
ブラックフライデー好スタート
- 2012年11月26日
- 株式投資・経済ニュース全般
2012年11月26日(月)曇りのち雨(太平洋側大雨も)
・ホンダ <7267> [終値2750円]2016年頃発売する主力セダン「シビック」「アコード」の次期型車から設計開発業務を北米拠点に移す。
連結経常利益4割稼ぐ北米事業さらに強く。
・ルネサスエレク <6723> [終値289円]政府系ファンド産業革新機構と製造業8社買収計画最終合意へ。12月初旬買収計画発表見通し。
・有力地方銀行が東南アジアの銀行と相次ぎ業務提携。
横浜銀行 <8332> [終値394円]
インドネシアに340強の営業拠点置くバンク・インターナショナル・インドネシアやタイ最大商業銀行バンコク銀行と提携。
七十七銀行 <8341> [終値329円]11月インドネシア4位商業銀行バンクネガラインドネシアと提携。
静岡銀行 <8355> [終値821円]京都銀行 <8369> [終値700円]インドネシア5位CIMBニガと組む。
・ジャックス <8384> [終値318円]消費財の購入資金融資する販売金融をインドネシアに展開。
バイクローン手掛けるササナ・アルサ・ファイナンス(ジャカルタ)の株式40%取得、役員派遣。ベトナムに続きアジア消費市場での展開加速。
・政府によるJT <2914> [終値2401円]株の売却時期決まらず。今年度中の売却断念との見方も浮上。
・企業再生得意とする投資ファンド、債務危機に直面する南欧企業の買収に動く。
スペイン不動産関連、技術力のあるギリシャ、イタリアの企業対象。
・三菱重工 <7011> [終値364円]2015年メドに天然ガス燃料にした次世代船舶用エンジン投入。造船業界でも自動車のように環境技術が重要に。
・JCVケンウッド <6632> [終値284円]業務用販路開拓強化。
カーナビゲーションシステムでは自動車メーカー向けOEM(偲手先ブランド生産)、無線機では放送局からの受注増やす。(26日 日経新聞)
・アジアで鉄鋼、紙、石油化学製品など主要素材の値下がり広がる。
中国中心に生産能力の増強続く一方、欧州向け輸出などが停滞し供給過剰に陥る。日本の素材企業が実施している減産は長期化する可能性も。
・大和ハウス <1925> [終値1245円]今後2〜3年で約600億円投じ、全国大都市近郊に大型物流施設6〜7ヵ所建設。
ネット通販利用者増、通販各社消費者に近い施設の賃貸需要が高まると判断。
・大和総研(東京・江東)KDDI <9433> [終値6080円]富士通 <6702> [終値304円]3社、ミャンマー中央銀行の基幹IT網の整備受託。
大和証券グループ本社 <8601> [終値365円]国営企業の民営化支援するファンド創設。
・日本維新の会、目玉の主要政策相次ぎ軌道修正。原発ゼロ方針や企業献金の即時禁止などあいまいに。
政策より第三極結集を優先にする方針。維新内部からも疑問の声も。
・東南アジアで賃金引き上げの波広がる。インドネシアやタイの主要都市では政府が2013年の最低賃金前年比で4割以上引き上げる。
購買力高めて成長維持する狙い。事業の採算性や物価の生業に混乱もたらす可能性も。(25日 日経新聞)
・金融庁2014年3月期から地域金融機関対象、新自己資本規制導入。
自己資本の定義より厳格に劣後債や劣後ローン除外する一方、
将来の不良債権発生に備えて積み立てる貸倒引当金の参入認め金融機関経営の健全性向上促す。
ほとんどの金融機関で自己資本比率急激に下がる事態は避けられる見通し。
・吉野家HD <9861> [終値104200円]
並盛りで250円の牛丼販売店出店。メニュー牛丼の並盛りと大盛りに絞る。出店費用4割安く抑えて低価格実現。3年で100店出店。
・日揮 <1963> [終値2679円]サウジアラビアで大型製油所の建設に参画。
同国国営石油サウジアラコム手掛ける事業の一部として年内中核設備受注。受注額10億ドル(約800億円)程度と。日揮6年ぶりの大型受注に。
・12/19投開票韓国大統領選挙、安哲秀(アン・チョルス)候補(50)立候補断念、野党候補一本化。
文在寅(ムン・ジェイン)候補(59)と保守党与党朴槿恵(パク・クンヘ)候補(60)と保革一騎打ちの構図に。
・米国年末商戦22日、本格的スタート。
