外資証券新卒採用増やす

2012年3月4日（月）曇り　夜遅く雨も

・投資家や消費者の間で物価上昇するとの予測広がる。期待インフレ率1月急上昇、1%超で定着。
　企業にはなおデフレ脱却に懐疑的な見方多く。

・経済産業省企業の設備投資後押しするため、投資額の最大3分の1補助するガイドラインまとめる。
　生産工程の省エネ・省資源の効果が大きいほど国が多く負担。

・衆院4日午前、次期日銀総裁候補黒田東彦（はるひこ）アジア開発銀行総裁の所信聞く。
　5日には副総裁候補岩田規久男・学習院大学教授、中曽宏日銀理事から聴取。与党人事案衆参両院本会議で15日までの採決目指す。

・日銀　<8301> ［終値51000円］6、7日金融政策決定会合開く。
　白川方明総裁にとって最後の決定会合に。過去5年の金融政策の結果検証。

・複数の保険会社の商品販売する「乗り合い代理店」が急拡大。様々な商品比較した上で加入する保険決める消費者増加。
　大手生保の伝統的手法時代に合わず。警備強化で職場での勧誘難しく、自宅に女性営業職来るのを嫌がる家庭増加。
　自ら予約して相談に行く乗り合い代理店成約に至る割合高く、契約後解約する率も低く。

・外資系証券会社新卒採用増やす。シティグループ証券グループ銀行合わせ2014年入社新卒採用今年比2割以上増やす計画。
　ゴールドマン・サックス証券など他の外資系証券も来年採用増やすことを検討。

・中国短期金利上昇。中国人民銀行（中央銀行）市場から資金吸収し、資金需給引き締めているため。
　不動産価格が上昇傾向にあり、市場では「人民銀の金融政策スタンスが引き締め方向に変わった可能性がある」との見方浮上。

・インドネシアで米メーカーが攻勢に。ゼネラル・エレクトリック（GE）3億ドル（約280億円）超投資計画。
　ゼネラル・モーターズ（GM）小型ミニバンの現地生産始める。外資同士の競争に拍車。

・野村不動産　<3231> ［終値1797円］
　分譲マンションの電力使用状況を広域で一元管理。今春から首都圏新築物件中心に新システム導入。省エネ支援サービス提供。

・ゼンショーHD　<7550> ［終値1227円］メガソーラー（大規模太陽光発電所）事業始める。
　2014年初めまでに回転ずし屋上や北海道自社牧場などに太陽光パネル設置。
　投資額10億円で発電能力合計3260KW。全量売却で約6年間で投資回収する計画。

・キヤノン　<7751> ［終値3375円］月明かりでも昼間のような鮮やかな動画が撮れるCMOS（相補性金属酸化膜半導体）センサー開発。
　監視カメラ事業強化へ。同分野で4〜5年後1千億円規模の売上高目指す。　

・凸版印　<7911> ［終値632円］
　電子看板事業で看板の企画から映像、スマートフォン（スマホ）向けアプリ（応用ソフト）の製作・配信、
　広告の効果測定まで一括受託する体制構築。今回の強化で2015年300億円目指す。

・地盤ネット　<6072> ［終値3070円］住宅地盤の改良工事が必要かどうか第三者の立場で調査。
　工事必要とされた物件の7割が同社判定では不要に。
　判定事体無料、工事不要とした場合、地盤の品質証明書8万4千円で発行、これが主な収入源。
　10年以内に地盤事故発生すれば最大5千万円補償。2008年創業から3万件解析、事故1件もない。海外も視野。（4日　日経新聞）

・政府、環太平洋戦略的経済連携協定（TPP）交渉参加に向け「聖域」として関税維持目指す農産品優先順位決める検討へ。
　コメと砂糖を最重要分野に位置づけ、他の保護分野の品目も選別へ。4月にもつくる関税の交渉方針に盛り込む。

・不動産投資信託（REIT）の資金調達が活発。2013年1-3月の増資調達額（新規上場除く）2084億円と四半期で過去最高になる見通し。
　物件購入も年間で5年ぶりの高水準に。REIT相場上昇で投資マネーを集めやすいことも増資促す。
　
・米国で連邦予算を強制削減する措置1日発動。金融市場は冷静に受け止め。
　NY市場では株式相場上昇、円相場は1ドル=93円台半ばまで円安・ドル高が進む。

・過去の政権発足後初の参院選挙8政権中2勝6敗。
　改選数上回ったのは1983年中曽根康弘、2001年小泉純一郎両首相。いずれも国民の高い支持率背景に長期の安定政権築いたケース。

・オバマ大統領1日、2021年度まで米連邦予算総額1兆2千億ドル（約110兆円）削減する大統領名に署名、強制削減措置発動。
　財政再建問題で与野党の合意が得られず。大統領と与野党は暫定予算が失効する3月末に焦点合わせ、打開の糸口探る。

　シナリオは3つ。
　月末前に再建策で合意。政府閉鎖回避、強制削減も1ヵ月で中止、株価や景気への影響も小さく。
　暫定予算の小幅延長。時間稼ぐ。当面2ヵ月程度の暫定延長。解決先送り、混迷深まる。
　協議決裂。予算措置も延長できなければ強制削減だけでなく、政府閉鎖の最悪の展開も。公的業務以外の活動ほぼ全面停止に。

