半導体分離要求
米トライアン　投資に向け市場調査開始
オアシス（香港）ジャパンディスプレイ（JDI）<6740> ［終値65円］に出資方針
エフィッシモ（シンガポール）川崎汽船　<9107> ［終値642円］に取締役派遣

・ドイツ検察当局24日、独フォルクスワーゲン（VW）のヘルベルト・ディース社長ら3人の現旧VW首脳を起訴。
2015年発覚したディーゼル車の排ガス不正問題で意図的に公表遅らせ、株価形成をゆがめた罪。

・宇宙航空研究開発機構（JAXA）と米航空宇宙局（NASA）24日、月探査に向けた科学・技術面の協力深めるとの共同声明発表。

・変調　世界景気　リスクを探る（中）
「自動車こそが成長の中心だ」とメルケル独首相が期待を寄せた独経済の屋台骨は変調に苦しむ。
1～8月の独乗用車生産は316万台で前年同期比11％減少。4分の3を占める輸出が同14％減。
独の輸出依存度は47％で、1990年代の2割台から大きく上昇した。
ほぼ横ばいの日本（18％）や米国（12％）と対照的。
人口減を背景に、成長の源泉を中国などに求め、独経済を「勝ち組」に押し上げた。
しかし米中貿易戦争と中国経済の減速で潮目は変わった。
4-6月期にマイナス成長へ転じた独経済は景気後退リスクに直面。欧州経済の重荷に転じた。
追い打ちをかけるのが、英国の欧州連合（EU）離脱問題。先行き不透明感で英国をサプライチェーン（供給網）から外す動きが加速。
世界的な景気後退を回避するために、どんな政策対応が可能なのか。
インフラ投資など将来の成長促す財政出動への知恵を問われる局面に差し掛かってきた。

・サウジアラビア国防省は18日、攻撃に使われたのは「デルタウィング型」無人攻撃機18機と、
「ヤ・アリ」巡航ミサイル7発（うち4発は標的に命中せず）と発表。
中東ではこれまで、無人機使った攻撃が散発的に起きてきたが、今回のような2ケタの数の無人攻撃機の同時投入は前例がない。
今確かなのは、18機の無人攻撃機がサウジ軍の防空レーダーの覆域外の低い高度から一斉に侵入し、正確に標的を攻撃したという現実。

・イラン情勢の行方が不透明になっている。
サウジアラビアの石油施設が無人機などの攻撃を受けた問題で英独仏の3カ国首脳が23日「イランに責任がある」と「批判する声明を出す。
米国が離脱したイラン核合意を重視してきた欧州もこれ以上の挑発は許されないとの姿勢に転じた。
核合意の維持が困難になれば、中東情勢は一段と不安定になりかねない。

・安倍晋三首相24日午前（日本時間25日未明）、イランのロウハニ大統領と会談する。
サウジアラビアで起きた石油施設への攻撃後、中東情勢が緊迫している。
首相はロウハニ師にトランプ米大統領との首脳会談を含め米側との対話を要請する構え。

・米中摩擦が株式投資や新規上場といった資本市場に広がってきた。
対中強硬派議員は公的年金に中国株投資は見合わせるように要請した。
米上場の中国企業は監督強化の流れが強まる。
一方、中国は規制緩和で自国に海外マネーを呼び込む戦略に傾く。
貿易と先端技術の争いが金融に及べば米中マネーの往来が滞り、経済を下押す恐れがある。

・英最高裁判所24日、ジョンソン首相が10日から約1カ月にわたる議会閉会を決めたことについて「違法」との判決下した。
政府が長期閉会の理由を明確に示していないと指摘し、欧州連合（EU）離脱前の重要な時期に審議の機会を失った断じた。
長期閉会の違法性が画定したことで、ジョンソン氏の政治的な立場が一段と険しくなるのは必至に。

・「気候行動サミット」は加盟国の温度差が目立った。
2050年に温暖化ガスの排出をゼロにする目標掲げたが、各国すれ違い、実現は見通せず。

・日本政府が米国と妥協目指す貿易協定巡り、米国向けの自動車や自動車部品の関税について撤廃する方針明記する方向で最終調整。
撤廃の意時期は明示せず、米国との協議継続。事実上の先送りとなるが、日本側は将来の関税撤廃の布石にしたい考え。

・厚生労働省と財務省は高齢者が公的介護サービスを利用するときの自己負担額を増やす検討へ入る。
現役世代と同じ水準の所得がある人対象に、2021年度にも自己負担の上限額を現在の月4万4400円より高くする方向。

・日銀　<8301> ［終値33100円］黒田東彦総裁24日、追加の金融緩和策について
「仮にやるとなれば当然、短中期の金利をさらに下げる必要がある」と述べ、
短期政策金利の引き下げ（マイナス金利の深堀り）が有力な選択肢であることをにじませた。

・2020年の東京五輪・パラリンピックに向け金融庁は金融機関のサイバー攻撃対策を総点検する。
10月に銀行や保険会社など約120社対象に攻撃に備えた演習を実施する。

