裁定買い残1兆円割れ

2011年9月8日（木）はれ　白露涼しく

・民主党税制調査会藤井裕久会長、日経新聞社インタビューに応じ、
　政府が13兆円想定東日本大震災からの復興財源について政府保有株式など国有財産の売却進め増税規模を大幅に圧縮へ。

・イオン　<8267> ［終値960円］
　近く店舗無くても生鮮食品含む商品、当日中に届けるサービス始める。来年3月までに東北全県に広げる。

・2011年度第3次補正予算案に3000億円規模の対策費盛り込む方針。震災対応では1000億円超計上。

・日銀白川総裁7日の金融政策決定会合後に記者会見、
　欧州での債務問題の再燃について「世界経済の大きなリスク要因になっている」　
　9〜10日に仏マルセイユで開く主要7ヵ国（G7）の財務相・中央銀行総裁会議でも主要議題に。

・日銀総裁会見、「供給面での制約はほぼ解消」と指摘。
　国内雇用減の対策として医療・介護分野での規制緩和など産業構造の革新進める必要とも。
　
・ギリシャ10年物国債利回り連日上昇（価格は下落）7日、一時20％上回る。
　財政赤字の削減は進まず、金融支援を巡りユーロ圏各国の足並みに乱れ目立つ。

・省エネ商品の普及を支援する節電ポイント制度の導入検討へ。
　経産省「ホーム・エネルギー・マネジメント・システム（HEMS）」などの導入で家庭の節電を支援する方針。

・7月の景気動向指数、一致指数109.0と前月比0.3ポイント下がる。4ヵ月ぶりのマイナスへ。
　基調判断は「改善している」と据え置く。先行指数は106.0と2.7ポイント上昇。3ヶ月連続で改善。

・10年物米国債とドイツ国債の利回り、ここ数日で2％下回る。西側の市場が日本化する恐れ。

・欧州諸国で増税の動き相次ぐ。イタリア政府6日、付加価値税（日本の消費税に相当）の引き上げ発表。
　フランスやポルトガルは富裕層に対する特別課税を打ち出す。

・米株式相場4営業日ぶり反発して始まる。ダウ工業株30種平均上昇幅275ドル。
　欧州株式相場が大幅全面高につれて米株も買いが先行。
　ドイツ連邦憲法裁判所がギリシャ向けの金融支援は違憲との訴え退けたのも米株の安心感につながる。

・スウェーデン自動車大手サーブ、自発的な再編を柱とする会社更生手続きを地元裁判所に申請。

・オバマ大統領8日発表する景気・雇用対策が3000億ドル（約23兆円）超に。
　金融危機後2009年成立した景気対策法（約7900億ドル）の4割に近い比較的大きな規模に。
　下院過半数占める野党・共和党が反発するのは必至。実際成立・実施する内容については不透明感強い。

・JX日鉱日石エネルギー　<5020> ［終値454円］
　蓄電池と一体運用、停電時でも運転が継続する家庭用燃料電池システム開発。

・東京ガス　<9531> ［終値359円］燃料電池と組み合わせる外付け電池の開発進めている。

・NTTドコモ　<9437> ［終値139900円］新サービスで顧客獲得促進へ。
　LTE技術使った高速携帯電話サービス「Xi（クロッシィ）」に完全定額料金を10月導入。
　一定量以上使った場合、速度制限を課した上で定額、上限料金も従来より約1割安い水準へ引き下げる。
　
・8月末携帯電話・PHS契約数、純増数
　ソフトバンク　<9984> ［終値2770円］23万9000件増と17ヵ月連続首位維持。「iPhone4」販売引き続き好調。
　NTTドコモ　<9437> ［終値139900円］18万2100件増。KDDI　<9433> ［終値570000円］7万3000件増。

・帝人　<3401> ［終値284円］放射線に反応して青く光るプラスチックを9月下旬に発売。従来品より価格10分の1に。
　安価な測定器の開発につながりそうと。　

・裁定取引に伴う買い残（2日時点）前週比417億円減9887億円。1兆円割り込むのは5/27時点以来約3ヵ月ぶり。
　売り残は前週比158億円増え1677億円。

・外国為替証拠金（FX）取引6日、個人投資家によるスイスフラン買いが急増。買越額過去最高に。
　「クリック365」におけるスイスフラン・円取引は1万967枚の買い越し。前日4112枚の売り越しから一転大幅増。
・信用評価損益率（2日申し込み）マイナス15.57％と前週より2.32ポイント改善。
　今週に入り6日はやや悪化も7日には再び改善に。（日経新聞）

・日米欧の先進国7ヵ国（G7）財務相・中央銀行総裁会議9日、仏マルセイユで開かれ、
　日本円高に対する為替介入などの対策に理解求める方針。
　会議では財政不安を受けた世界経済の減速の最大のテーマ。

・リビア反カダフィ派「国際評議会」の軍事部門報道官7日、最高指導者カダフィ大佐の潜伏先特定、半径60KM圏で包囲。

・日本製鋼所　<5631> ［終値470円］株式、三井住友トラストグループ　<8309> ［終値237円］が買い増し。
　米投資ファンドから筆頭株主の座を奪う。

・「サトウの切り餅」特許権侵害と越後製菓訴訟。知財高裁特許権侵害認める判断下す。（産経新聞）

・エーザイ　<4523> ［終値3240円］米SFJ（カリフォルニア州）と抗がん剤「E7080」の共同開発契約結ぶ。
　臨床第3相試験の費用SFJ100％負担。製造販売承認取得した場合、成功報酬エーザイから受け取る。

