ウォーレン上院議員が猛追

2019年10月4日（金）投資の日　小雨のち晴れ

・厚生労働省、企業で働く人が加入できる企業型確定拠出年金について、今は60歳までとなっている掛け金の拠出期間を70歳まで伸ばす方針。
公的年金に上積みとなる企業年金を充実し、老後への備えを後押しする。

・東京海上HD　<8766> ［終値5718円］3日、米富裕層向け保険大手ピュアグループ買収。
買収額は31億ドル（約3300億円）で、2019年度中にも傘下に収める。
拡大が見込まれる富裕層市場を取り込み、収益基盤の安定を図る。

・日米貿易協定が4日召集の臨時国会での承認を経て来年1月に発効へ。
茂木敏充外相3日、「米国が2020年1/1に発効したいのであれば異存はない」と述べる。

・運用額が10兆円規模に上るソフトバンク・ビジョン・ファンド（SVF）の運用責任者ラジーブ・ミスラ最高経営責任者（CEO　57）、
投資先の上場に向けた支援機能を強化すると明らかに。
従来の投資先の量に加え「質」も重視。
設立予定の2号ファンドについては既存投資先との協業通じ「新たな価値を生む」と述べる。

・世界の金融市場が景気減速に対する警戒感を強めている。
米国の景気指標の悪化をきっかけに、2日の米国株は約1カ月ぶりの安値水準に下落し、
3日の日経平均株価の下げ幅は前日比436円安と今年5番目の大きさとなった。
2日には米国が欧州連合（EU）に対する報復関税を発動すると表明、香港情勢も好転の兆しがない。
世界主要国・地域の株価は、軒並み約1カ月ぶりの安値圏に戻っている。

・英政府が10月末の欧州連合（EU）離脱に関する「最終提案」示した。
英領北アイルランドを別扱いする新たな策でEU側に合意を迫る。
17～18日のEU首脳会議に向けて協議本格化、最大懸案のアイルランド国境問題では課題が残る。
EUは慎重で「合意なき離脱」をちらつかせるジョンソン英首相の窮余の強硬策が混乱招く恐れもある。

・関西電力　<9503> ［終値1252.5円］幹部が福井県高浜町の元助役だけでなく、元助役と関わりのある建設会社からも金品を受領判明。
不透明な金品の授受で公正さに疑いの目を向けられる事態となっている。

・政府の未来投資会議は3日、企業の新分野への投資を政策で後押しする検討へ着手。
企業が業績回復で増えた手元資金を、将来の成長につながる買収やスタートアップへの投資に振り向けやすいよう予算や税制で支援する。

・日銀　<8301> ［終値32600円］3日公表推計、日本経済全体の需要と潜在的な供給力の差を示す「需給ギャップ」が
4～6月期にプラス1.04％となり、2四半期連続でプラス幅が縮小。
今回の結果を日銀は、「（統計上の）振れの範囲内でプラスは維持できている」と説明。
設備投資率の低下など経済活動の停滞を反映したものではないとの立場示す。
ただ「海外経済の減速や消費増税の影響で成長率は鈍化し、需給ギャップも来年にかけてゼロに近づく」との見方も。

・厚生労働省3日、2020年度から24年度までの5年間の公的年金の運用目標を実質1.7％で据え置くことを確認。

・米国のインターネット証券が株式の売買手数料をゼロにする。
大手のTDアメリカトレード・ホールディングやEトレード・フィナンシャルが2日までに個別株やオプション取引手数料を無料に。
最大手チャールズ・シュワブに追随する。
売買手数料をゼロにする動きは日本をはじめ世界に波及しそう。
証券会社の再編につながる可能性も。

・2020年米大統領選の民主党候補の指名争いで、世論調査2位のウォーレン上院議員が猛追。
ウクライナ疑惑抱える首位バイデン前副大統領との支持率の差は1ポイント台と選挙戦入り後最小に。
3位サンダース上院議員は2日、動脈閉そくで選挙活動を当面休止。

・トランプ米政権2日、航空機大手エアバスへの補助金が不当だとして欧州連合（EU）製品に報復関税を課すと表明。
世界貿易機関（WTO）舞台に15年間続いてきた紛争は関税合戦に発展し、米欧の貿易摩擦が一段と激しくなる。
経済の減速懸念が広がる中、互いに対立の泥沼化は避けたい思惑もにじむ。

・香港政府は過激なデモを封じるため、デモ参加者がマスクなどで顔全体を覆うのを禁じる方針。
「緊急状況規則条例」使った覆面禁止を検討、4日にも行政長官の諮問会議、行政会議に諮る方針。

・サウジアラビアエネルギー相3日、攻撃で施設損傷した国営石油サウジアラムコの生産量が攻撃前の水準に回復。
事前発表した計画通りの復旧で、同国の供給体制の盤石さ強調。

