
株式市場パニック・モードも
- 2011年08月09日
- 株式投資・経済ニュース全般
2011年8月9日(火)曇り時々晴れ 突然の雨も
・世界金融市場の動揺収まらず。NY市場ダウ工業株30種平均安値引け634ドル安(10809.85)投資家心理一段と冷え込む。
・日米欧7ヵ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議、日本時間8日早朝の声明で協調演出したのに続き、
欧州中央銀行(ECB)はイタリアなどの国債購入を始めて不安の鎮静化に努めた。
政策手詰まりに陥る印象はかえって濃くなる。
・東電 <9501> [終値389円]2011年4-6月期決算、5000億円規模の特別損失を計上する見通し。
・民主党代表選に向けて野田佳彦財務相、8日出馬の意向固めた。首相はなお退陣時期明確にせず、続投への意欲にじませている。
・コメ先物取引、買い注文の価格が想定水準上回り、取引が終日成立せず。
9日特例措置として変動幅1000円(従来600円)とし早期取引成立目指す。
・東京商工リサーチ、全国企業倒産状況、7月倒産件数前年同月比1.4%増108件。3ヶ月連続増加。
・FCレジデンシャル投資法人 <8975> [終値192600円]といちご不動産投資法人 <8983> [終値80200円]11/1合併。
いちご1口に対しFCレジ7分の3口割り当て。
・8月の月例報告で景気の基調判断上方修正する方針。上方修正は2ヵ月ぶり。
東日本大震災で寸断したサプライチェーン(供給網)の復旧進み、生産が順調に回復していると判断。
円高進み景気下押しリスクも。国内外の市場や景気の先行きに警戒感示す方向。
・7月景気ウォッチャー調査(街角景気)足元の景況感示す現状判断指数が2006年4月以来高い水準に。
猛暑効果や節電需要が続く。2-3ヶ月後の先行き予想した指数は4か月ぶりに低下。
東日本大震災後の景気持ち直しに息切れの兆しも出始めた。
・韓国LGディスプレー、有機EL(エレクトロルミエッセンス)パネル搭載薄型テレビを2012年下半期に韓国、次いで中国市場に投入へ。
・米国債格下げによる世界の金融市場の混乱が東アジアの金融政策揺るがす。
中国では外貨準備に占めるドル資産の運用比率引き上げ論台頭。
「非安全資産」と位置付けられているウォンからの資金引き揚げも強まる。
・住友ゴム <5110> [終値929円]タイのタイヤ工場に2013年までに合計100億円追加投資、生産能力世界最大級に高める。
14年生産能力1日当たり10万本と10年末の2.5倍へ。
・ブリヂストン <5108> [終値1788円]
中国2工場で乗用車用ラジアルタイヤの生産能力約45%増強。総額238億円投じ2012年5-7月稼働。
・ブリヂストン <5108> [終値1788円]
2011年12月期純利益前期比16%増1150億円に。従来減益幅予想(5%減940億円)から一転増益に。
・東北電力 <9506> [終値917円]綱渡りの電力供給続く。豪雨被害で水力発電所停止、再開時期不透明。
・東芝 <6502> [終値348円]
主力メモリーNAND型フラッシュメモリー製造四日市工場(三重・四日市市)など主力3工場で8月夏季休業返上。
・タカラトミー <7867> [終値643円]米育児用品2社を月内に買収。海外での育児用品を玩具に次ぐ事業の柱に育てる。
・ロート <4527> [終値871円]インドネシアで洗顔料などの化粧品を増産。新建屋建設8月中に製造設備を入れる予定。
・アルパイン <6816> [終値1056円]
10月に米カリフォルニア州に次世代カーナビゲーションシステム向け研究開発拠点開設。クラウド型北米市場投入。
・ケイブ <3760> [終値135300円]グリー <3632> [終値1726円]と資本・業務提携。
スマートフォン(高機能携帯電話)向けのソーシャルゲームを共同開発、事業を加速。
・チップワンストップ <3343> [終値80000円]米アローがTOB(公開市場買い付け)1株=22万円 期間8/9〜9/20
・東山フイルム <4244> [終値750 円]MBO方式でTOB(公開市場買い付け)1株=970円 期間8/9〜9/20(日経新聞)
・宮城県東日本大震災での発生したがれき処理の業者選定について一括受注する「プロポーザル方式」による公募締め切り。
事業費約2400億円。処理事業の参加資格は3社以上のJV(共同企業体)
・日米欧の金融市場の安定化に向け協調姿勢示した背景には、
金融市場の混乱を食い止めなければ2008年秋のリーマン・ショック以上の金融・経済危機を招きかねないという強い危機感。