「財政の崖」が影を落とす形で商戦開幕直後の客足は鈍いという予測も。小売り各社大幅な値引き強いられ早くも消耗戦の様相。
・米格付け会社がフランス国債引き下げし、金融市場信用不安再燃の懸念も。欧州債務危機の火種として市場で意識される。構造改革の遅れ背景。
・米ゼネラル・モーターズ(GM)で遅れていたエコカーで巻き返し狙う。
2013年に電気自動車(EV)投入、17年までにエコカーの年間販売50万台に引き上げる。
・川重 <7012> [終値195円]都市ごみなどの廃棄物をセメント生産の燃料や原料にするプラント、セメント会社向けに国内で販売。
中国最大手セメントメーカーと共同開発。今後5年で10基程度、数百億円規模の受注目指す。(24日 日経新聞)
・キヤノン <7751> [終値2912円]ソニー <6758> [終値834円]ニコン <7731> [終値2177円]富士フイルム <4901> [終値1476円]
パナソニック <6752> [終値407円]オリンパス <7733> [終値1420円]デジタルカメラ大手6社、2012年度販売計画一斉に下方修正。
減少幅合計1050万台と前回計画比1割減。2年連続の減少に。
各社高画質レンズ交換式デジカメ強化。レンズ交換式の多いキヤノン、ニコンは下方修正しても販売が前年度比7〜9%増と安定収入見込む。
・22日東京株式市場日経平均株価5/2以来約半年ぶり9300円台回復。終値前日比144円28銭(1.56%)高9366円80銭。
自動車など輸出関連中心に幅広い銘柄が買われた。
・毎年2月に行われる東京マラソンが世界五大マラソンで構成する最高峰シリーズ「ワールドマラソンメジャーズ(WMM)」に加盟。欧米以外で初。
・中国広東省広州市で自動車展示会「中国広州国際展覧会(広州モーターショー)」開幕。日本各社低価格のハイブリッド車(HV)などを投入。
巨大市場でのシェア奪還目指す。中国日系自動車敬遠する風潮が薄れ始めているものの日系各社への逆風は収まらず。
・東京株式市場株高けん引したのは外国人投資家の買い。
これまでは短期売買する投機筋目立つも、投資信託など長期運用する外国人の資金も流入し始め、
日本株の上昇の勢い強まり「持たざるリスク」意識する外国人が増える。出遅れ目立つ日本株、11月上昇率は主要国トップ。
・国交省22日、10月時点地価動向調査、全国150地区のうち34地区が3ヵ月前比上昇。
前回調査から上昇地区は1地区増、下落地区は29地区と6地区減。上昇地区が下落地区を上回るのは2008年4月以来4年半ぶり。
・東京海上HD <8766> [終値2165円]中国最大保険グループ中国人民保険集団(POCC)に約40億円出資する方針。
業務面でも関係強化、日系企業に中国全土で保険サービス提供できる体制へ。
・イスラエルとパレスチナ自治区ガザ実効支配するイスラム原理主義組織「ハマス」の停戦が21日発効。8日間続いた戦闘ひとまず収束。
エジプトの懸命な調停工作実る。
・欧州大手銀10行7-9月期最終損益単純合算約1770億円の赤字(前年同期1兆1800億円の黒字)。
フランス大手2行がギリシャ子銀行売却に伴い2000億円規模の損失計上響く。自己資本の増強に動けない銀行では貸し渋りが広がる可能性も。
・蒸気発生器の破損で緊急停止米カリフォルニア州原子力発電所のトラブル長期化、再稼働のメド立たず。
蒸気発生器製造三菱重工 <7011> [終値364円]の逆風強まる。4500万ドル(約36億9000万円)請求。請求額さらに増える見通しも。
・王子HD <3861> [終値253円]2016年3月末までに国内の全従業員の1割にあたる約2000人削減柱とするリストラ策発表。工場閉鎖も検討。
・ニプロ <8086> [終値568円]京都大学などと様々な細胞に成長するiPS細胞などを再生医療向けに培養する装置開発。
大きさ3分の1、大量培養しやすく。2年後の実用化目指す。
・欧米系格付け会社フィッチ・レーティング22日、
ソニー <6758> [終値834円]パナソニック <6752> [終値407円]の長期発行体格付け「投機的」水準へ格下げ。
格付け見通しいずれも「ネガティブ(弱含み)」と一段の格下げの可能性も。
・日産 <7201> [終値788円]ブレーキとアクセルペダルの「踏み間違え衝突防止アシスト」採用最上級車ミニバン「エルグランド」12/13発売。
