
スロバキア協議打ち切り
- 2011年10月11日
- 株式投資・経済ニュース全般
2011年10月11日(火)新聞休刊日 晴れ
・米株式相場大幅反発。ダウ工業株30種平均は9月中旬以来の高値に。
欧州の債務問題や金融システムを巡る懸念がやや和らぎ、金融株を中心に買いが優勢に。
・ドイツ・メルケル首相、フランス・サルコジ大統領は9日、ベルリンで会談。
域内銀行の資本増強を果断に進める方針で全面的に一致。
メルケル首相は「欧州銀行の資本増強へ必要なことを実施する」と表明。
サルコジ大統領も「銀行の資本問題では独仏は完全に一致している」と。
・環境省は10日、東京電力 <9501> [終値220円]福島第1原子力発電所事故で飛散した放射性物質の処理について、
年間の追加被曝量1ミリシーベルト以上を除染が必要な地域と指定。
・ギリシャ中銀は10日、同国の中小銀行、プロトン銀行に金融安定基金(FSF)の資金を適用し、同行を実質国有化する方針。
FSFの資金を適用して実質国有化されるのはプロトン銀行が初めて。
・スロバキア・ラディツォバー首相は10日、連立与党を構成する4党が欧州金融安定基金機能拡充に関する協議を打ち切り。
協議は11日(日本時間同日午後4時)に再開予定に。
・米アップルは10日、多機能携帯電話(スマートフォン)の新製品「iPhone(アイフォーン)4S」の予約販売。
受け付け開始から1日で100万台を超え。「iPhone4」の初日(60万台)抜く。
・欧州連合(EU)今月17,18両日に予定されていたEU首脳会議を23日に先送り。18日に予定ユーロ圏首脳会議も23日に開催と。(ネットから)
・「社長100人アンケート」世界景気が悪化傾向にあるとの回答した経営者全体の33.2%に。前回調査(7月)から6.5%から増加。
欧州景気悪化傾向との回答56.1%、米国について悪化傾向が33.0%へ。
・米主要企業の2011年7-9月期の最終利益、前年同期比13%増見通し。資源高追い風にエネルギーや素材が好調。
7月初旬時点(17%増)の予想より増益率はやや下方修正。
・経済産業省と日立 <6501> [終値374円]三菱重工 <7011> [終値317円]日本総合研連合、
中国・天津市の環境都市整備事業で再生可能エネルギーを効率活用する電力制御システム導入を提案。
・銀行融資のうち「不良債権予備軍」といえる貸し出しが全体の1割、44兆円規模に上る。
中小企業金融円滑化法の導入などで不良債権化はしていないが経営改善が遅れている企業多いことを裏付けに。
・造船業界、中国・韓国・日本の3ヵ国が「高付加価値」分野にシフト。
日本円高で受注確保できない状態続く。中韓メーカーはドル建てで日本勢の7割の安値で造船。
各社の受注高は2013〜14年に底つく。省エネ技術に期待をかけ回復目指す。
・香港の個人投資家心理一段と悪化。
2011年9月の「投資家信頼感指数」は110で前回調査時点(6月)から8ポイント下がり、金融危機後の09年3月以来の低水準に。
投資家心理の「中立」を示す100超えも昨年末から16ポイント下がり、急速な心理の冷え込みがうかがえる。
・欧州連合(EU)14〜15日パリで開く20ヵ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で
公的資金の活用含めて域内銀行の資本増強に取り組む方針表明。
欧州金融安定基金(EFSF)を「最後の安全網」と位置付け、ギリシャ発の債務危機が金融システム危機に飛び火するのを防ぐ。
・フランス・ベルギー系大手銀デクシア、9日取締役会開き、同行を分割・売却する処理決定。預金は全額保護。
「解体」と引き換えに政府の支援を受ける初めての大手行に。
・中国家電量販最大手蘇寧電器集団(南京市)傘下のラオックス <8202> [終値38円]南京市内に中国1号店出す方針。
年末までに開店目指す。
・ソフトバンク <9984> [終値2456円]14日発売「iPhone(アイフォーン)4S」関連の販売促進策追加。
旧機種の「3G」「3GS」の端末代金針済みの顧客が「4S」や「4」に機種変更した場合、一律6000円割り引く。
