米IT興隆・金融衰退

2011年12月5日（月）はれ

・消費者物価指数（CPI）4ヵ月ぶりにマイナスに転じるも、消費者の7割先行きの物価上昇見込む。
　モノやサービスの価格が「二極化」

・日経新聞社まとめ。2011年度の設備投資動向調査（酒精計画、1426社）全産業の設備投資額、前年度比14.4％増。
　今夏時点の当初計画に比べて横ばい。前年度実績2年連続で上回る。海外投資39.2％増。円高で国内投資は控え気味。

・オリンパス　<7733> ［終値1067円］
　損失隠しの実態調べる第三者委員会調査報告骨子4日、「飛ばし」は1999年3月期から始まる。
　損失ピーク時1300億円に。反社会勢力への資金流出の可能性は認められず。

・金融庁と日本証券業協会、投資信託協会は運用通貨選べる投資信託の販売規制強化。書面確認義務付け。

・米株式市場高値更新大手企業相次ぐ。IT（情報技術）大手IBMや外食大手マクドナルドなど新興国で稼ぐ収益力に投資家評価。
　一方、欧州債務危機響き、大手銀行株は全面安。「IT興隆、金融衰退」の構造変化映し出す。

・2011年度設備投資動向調査、自動車、機械が新興国向けに重点。化学、デジタル家電部材の生産増強へ。
　電機・鉄鋼は当初計画から減額。　

・設備投資ランキング：首位（前年調査1位）NTT　<9432> ［終値3850円］2011年度修正計画1兆9700億円　10年度比5.3％増。
　2位（3）NTTドコモ　<9437> ［終値138900円］7280億円　8.9％増　3位（5）日立　<6501> ［終値436円］7240億円　30.0％増。
　9位（20）JXホールディング　<5020> ［終値495円］4000億円　100.6％増。

・NEC　<6701> ［終値166円］日立　<6501> ［終値436円］データセンター向け省エネ技術開発。
　
　NECは外部記憶装置（ストレージ）の稼働状況を柔軟に変える方法、消費電力3割以上削減。

　日立IT（情報技術）機器と空調設備を連携させ抑制する技術開発、空調用の消費電力4割削減。（5日　日経新聞）

・第一生命　<8750> ［終値85200円］大都市中心に保育所開設。　
　JPHD　<2749> ［終値738円］ポピンズ（横浜市）2社に運営委ね今後5年で30か所、待機児童の1割2500人の受け入れ目指す。
　第一生命自社ビルの稼働率向上狙うほか、保育ノウハウ吸収、子育て世帯向けの新しい保険商品の開発検討。

・KDDI　<9433> ［終値510000円］全国CATV43社と提携。今月から順次携帯電話とCATVの加入促す。
　来年からスマートフォン（高機能携帯電話）向けのアプリをテレビでも利用できるサービスをCATV各社と始める計画。

・一川保夫防衛相の早期辞任与党内で3日広がる。
　自民党石原伸晃幹事長、共同で提出する国会会期末9日に防衛相の問責決議案を公明党と方針明示。可決する公算大きく。

・ロシア国営原子力・ロスアトム、日本進出。
　ウラン濃縮を日本から受注や海外原発建設で東芝　<6502> ［終値349円］などと協力関係築く狙い。

・SCSK　<9737> ［終値1253円］新クレジットカード不正検知サービス開発。カード会社へ提供。
　「クラウドコンピューティング」活用。システム導入費用も抑える。アプラス　<8589> ［終値46円］が導入。

・欧州連合（EU）8、9日の首脳会議控え、債務危機対策の最終調整へ。
　ユーロ圏各国財政規律の強化と経済・財政統合促進策協議、EU条約の改正探る。
　ドイツの反対で「ユーロ共同債」構想が前進するかは微妙な情勢。
　8日の欧州中央銀行（ECB)理事会での決定注目、ECBによる国債購入や利下げに期待高まる。
　一方、自制規律強化の効果慎重な見方多く。