・日本製鉄　<5401> ［終値1482.5円］3日、完全子会社の日鉄日新製鋼と2020年4/1めどに合併する。
1月に完全子会社にしたばかりだが、米中貿易戦争の長期化背景に急速な市況悪化で、将来の設備削減も見据え、一体運営に踏み切る。

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・関西電力　<9503> ［終値1252.5円］の金品受領問題で、大手電力各社は、業界全体や原発への不信が高まることへの警戒募らせている。
各社は業界全体に向けられた疑念の払しょくに懸命。

・韓国、曺国（チョ・グク）法相疑惑で国論二分。
検察糾弾VS文氏退陣　対立に拍車。反日デモを主導してきたメンバーが曺氏擁護に忙殺される中、反日デモは下火になっている。

・楽天　<4755> ［終値1019円］自前の通信網を活用した携帯電話サービスの受付開始。
ただ当初半年間は利用者5千人に絞った無料サービスにとどまり、だれでも契約できる本格的なサービスを始めるのは来春に遅れる見通し。
計画を守れなければ電波法に基づく携帯事業者としての認定が取り消される恐れもあり、正念場が続く。

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※記事の後ろの記号は、◎（好材料大）〇（好材料）▲（悪材料）×（悪材料大）など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、反発。
ISM非製造業指数発表でダウ工業株30種平均は一時335ドル（1.3％）安、3日間で一時1173ドル（4.4％）下落する場面もあった。
ナスダック総合指数も一時7700.00と85.25ポイント（1.1％）安、3日間で999ポイント（3.7％）下落も。

大幅安になって米連邦準備理事会（FRB）の追加利下げ観測期待で切り返したとも・・・
売り一巡後は、ハイテク株中心に買いが入り、指数は上げに転じた。
3日間の大幅下落で、短期的な戻りを期待した買いも入った。

注目の米供給管理協会（ISM）非製造業総合指数は52.6と市場予想（55.0）を下回る。
米新規失業保険申請件数は21万9千件（予想21万5千件）となり、前週比4千件と小幅増加。
企業が採用に慎重になりつつある中、労働市場は底堅さ保っていると。

アップル（+0.85%）グーグル（+0.98%）フェイスブック（+2.74%）アリババ（+2.24%）エヌビディア（+4.78%）
ネットフリックス（+0.04%）アマゾン・ドット・コム（+0.65%）バイオジェン（+0.56%）バークシャー（+0.93%）
ラッセル2000（+0.45%）HTG(ハイイールドファンド)（+0.06%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約71億株、過去20日間平均約73億株を下回る。

欧州株式市場の主要3指数はまちまち。
独DAX指数は大幅3営業日続落。
ギリシャ(アテネ総合)株価指数（-1.53％）、イタリア（MIB）株価指数（+0.06％）とまちまち。

3日の東京株式市場で日経平均（-2.01％）は大幅続落。
東証株価指数（TOPIX）（-1.72％）も大幅続落。

東証マザーズ（-1.79％）、日経ジャスダック平均（-0.49％）は2日続落、東証2部（-0.14％）は3日ぶり反落で終了。

大幅安なんですが、しっかりしている銘柄も目立つんですよね・・・
なんかまだ耐えられる位置で、慌てていないところも・・・
このあたりで止まってくれれば、確かに慌てることはないのですが・・・

崖に踏み出したか？
単なる小さな窪みなのか？
現時点ではまだわからないところです・・・

東証1部出来高は12億2381万株、売買代金は2兆0704億円。
東証1部騰落数は値上がり159(7％)銘柄、値下がり1,963(91％)銘柄、変わらず29(1％)銘柄に。

業種別ランキングでは全業種下落に。
値下がり上位は、鉱業、水産・農林業、倉庫運輸関連、証券商品先物、パルプ・紙、輸送用機器、石油石炭製品、・・・

東証1部値上がり上位は、アトラ　<6029> ［現在495円　+80円］ノムラシステム　<3940> ［現在706円　+100円］
小林産業　<8077> ［現在315円　+18円］イチネンHD　<9619> ［現在1379円　+75円］

値下がり上位は、オルトプラス　<3672> ［現在707円　-125円］ブイキューブ　<3681> ［現在435円　-45円］
バリューコマース　<2491> ［現在1498円　-151円］eBASE　<3835> ［現在930円　-78円］

三菱UFJ　<8306> ［現在541.9円　-8.1円］みずほ　<8411> ［現在164.2円　-2.3円］三井住友　<8316> ［現在3668円　-38円］

野村　<8604> ［現在461.5円　-9.4円］大和　<8601> ［現在482.7円　-16.9円］ソフトバンクグループ　<9984> ［現在4115円　-85円］

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2019年10月5日（土）開催 14:20～16：50（開場　14：10）

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2019年10月12日（土）開催　14：30～16：50（開場　14：15）

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