・日経リサーチ、自分や配偶者の持家がない20〜50代の男女1000人対象
「マイホーム」に関して「購入したい」44%。賃貸派広がる兆し。 (10日 日経新聞)
・新興・資源国対象に世界首位のスーパーコンピューター「京(けい)」の輸出に乗り出す。
サウジアラビアやブラジルなど5ヵ国・地域と交渉。5年間で2000億円の受注獲得目指す。
・食品・日用品店頭70品目平均価格の約7割46品目で4月に比べ下落。景気先行き不安から日常的買い物での低価格志向強く。
・足元の食品や日用品の価格下落は小売りメーカーの下期の経営に影落としそうと。
上期は震災の影響による品薄懸念から各社軒並み好業績。今は家庭内「在庫」もたまり販売低迷。消耗品除けば収益圧迫も。
・レアアース(希土類)価格が急落。液晶パネル研磨剤に使うセリウムの輸入価格、7月最高値から約5割下落。
光学ガラスに使うランタンも約3割安。日本企業含む需要家が価格高騰で使用量大幅に削減、需要のひっ迫感薄らぐ。
・20ヵ国・地域(G20)14,15日両日でパリで財務相・中央銀行総裁会議開く。欧州支援が焦点。
・NYウォール街で続く抗議デモが長期化。9月中旬に始まったデモは8日で4週間目に突入。
格差拡大、雇用情勢、福祉・教育関連の予算削減など現状不満を持つ様々な人々集まる。
・中東カタール最大級海水淡水化プラント建設で、三菱商事 <8058> [終値1481円]日立造 <7004> [終値108円]
東洋エンジ <6330> [終値249円]グループが優先交渉権獲得。総工費約600億円。
・バンダイナムコ <7832> [終値1095円]傘下アニメ制作サンライズ(東京・杉並)
「機動戦士ガンダム」のテレビアニメーションシリーズを5言語でネット配信。
・高級ファッションブランドが成長著しい中国市場に軸足移す。
設備投資の半分を中国に向けたり、これまでフランチャイズ・チェーン(FC)から直営に。
・NYダウ工業株30種平均週間で189ドル(1.7%)高と2週連続で上昇。米景気指標の改善が買い手掛かりに。
欧州連合(EU)が域内の金融機関への資本注入を検討するなど欧州債務問題への過度の不安後退も相場下支えに。(9日 日経新聞)
・政府、東日本大震災復興対策として復興特区の新設企業の法人税原則5年間実質無税に。民主、自民、公明3党政策協議開始。
・株式先物夜間取引が拡大。日経平均先物夜間売買高7-9月に過去最高。日中取引の35%に。個人マネー「夜間シフト」鮮明に。
・世界の海運市況低迷。コンテナ船の運賃、欧州債務危機の深刻化で下げ基調鮮明に。世界の貿易量の伸びも頭打ちとなる。
国内海運大手3社2011年4-9月期連結経常損益そろって赤字転落。郵船 <9101> [終値190円]120億円の赤字。
商三井 <9104> [終値275円]140億円、川船 <9107> [終値143円]190億円の赤字と見られる。
・米雇用統計(9月)非農業部門の就業者数前月比10万3000人増加、市場予測平均(約6万人増)
失業率9.1%と前月と同じ。市場予測平均とも同じに。
・マツダ <7261> [終値147円]同社の技術力象徴してきたロータリーエンジン(RE)現車種RX-8生産来夏で終える。
当面の経営資源を独自の低燃費技術に集中。REの研究・開発は継続。
・日銀白川総裁7日、記者会見。欧州問題など海外経済の不確実性が高まっていること背景に
「日本経済は下振れリスクをより意識する必要がある。」
欧州金融安定基金(EFSF)の拡充など問題金融機関に機動的に資本注入できる環境整備重要と。
・日銀金融政策決定会合でゼロ金利政策を維持し、国債や社債購入する資産買入れ基金の積み増しなど追加緩和は見送った。
・8月の景気動向指数、一致指数107.4と前月比0.3ポイント上昇。自動車の生産正常化の影響で2ヵ月ぶりの上昇に。
先行指数は4ヶ月ぶりに低下、103.8と前月比0.8ポイント下落。株安など企業経営者のマインドも悪化。
・政府2011年度第3次予算と東日本大震災の復興財源に関する基本方針決定。補正規模12兆円程度、うち9.1兆円が復興費。
