ダウ平均時間外で急落

2020年3月23日（月）晴れ

・新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、主要国は経済対策を大幅に積み増す。
米政権は対策が当初の2倍に最大2兆ドル（約220兆円）に達すると表明。
オーストラリアは国内総生産（GDP）の10％に近い規模になる。
2008年の金融危機時を超す巨額支援で雇用と企業を守り、経済ショックが長期化するのを防ぐ。

・日本政府22日、米国からの入国者に14日間、自宅やホテルなどで待機するよう要請する方針。
23日、政府の新型コロナウイルスの感染症対策本部で新たな入国規制策を表明する。

・国際オリンピック委員会（IOC）が週内に再び理事会を開く。
17日の臨時事会で予定通り7/24開幕の方針を確認したばかりで、異例の短期間での再協議となる。

・日本の景気が後退局面に入ったとの観測が強まっている。
主要なエコノミスト33人の約9割が「すでに景気の山は越えた」と分析。
米中貿易戦争や2019年10月の消費増税で減速していた経済に新型コロナウイルスの感染拡大が追い打ちをかけ、
12年12月から続いた景気回復局面は終わったとの見方が広がっている。

・国内の新型コロナウイルス感染者数　国内の確認例　1068人（新たな感染者45人　22日確認分）死者41人、退院患者数257人　22日午後9時現在。

・世界で新型コロナウイルスの感染が広がる中、欧米で「オーバーシュート（爆発的患者急増）」の懸念高まる。
米ジョンズ・ホプキンズ大集計、全世界の感染者は31日（日本時間22日）に30万人超えた。
特に欧米での増加が著しい。各国政府は外出禁止などの措置を打ち出すが、増加ペースが上がれば医師や病床の数が不足する恐れも。
米国、感染者は2万6747人に達し、2日間で約2.6倍に増加。中国とイタリアに次ぐ3位の規模に。
米コロンビア大試算、行動制限などある程度の対策を打てば、6月下旬に新規感染者は1日30万人のピークを迎えて夏に終息に向かうと。
全米で休校など劇的な対策を撮れば、今の増加ペース（1日数千人から1万人規模）のまま押さえられる可能性も。
イタリア・コンテ首相「戦後、最も困難な危機だ」とビデオメッセージ。感染者は欧州で最も多く、5万3578人。
高齢人口が多いこともあり、死者数4825人と発生源の中国を上回る。
感染が広がった一因は、軽症患者も含めて徹底的に検査し、病院に人が殺到したためとされる。
スペインでは感染者が2万5千人を超えた。

・ロシア国営石油ロスネフチのセチン社長20日、石油輸出機構（OPEC）とロシアの減産協議が不調に終わったことに関し
「一度、市場シェアを渡せば、もう決して取り戻せない」と述べ、米シェールオイルへの対抗意識があったことを明らかにした。
協調減産の停止に「シェール潰し」の意図があったことを強く示唆。

・新幹線を使った宅配便が北海道や九州などで実用化の段階に。
旅客用車両の空席を活用した貨客混載の形式で、SGHD　<9143> ［終値2528円］傘下の佐川急便とJR北海道は2020年の商用サービス予定。

・国内航空会社、5月までの4か月間での減収額は4千億円を超え、2008年リーマン・ショックを上回る影響になる見通し。
足元で国内線の搭乗率は3割に低下。03年の重症急性呼吸器症候群（SARS）の流行時は年1700億円、リーマン・ショック時で年3千億円。
新型コロナの影響は4カ月でリーマンを超える見通しに。

・日経BP（東京・港）は技術とマーケティング、消費の3分野のトレンドを分析した「トレンドマップ2020冬」をまとめた。
将来性のあるトピックに「AI（人工知能）」「EC（ネット通販）」「MaaS（マース）、次世代移動サービス」を挙げた。

・日本の人工知能（AI）分野をけん引するスタートアップ、プリファード・ネットワークス（東京・千代田）
事業の軸足をソフトウエアからハードウエアに移す。
データ処理する自社用の半導体チップに力を入れる。