・ユーロ圏各国の中銀が国際通貨基金(IMF)を通じて行う債務危機国への支援額、最大で2000億ユーロ（約21兆円）に達する見通し。

・ゼリア新薬　<4559> ［終値1268円］2012年にも中国で一般用医薬品（大衆薬）の販売へ乗り出す。
　14年3月期海外売上高、11年3月期比8割増100億円に。

・個人向け復興債に新しいタイプ追加。
　当初金利が低い変動金利型10年債で購入から3年中途解約しなければ復興記念金貨や銀貨もらえる。
　銀行や証券会社など全国1100の金融機関で5日から始まる。新復興債は購入単位で特典異なる。

・世界株式相場そろって上昇。米国ダウ工業株30種平均週間で787ドル（7.0％）高と2008年10月以来約3年ぶりの上げ幅記録。
　ドイツやフランスの株価指数10％強上昇。日米欧中銀のドル供給拡大で金融機関の資金繰りに対する不安が後退。
　投資マネーリスク資産に回帰。

・米ウエスタン・デジタル、タイの生産11/30に一部再開。復旧活動想定より早く進み、10-12月期の売上高見通しも上方修正。
　同社ハードディスク駆動装置(HDD)で世界シェア約3割握る最大手。　(4日　日経新聞）

・上場企業手元資金9月末60兆円と3月末比8％減。半期ベースで3年ぶり減少。グローバル競争激化対応、資金活用へ。
　円高背景に海外企業の買収件数は過去最高。企業株価に配慮し増配も相次ぐ。

・4-9月期日本企業によるM&A（買収・合併）326件と半期で過去最高に。

・米11月の雇用統計、非農業部門の雇用者数前月比12万人増。市場予測平均（12万3000人）とほぼ同じに。
　失業者数8.6％、前月比0.4ポイント低下。

・海運大手3社、保有する超大型タンカー1割削減。リーマン・ショック後石油需要伸び悩み運賃の低迷続く。
　tンカー削減で採算改善急ぐ。

・野田佳彦首相、一川保夫防衛相の問責迫られる。与党内にも交代論も。自公との対立決定的となれば法案協議入りも見通せず。

・ドイツメルケル首相、欧州債務危機の打開策について考え語る。
　域内財政規律や制裁を徹底する「財政連合」の実現を目指し、欧州連合（EU）条約の改正進める考え示す。
　長期戦で解決に取り組む覚悟協調。ユーロ共同債について導入の条件整っておらず、「危機対応には貢献しない」と明言。

・欧州国債市場イタリアとスペイン10年物国債利回りそれぞれ6.5％、5.6％と直近最高水準比1％前後低い水準へ。

・米景気一部薄明りさす。雇用情勢緩やかに改善。消費や企業の景況感も改善し悲観的な見方弱まる。

・年金積立管理運用独立行政法人（GPIF）2日、2011年7-9月期運用実績、株式と外国債券の運用振るわず、3兆7326億円の損失計上。
　運用資産額6月末から約4.9兆円減少、108.8兆円に。

・中国家電業界、欧米向け輸出減速に加え、
　2008年米国発金融危機（リーマン・ショック）後、国内消費支えた政府購入補助金が一部地域で11月末打ち切り。
　大手メーカー減産に動き出す。

・米英機関投資家11月ユーロ圏の債券を大量売却。
　保有する債券に占めるユーロ圏債券の割合、米機関投資家前月比1.5ポイント、英機関投資家3ポイント減。

・大手小売業プライベートブランド（PB＝自主企画）商品の品ぞろえの幅広げる。

　イオン　<8267> ［終値1054円］来春までに大手メーカー品の半額程度のPB商品を現在の2.7倍800品目に増やす。

　セブン＆アイ　<3382> ［終値2134円］品質重視した高価格帯のPB強化へ。

・2011年7-9月期リチウムイオン電池の世界出荷実績
　パナソニック　<6752> ［終値733円］グループシェア24.0％と韓国サムスンSDIを0.3ポイント上回る。

・日本電産　<6594> ［終値7130円］2日、タイ洪水で停止主力工場操業再開。
　中部アユタヤ県ロジャナ工業団地のハードディスク駆動装置（HDD）用小型精密工場でタイの同社工場で最も生産能力大きく。
　タイにある3つのHDD用モーター工場のうち2工場復旧。停止中工場も現地やフィリピンなどで代替生産へ。