急発進事故の発生リスク抑える。今後ほかの日産車にも低コストな安全技術として順次採用。
・10月の全国スーパー売上高1兆36億円。既存店ベースでは前年同月比4.0%減、8ヵ月連続前年実績下回る。
「各社値下げも客足の回復につながらず」
・DeNA <2432> [終値2621円]ミクシィ <2121> [終値158000円]のスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)向けゲームサービス提供。
ミクシィ会員20〜30代女性中心、月間1400万人利用。一方DeNAは約4500万人会員のうち6割男性。相互補完関係と。
・ナブテスコ <6268> [終値1641円]日本航空ビルデング <9706> [終値942円]から新型省エネ自動ドアシステム68台受注。
室内の冷暖房などの効果を高めることが出来るシステムとして拡販狙う。
・グンゼ <3002> [終値205円]
2013年夏にも日本と中国で心臓手術後の幹部の癒着防ぐ医療用フィルムの臨床試験(治験)始める。3億円投じ中国深?に新工場建設。
・株式の時価総額より保有する手元資金(有利子負債差し引いた純額=ネットキャッシュ)の方が多い企業増加。
9月末時点130社と3月末より2割増。
・曙ブレーキ <7238> [終値364円]2012年3月期末865億円の連結有利子負債を16年3月期末までに300億円程度減らす計画。苦戦続く北米事業のテコ入れなどで同社北米事業前期53億円の営業赤字計上。今期損益トントンに改善、来期以降黒字化目指す。
・東証投資主体別売買動向11月第2週(12-16日)海外投資家(外国人)2週ぶり買い越し(1292億円)
個人投資家2週ぶり売り越し(1081億円)10月第3週以来の高水準。信用取引、現金ともに売り越し。
生保・損保は10週連続売り越し、信託銀行4週連続売り越し。
・ジャスダック投資主体別売買動向11月第2週(12-16日)
海外投資家(外国人)3週ぶり売り越し(17.76億円)個人投資家2週連続売り越し(6.25億円)。
・外国為替市場でユーロの対円でのじぃう商が鮮明に。衆院選に絡んだ円売りと欧州債務問題への安心感からユーロ買いに勢いつく。
投機筋は先物ではなおユーロ売り越し。(23日 日経新聞)
・インフルエンザや風邪流行する冬本番前に機能性ヨーグルトの増産体制整える。
明治HD <2263> [終値3585円]「R-1」年初にヒットきっかけに機能性ヨーグルト需要高まる。「R-1」のドリンクタイプを増産。
・国民の生活が第一の小沢一郎代表、党所属衆院選候補予定者に対しビラの作製中止するよう指示。新党結成目指しているとの見方も。
・ホンダ <7267> [終値2750円]昨年12月発売「N BOX」今年4-9月の軽の車名別販売ランキングで首位奪取。急速にシェア伸ばす。
ダイハツ <7262> [終値1414円]スズキ <7269> [終値1928円]の2強の牙城崩そうと虎視眈々と狙う。(26日 産経新聞)
・12/16投開票の衆院選、3つのシナリオ。
自民党210議席以上獲得すれば「自公で過半数」クリア。その場合12/25にも特別国会召集、自公連立政権発足「安倍首相」誕生。
ただ来年夏の参院選まで「衆参ねじれ」状態続く。「議員定数削減」という難題も抱える。
自民党比較第一党になっても公明党と過半数に届かなかった場合:両党連立パートナーを模索せざるを得ない。
衆参ねじれ一気に解消できる自公に民主党を加えた「自公民」大連立。又は自公に維新の会加えた「自公維」もあり得る。
衆院選後「自公プラスα」の連立協議が難航すれば特別国会の年内召集できず、野田佳彦首相のまな新年を迎える。
維新が自民に次いで比較第二党になるなど第三極勢力躍進した場合:政権の枠組み巡り主導権争い激しく政局一気に流動化。
自民党が政権奪還実現するために、維新の石原慎太郎代表を首相に担ぎ出す奇策も否定できず。(25日 産経新聞)
・不動産投資信託(J-REIT)相場上昇。東証REIT指数1年6ヵ月ぶりの高値。
今月14日から7日続伸。終値1067.16と11/2の年初来高値(1065.16)を更新。2011年5/31(1067.76)以来の高水準に。
「自民党が与党になれば、日銀がREIT含むリスク資産の購入枠拡大する」と投資家の動き。政治動向次第では大きく相場が動く棄権に警戒感も。