・日経新聞社まとめた2021年春入社の採用計画調査（1次調査）では、大卒採用で製造業が20年春の実績見込み比5.2％増える見通し。
7.3％増の電機や5.5％増の精密機械がけん引、製造業派遣も引き続き採用を伸ばす。
電子商取引（EC）拡大の恩恵受ける陸運は22.4％増。丸和運輸　<9090> ［終値2430円］1.4倍の420人。
空運（28.4％減）では全日空　<9202> ［終値3010.0円］32％減、日本航空　<9101> ［終値1971.0円］26％減と大幅減。

 

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4/11（土） 【コロ朝セミナー】特別講演会　櫻井英明氏独演会（東京・日本橋室町）
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・米ジョンズ・ホプキンズ大集計、新型コロナウイルスに感染した死者が22日、世界で1万3千人を突破。累計感染者は31万人超。
19日に死者が9千人、感染者が22万人に達したばかりで、感染拡大の勢いが急速に増している。
感染者数は15日の15万人から約1週間で倍増した。
累計感染者数で最多は中国の8万1千人、イタリア5万3578人、スペイン2万8千人、米国2万6千人、どいつ2万3千人、イランが2万人。
すでに回復した人は世界で9万3千人。

・政府が景気悪化の回避に向けて4月に取りまとめる大型の緊急経済対策巡り、
消費税率10％からの減税措置と国民に一律に現金を配る現金給付策が焦点に浮上。

・新型コロナウイルスの感染拡大受け治療薬の開発が本格化している。
早期の実用化目指して既存の薬を転用する動きが加速しており、症状が改善したケースも出てきた。
半年後には実現への道筋が見えてくると期待する声もあるが、さらに多くの症例を集めて慎重に検討する必要があり、まだ手探り状態。
政府が注目しているのが、米国企業が開発したエボラ出血熱治療薬「レムデシビル」とエイズ治療薬「カトレラ」、
富士フイルム　<4901> ［終値4794円］富山化学が開発した新型インフルエンザ治療薬「アビガン」の3つ。

・Ap通信によると、ブラジル・オリンピック委員会は21日、
新型コロナウイルスの感染拡大受け、東京五輪の来年まで延期を国際オリンピック委員会（IOC）に求める声明発表。
ノルウェー・オリンピック委員会も20日、IOCバッハ会長に「新型コロナウイルスが終息するまで東京五輪を開催すべきでない」と要望書簡を送る。
複数国・地域の国内オリンピック委員会（NOC）などが延期主張。

・米ジョンズ・ホプキンズ大集計、新型コロナウイルスの感染者が21日、世界全体で27万人を超えた。
18日に20万人超となったばかりで、3日で7万人が上積みされたことになり、世界各地で増加ペースが加速している実態が浮き彫りになった。
世界の死者は1万1千人超えた。
イタリア政府は20日、新型コロナに感染した死者が前日から627人増えて4032人になったと発表。
死者が4千人を超えたのはイタリアが世界で初めてで、感染sにゃは前日から5986人増え、4万7041人となった。
スペインで21日、感染者が前日より5千人近く増え、2万4926人、死者が約300人増の1326人となった。中国、イタリアに次ぐ感染者数に。

・新型コロナウイルスの感染による死者が中国を超えて世界最多となったイタリア。
スタッフや医療物質が不足し、患者数が病院の受け入れ能力を超える「衣料崩壊」が起きている。
スペインでは研修医や引退した医師らへの協力が呼びかけられ、
米国ではトランプ米大統領が人工呼吸器などの増産を民間企業に要求できる「国防生産法」に署名。

・国内の新型コロナウイルス感染者数　国内の確認例　998人（新たな感染者54人　20日確認分）死者35人、退院患者数（20日正午）794人。

・米ジョンズ・ホプキンズ大集計、新型コロナウイルスに感染した死者が19日、世界で9千人を突破。感染者は22万2千人超。
とりわけ欧州各国での感染拡大と死者増加が顕著になっている。
イタリア政府は18日、死者が前日から475人増え、2978人と発表。感染者は4207人増の3万5713人。