・三井化　<4183> ［終値260円］中国国有石油大手中国石油化集団（シノペック）との合弁拡大。
　両社で約50億円追加投資、新工場併設。2015年稼働見込む。
　
・ホソカワミクロン　<6277> ［終値388円］新興国で営業網拡大。来夏までにヨルダンの営業拠点新設。
　ブラジルでも来年めどに現地企業と代理店契約。ロシアでも代理店3年以内に現在1ヵ所から約10ヵ所へ。
　
・ヤフー　<4689> ［終値2529円］「婚活」支援強化。
　結婚サービス・ツヴァイ　<2417> ［終値738円］と組み、パーティーサービス提供。サイト集客拡大につなげる。
　
・大成建　<1801> ［終値204円］ベトナムで国際空港の旅客ターミナルビルを建設する大型工事受注。
　受注額約447億円。2006年以来の大型プロジェクトに。
　
・日揮　<1963> ［終値1985円］千代田化工　<6366> ［終値871円］東洋エンジ　<6330> ［終値295円］
　ベネゼエラ製油所拡張事業を受注。日揮・千代化合計数百億円、東洋エンジ、コンサル業務請負受注額50億円超。
　
・ファーストリテイリング　<9983> ［終値12490円］衣料品専門店「ユニクロ」11月既存店売上高前年同月比1.0％減少。
　4ヶ月連続のマイナス。冬物衣料販売が伸び悩む。

・ハードディスク駆動装置（HDD）の店頭価格高止まり。タイ洪水の影響で部品不足続く。
　交換型HDDは洪水前比2倍超受賞したまま。外付けHDDも洪水前製造の急在庫減り、新製品店頭に並び始めた。

・日経新聞社とTBS　<9401> ［終値935円］
　各種メディアが融合する新メディアや経済・社会のグローバル化コンテンツの開発・提供などで業務提携。
　テレビ東京　<9413> ［終値1056円］毎日新聞社がメディア・パートナーとして開発・政策に加わる。

・米主要小売業11月既存売上高（ウォルマート除く）前年同期比3.2％増。7ヵ月ぶりの低水準の10月（3.7％増）の伸び率下回る。
　年末商戦への例年以上の買い控えとも。

・米サプライマネージメント協会（IMS）11月製造業景況感指数（PMI）前月比1.9ポイント上昇、52.7。
　50を28か月連続超え、市場予測平均（52程度）を上回る。同指数8月の80.6を底に徐々に上向き傾向へ。（3日　日経新聞）　

・野田佳彦首相、
　自公両党が参院提出する一川保夫防衛相問責決議案が可決する公算大きくなったことを受け、一川氏進退を早ければ5日決断へ。

・ボーナスの12月、メガバンクや大手証券会社、例年以上に個人資産の取り込みに力。国債などにも力入れる。

・太陽光発電巡り、米中間の貿易摩擦が過熱。米政府中国企業のダンピング（不当廉売）調査や報復関税の検討。
　中国側は法的措置も辞さずと猛烈に反発。官民挙げての対立激化。

・米国・ミャンマー間の雪解けムードでミャンマーに商機拡大。中古車業界期待大きく。先行進出繊維業界も対応強化。

・来年11月米大統領選向けて共和党候補者指名争いで会社経営黒人ハーマ・ケイン氏（65）選挙戦から撤退表明。（5日　産経新聞）

・国内でリサイクルすべき使用済みペットボトル、回収先の自治体から海外へ売却されるケースがあ値断たず。
　9割以上中国に流出、取引価格日本の3倍も。輸出が5年前の4倍へ。
　豊富な再生資源の消失となるほか、国内リサイクル業者の経営悪化防ぐため、海外売却自治体名公表する方針。