財源として復興債発行、償還財源を7兆円の税外収入と歳出削減で捻出。9.2兆円の増税実施。
・8月の米卸売上高4012億6300万ドル(約30兆7千億円)と前月改定値比1.0%増加。3ヵ月連続増。前年同月比では15.2%増に。
・ユーロ国危機は政府債務と金融システムの複合危機の様相。
当局が危機の実態認めず、市場の外圧に追い込まれて小出し対策対応はバブル崩壊後の1990年代の日本に酷似。
・米雇用、失業者の3人に1人が1年以上も職がない異例の事態に。
非農業部門の雇用者数が増加基調も平均失業期間はさらに長期化。経済成長の鈍化や格差拡大に拍車をかけるとの懸念も。
・吉野家 <9861> [終値98500円]海外のグループ店舗を2016年2月期に1500店と現在の3倍超に増やす中期経営計画。
海外事業比率現在の5%から25%に引き上げ。
・JT <2914> [終値358000円]志水雅一副社長、政府保有株が全株放出された場合、
JT株の需給悪化懸念する声に株価に大きな影響が出ないように自社株買いで対応と。
・新「iPhone(アイフォーン)4S」定額データ通信料金、KDDI <9433> [終値568000円]月4980円に設定。
ソフトバンク <9984> [終値2456円]比較570円高。価格とつながりやすさのアピール合戦に。
・9月末の携帯電話・PHS契約数、純増数ソフトバンク <9984> [終値2456円]27万5700件と18ヵ月連続首位。
・富士通 <6702> [終値388円]日本マイクロソフト、中型・中小企業向け情報システム事業で提携。
1台のサーバーを複数台あるかのように使う仮想化技術利用システムを共同開発。
・KDDI <9433> [終値568000円]
ライブドアから公衆無線LAN(構内情報通信網)事業を無償で譲り受ける。データ通信量増加対策に役立てる。
・東邦金属 <5781> [終値79円]とグンゼ <3002> [終値242円]外部放射線最大3割遮る防護服共同開発。
タングステン織った生地使いつつ、動きやすさに配慮。価格1セット500万〜600万円想定。重さ16キロ、繰り返し使える。
・9月の空売り状況、売買代金に占める空売り比率の割合は前月比0.8ポイント高い28.1%。2ヵ月連続で上昇。
2002年8月(30.3%)以来9年1ヵ月ぶりの高水準。
・米国住宅ローン30年物金利初めて4%台割り込む。期間30年固定金利ローン全米平均で年率3.94%と過去最低更新。(8日 日経新聞)
・東日本大震災以降、東北地方の地域金融機関で預金残高の急激な増加続く。
岩手・宮城・福島の被災3県の地方銀行・第二地銀の預金残高8月末時点の合計で3月末比11%増14兆7千億円超に膨れ上がる。
多額の保険金振り込まれたが復興計画の遅れから資金活用できず塩漬けと。
七十七銀行 <8341> [終値319円]震災後預金残高8千億円超増加。仙台銀行3月末比14%増。
・米紙ウォールストリート・ジャーナル「第二のジョブズ氏」の鍵として「止めどなき自信と(良い意味での)うぬぼれ」持つ人
フェイスブック、マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が一番手。
次はソフトバンク <9984> [終値2456円]孫正義氏。
ほかにアマゾン・ドット・コム、ベゾスCEOや中国アリババ、ジャック・マー会長など。
・ギリシャ債務危機の防波堤となる欧州金融安定基金(EFSF)拡充策の採決が11日、スロバキア議会で行われる。
ユーロ17ヵ国中議会承認を残すのはスロバキアとマルタの2ヵ国だけだがスロバキアではギリシャ批判高まり、
議会承認危ぶまれる。否決されれば市場パニックも。(10日 産経新聞)
・米ヤフー買収を巡る観測情報が拡大の様相。
米マイクロソフト(MS)や投資会社が買収を検討。中国アリババグループも買収に意欲示す。
米ヤフーによる日本のヤフー <4689> [終値25820円]株売却も。再編の波が日本にも波及する可能性も。
