
扉を開いて(2011.7.10号)
- 2011年07月11日
- 株式投資・経済ニュース全般
2010年7月10日(日)快晴
・仏アレバ、原子炉の基数では世界シェア15%程度も
「世界の原発関連企業の95%が我が社の顧客」ほぼすべての原発y関連サービスをワンストップで提供。主戦場は新興国と見る。
日本製鋼所 <5631> [終値585円]
原発がなくならないという前提に立てば割安に買える局面とも。原発の圧力容器に使う部材で世界シェア8割握る。
・米企業4-6月期決算発表11日非鉄大手アルコアから始まる。主要500社の最終利益前年同期比7%増。
4/29ダウ工業株30種平均年初来高値(1万2810ドル)更新するには「米企業の底堅い業績」を改めて確認することが最低条件に。
全10業種のうち最も増益率が高いのは「素材」(+46%)次いで「エネルギー」(+36%)
「IT(情報技術)」「一般産業」2ケタ増益確保。
「金融」(-26%)トレーディング部門低迷、住宅ローン関連証券不適切販売巡る巨額の和解金など重く。
今週アルコアに続き、JPモルガン・チェースやシティグループなど金融大手決算。
IT大手は来週から本格化で一時的失望売りが出ることも。
・欧州銀行監督機構(EBA)15日に主要91行の資産査定(ストレステスト)の結果公表。不透明感は晴れないとみられる。
・富士フイルム <4901> [終値2515円]2014年3月期までに海外売上高比率過去最高の6割程度(11年3月期は53.3%)に高める方針。
医療分野中心にアジアや米国などM&A(買収・合併)進め、液晶テレビやスマートフォン(高機能携帯電話) 向けに
需要増やしている液晶用部材でも増産に踏み切る。
・コナミ <9766> [終値1989円]有利子負債利子率が低下(改善)。
2007年9月発行普通社債(SB)150億円のうち50億円が9月償還期限迎え、SB発行や銀行借り入れで賄えば今期も有利子負債利子率改善へ。
・東日本大震災きっかけとなり高まる結婚願望。成婚数の増加は首都圏(1都3県)で顕著。
ワタベウエディング <4696> [終値689円]震災の影響で延期やキャンセル約200件。手軽な挙式プラン会社計画比5割弱。期間延期も。
帝国ホテル <9708> [終値2010円]5月中旬実施ブライダルフェア来場者前年同期比10%増。
・「会社がわかる」特集ユナイデットアローズ <7606> [終値1646円]
「ユニクロ」のファーストリテイリング <9983> [終値13290円]と逆相関の傾向。
カジュアル衣料扱う上場企業との比較で売り場効率の高さ目立つ。
1平方メートル当たり年間売上高181万円(前期)と「ユニクロ」のほぼ2倍。
良品計画 <7543> [終値3915円]の「無印良品」の3倍。
今後の株価の動向では2つの焦点。「駅ナカ」など交通チャネルの開拓や海外進出がテーマ。
昨年ABCマート <2670> [終値3215円]提携解消に伴って引き受けた自社株1070万株(発行済み株式数の25%)の行方。
商社など安定株主に引き受けてもらえるかどうか。
・ランキング:最高益予想企業の株価上昇率。過去最高益見込む企業数は約560社(7社に1社)
トップ遠藤照明 <6932> [終値1390円]株価上昇率151.8%
2012年3月期LED照明売上高160億円と前期比2倍。足元受注は前年同期比3倍へ。
2位ウエストHD <1407> [終値1541円]138.5% 太陽光発電設備の販売が好調。
3位ジパング <2684> [終値2309円]金炭鉱鉱区保有はやす。
7位MonotaRO <3064> [終値1422円]46.6% 大震災の復興需要により業績上連れする可能性も。
17位角川グループ <9477> [終値2793円]32.8% ネット関連事業の拡大に加え、グループ会社統合によるコスト削減が寄与。
37位荏原ユージーライト <4975> [終値3050円]20.6% スマートフォンなど高機能携モバイル端末用プリント配線で需要伸びる。
・OUT Look:今週の株式相場は小幅の反落か。米経済指標が市場の予想下回り、米景気の不安が再び頭をもたげそう。
先週までの上昇で相場の過熱感が増していたことも利益確定売り増えそう。
投資家心理が強気に傾いていたため反動が出る可能性も。
米国人投資家協会、投資家心理調査6日時点で今後6か月後の相場に強気と答えた比率から弱気と答えた比率は17ポイント。2月以来の高水準。
・Wall Street:今週の米株式相場は企業業績への期待と経済の先行き不安が綱引きする展開か。
6月の雇用統計市場を失墜させ景気や雇用の回復力の懸念改めて広がる。
企業業績や事業見通しに投資家の先行き不安を打ち消す材料が出るかが焦点。
今週はグーグル、JPモルガン・チェース、シティグループなどの決算発表。
経済指標6月小売売上高や鉱工業生産指数など発表。
バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が半年に1回の議会証言に立つ。
・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派36%(前回比-2)弱気派49%(同+22)中立派-15%(同-20)
投資家の間で高値警戒感もあるよう。
・世界市場往来:先週の世界の株式相場はポルトガル国債の大幅な格下げで週初はリスク回避の動き目立つも
欧州除く先進国から新興国まで上昇する国目立つ。
・ニッポンを買っているのは誰だ。政府系・外資系ファンド大株主に続々名乗り。
上場企業の大株主、中国「OD05オムニバス」2兆5289億円で第8位に圏外から浮上。
1位日本トランスティ17兆9966億円。7位トヨタ <7203> [終値3445円]2兆6201億円。
「OD05オムニバス」とは「中国の政府系ファンドである可能性高い」との見方。半年で5500億円買い越し。
海外ファンド東日本大震災後底値買いした実績明らかに。
シンガポール政府投資公社(GCI)栗田工 <5602> [終値2382円]日揮 <1963> [終値2339円]など買い増し。
サウジアラビア系大株主はこの半年間を見る限りでは日本株買い増しの形跡なし。(日経ヴェリタス)
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