・中国人民銀行(中央銀行)公式ウェブサイトで「資産バブルの終焉」に対する警告。
　声明で「不動産投資の伸びは4w含み、開発業者の資金繰りが悪化。取引減速、不動産価格は転換期に来ている」との認識示す。
　住宅価格下落続けば銀行の不良債権膨らみ、経営破たんに追い込まれる懸念。　(4日　産経新聞）

・タイ洪水の影響「工作機械」メーカ各社に注文殺到。水没した設備の更新需要受注前年同月比2倍以上に拡大。
　
　ツガミ　<6101> ［終値509円］
　ここ数ヶ月ゼロだったハードディスク駆動装置（HDD）の部品加工する機械受注、10月から急増。日本国内3工場はフル操業。

　三菱電　<6503> ［終値750円］対復旧要員2倍の70人に。
　日本と中国で来年3月までにタイ向け工作機械部材など関連装置950台分増産。

　牧野フライス　<6135> ［終値589円］現地復旧要員新規に70人派遣。　

　森精機　<6141> ［終値752円］50人12月に日本から送り込む。

・中国紙、電子商取引中国最大手アリババグループがソフトバンク　<9984> ［終値2405円］と共同で
　米ヤフーを約200億ドル（約2兆円）で買収交渉進めていryと報道。(3日　産経新聞）

・深きメルケルの悩み　盟主ドイツ財政規律の持論曲げず。

　国民は「豊かなドイツ」を謳歌、それゆえ南欧には厳しい現実。
　海外各国からもドイツの対応の鈍さを批判、大胆な行動を求める圧力強まり続けている。
　「心変わり」を周囲はメルケル氏に期待。
　メルケル首相が「決断」に及び腰なのは、規律重視という原則を揺るがせば国民の支持が離れ、
　しかも与党内勢力の離反も招きかねないという政治的なリスクと無縁ではなく。

・中国人民銀行（中央銀行）11/30夜に3年ぶりの預金準備率引き下げ。
　舞台裏2013年春に引退する温家宝首相の後継人事を巡る駆け引きが浮かぶ。
　「人民銀の準備率下げと6中銀の協調行動が偶然の一致であるわけがない」と中国エコノミスト言い切る。
　事前連絡受け、それから準備率引き下げ決めたとも。
　
　来年秋の共産党大会まで残り時間は1年を切り、最高指導部の人事巡り綱引きは激しく、すべての政策はその余波を受ける。

・「ブラックフライデー」に続く「グリーンマンデー」年末商戦好調受けて、上昇銘柄示すグリーンのランプ一斉に点灯。
　今年は感謝祭当日（24日）が事実上スタート。滑り出し意外にも好調。
　年末商戦全体の売り上げ予想は前年比2.8％増（昨年は5.2％増）序盤戦ピークの4日間（24〜27日）売上高前年同期比16％増。

・ブラジル当局、景気刺激策を相次ぎ打ち出す。政府1日、個人向け融資や家電販売の促進を目的にした減免税策発表。
　中央銀行1日、今年3日目となる政策金利の引き下げ実施。当局インフレ抑制にも配慮せざるを得ず、両立に苦心も。

・インド政府11/30発表、2011年第2四半期（7-9月期）実質国内総生産（GDP）成長率前年同期比6.9％にとどまる。
　インフレとその対策としての金融引き締め策が背景で、インド経済の減速傾向が鮮明に。

・東レ　<3402> ［終値581円］2012年3月期繊維事業の部門営業利益が450億円と前期比39％増、8期ぶりに稼ぎ頭に返り咲く。
　「ヒートテック」素材伸び、事業改革の成果も。

・太平洋セメント　<5233> ［終値151円］住友大阪セメント　<5232> ［終値227円］
　2011年度第1〜3次補正予算でインフラ関連の復旧事業でのセメント需要に追い風。

・会社がわかる　特集業界分析　工作機械　

　超円高でもびくともしないファナック　<6954> ［終値13160円］多くのアナリストも下を膜連結業績。
　
　対ユーロの感応度高い森精機　<6141> ［終値752円］
　想定為替レート1ユーロ＝約110円と期初から5円円高見直しで10億円以上営業減益要因。
　独ギルデマイスターとの取引を為替対策に生かす。ギルデ製工作機械500台販売、森精機の1か月分の生産数に相当。