・環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉への参加に向けた協議場とされる来月13日、
アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議控え月内に政府報告公表。
・欧州格付け会社フィッチ・レーティングス7日、スペイン国債の長期信用格付け2段階、イタリア国債1段階引き下げ。
11月に先送りされたギリシャの第6弾融資が実行されたとしてもその後のデフォルト(債務不履行)は必至の情勢。(9日 産経新聞)
・「TOPIXコア30」東電 <9501> [終値220円]除外。ファナック <6954> [終値10980円]追加。
10/31から新指数の算出と公表始める。
・ソニー <6758> [終値1415円]通信機器大手エリクソンと合弁で設立した英携帯電話メーカー
「ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ」を完全子会社化でエリクソンと交渉。
エリクソン5割保有する全株式を買い取る。事業を独自展開へ。
・民主党小沢一郎元代表記者会見、世論の共感得る狙いも「会見は逆効果」との意見目立つ。「剛腕と言われていたけど傲慢」
・米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ、英国銀行12行とポルトガル銀行9行の格付けを1〜5段階引き下げ。
英国大手行ではロイヤル・バンク・オブ・スコットランドをA2に2段階、ロイズTSBはA1に1段階引き下げ。(8日 産経新聞)
・上場投資信託(ETF)巨大化の死角。投資家の不安心理からたびたび乱高下する米株式相場。
それを増幅しているのがレバレッジ型ETFを巡る思惑的な短期売買との見方くすぶる。
この手のETFここ数年急増、上場数市場の約2割。世界のETF残高は1兆5161億ドル(約115兆円)と5年前の3倍近くに膨らむ。
「レバレッジ型」ETF、約240本。今年8月の資金流入額約30億ドルにのぼる。通常の株式型から資金流出したのと対照的。
取引終了間際ETFからの売買調整が先物に入る。そうした買い(売り)需要が株価を押し上げる(押し下げる)
投資筋は先回りして同方向に注文を入れ、結果的に株価変動加速。レバレッジ型の悪玉論の根拠に。
レバレッジ型ETFは総資産ベースでみると米国のETF市場全体の3%で影響軽微と見る声も。
・7日発表9月の米月の雇用統計、非農業部門の雇用者数前月比10万3000人の増加と市場予測平均(約6万人増)を上回る。
伸びがゼロという想定外の結果で株安に拍車をかけた8月実績も5万7000人増に上方修正。
米国短期間で景気後退に陥る懸念は和らいだとの声、悲観ムードはいったん後退。
株式市場落ち着きつつある背景には米景気の粘り腰。
株価の戻りはヘッジファンドなど売り方の買い戻し中心との見方多い。
10/5までの1週間で世界の株式ファンドから115億ドル(約8800億円)の資金流出。
流出額は今年3番目。今週から米主要企業の7-9月期決算発表始まる。
・日銀昨年12月15日から始めたETF購入。累計で7266億円。対象と見られるETF時価総額の3割占める。買い入れ総枠は1兆4000億円。
対象は野村・大和・日興・三菱UFJ大手証券4グループのTOPIXと日経平均につくったETF。
10/7時点で含み損は530億円近く。平均購入価格は9288円ほど。
・「ギリシャ本格処理」の足音。3つの新しい動き。
安全網である欧州金融安定基金(EFSF)の性格付けを変えて支援拡大広げる議論が欧州内で浮上。
7月のユーロ圏首脳会議の時に固めた民間投資家の「自主的に21%」という投資負担割合引き上げる議論が公然と俎上にのぼる。
3つ目は世論の批判に背中を押されドイツメルケル首相が欧州の銀行の資本増強急ぎ、国が関与する意志明言し始めた。
3つの変化は「現行のギリシャへの対応策の行き詰まり」という仮説の元で混乱の速度を止める下準備と見れば合点がいく。
・今週以降、上場企業の2011年7-9月期決算発表本格化。7-9月期業績は4-6月期より持ち直した公算大きい。