・日本維新の会代表代行橋下徹大阪市長23日、みんなの党渡辺善美代表に「吸収合併」呼びかけ、みんなの党側反発。
「共闘」どころか「共倒れ」の可能性も。
・針を使わないホチキス市場急成長。改良進み環境にも優しく。従来予想3-4枚の紙閉じるのが精一杯も、最大10枚可能で需要拡大。
コクヨ <7984> [終値648円]「ハリナックス」シリーズ大ヒット。プラス(東京・港)今年8月小型版で業界初の500円切る新商品発売。
・米国「財政の崖」問題で崖の回避に向けた議会の与野党協議が感謝祭後週明けから本格化。部分的な合意で急場しのぐ可能性が高い。
最大の焦点は税制。オバマ大統領と与党民主党は年収25万ドル(約2000万円)以上の世帯の減税打ち切る方針。
野党共和党「景気への打撃大きい」として富裕層含めた減税延長を求める。
財政の崖からの転落は米経済のみならず世界経済への影響も甚大、「与野党とも望まないシナリオ」と。
どこまで市場に説得六のある案で妥協できるか問われている。
・気象庁12月〜来年2月の3ヶ月予想発表。広い範囲で平年より寒さ厳しく。
平均気温北日本(北海道・東北)除き12月と来年1月は低温傾向、2月はやや低温傾向。
北日本は12月やや高温傾向、年明け以降は平年並みと。(24日 産経新聞)
・民主党、野田佳彦首相14日衆院解散表明以降11人が離党、政権交代以降の離党者は102人に。「寄せ集め集団」と言われた民主党らしい結末と。
・欧州連合(EU)加盟27ヵ国22日、ブリュッセルで首脳会議、2014〜20年の長期予算協議。
膨れるEU予算に英国などかが緊縮求める一方、自国の利害に絡む分野での支出削減につながることにフランスや東欧が抵抗。
合意できるか予断許さず。
・百貨店や家電量販店で事実上年末商戦始まる。円高の追い風に好調な海外旅行。ボーナス減少家電大不振。(23日 産経新聞)
・円安時代の足音。トレンド転換を促す構造変化。21日夕、円相場1ドル=82円の節目たやすく突破。
ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント、ジム・オニール会長円相場の転換点示唆。
円相場の変化の臭いをいち早く嗅ぎ取ったのは海外の投機筋。
シカゴ通貨先物市場で売り越しに転じたのは10月下旬。その後円売りポジション維持。
・実需の円売り、ジワリ浸透。31年ぶりの経常収支の赤字。経常赤字への転化は円という通貨の構造的な需給変化につながる。
外国為替市場ではヘッジファンドなどによる金利差益や売買益目的にした取引が9割程度占める。実需は1割程度。
投資目的の為替取引はいずれも反対売買する必要があり中長期の相場への影響は中立的と。実需に基づく取引は一方向にじわじわ影響与える。
持続的な円安に至る経路は海外と国内それぞれにある。
海外景気が回復して各国の中央銀行が利上げに踏み切り、日本との金利差が拡大した場合は円を売って外貨を買う投資活発になり円安へ。
国内要因で「悪い円安」になるケースは経常収支の赤字に加え、財政赤字の拡大で「双子の赤字」が膨らんだ場合。
円安とインフレ・金利上昇が連鎖する悪循環を招く。
・ドル円相場の適正な水準はいくらなのだろうか。
基礎的な需給変化によって2007年からの長期円高トレンドに転換の兆しが見えてきた一方、
物価変動の影響などを考慮した「実質実効為替レート」や「購買力平価」といった指標で測ると
円はまだ上昇余地があるという見方も根強く残っている。
日本はデフレが続き、欧米に比べ消費者物価上昇率の低い状態が長期間続き、
円は他の通貨に比べモノやサービスを買う力が強まり、それを反映して円相場上昇しやすい。
・株式市場では円安の恩恵を受ける企業に注目が集まる。株価の対ドルレート感応度ランキング。
自動車関連や精密機器、機械などの海外売上高比率の高い企業が上位に。
1位富士重工 <7270> [終値903円]対ドル感応度2.70% 海外売上高比率67.1%
2位大日本スクリーン <7735> [終値461円]2.48% 75.1% 3位タカタ <7312> [終値1626円]2.42% 81.2%
4位ニコン <7731> [終値2177円]2.39% 85.7% 5位小糸製作所 <7276> [終値1128円]2.32% 41.8%