　牧野フライス　<6135> ［終値589円］とアマダ　<6113> ［終値486円］「国内重視派」日本での競争力高いモノつくり。

　東芝機械　<6104> ［終値429円］
　「一番の懸念要因は中国経済の減速」と警戒。アジア売上高比率が4割超で収益へのインパクトは大きい。

　オークマ　<6103> ［終値614円］通期純利益見通し前期の9.5倍、58億円（従来予想は45億円）に上方修正。
　人件費日本比で安い台湾で部品・ユニット生産、日本で完成品に組み立てる。調達コスト引き下げ分で円高のマイナス吸収。　

　ハードディスク駆動装置（HDD）用駆動部品の仕上げ加工用高精度機ほぼ100％のシェア、ツガミ　<6101> ［終値509円］
　同社タイに納めている約6000台のうち、少なくとも1000台以上水没、すでに代替機の需要一部で出始めている。

　森精機　<6141> ［終値752円］
　タイ納入約4000台のうち4分の1の1000台が浸水、復旧需要見込み部品生産強化。被災企業への「配慮」から値引き販売も。

・日米欧主要中銀ドル資金供給へ協調策打ち出したのを受け、欧米主要金融機関の株価急回復。
　資金繰り懸念後退、株式買い戻す動き。一方、欧州債務危機の抜本的解決にはつながらず、上昇余地限られるとの見方が大勢。
　市場ではECBによる重債務国国債の購入拡大やIMFによる金融支援の拡充など抜本的な対策が不可欠との見方が大勢。

・ＯＵＴ　Ｌｏｏｋ:今週の株式相場は8700円への戻りを試す展開か。売られすぎの反動から買戻しの動き続きそう。
　一方、週後半に開かれる欧州中央銀行（ECB)理事会や欧州連合（EU）首脳会議で危機収束に向けた有効策示されない場合、
　投資家が再びリスク回避姿勢に転じる可能性も。
　先週日経平均は週間で5.9％上昇。　
　12/2、11月米雇用統計で失業率8.6％と事　前予想より大幅に改善、「空売りしていた株を買い戻す動き広がる可能性も」
　新興国の金融緩和も強材料。国内10月の機械受注統計、11月の景気ウォッチャー調査8日発表。
　先物主導で現物株は振れやすい展開が続きそうと。

・Ｗａｌｌ　Ｓｔｒｅｅｔ:今週の米株式相場は値動きの荒い展開か。投資家の悲観心理はやや和らぐも予断許さず。
　8〜9日の欧州連合（EU）首脳会議などで欧州債務危機の回避に向けた抜本策が示されるか。
　期待空振りなら相場が再び下振れするリスクも残る。
　市場の期待はユーロ共同債の創設やECBによるユーロ国加盟国の国債買い入れの拡大などの抜本策。

・プロの相場観　向こう１週間の【ブルベア調査】強気派54％（前回比+17）弱気派20％（同-6）中立26％（同-11）
　強気派が過半数を超すのは10/28以来1ヵ月ぶり。

・世界市場往来：先週の世界の株式相場は総じて反発。
　米クリスマス商戦好調な滑り出しや日米欧など主要中央銀行によるドル資金の供給策、
　中国中央銀行による預金準備金引き下げを好感、欧州株価指数は急騰。
　タイとブラジルも利下げ発表。アジア・新興国しっかり。上海市場唯一マイナス。

・来年7月導入、再生エネルギー買い取り制度で市場拡大見込め、ソーラーパワー日本の産業を明るくできるか。

　三菱電　<6503> ［終値750円］東芝　<6502> ［終値349円］昭和シェル　<5002> ［終値522円］雪国仕様新潟にメガソーラー。

　コスモ石油　<5007> ［終値211円］西日本中心に全国10ヵ所近くでメガソーラー事業への参入検討。

　山梨県大型プロジェクト、メガソーラー事業者に、
　三井物産　<8031> ［終値1233円］東京海上アセットマネジメント、明電舎　<6508> ［終値201円］3社連合選出。