「超円高」の定着と世界景気の変調で下期(11年10月〜12年3月期)業績ではとても楽観できない。
決算予定日、コマツ <6301> [終値1539円]27日、パナソニック <6752> [終値717円]ホンダ <7267> [終値2224円]31日。
トヨタ <7203> [終値2549円]11/8など。株安が業績回復に水を差すケースも。
・フランス・ベルギー系大手金融機関、デクシアが両国の公的支援を受けることに。
ユーロ圏政府債務不安が銀行の経営問題へ波及。ギリシャ国債の大量保有が狙い撃ちに。
7月ストレステストでデクシアは認定。査定合格から3か月もたたない段階で公的支援受ける形に。欧州金融界瀬戸際に。
・信用不安に直面する欧州銀行が資金獲得や財務改善のため海外資産の売却に動き始まっている。
資金回収の思惑が新興国通貨を揺さぶる。
・14日発売「iPhone(アイフォーン)4S」 KDDI <9433> [終値568000円]
2012年1月末まで申し込み分(キャンペーン料金)月4980円とソフトバンク <9984> [終値2456円]より570円高く設定。
収益すり減らす消耗戦はひとまず回避されたことで「通信株としてみればベストシナリオ」との声も。
・ファーストリテイリング <9983> [終値13400円]
商品政策の見直しで巻き返し図るも証券会社の間では今期の増益幅が想定より小幅にとどまるとの見方。
「国内ユニクロ事業のファンダメンタルズ考慮すると現在の株価には期待値が過大に織り込まれている」とのリポートも。
・日立建機 <6305> [終値1368円]売上高営業利益率の底上げに本格的に取り組み始めた。「総原価低減プロジェクト」開始。
前期で5.4%の利益率を3年後までに12%程度まで引き上げる。
ライバルコマツ <6301> [終値1539円]利益率12.1%と見劣りする収益力をテコ入れへ。
・高砂鉄工 <5458> [終値45円]2012年3月期の業績見直しを下方修正する公算大きく。
現時点の連結純利益見直しは前期比3%増7億8000万円。
この予想には夏に発表した10月以降のステンレス事業からの撤退の影響全て織り込まれていない。
撤退の在庫処分損など発生。今期の純利益は一転減益に。
・会社がわかる 特集 ヤオコー <8279> [終値2811円]埼玉中心に首都圏で食品スーパー110店舗展開。
既存店売上高4-8月まで前年同期比プラスを持続。
2度のバブル崩壊やリーマン・ショック、震災など乗り越え、連続増益の記録実に23年間。
粗利益率高いのは正価で売り切る商品が多く、それだけ値引き・廃棄ロスが少なく済んでいること。
売り場のかなりの部分を主婦パートに任せている。パート社員活用術には定評。生産性3年で2割引き上げへ。
・野田首相、衆院解散の時期の選択肢は多くなく。衆院選任期満了は2013年8月29日。その前には参院選があり同時選挙も。
2012年3月下旬、12年度予算案が成立後。12年9月民主党代表選、自民党総裁選後。
・内需株物色、複数の追い風。
欧州債務問題など海外の景気動向が不透明で、投資家は外需や為替相場の影響が大きい輸出関連株を手掛けにくい。
東日本大震災の復興復旧需要期待や好業績を発表の小売り株も内需株買いを後押し。
投資家のリスク回避姿勢から消去法に内需株買われる側面も。今後の焦点は上昇の持続力。
海外景気、特に新興国景気の霧が晴れて輸出関連株が持ち直すまでは「高所」に怯えつつも内需株買い続く公算と。
・外国為替市場でインドネシアルピアの一段の下落観測が出ている。同国の外貨準備の少なさ市場注目。
アジア各国が自国通貨買い・ドル売りの為替介入に動く中、
介入原資となる外貨準備の少なさを投機筋に突かれかねないという懸念浮上。
アジア通貨安が続く中、各自の通貨防衛力が問われる局面が続きそう。
・OUT Look:今週の株式相場は引き続き安値圏ながら短期的な自律反発期待が膨らむ場面も。
欧州の金融システム不安や世界景気の減速懸念がやや後退。需給面の売り圧力も弱まる可能性も。市場心理には変化の兆しも。