・円安は逆風となるところは原料や商品を海外から輸入に頼る食品や小売業。
ニトリ <9843> [終値5860円]ハニーズ <2792> [終値1235円]のように商社を通さず自社で為替リスク取ってきた企業は影響大と。
電力会社にとっても円安は懸念材料。火力発電比率上昇で燃料費拡大。東電 <9501> [終値128円]1円尾円安で330億円ほど調達コスト増える。
電力料金値上げという形で調達コストの転化が進めば国内製造業の競争力低下につながる可能性も。
・日経平均株価22日、約半年ぶりに9300円台回復。週間で3.8%上昇。
テクニカル分析上の代表的指標は上昇トレンド入り示唆、株式相場当面上値試す展開予想。
日経平均20日、過去一定期間の株価平均値つないで描く25日移動平均線が75日移動平均線を下から上に突き抜ける「ゴールデンクロス」形成。
中期的な上昇基調への転換示すとされる。2/2にゴールデンクロスした時は2か月足らずで日経平均は1400円上昇。3/27年初来高値(1万255円)。
為替との関連性でも株価には上昇余地も。2012年はきれいに逆連動。円が1ドル=83円台まで下落した3月中旬、日経平均は1万円回復。
東証1部騰落レシオ(25日移動平均)は22日時点で105%。買われすぎ水準とされる120%までは届いていない。
商い回復も先高観にも。東証1部売買代金解散表明後6日連続で1兆円超。海外投資家11月第2週(12-16日)買い越しに転じる。
円高の修正がどれだけ収益改善に繋がるか市場は注目。
・日銀をめぐる主な論議。
日銀の外債購入:法解釈上可能との見方も日銀本来の役割逸脱と。実現へのハードルは高い。
日銀の国債引き受け:財政ファイナンスと見られると日銀は反対。長期金利上昇招く恐れ。ハードルはかなり高い。
無制限の金融緩和:日銀に禁止規定はない。自主的に定める「銀行券ルール」撤廃する必要。効果未知数。ハードルやや低い。
インフレ目標の引き上げ:現在1%の物価上昇目標。自民党は2%主張。ハードルは低い。
政府に総裁解任権:日銀法の改正必要。独立性の確保が課題。ハードルはかなり高い。
・中国習近平総書記中心とする新しい共産党指導部発足。既得権益握る党長老に連なる面々が目立ち、改革志向見えにくい。
「3つどもえの構図」の権力抗争。最終的な新指導部の顔ぶれは妥協の産物に。「3者皆、自分を勝者と思える絶妙の人事」
・会社がわかる 特集鉄鋼、劣勢の日本が急ぐ収益強化。競争を勝ち抜くには独自の戦略と継続してキャッシュを生む収益力がカギに。
新日鉄住金 <5401> [終値193円]まず追求するのが「コスト競争力の強化」統合後3年で1500億円としていた相乗効果を2000億円に積み増す。
JFEホールディングス <5411> [終値1286円]タイのサハビリやグループと手掛ける自動車用鋼板などの合弁工場出資比率引き上げ。
生産能力を増やさずに事業基盤を固める。
・日本株式市場に海外投資家の資金流入。衆院解散を材料に円高修正進み、株式相場の先高感が台頭したため。
従来持ち高を圧縮してきた輸出関連の大型株を改めて物色する海外勢が増える。
前週(19〜22日)の日経平均株価は週間で342円(4%)上昇。野田佳彦首相衆院解散方針表明した14日以降上昇率は8%超。
22日に終値9366円となり、5月から続いていたレンジ相場の上限(9月高値の9232円)を上抜ける。
衆院解散後「海外投資家の買いの勢いは増している」との見方も。
円安・株高が予想外の速さで進み、日本株を保有しないことで運用成績が相対的に悪化する「持たざるリスク」を意識せざるを得なくなった。
東証1部上場主力30銘柄「TOPIXコア30」15日以降の上昇率は9%、東京規模別「大型」8%、「中型」「小型」は6%に。
トヨタ <7203> [終値3515円]15% ホンダ <7267> [終値2750円]17% 日産 <7201> [終値788円]15%上昇。
株価が予想1株益の何倍まで買われているか示す予想PER(株価収益率)は東証1部平均で15倍と米国株水準(16倍)に接近。
日本株の割安感は薄れつつあるとの指摘も。
・OUT Look:今週の株式相場は上値を試す展開か。
解散総選挙材料にした円安進行で主力輸出関連企業中心に収益改善期待高まる。
テクニカル面でも過熱感強くなく日米相対株価で日本株になお出遅れ感も。日経平均9500円目指す展開に。