　国際航業HD　<9234> ［終値202円］群馬館林市の住宅地や宮崎リニアモーターカー実験線跡地で太陽光発電所稼働。

　ソフトバンク　<9984> ［終値2405円］日射量多い好立地囲い込み急ぐ。
　200ヵ所以上のメガソーラーの候補地が寄せられ、100億〜200億円規模の投資枠用意。

・ウエストHD　<1407> ［終値659円］今後産業用も伸びると判断。福岡東峰村でメガソーラーの建設計画進めてノウハウ獲得急ぐ。

・キャラクタービジネス、景気には左右されにくく、企業収益下支えする力も。

　東映アニメ　<4816> ［終値1698円］アニメ「ワンピース」関連好調で上半期過去最高売上高。

　創道　<3711> ［終値1270円］
　「機動戦士ガンダム」の商品化版権持つ。今期大手出版社と共同でガンダムを用いた商品を企画予定。

　サンリオ　<8136> ［終値3875円］
　「ハローキティ」ほか多くの版権所有。キャラクター許諾料収入得る事業重視。商品売れ残りリスク軽減。

　凸版印　<7911> ［終値569円］非上場子会社フレーベル館（東京・文京）「アンパンマン」の出版版権保有。

　ベネッセHD　<9783> ［終値3545円］人気キャラクター「しまじろう」を活用、前面に出した宣伝。　

・上場地銀・第二地銀84行・グループ　2011年4-9月期決算ランキング。

　不良債権率の低さ：

　上位1位沖縄　<8397> ［終値3410円］1.64％　2位池田泉州　<8714> ［終値117円］1.81％　3位京葉　<8544> ［終値379円］1.91％
　
　下位1位高知　<8416> ［終値77円］7.33％　2位南日本　<8554> ［終値156円］6.51％　3位東和　<8558> ［終値97円］6.03％

　実質債務純益増減率：

　上位1位東和　<8558> ［終値97円］347.8％　2位福岡中央　<8540> ［終値385円］61.2％　3位青森　<8342> ［終値239円］23.6％

　下位1位みちのく　<8350> ［終値148円］▲52.8％　2位八千代　<8409> ［終値1951円］▲42.8％　3位福島　<8562> ［終値38円］▲42.6％

　連結自己資本比率：

　上位1位山陰合同　<8381> ［終値554円］18.02％　2位八十二　<8359> ［終値448円］17.32％　3位静岡　<8355> ［終値782円］17.15％

　下位1位豊和　<8559> ［終値92円］8.36％　2位福島　<8562> ［終値38円］8.42％　3位南日本　<8554> ［終値156円］8.77％

　貸出金増減率：

　上位1位東邦　<8346> ［終値215円］8.07％　2位宮崎　<8393> ［終値180円］7.55％　3位フィデア　<8713> ［終値206円］5.03％

　下位1位長野　<8521> ［終値167円］▲3.44％　2位山梨中央　<8360> ［終値320円］▲2.07％　3位阿波　<8388> ［終値530円］▲1.75％

・ランキング：安定的に利益稼ぐもPBR（株価純資産倍率）低い企業。
　直近5期黒字、直近自己資本利益率（ROE）10％以上、ネット有利子負債の自己資本に対する倍率（DEレシオ）1倍以下。

　1位ダイハツディーゼル　<6023> ［終値353円］PBR　0.505倍　環境規制に対応した新製品が好調。

　2位ミライアル　<4238> ［終値1005円］0.653倍　直径300ミリ半導体シリコンウエハー製品で高いシェア。　

　3位ケーヒン　<7251> ［終値1230円］0.742倍　独ダイムラーから新規受注獲得。あhンロ開拓に積極的。

　6位日本合成　<4201> ［終値447円］0.800倍　液晶ディスプレー偏光板用フィルムと食品包装用樹脂競合少なく収益安定。

　12位インフォコム　<4348> ［終値93000円］0.892倍　自社データセンター利用してソフトの機能を提供するサービス事業に軸足。

　23位セゾン情報　<9640> ［終値1005円］1.161倍　好採算のデータ連携ソフトが既存顧客からの更新需要に支えられる。

　33位ハイディ日高　<7611> ［終値1217円］1.329倍　テレビ番組で紹介され、認知度高まり既存店復調傾向。（日経ヴェリタス）

・日米11月新車販売台数ともに前年実績上回る。
　日本国内新車販売台数前年同月比22.9％増39万5567台、2ヵ月連続プラス。
　米国新車販売台数前年同月比13.9％増99万472台。