「不安心理やや後退し、株式相場はリバウンド局面に入りつつある」との声も。
個人投資家の信用買い残動向、東証9月第4週の信用買い残高は前週比1002億円減り、1兆4408億円と東日本大震災直後の水準に。
昨年以降信用買い残1000億円前後減った週が相場の底値圏と。
震災翌週(4845億円減少)を除けば昨年11月に1368億円減少した後、日経平均株価は上昇に転じた。
株式市場のメーンプレーヤーである海外投資家動向、海外投資家9月第4週まで10週連続で日本株売り越し。
この間合計1兆9077億円に上る。売越額9月上旬までは1000億〜5000億円単位も第3週から500〜600億円程度に。
市場では「海外投資家の売りのピークを超えた可能性もあり、日本株相場は下がりにくくなっている」との指摘も。
日経平均株価は25日移動平均線に上値を押さえられている展開続く。
・Wall Street:今週の米株式相場はもみ合いか。
欧州の財政問題に神経質な展開に変わりないが過度の下値不安は落ち着きつつある。
市場の関心は今週から発表が始まる米企業決算に向かう。市場予想を上回る決算が相次げば相場の押し上げにつながる公算も。
11日に非鉄のアルコア皮切りに12日ペプシコ、13日JPモルガン・チェース、グーグル発表予定。
経済指標は14日は9月の米小売売上高などが予定。
・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派46%(前回比+3)弱気派26%(同-11)中立派28%(同+8)
米欧株式市場がひとまず落ち着きを取り戻したことで投資家のリスク回避姿勢が和らぎつつある。
今週は「企業の決算発表を控え業績下方修正への警戒感が強い」との見方も。
・ランキング:有価証券の保有が多い会社では評価損の計上迫られる可能性も。
総資産に占める有価証券の比率が高い会社ランキング。
1位キーエンス <6861> [終値20500円]比率76.63% 有価証券合計4835億円。
保有有価証券の多くは日本国債。株安の評価損の発生リスクはほとんどない。
2位小野薬 <4528> [終値4420円]63.96% 2714億円。伝統的に取引先との持ち合い株多い。
3位長府製作所 <5946> [終値2160円]60.94% 692億円。有価証券は換金性の高い公社債中心。
10位ソニー <6758> [終値1415円]50.69% 6兆5388億円。
傘下のソニー生命が資産運用のため保有する有価証券が大半。日本国債が8割占める。
13位オービックビジネス <4733> [終値4130円]46.06% 350億円。
不動産投資信託や外国債券型投資信託などを保有。保有残高1割弱。
30位日清食品 <2897> [終値3130円]34.94% 143億円。
取引先の食品メーカーや小売業の株式。商社・金融株に評価損発生リスクも。
・有機EL(エレクトロルミエッセンス)普及目前、日本勢も反転攻勢の時期うかがう。
ソニー <6758> [終値1415円]東芝 <6502> [終値320円]日立 <6501> [終値374円]3社、
中小型液晶パネル事業統合した新会社来年春に発足。有機ELディスプレーの開発にも乗り出す。
アルバック <6728> [終値1010円]有機材料をガラス基板に付着させる「蒸着」技術で高い評価。
2012年6月期には有機EL製造装置の受注額が前期比3割程度増550億円程度に。
三菱ケミカルHD <4188> [終値490円]子会社の三菱化「印刷法」という新しい製造方法を開発。
コストダウン効果は高いと期待。
東京エレク <8035> [終値3755円]セイコーエプソン <6724> [終値924円]と共同で
「インクジェット法」技術とり入れた製造装置開発する計画。
住友化 <4005> [終値282円]2007年発光素材の開発から塗布までのノウハウを持つ英国会社買収。
材料提供するだけでなく、ディスプレーや照明を製造することも狙っている。
昭和電工 <4004> [終値155円]独自構造の基板を開発。発光効率高めることに成功。2013年の商品化目指す。