市場の不安を鎮静化する具体策乏しく、世界的な危機の火種は依然くすぶる。
・中国人顧客の訪日に「底打ち」の兆し。
富裕層の姿が再び目立ち始めたほか、8月から中国人団体乗せた大型グループ船次々と九州に入港。(産経新聞)
・三菱との重工 <7011> [終値347円]大宮英明社長、
日立 <6501> [終値433円]経営統合協議めぐる一連の報道について「事実ではない。協議していない。」と全面否定。
・安川電 <6506> [終値764円]中国瀋陽市内にサーボモーターの新工場建設。2012年夏に稼働。総投資額約70億円。
・放射線量の影響計測するための公設試験研究機関の福島ハイテクプラザ(郡山市)に持ち込まれた測定以来7月までに622社2900件超。
除染対象はゼロ。 (日刊工業新聞)
・グリー <3632> [終値1726円]アジア地域でのゲーム配信事業強化。
中国ゲーム関連企業アルチゼンゲームス(英領バージン諸島)と株式取得契約。
韓国通信大手SKテレコムとも提携。6月末時点グリーグループ会員数1億2300万人。2012年6月期中に3億人目指す。
・マツダ <7261> [終値189円]
次世代環境技術「スカイアクティブ」搭載第2弾となる小型車「アクセラ」の生産開始。今秋発売へ。(日経産業新聞)
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第三者割当
ケイブ <3760> [終値135300円]1178株 14万9855円 8/24 割当先 グリー
投資口分割
FCレジデェンシャル <8975> [終値192600円]10/31 1口→7口
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(今日の一言)
海外NY株式市場は、急落。
ダウ工業株30種平均とナスダック総合指数はザラ場中の安値引けに。
米国債の格下げを受けて投資家心理が一段と悪化。
シカゴオプション取引所のボラティリティー・インデックス(VIX指数)が48に上昇(50.0%高)は「パニック・モード」とも
米3市場の出来高は175億株(昨年1年間平均は84億7000万株)と大商いとなっている。
銀行と商品セクターに下げが目立つ。
一方金価格は上昇、1トロイオンス=1719.09ドルの最高値更新。原油価格は下落になった。
欧州株式市場はFT100種総合指数(ロンドン)は-146.15、クセトラDAX指数(フランクフルト)も-312.89、
CAC40種平均(パリ)も-153.37と連日大幅続落となった。
東京市場は朝安の後一時切り返す場面もあったものの、午後からアジア市場の急落を嫌気して、新興市場銘柄から再び下げ加速に。
世界連鎖株安はまた回ってきたところ。
米国株式市場の出来高は平均出来高の2倍以上となり、パニック売りモードにもなってるようなところ。
日経平均株価やTOPIXも窓が3つ空いてきました。
個人投資家の心理状態もかなり冷え込んでいるようですが、指標的には一旦は戻ってもいいような水準になってきたところにも?!
日経平均25日移動平均乖離がマイナス8.39% (5%の上下かい離が行き過ぎと言われています。)
東証一部の騰落レシオ(25日平均)は72.52%となっており売られすぎの水準の70%割れ接近。
サイコロジカルライン(12日間の上げ下げ)33.3%と4勝8敗となっています。
たいたいこんな状況の時は信用枠も急激に縮小してきており余力が問題となってきます。
証券会社では追加保証金差し入れ(追証)も出始めたとのことです。
国際優良銘柄を一つ拾ってみたいところです。
宮城県東日本大震災での発生したがれき処理の業者選定について一括受注する「プロポーザル方式」による公募締め切り。
事業費約2400億円。処理事業の参加資格は3社以上のJV(共同企業体)
タケエイ <2151> [終値1700円]先日の釜石のがれき処理試験施行受注と同じ形態となっており受本格注有力と・・・
ポーラオルビス <4927> [終値2101円]うちの嫁さんがまた新製品が出るみたいと。信用取り組みもよく突っ込み買いでしょうか?
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8月源太の逆張りカレンダー的解説
http://www.radionikkei.jp/sounload/item485.html————————————————
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