・11月の米大統領選に向けた民主党候補指名争いで劣勢に立たされているバーニー・サンダース上院議員（78）の陣営幹部は18日、
サンダース氏が次回の予備選までに「選挙運動の見直し」に向けて支持者らとの協議を進める方針明らかにした。
同氏の撤退が現実味を帯びてきた。

・18日のニューヨーク原油先物相場は新型コロナウイルスの感染拡大への懸念から急落し、
指標の米国産標準油種（WTI）の4月私が前日比6.58ドル（24.4％）安の1バレル＝20.37ドルと、
2002年2月以来約18年1カ月ぶりの安値で取引を終えた。

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※記事の後ろの記号は、◎（好材料大）〇（好材料）▲（悪材料）×（悪材料大）など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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立会外分売

日本特殊塗料　<4619> ［終値903円］3/26-30　29万2800株

公募・売り出し価格

ニッソウ　<1444> ［終値2100円］3750円

オイシックス・ラ・大地　<3182> ［終値1332円］国内外で301万3600株 払込日4/8

ネクストーン　<7094> ［IPO］1700円

マクビープラネット　<7095> ［IPO］1830円

新規公開株

銘柄  コード　　市場　　　発行株数　　公募価格　　主幹事証券　注目度

2020/3/24 リバーホールディングス  5690 東2 公開株数 5,546,200 公開価格  960円 引受証券 野村他  注目度 C
事業内容:資源リサイクル事業

2020/3/25 ヴィス 5071  マザ 公開株数 2,242,500 公開価格 820円 引受証券 大和他  注目度 B
事業内容:オフィス空間の設計デザイン・施工行うデザイナーズオフィス事業など

2020/3/26 サイバーセキュリティクラウド 4493  マザ 公開株数 70,000 公開価格 4,500円 引受証券 ＳＢＩ他  注目度 A
事業内容:AI（人工知能）技術を活用したサイバーセキュリティーサービスの開発・提供

2020/3/26 アディッシュ 7093  マザ 公開株数 335,000 公開価格 1,230円 引受証券 ＳＢＩ他 注目度 B
事業内容:ソーシャルアプリ向けサポート、ソーシャルリスク投稿モニタリングやネットいじめ対策などのカスタマーリレーション事業

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（今日の一言）

週末（20日）の海外ＮＹ株式市場は、大幅反落。
ダウ工業株30種平均は週間で17%を超え、リーマン・ショック直後の2008年10月以来の大きな下げを記録。
新型コロナウイルス感染のまん延で、世界景気の落ち込みが避けられない。
投資家は引き続き、株式や原油などリスク資産から資金を引き揚げている。
ダウ平均が一時、400ドル超高まで上昇する場面もあったが、
ニューヨーク州が企業に在宅勤務を命じると伝わると売り優勢となり、取引終了時間にかけて下げ幅を広げる展開。

ダウ平均はこの日、終値ベースでもトランプ氏が米大統領に就任した2017年1月20日（1万9827ドル）を下回る水準となった。

アップル（-6.35%）グーグル（-3.85%）フェイスブック（-2.22%）アリババ（+0.23%）エヌビディア（-3.39%）
ネットフリックス（+0.24%）アマゾン・ドット・コム（-1.85%）バイオジェン（-3.21%）バークシャー（-2.64%）
マイクロソフト （-3.76%）ラッセル2000（-4.24%）HTG(ハイイールドファンド)（-2.24%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約185.6億株、過去20日間平均約155億株を上回る。

20日は株価指数先物、株価指数オプションなど4つの取引期日が重なるクアドラブル・ウィッチングだったため、値動きの荒い展開に。
クアドラブル・ウィッチングの割には商いの増加幅は少なめに感じました。
SQで、動きが変わっていくことを期待したいところです。