宇部興 <4208> [終値248円]8月ディスプレー基板の樹脂生産する会社をサムスンと合弁で立ち上げ。
カネカ <4118> [終値420円]が3月に照明用有機ELを発売。多彩な色そろえる。
・日本に眠るゴールド、世界の埋蔵量の16%(6800トン)銀は22%(6万トン)インジウム約16%(1700トン)
将来的資源獲得策の一つとして注目される都市鉱山も企業収益の貢献度はそれほど大きくなく。
国家ぐるみで戦略立案が欠かせず、資源戦略の一環として都市鉱山を位置づけ、
官民一体となったシステム構築を進めることが重要。
都市鉱山事業は、DOWA <5714> [終値421円]三井金 <5706> [終値191円]
JXHD <5020> [終値431円]子会社JX日鉱日石金属、タケエイ <2151> [終値1388円]
アサヒHD <5857> [終値1565円]松田産業 <7456> [終値1160円]など手掛ける。(日経ヴェリタス)
・9月の米国新車販売台数前年同月比9.9%増105万3722台。
上位メーカーGM前年同月比19.7%増、207145台。フォード9.0%増、174860台。クライスラー24.5%増、124561台。
トヨタ <7203> [終値2549円]17.5%減、121451台。日産 <7201> [終値701円]25.3%増、92964台。
・DIC <4631> [終値135円]欧州でポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂混練(コンパウンド)の生産拠点新設。
1400万ユーロ(約15億円)投じてオーストリア・ウイーンで年産6000トンのプラント2012年末に完成させる。
将来年1万トンまで拡張。数年後欧州でのシェア20%以上獲得目指す。
・Jパワー <9613> [終値261800円]と伊藤忠商事 <8001> [終値726円]
インドネシア国有電力会社(PLN)と25年の長期売買契約締結。2016年末から電力供給へ。
・9月の東京主要5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷)オフィス市況調査、
平均空室率は前月比0.01ポイント減8.64%と小幅ながら6ヶ月連続で改善。
1坪平均賃料は0.47%下落、1万7056円で穏やかな低下続けている。(日刊工業新聞)
・伊藤忠商事 <8001> [終値726円]傘下シーアイ化成、
ホコリやごみなど吸着する効果があるとされるマイナスイオンを放出する発行ダイオード(LED)電球開発。
発生装置を電球に内蔵し、照明をつけるとマイナスイオン発生する仕組み。初年度3万個の販売目指す。
・三菱瓦斯化 <4182> [終値442
耐熱性を従来品の2倍前後に高めた植物由来のバイオ樹脂を2012年から量産。自動車・電子部品向けとして出荷。
・トヨタ <7203> [終値2549円]9月モデルチェンジ新型「カムリ」発売1ヵ月の受注約6500台と年間販売目標6000台上回る。
・日比谷設備 <1962> [終値860円]省エネ型空調システム事業に参入。
外気除湿と室内送り込む空気の温度調整の機能分離した新システム開発。
東京国立市中央図書館向けに1億4000万円で受注。公共施設や企業に売り込み2013年3月期に売上高50億円と前期の3倍へ。
・ソディックプラスチック <6401> [終値134円]プラスチック射出成型機の品ぞろえ強化。
高性能対抗機を投入して巻き返し狙う。 (日経産業新聞)
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第三者割当
セコニック <7758> [終値93円]200万株 106円 10/24 割当先 MUTOH TCSホールディングス
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(今日の一言)
海外NY株式市場は、大幅急反発。本日も引け際一段高と「レバレッジ型上場投信」の影響も?!