米景気の底堅さも投資家心理を明るくさせていると。今週は27日、9月のケース・シラー住宅価格指数、28日10月の新築住宅販売件数。
米景気改善期待高まれば「米長期金利上昇→日米金利差拡大→円安・株高」とも。
・Wall Street:今週の米株式相場はダウ工業株30種平均で1万3000ドル台を巡る攻防に。
米年末商戦や「財政の崖」回避に向けた協議に関心高く。一進一退の展開か。
今週は29日、7〜9月期米国実国内総生産(GDP)改定値発表。約2.8%と速報値(2.0%)から大幅な改善が見込まれている。
年末商戦の序盤の本バイ動向も伝わる見通し。「財政の崖」問題では議会が26日から協議再開。
・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派50% (前回比-17)弱気派23%(同+6)中立派26%(同+10)
衆院解散で変わる政治への期待高まり、国内外の投資家から買いが集まる。円安が進み輸出関連銘柄の上昇が目を引く。
・世界市場往来:先週の世界の株式相場は総じて上昇。
「国際通貨基金(IMF)がギリシャの債務削減目標巡って譲歩」と伝わり追い風のギリシャが上昇目立つ。
上昇1位ギリシャ 週間騰落率6.9%(年初来騰落率24.2%)2位フランス5.6%(11.7%)3位ドイツ5.2%(23.9%)4位スペイン4.2%(▲7.7%)
下位25位ベトナム▲1.0%(8.6%)24位インドネシア▲0.1%(13.8%)23位タイ0.1%(25.0%)8位日本3.8%(10.8%)10位米国3.3%(6.5%)
・ランキング:野田佳彦首相衆院解散言及した11/14以降上昇した株ランキング。東証1部(金融・証券除く)時価総額500億円以上対象。
1位アコーディア <2131> [終値73300円]上昇率37.52% 同業PGMHD <2466> [終値69600円]が15日TOB(公開市場買い付け)1株=8万1000円。
2位NTN <6472> [終値172円]31.30% 3位日本板硝子 <5202> [終値86円]26.47%
4位三井化 <4183> [終値191円]24.03% フェノール市況反発、石化再編進むとの印象との声。当面利益確定とも。
5位カルソニックカンセイ <7248> [終値386円]22.93% 中国の日本車府大問題で出遅れ。為替相場で円安進み業績悪化懸念薄らぐ。
15位リコー <7752> [終値775円]20.72% 円安の進行。ドルに対し1円の円安で13億円、対ユーロで15億円の営業増益要因に。
26位ダイキン工 <6367> [終値2605円]19.17% 想定レート対ドルで80円、対ユーロ=100円。為替感応度1円変動対ドル7億円、対ユーロ4億円。
・2013年通期の営業利益予想に対する進捗率が高い企業ランキング。「レジャー」「健康」「シニア」のキーワード浮かぶ。
対象は11/22時点の時価総額500億円超で13年3月通期の予想営業増益率が10%以上。
1位富士急行 <9010> [終値481円]進捗率88.53% 富士急ハイランド中心とするレジャー施設入園者数約4%増。
中高年登山ブームで富士登山バスの利用者も増加。冬の来場者も堅調なら上方修正余地生まれる。
2位カゴメ <2811> [終値1614円]79.82% シニア中心とする消費者の健康志向うまく取り込む。トマトの健康効果が話題。
3位ワコールHD <3591> [終値884円]74.10% 4位豊田合成 <7282> [終値1788円]73.49%
8位全日空 <9202> [終値177円]68.46% 最新鋭のボーイング787型機の投入や円高で海外旅行増。2年連続で最高記録更新する見通し。
11位ベネッセHD <9783> [終値3520円]66.14% 収益の柱は「進研ゼミ」主力とする国内の教育事業。シニア層拡大で介護施設事業伸びる。
・サイバー犯罪拡大。守りを固める。
トレンドマイクロ <4704> [終値2138円]対策ソフト提供、業績に追い風。
銀行はネットバンキング利用の度に使い捨て暗証番号発生させる「ワンタイムパスワード(OTP)」利用呼びかけ。
NTTデータ <9613> [終値240600円]OTPシステム構築。すでに70近い銀行導入。さらに多くの引き合いと。