・米サンパワー（カリフォルニア州）変換効率24％の世界最高性能の太陽光パネル生産、2012年に開始。
　東芝　<6502> ［終値349円］と現在住宅用に加え、産業用・発電用に協力関係拡大検討。
　東芝以外にも携帯相手開拓する考えも。　

・ローム　<6963> ［終値3715円］電力損失をシリコン（Si）製パワー半導体の20分の1以下に抑えた
　炭化ケイ素（SiC）製トレンチ金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ（MOSFET）開発。
　電気自動車（EV）や家電、再生可能エネルギーなどで使う電力の高効率利用や関連部品の小型化へ。

・伊藤忠テクノ（CTC）　<4739> ［終値3420円］
　最短1ヵ月で企業内に専用クラウドコンピューティング環境を構築猿サービスを月内に始める。
　導入1年目にかかる費用は運用費含め1995万円から。今後3年間で80億円の売り上げ目指す。
　ITインフラの運用にかかる5年間のコスト、約4割削減可能に。
　
・アサヒペン　<4623> ［終値134円］透明プラスチックの裏面にスプレー塗装するだけで表面側を鏡面仕上げる塗料開発。
　コスト削減、工程数短縮。遊技場の装飾で採用決まる。

・東レ　<3402> ［終値581円］2013年度浄水場などで使われる水処理膜の製造コスト半減へ。
　欧州メーカーに匹敵するコスト競争力付け、浄水場や排水リサイクル用途の需要取り込む。
　
・2015年エネルギーや農業（アグリ）、食品、化粧品、医療、研究支援の6分野で
　バイオ技術国内市場10年比49.7％増、2兆8531億円に達する。

・ノザワ　<5287> ［終値114円］2014年までにビル向け外壁材で中国市場専用製品投入。
　東北部寒冷地向けに押し出しセメント整形セメント板と断熱材一体化外壁材製品化。（日刊工業新聞）

・ザ・パック　<3950> ［終値1145円］針金の代わりに天然素材の糸で貼りあわせた段ボール箱開発。
　解体容易、糸も付けたままでもリサイクルに回せる環境配慮にも。

・アルバック　<6728> ［終値1086円］3次元（3D）構造持つ次世代半導体向け新型製造装置開発。化学反応利用。

・ソフトバンク・テクノロジー　<4726> ［終値605円］台湾支店開設。
　2010年から進める東アジア地域での電子商取引（EC）関連サービス順調に拡大に対応。
　
・芦森工　<3526> ［終値103円］シートベルトやエアバックの部材の海外調達拡大。韓国に調達専門子会社設立。
　従来より3〜5割安く調達、価格競争力向上へ。　（日経産業新聞）

————————————————————————————-

売り出し

クックパッド　<2193> ［終値1794円］（海外市場）123万1000株

新規公開株

コード　 市場　　 銘柄　　　　　　幹事証券　　公募価格　　　発行株数　　単位株

12/7 <6054> マザーズ リブセンス　　　　 大和ＣＭ 　 990円　　　655,000株 100株

————————————————————————————-

（今日の一言）

週末の海外ＮＹ株式市場は、ほぼ横ばい。
日米欧主要中銀ドル資金供給へ協調策打ち出したのと中国金融緩和受け、
主要株価指数の週間の上昇率は2009年3月半ば以降最大となった。

11月の米雇用統計で失業率が低水準となったものの、市場では欧州債務危機への抜本的な対策出るかどうか不安視もされている。
週足ではダウ工業株30種平均が7.0％、ナスダック総合指数が7.6％、S&P総合500種指数は7.4％とそれぞれ上昇した。