独仏首相がユーロ圏債務危機に向けて対策打ち出す方針示したことを好感。
ナスダック指数は3.5%高、S&P500種は3.4%高となる。
寄り付きから反発、欧州株式市場の上昇も安心感に。
欧州株式市場はFT100種総合指数(ロンドン)は+9560、クセトラDAX指数(フランクフルト)は+171.59、
CAC40種平均(パリ)も+65.91と大幅上昇。4営業日続伸となる。
銀行株と商品(コモディティ)関連株が上昇けん引。
独仏首脳会談で債務危機打開策に期待も。一時的であれユーロ債務危機懸念和らいだところ。
原油価格や金なども上昇した。
東京市場も海外株式市場上昇を素直に受け入れそうな・・・
日経平均株価の25日移動平均線(8656円)で頭押さえられていましたが、本日は明確に抜ける公算高く。
ユーロ・円も104円台になっていることも追い風にも。
森精機 <6141> [終値688円]月足で見ると2009年からのボックス圏で700円割れから1100円付近となっております。
東日本大震災以降、東北地方の地域金融機関で預金残高の急激な増加続く。
七十七銀行 <8341> [終値319円]震災後預金残高8千億円超増加。
週末の銘柄研究に低位株を入れてみました。
ドリコム <3793> [終値75100円]5分割権利落ち後終値で高値を取ってきました。
分割前は一方通行的ないい動きの銘柄でしたが・・・
今回も結果的には信用買い残大幅減少が底値週になりそうな・・・
9月第4週の信用買い残高(5日発表)が1002億円の減少となり、東日本大震災直後の水準となりました。
個人投資家の下落への恐怖(リスク回避)での投げ売りが出たようにも思えます。
信用買い残の減少で1000億以上の場合はその週が底値圏となる傾向が強いです。
また東証投資主体別売買動向では海外投資家(外国人)10週連続の売り越しとはなっておりますが、売り株数も減少。
週末7日は朝方の非公式ながらも外資系証券会社の寄り付き前注文動向も9営業日ぶり買い越しになってきました。
ただユーロ圏17か国のスロバキア10日、連立与党を構成する4党が欧州金融安定基金機能拡充に関する協議を打ち切り。
協議は11日(日本時間同日午後4時)に再開予定に。
何とか可決となるとの声も多いもののちょっと気になるところです。
「iPhone(アイフォーン)4S」の売れ行き、ジョブス氏の遺作?とも感じ取ってるか初日100万台突破。
村田製作 <6981> [終値4235円]フォスター電機 <6794> [終値899円]
OKI <6703> [終値68円]値動きに変化があれば面白いところ・・・
米国自動車販売急回復しています。
曙ブレーキ <7238> [終値344円]北米回復してくれば切り返しも期待に?!
マツダ <7261> [終値147円]同社の技術力象徴してきたロータリーエンジン(RE)現車種RX-8生産来夏で終える。
当面の経営資源を独自の低燃費技術に集中。REの研究・開発は継続。
日足チャートは逆三尊的な絵面にも・・・
まだまだボラティリティーが大きい状況ですので、
ほんの少しの量ながらヘッジ的に国際VIXETF <1552> [終値15570円]IPATHVIX <2030> [終値2556円]
金ETF <1328> [終値3875円]なども考えておくことも・・・
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