ラック <3857> [終値328円]
監視サービス好調。セキュリティー関連事業が収益源に育つ。9月末約1200ヵ所監視も2000ヵ所まで固定費増やさず対応できる体制。
インターネットイニシアティブ(IIJ) <3774> [終値2057円]閲覧できるサイトをパソコン1台ごとに制限できる。従来難しかったサービス。
デジタルアーツ <2326> [終値42850円]
2013年3月期連結純利益最高益2年ぶり更新。クラウドやスマホ向け収益が貢献し始める。(日経ヴェリタス)
・新日鉄住金 <5401> [終値193円]総合力ナンバーワン目標、早くも存在感示し始める。2013年1-3月鋼板輸出商談で高炉各社値上げ。
新日鉄住金積極的に先導へ。鉄の「巨人」反転攻勢。
・トプコン <7732> [終値569円]眼底カメラや光干渉断層計(OCT)視力測定屈折検査装置など眼底危機のプラットフォーム統合。
統合量産効果で25%の原価低減と人員・資金の効率活用狙う。
・シャープ <6753> [終値171円]
2013年1-3月期亀山第2工場(三重県亀山市)の稼働率現在の5割弱から6-7割に引き上げる方針。13年度にはフル稼働方針。
・住友化 <4005> [終値248円]2015年度末までに有利子負債残高現状比1700億円減9000億円未満に圧縮。
収益改善、投資の源泉、資金回収の速度向上と3つの施策で目標達成目指す。
過去10年間に行った8000億円規模の大型投資で悪化した財務基盤立て直す。 (26日 日刊工業新聞)
・神戸鋼 <5406> [終値75円]中国・韓国で液化天然ガス(LNG)受け入れ基地の主要設備LNG気化器相次ぎ受注。受注額数十億円程度。
東南アジア市場などの受注拡大につなげる。
・政府緊急経済対策第2弾、30日に閣議決定する方針。2012年度予算の予備費全額活用しても9000億円強の小粒対策にとどまる見通し。
「民主党の選挙対策」との見方も。 (23日 日刊工業新聞)
・ITホールディング <3626> [終値1002円]傘下インテック、
スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)使い屋内で高精度の位置情報検出できる技術開発。
誤差最小1メートル、商業施設でのクーポン配信や公共施設の道案内といった用途開拓。
・東洋インキ <4634> [終値329円]
植物由来の原料使い食品包装材の印刷に使うグラビアインキ開発。最終製品で石油資源使わない環境配慮製品アピール。
・ミクシィ <2121> [終値158000円]ソーシャルゲーム戦略転換。
スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)向けゲームでDeNA <2432> [終値2621円]と提携。自前調達減らし一部業務DeNAに託す。
・森下仁丹 <4524> [終値351円]2010年9月発売口内炎治療薬2製品が12年度約55万個売上高あげる見通し。新規参入ながら国内シェア16%奪う。
・ニチイ学館 <9792> [終値624円]アドバンスト・メディア <3773> [終値56000円]との資本・業務提携解消。
アドバンスト・メディア発行済み株式1万250株売却方針。
・日本精工 <6471> [終値506円]タイで電動パワーステアリング(EPS)の販売拡大。燃費効率高められるEPSの需要高まる。
・井関 <6310> [終値200円]2014年1月からインドネシアでトラクター生産始める。年間8000台程度生産する計画。年間60億円の売り上げ見込む。
・ジャムコ <7408> [終値396円]
航空機用座席事業への参入準備進める。同社「航空機用内製品の総合メーカー」へ成長描く。今年度中具体的計画まとめる。(日経産業新聞)
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株式分割
ファンコミュニケーションズ <2461> [終値165800円]12/31 1株→100株 一単元株式数変更2013年1/1 1株→100株
日本エス・エイチ・エル <4327> [終値149000円] 2013年3/31 1株→100株 一単元株式数変更2013年4/1 1株→100株
公募・売り出し価格
平和不リート <8966> [終値55700円]9万500口
