
欧米株式大幅下落
- 2011年08月05日
- 株式投資・経済ニュース全般
2011年8月5日(金)曇り日差しも覗くも一時雨
・JXホールディングス <5020> [終値539円]傘下のJX日鉱日石エネルギー、
韓国石油最大手SKイノベーションと韓国で石油化学製品、潤滑油合弁生産。総投資額約1200億円。
・欧州中央銀行(ECB)トリシェ総裁、定例理事会後記者会見、
ユーロ圏経済「不確実性が非常に高い」と市場の混乱などで経済動向の動きが見えにくくなってるためとの認識表明。
・NY株式市場でダウ工業株30種平均大幅反落。トルシェ総裁ユーロ圏の景気下振れリスクに言及し世界経済の減速懸念強まる。
・政府・日銀大幅な円高の是正に向けて為替介入と金融緩和を同時に実施。資金買入れ基金10兆円増額へ。
円売り介入は海外市場でも継続、介入額は過去最高の4兆円規模に膨らむ。一時1ドル=80円台前半まで急落。
・上場企業の業績回復。約2割の企業が2012年3月期の連結経常利益の見通し上方修正。新興国需要も支え。
・日立 <6501> [終値471円]三菱重工 <7011> [終値361円]経営統合視野に社会インフラなど主力事業の統合に向けた協議始める。
新興国中心に急拡大する社会インフラ市場狙う。
・三井住友トラスト <8309> [終値289円]三菱UFJ信託 <8306> [終値392円]みずほ信託 <8404> [終値67円]
2011年4-6月期不動産関連収入がそろって減少。夏以降の市況次第で業績予想下押し要因にも。
・米新規失業保険週間申請件数(7/30までの1週間)40万件と前週比1千人減少。市場予測平均(40万5千人前後)を下回る。
4週間平均の申請件数は40万7750件で前週比6750人減少。4月中旬以来の低水準。
・韓国自動車部品業界好景気。円高の進行で世界の自動車大手、これまでの日本に代わる部品の調達先求めているため。
・自動車各社の生産回復の動きが素材や機械メーカーにも普及し始めた。
鉄鋼大手5社2011年度下期の粗鋼生産量、上期見込み比約5%増へ引き上げ。
三井化 <4183> [終値279円]も下期自動車向け樹脂増産計画。
旭硝子 <5201> [終値857円]愛知と相模工場での足元の稼働率回復している。
・7月の新車販売ランキング:
トヨタ <7203> [終値3140円]ハイブリッド車「プリウス」2ヵ月連続首位。販売台数2万4220台(前年同月比29.7%減)
2位ホンダ <7267> [終値2976円]「フィット」2万753台(14.4%増)
3位スズキ <7269> [終値1743円]「ワゴンR」1万5039台(5.9%減)
7位マツダ <7261> [終値206円]「デミオ」1万464台(33.5%増)
・日本ケンタッキー <9873> [終値2026円]100億円程度投資。
2011年度から4年かけて全店のほぼ半数にあたる600店をデザートやサラダなどのメニュー増やしカフェ仕様の新型店に転換。
・ACCESS <4813> [終値58600円]
米子会社でソフト開発するIPインフュージョン(カリフォルニア州)人員年末まで5割増の300人へ。
開発体制強化業容の拡大につなげる。
・住友電工 <5802> [終値1122円]海水淡水化の前処理工程に必要な新型ろ過膜「TT膜」開発。コスト15%削減。
・珍味大手なとり <2922> [終値803円]中国に進出。9月に丸紅 <8002> [終値559円]台湾系食品大手旺旺集団と合弁会社設立。
2012年後半から生産・販売へ。
・NEC <6701> [終値172円]中国国有大手企業から相次いで物流用の情報システム受注。自動車と携帯電話向け。
3-5年後めどにIT(情報技術)システムの中国での売上高倍増目指す。
・マツダ <7261> [終値206円]
ハイブリッド(HV)車並みの低燃費性能備える新型小型車「デミオ」発売1ヵ月受注台数1万3500台と月間販売目標の2倍以上に。
・国際航業HD <9234> [終値334円]買収したドイツ太陽光発電事業会社のノウハウ生かし発電所の新設加速。
2012年3月末までに全国7ヵ所の大規模太陽光発電所(メガソーラー)を設立へ。合計発電能力2万キロワット。
・東証投資主体別売買動向7月第4週(25-29日)個人投資家2週ぶり買い越し(1420億円)海外投資家2週ぶり売り越し(895億円)
・ジャスダック投資主体別売買動向7月第4週(25-29日)
個人投資家2週ぶり買い越し(2.65億円)海外投資家2週連続買い越し(7.21億円)
・日経225銘柄定期見直し(入れ換え)。
採用:アマダ <6113> [終値585円]あおぞら銀 <8304> [終値192円]ソニーFHD <8729> [終値1446円]