週末に銘柄研究を【コロ朝プレミアム】に掲載いたしました。

米国雇用統計はほっと安心といった状況でした。

欧州株式市場はFT100種総合指数（ロンドン）は+62.95、
クセトラDAX指数（フランクフルト）は+44.80、CAC40種平均（パリ）も+35.00と反発。
11月の米雇用統計を好感。銀行株確り。

東京市場はというか今週は欧州市場のイベント待ちといった展開でしょうか？！
米国雇用統計が安心感をともなった割には米国株式市場の上昇が続かず、
それでも大幅高の後での押し目もなくといったような・・・
中小型材料株の日替わりでの賑わいも・・・
日替わりといっても急騰した銘柄は翌日も頑張っています。

日経平均株価の日足チャートでは窓が3つ空いております。需給線と言われる75日移動平均線もあと一歩のところも。

ユビキタス　<3858> ［終値94000円］何度目かの正直となるでしょうか？

日経ヴェリタスでは「工作機械」に特殊記事が来ています。

ファナック　<6954> ［終値13160円］は別格となりましょうが、押さえておいても良さそうですよね？！

ツガミ　<6101> ［終値509円］東芝機械　<6104> ［終値429円］森精機　<6141> ［終値726円］を見ております。

SCSK　<9737> ［終値1253円］新クレジットカード不正検知サービス開発。カード会社へ提供。
「クラウドコンピューティング」活用。システム導入費用も抑える。アプラス　<8589> ［終値46円］が導入。

メガソーラーで特集も組まれています。
その中で掲載はされてはいませんがサニックス　<4651> ［終値247円］も進出。外国格安パネル調達へ道筋も？

明星電気　<6709> ［終値84円］住金物産　<9938> ［終値179円］ミャンマー関連とも・・・

ダイハツディーゼル　<6023> ［終値353円］今旬？の大証銘柄で日足チャート一目均衡表で遅行線が実体抜け、
現在雲の中ですが上抜けも間近に。商いも先週中ごろから出来てきています。

グローブライド　<7990> ［終値88円］短期回転候補とのお話も・・・？！

沖電線　<5815> ［終値161円］癖の悪さはありますが、注目しているところからいつ来てもなんていった噂も？！

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
無料健康診断で【コロ朝プレミアム】
1ヵ月無料でご覧いただけます。
その上協力費（3000円〜30万円程度）がもらえる可能性も
詳細⇒ http://www.koronoasa.com/blog2/?p=350
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
お待たせいたしました！！
2012年版投資カレンダー弊社分完売もこちらでは受付中！！
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
株式投資セミナー株のお姉さんコラボ第3弾
12月10日（土）14：30〜16：45（開場14：15）

講師：雨宮京子氏（経済コメンテーター）
ミョウジョウ・アセット・マネジメント
代表（CEO&CIO）　菊池真氏　(ヘッジファンド運用)
お申込み⇒　https://www.directform.info/form/f.do?id=1890
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

＜＜（株）アスリーム免責事項＞＞
● 本資料は、投資判断の参考となる情報の提供を唯一の目的としており、
特定の銘柄について投資勧誘を目的にしたものではありません。
本資料言及した銘柄や投資戦略は、投資に関するご経験や知識、
財産の状況および投資目的が異なるすべてのお客様に、一律に適合するとは限りません。
また株式・債券等の有価証券の投資には＜＜手数料等およびリスクについて＞＞
記載したとおり、株価・債券価格等の有価証券価格等の下落や
発行者の信用状況の悪化等により、投資元本を割り込むおそれがあります。
銘柄の選択、投資判断の最終決定は、お客様自身の判断で行なうようにお願いいたします。

【コロ朝プレミアム】会員の方でメールが突然来なくなってしまったらご連絡ください。
送信システムで何度か届かないことが続きますと自動的に停止になることがあります。

———————————————————————–

株式会社アスリーム
INTERNET MEDIA OF INVESTMENT NEWS　　　　　　　　　　　　　
　 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場2-14-5　　　　　　　　　
　
URL : http://koronoasa.com/
———————————————————————–

記事の続きはコロ朝プレミアムで！