新規公開株
コード 市場 銘柄 幹事証券 公募価格 発行株数 単位株
11/30 <4584> マザーズ ジーンテクノ 野村 1200円 999,900株 100株
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【今日の一言】
週末のNY株式市場は続伸。
ダウ工業株30種平均は11/6以来の1万3000ドルに回復。
ナスダック総合指数やS&P500種指数は5営業日続伸で引ける。
ギリシャ向けの融資協議に進展があったとのことも好感。
年末商戦本格化となり小売り株にも買い物が入る。
3市場(NY、アメリカン、ナスダック取引所)出来高は感謝祭翌日の短縮取引でもあり約28億株と超低調に。
週間ではダウ工業株30種平均は3.3%、ナスダック指数は4.0%、S&P500種も3.6%それぞれ上昇、3週ぶりの反発となった。
欧州株式市場も主要3指数はそれぞれ5営業日続伸。週間ベースでの値上がり率は年初来最高に。
ギリシャに対する次回融資実行での合意が近いとの観測がユーロと域内銀行株が値上がりし相場を支援した。
11月のIFOドイツ業況指数が101.4と7ヵ月ぶりに改善、市場予測平均(99.5)も上回り独経済にやや明るい兆しとなったところも追い風に。
現況指数は108.1と10月改定値107.2と市場予測平均(106.3)を上回り、期待指数も95.2と市場予測平均(93.2)を上回った。
先週の日経平均株価は高値引けで9366円80銭で終了いたしました。
3連休前の高値引けということは「持たざるリスク」が意識されたということでしょうか?!
週間ベースで日経平均株価が3.8%高、TOPIXは3.3%高とともに2週続伸。
マザーズ指数は0.9%高、日経ジャスダック平均は1.5%高、ともに3週ぶり反発。。東証2部は2.2%高、2週続伸で取引を終える。
日経平均は14日の野田佳彦首相の衆院解散に言及した時の終値(8664円73銭)から6日間は5勝1敗で702円07銭(8.1%)上昇。
衆院解散が16日引け後となり、今週は342円64銭(3.8%)の上昇となりました。
17日の株式セミナーで『1970年以降解散総選挙において「解散日から投開票前日」までのTOPIXの騰落は12回中10回上昇。
平均上昇率は4.6%(最高8.5%、最低▲2.7%)となっております。
11月16日のTOPIXは751.34ですので785.90に。日経平均株価では9439.27円でしょうか。』との話も勢いついてきますね。
『持たざるリスクを意識』といった活字や言葉がが紙上や市場に踊ってくると一旦調整といったことも起こりうるような・・・
ただ衆院選公示が12月4日で投開票が12月16日となり10日ぐらいまでは押し目買いで良いのではないでしょうか?!
その後は政権の枠組みなどの調整などもありクリスマス休暇にかけて良い買い場提供の時間となるのではないかと・・・
米国年末商戦の第一報は好調と。毎年セールの前倒しで出足は毎年好調となってるとの傾向も・・・
ブラックフライデーは好スタートでサイバーマンデーはどうなるか・・・
銘柄研究は【プレミアム】に・・・特殊要因のある銘柄。ひずみがチャンスかと。
11月の3連休後の最終週は日経平均株価は過去10勝1敗と好成績。
最後の2日間(29-30日)もここ10年では5回連騰、最終日前日(29日)は9回上昇、最終日(30日)は6回上昇。
米国市場も感謝祭明けの週は堅調との傾向と・・・
ジャムコ <7408> [終値396円]
航空機用座席事業への参入準備進める。同社「航空機用内製品の総合メーカー」へ成長描く。今年度中具体的計画まとめる。
日産東京販売 <8291> [終値345円]75日移動平均線を2ヵ月ぶりに下から抜いて来た形。
スリー・ディー・マトリックス <7777> [終値4055円]高値三角持合いから放れそうなところとも?!
今週は業績上方修正狙いでカナモト <9678> [終値990円]どこかで拾っておきたいと思っています。(決算発表予定は12/7)
TYO <4358> [終値113円]商いもほんの少しづつではありますが増加気味で一瞬吹き上がりがあってもと見ていますが・・・
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