・日本M&Aセンター　<2127> ［終値411000円］国内上場企業のM&A（買収・合併）に関する意識調査
　東日本大震災直後に74.1％だったM&A意欲が96.6％まで回復。
　調査7/9〜8/12、国内上場企業3433社対象、231社から回答。（日刊工業新聞）
　
・富士製薬　<4554> ［終値1300円］
　排卵誘発剤のバイオ後発医薬品の開発に着手。現在薬より3割程度安く提供する計画。2015年発売見込む。

・ファーストリテイリング　<9983> ［終値141800円］
　衣料品専門店「ユニクロ」のサイトを「ユニクログローバルサイト」として刷新。
　国・地域ごとにばらばらだったサイトを統一。全世界共通のイメージで情報発信力高める。
　ネットと実店舗の連携一段と加速。

・クックパッド　<2193> ［終値1675円］食材の宅配サービスを比較するウェブページを開設。
　生産地表示や放射性物質検査する宅配も増えている。

・タムラ製作　<6768> ［終値202円］発行ダイオード（LED）の光でデジタル情報を伝送する可視光通信の受光端末を開発。
　電波干渉による誤作動防ぎながら無線通信できる。2013年3月期までの製品化目指す。

・日立　<6501> ［終値392円］価格を従来の8分の1に抑制したクラウド用ストレージ（外部記憶装置）開発。
　最低価格100万円以下で9月から販売。　

・ミツミ電　<6767> ［終値558円］使用電流をこれまでの10分の1に抑えた小型温度スイッチIC開発。
　2012年1月から月50万個体制で量産に乗り出す。

・オーストラリア8月の国内新車販売台数前年同月比7.3％増8万8082台。2010年11月以来9ヵ月ぶり前年比プラスに。

・ドイツ8月の国内新車販売台数（乗用車）前年同月比18％増23万7700台。2ヵ月連続プラス。（日経産業新聞）
　輸出も好調17％増29万9400台と2割近い伸び。

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第三者割当　

T&C　<3832> ［終値60200円］5617株　5万5000円　11/7　割当先京都香港発展　SG　invesutments 　

株式分割

ヴィレッジ・バンガード　<2769> ［終値310000円］株式分割基準日9/20から9/30に変更。

公募・売り出し価格

太平洋セメント　<5233> ［終値125円］121円　申込み9/8-9　払込日9/14

日本リテールファンド　<8953> ［終値110400円］10万7640円　申込み9/8-9　払込日9/14

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、大幅急反発。
ユーロ圏財政危機国（ギリシャなど）への支援参加巡るドイツ連邦憲法裁判所の違憲を退ける判断が好感された。
連日売られていた銀行株が値上がり主導。
寄り付きから主要3指数とも1％強上昇、3指数とも高値引けと珍しい現象にも・・・
ただ大幅上昇の割には3市場出来高は7億株にとどまり、昨年平均の75億6000万株を下回っている。
ドイツDAX指数は前日5％強の下落から4％強上昇。荒い展開も大きな急反発も追い風に。

欧州株式市場はFT100種総合指数（ロンドン）+161.75（3.1％）と続伸。
クセトラDAX指数（フランクフルト）は+211.56（4.1％）、CAC40種平均（パリ）も+107.54（3.6％）と反発。
銀行株と商品関連株が株高をけん引した。

米グルーポンIPO（新規株式公開）延期も検討。
他のネット関連企業も最近の株式市場の不安定な相場で上場日延期の可能性も・・・

『朝方の外資系動向は28日連続での売り越し。
過去のバッケンレコードは09年2月12日〜3月26日までの30日売り越し。
確かにその間日経平均は7700台から7031円まで約10％下落した。
ただその後は翌年4月の11000円台まで上昇したのはが歴史。』と櫻井英明氏。

今回は8月1日（9907円）から安値が一昨日なら8588円と13％下落、
そこから50％高なら1年後12882円・・・

　
外国人の売り物がいつまで続くかは分かりませんが、かなり処分はしたことは間違いなく
裁定買い残が1兆円割れとなっております。
今後は乱高下があろうとも少しづつでも反転していく確率が高まってきてるように思えます。
ただオバマ大統領の景気対策への期待が大きすぎると怖い感じですが・・・

スタートトゥデイ　<3092> ［終値1843円］今年一貫して上昇基調でほぼ週足では13週移動平均線を抵抗ラインに。
日足では大きな調整は75日ラインまでといったところ。

富士電機　<6504> ［終値204円］またこのあたりなら拾っておいても・・・

ACCESS　<4813> ［終値66000円］以外に高止まりしています。ここで粘れれば面白そうな感覚も。

まぁイベントが目白押しでやっぱり持ち玉は少なめで行きたいと思っています。

ソニー　<6758> ［終値1570円］も長い目なら拾っておきたいところではないでしょうか？！

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8月源太の逆張りカレンダー的解説
http://www.radionikkei.jp/sounload/item485.html
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そして桜井氏も登場いたします。

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