週間ベースでは、ダウは17.3％安、2週連続下落（累計25.9％下落）
ナスダック総合指数は12.6％安、2週連続下落（同19.8％下落）S&P500種指数は15.0％安、2週連続下落（同22.5％下落）で取引を終えた。

ダウ平均は週間下落幅4000ドル超となり、主要3指数週間下落率 08年10月以来の大きさとなった。

週末の欧州株式市場の主要3指数は反発。
ただ米国市場の急落前で取引終了。
週間では、英FTSEは2.3％安、6週続落、独DAXは3.3％安、5週続落、仏CAC40も1.7％安、5週続落で終了。
ギリシャ(アテネ総合)株価指数（+5.68％）、イタリア（MIB）株価指数（+1.71％）と上昇。

週末19日の東京株式市場で日経平均（-1.04％）は2日続落。
東証株価指数（TOPIX）（+0.97％）は3日続伸。

東証マザーズ（-4.90％）は2日続落、日経ジャスダック平均（-2.20％）は4日ぶり反落、東証2部（-4.50％）は2日続落で終了。

東証1部出来高は30億1769万株、売買代金は4兆6853億円。
東証1部騰落数は値上がり1,141(52％)銘柄、値下がり1,001(46％)銘柄、変わらず24(1％)銘柄に。

業種別ランキングでは20業種上昇、13業種下落に。
値上がり上位は、陸運業、空運業、小売業、保険業、パルプ・紙、医薬品、電気・ガス業、証券商品先物、ゴム製品、・・・
値下がり上位は、その他金融業、鉱業、ｶﾞﾗｽ土石製品、サービス業、倉庫運輸関連、電気機器、鉄鋼、不動産業、・・・

東証1部値上がり上位は、VIX短期先物　<1552> ［現在27080円　+5000円］ぴあ　<4337> ［現在2603円　+473円］
日医工　<4541> ［現在1375円　+248円］マニー　<7730> ［現在2694円　+456円］

値下がり上位は、NMF　<3462> ［現在78800円　-30000円］ユナイテド　<8960> ［現在79100円　-30000円］
エクセレント　<8987> ［現在75400円　-28400円］UTグループ　<2146> ［現在874円　-300円］

三菱UFJ　<8306> ［現在383.5円　-1.5円］みずほ　<8411> ［現在122.3円　+5.4円］三井住友　<8316> ［現在円2560.0円　-51.5］

野村　<8604> ［現在408.0円　+4.1円］大和　<8601> ［現在436.8円　+38.5円］ソフトバンクグループ　<9984> ［現在2687.0円　-559.0円］

週間ベースでは、日経平均株価は5.0％安、6週続落（累計30.5％下落）東証株価指数（TOPIX）1.7％高、6週ぶり反発。
東証マザーズ指数は1.3％安、2週続落（同22.1％下落）、日経ジャスダック平均は0.0％高、2週ぶり反発、
東証2部指数は3.8％安、2週続落（同20.9％下落）で終了。

まだまだ世界的に株式市場は厳しい展開が続いています。

ただここへこいてほんの少しではありますが、変化の兆しが出てきています。
日経平均株価は、ずるずる6週続落も、東証株価指数（TOPIX）は3日続伸で、週間では小幅ながら6週ぶり反発。

現金化が一服すれば、新型コロナウイルスの感染拡大が比較的に少ない日本の安全性が評価される可能性もありそうです。

このところの東京市場の底堅さは、日経平均株価のPBR（株価純資産倍率）が、リーマン・ショックや東日本大震災での下落時の0.8倍台になり、
今のところ下方硬直性が発揮されているところではないかと・・・

ただ、本日も、「Survive first and make money afterwards 」ジョージ・ソロス
「まずは生き残れ！儲けるのはそれからだ！」が大前提ではあります。

時間外で今、ダウ平均CFDが、964ドル（5.03％）下げてるようで、18210ドルとなって止まってます・・・
CME日経平均は1万6000円割れで、波乱の始まりになりそうです・・・

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