除外:みずほ信託 <8404> [終値67円]みずほ証券 <8606> [終値186円]CSK <9737> [終値315円]
・欧州市場ドイツ株大きく下落。ドイツ株式指数(DAX)3日、6日続落。今年3月以来の水準まで下落。
6日間の下げ幅合計は1割に迫る。減速感への強まりへの市場の動揺大きく。(日経新聞)
・日立 <6501> [終値471円]三菱重工 <7011> [終値361円]統合協議。乗り越えるべき課題余りにも多い。
三菱重工「統合について合意する予定ない」とのコメント。交渉異例の展開へ。
・海江田万里経済産業相4日、盆明けに辞任する意向固めた。原子力行政巡る菅直人首相との軋轢が原因で抗議の辞任。
・ファーストリテイリング <9983> [終値14230円]東京都心5ヵ所に同社最大級約3300平方メートル(1千坪)の広さで大型店展開。
海外でもオーストラリアとニュージーランドに初出店。売上高2020年まで国内外合計で約5兆円にする方針。(産経新聞)
・パーク24 <4666> [終値869円]傘下タイムズ24(東京・千代田)
運営する無人時間貸し駐車場で11月から予約サービス。予約金という新たな収入源確保。
・ミューチュアル <2773> [終値450円]インド市場参入。年内にも現地企業と販売代理店契約結部方針。
2011年3月期海外売上高比率4%、16年3月期メドに15%に引き上げる。 (日刊工業新聞)
・JSR <4185> [終値1556円]医療用人工皮膚素材開発。
ポリカーボネート性樹脂原料利用、専用の高分子化合物生産する技術確立。2013〜14年をめどに実用化する計画。
・リンテック <7966> [終値2026円]太陽電池向けバックシートの生産能力5割増強。4億円投資。
バックシート事業の売上高前期比15%増、123億円に引き上げる計画。
・国際石油帝石 <1605> [終値572000円]ブラジル南東部沖合で探鉱本格敵に始める。探鉱投資50億円計上。
・日本海洋掘削 <1606> [終値2978円]セミサブマーシブル(半水深)型掘削装置の新規工事受注。
マレーシア沖掘削工事約7200万ドル(約561億円)10月に工事開始。(日経産業新聞)
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(今日の一言)
海外NY株式市場は、2009年初め以来の大幅急落。
再びリセッション(景気後退)入りの恐れとの懸念や欧州債務危機がイタリアやスペインに波及しつつあるとの懸念が重なる。
3市場の出来高は約139億株と大商いとなり、2010年6/25以来約1年ぶりの高水準となった。
セイリングクライマックス的な状況ともいえるかもしれませんが、アナリストは一段の株安を予想しているとの報道も。
原油価格も90ドル割れ、商品関連も大幅下落。金も高値更新後反落とリスク資産回避の動きに。
指数は一貫して下げ続け引け際に今日の安値を付ける。
欧州株式市場はFT100種総合指数(ロンドン)が-191.37、クセトラDAX指数(フランクフルト)-225.83、
CAC40種平均(パリ)も-134.59と大幅続落。
世界経済の成長鈍化とユーロ圏の債務危機懸念から商品株と銀行株が売られた。
東京市場もシカゴ日経先物価格が円建てで昨日の大証先物比390円安の9280円となっております。
欧米の株式市場は大幅な下落となっております。
リスク資産回避へのちょっとしたパニック売りにも見えます。
東京市場も大きく下落しての始まる感覚もある程度余裕の或る方は買い場探しの場面となります。
この急落で騰落レシオも70%台へなってきそうです。
枠に余裕のない方は一旦の手仕舞いも仕方ありません。退場しないことが大前提ですので無理は禁物です。
勇気ある撤退も次へのチャンスのためですのです。慌てず騒がず冷静に。
今日の外資系の寄り前売買動向も注目されるところ。
今月に入って連続で大幅に売り越しております。
日本海洋掘削 <1606> [終値2978円]セミサブマーシブル(半水深)型掘削装置の新規工事受注。
マレーシア沖掘削工事約7200万ドル(約561億円)10月に工事開始。
ACCESS <4813> [終値58600円]
米子会社でソフト開発するIPインフュージョン(カリフォルニア州)人員年末まで5割増の300人へ。開発体制強化業容の拡大につなげる
今までは人員縮小傾向から転換。
日本製鋼所 <5631> [終値545円]エネルギー関連での欠かさざる企業とも。大幅安時には注目も。
「カブケイ」(株式経済新聞)がスタート。
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