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9/28（土）　【コロ朝セミナー】アポロ氏＆株勝千人氏　テクノ・ファンダセミナー（東京・茅場町）
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・政府24日、台風15号に伴う住宅の一部損壊被害の多くを占める瓦屋根の修理費を国費でと特例的に支援。
被災者の不安払しょくし、早期の復興につなげる狙い。

・「天皇陛下御即位奉祝委員会」24日、11/9に皇居前広場で天皇陛下のご即位お祝いする「国民祭典」開催へ。
奉祝曲を「嵐」披露する。第2部（午後5：10～6：40）は約1万人を一般公募、参加料無料。10/2まで受け付ける。

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週末（9/21）の【銘柄研究】早速動意（寄り付き後395円高）してきました
2019年週末の【銘柄研究】検証（2019年7/12）
パフォーマンス30％以上上昇は11.1％
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※記事の後ろの記号は、◎（好材料大）〇（好材料）▲（悪材料）×（悪材料大）など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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株式分割

神戸物産　<3038> ［終値4910円］10/31 　1株→2株

立会外分売

イーソル　<4420> ［終値1410円］9/25　1375円　7万1000株

プロレド・パートナーズ　<7034> ［終値8790円］9/25　8571円　15万7000株

公募・売り出し価格

レオクラン　<7681> ［IPO］2700円

TOB（公開市場買い付け）

ユニゾHD　<3528> ［終値4215円］買い手サッポロ合同会社　期間　10/1までを10/7までに変更

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、下落。
民主党によるトランプ米大統領の弾劾機運の高まり背景に下げが加速。
市場のボラティリティ（予想価格の変動率）が高まってきたとの声もあり、双方向どちらへも大きく動く可能性を懸念も。

アップル（-0.48%）グーグル（-1.33%）フェイスブック（-2.97%）アリババ（-3.07%）エヌビディア（-1.32%）
ネットフリックス（-4.26%）アマゾン・ドット・コム（-2.45%）バイオジェン（-1.57%）バークシャー（-0.75%）
ラッセル2000（-1.58%）HTG(ハイイールドファンド)（-0.14%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約76.8億株、過去20日間平均約72億株を上回る。

週間ベースでは、ダウは％、ナスダック総合指数は％、S&P500種指数は％　で取引を終えた。

欧州株式市場の主要3指数はほぼ横ばい。
域内の経済成長巡る懸念が根強く、相場の重しとなる。
ギリシャ(アテネ総合)株価指数（+0.63％）、イタリア（MIB）株価指数（+0.01％）と反発。

24日の東京株式市場で日経平均（）は3日続伸。
東証株価指数（TOPIX）（）も3日続伸。

東証マザーズ（）は3日続伸、日経ジャスダック平均（）は12日続伸、東証2部（）は3日続伸で終了。

東証1部出来高は12億0833万株、売買代金は2兆2782億円。
東証1部騰落数は値上がり1,329(61％)銘柄、値下がり729(33％)銘柄、変わらず93(4％)銘柄に。

業種別ランキングでは23業種上昇、10業種下落に。
値上がり上位は、保険業、小売業、金属製品、陸運業、空運業、繊維製品、電気・ガス業、石油石炭製品、精密機器、・・・
値下がり上位は、鉱業、海運業、証券商品先物、卸売業、水産・農林業、その他金融業、非鉄金属、不動産業、・・・

東証1部値上がり上位は、オルトプラス　<3672> ［現在341円　+80円］KeePer技研　<6036> ［現在1728円　+300円］
サニックス　<4651> ［現在402円　+56円］コロプラ　<3668> ［現在1132円　+150円］

値下がり上位は、エムアップ　<3661> ［現在2170円　-186円］ハブ　<3030> ［現在1263円　-97円］
アカツキ　<3932> ［現在7170円　-520円］川崎汽船　<9107> ［現在1254円　-75円］

三菱UFJ　<8306> ［現在566.2円　+0.6円］みずほ　<8411> ［現在170.5円　+0.4円］三井住友　<8316> ［現在3789円　-12円］

野村　<8604> ［現在465.6円　-12.5円］大和　<8601> ［現在506.0円　-2.2円］ソフトバンクグループ　<9984> ［現在4540円　-84円］

ゲーム関連株は、乱高下する銘柄も増えています。

政府24日、台風15号に伴う住宅の一部損壊被害の多くを占める瓦屋根の修理費を国費でと特例的に支援。
被災者の不安払しょくし、早期の復興につなげる狙い。

鶴弥　<5386> ［終値430円］新東　<5380> ［終値2208円］元旦ビューティ　<5935> ［終値3785円］

続きの個別銘柄等は【コロ朝プレミアム】に掲載済
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2019年10月12日（土）開催　14：30～16：50（開場　14：15）

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実りの秋！！

王道銘柄でいくか！？　材料株でいくか？！

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