・福井県、政府と連携、若狭湾の沿岸地域に液化天然ガス（LNG）基地や火力発電所を建設する方針。
　米国産新型天然ガス「シェールガス」の輸入開始などにらみ電力・ガス業界に働き掛ける。

・米新車販売好調続く。2月販売台数前年同月比3.7%増119万2249台。年率換算1538万台と4ヶ月連続で1500万台の大台超え。
　米3社がけん引。韓国現代自動車は2年半ぶりのマイナスに。

・米国株式市場、市場参加者に高揚感なし。2月NY証券取引所（NYSE）1日平均売買高は前年同月比1割減。
　米個人投資家協会27日時点今後6ヶ月の株式相場に強気と答えた人が前週41.8%から28.4%へ急落。（3日　日経新聞）

・政府、国民一人一人に番号をふり、
　年金や健康保険など社会保障給付と納税を一つの個人番号で管理する「共通番号制度」2016年導入へ。
　行財政効率化するIT（情報技術）政府のインフラが本格的に動き出す。

・日立造船　<7004> ［終値142円］米国で天然ガスから軽油など石油製品生産する中核設備を販売。
　「GTL（ガス・ツー・リキッド（ガスを液体燃料に転換））」分野で幅広い技術と実績持つ。
　世界の石油大手が現地でガスを液体燃料にする「GTL」大型事業に乗り出す。

・インターネットイニシアティブ（IIJ）　<3774> ［終値2525円］財務省前次官同社特別顧問の勝栄二郎氏（62）を社長へ。
　財務次官OBが金融機関などを除く上場企業トップにつくのは極めて異例。

・昨年11月中旬に衆院解散が決まってから始まった株高で株価が上場以来の最高値を更新する銘柄が相次ぐ。
　海外投資家も注目、将来性のある企業を選別する動きが本格化。ここ数ヶ月間に高値を付ける企業で目立つのは過去最高益見込む企業。
　
　オリエンタルランド　<4661> ［終値13830円］圭樹最高益　ファーストリテイリング　<9983> ［終値25380円］過去最高益

　独自事業モデルで業績を伸ばす企業にも投資資金流入。

　エムスリー　<2413> ［終値164600円］上場以来9期連続で最高益。
　カカクコム　<2371> ［終値3660円］「食べログ」スマートフォン（スマホ）経由の利用増え、業績押し上げ。　

・11/14から直近まで主要100銘柄のうち99銘柄上昇。1月末以降は相場全体は上昇も24銘柄は下落。異常なまでの割安感薄れたのが原因。

・米財政問題焦点の「歳出の強制削減」1日、発動の期限迎えた。オバマ大統領最後の説得続けている。
　約10年間で1兆200億ドル（約110兆円）の歳出がカットされる強制削減に続き、27日には現行の暫定予算の執行期日控える。
　議会協議空転する中、米財政は次々と壁に突き当たる。

・公的年金の運用が改善。年金積立金管理運用独立行政法人（GPIF）2012年10-12月期運用実績5兆1352億円の黒字に。
　四半期でみた黒字額は過去2番目の大きさ。国内株式や外貨建て運用外国為替市場資産の評価益膨らむ。

・中小企業金融円滑化法3月末期限切れ。円滑化法活用企業30万〜40万社、事業再生や転業必要な会社は5万〜6万社と。
　日本御雇用の7割支える中小企業に深刻な影響を与える恐れも。

・住友鉱　<5713> ［終値1460円］と住友商事　<8053> ［終値1146円］両社カナダの鉱山会社と共同開発進めている
　チリ北部銅山「シエラゴルダ」開発費当初29億ドル（約2700億円）から39億ドルに上振れ。現地通貨高や人件費上昇が影響。

・桧家HD　<1413> ［終値1145円］米化学大手ハンツマンと提携。
　子会社日本アクア（横浜市）にハンツマン出資約7億円受け入れ。省エネ住宅の販売拡大につなげる。

・大手百貨店5社、2月の既存店売上高全車前年同月比上回る。海外高級ブランドや高額品販売が好調。
　阪急阪神百貨店　<8242> ［終値905円］13.4%増　大丸松坂屋　<3086> ［終値549円］4.6%増。

・ミネベア　<6479> ［終値324円］2013年3月期42億円の固定資産売却益特別利益として計上。今期業績予想変更せず。

・東京商品取引所、金の先物取引最低証拠金約1年半ぶりに引き上げ。取引1枚（1㎏）あたり2月比6000円高最低6万6000円。
　2月までは約52倍の金額動かせたが、今回証拠金引き上げで約49倍に低下。白金（プラチナ）や原油の先物取引証拠金も引き上げ。

・日本取引所グループ（JPX）<8697> ［終値7050円］
　大阪証券取引所2月デリバティブ（金融派生商品）売買高前年同月比52.8%増2745万枚と過去3番目の多さに。
　1月も過去2番目の売買高と取引活発。夜間取引売買高865万枚と過去最高。個人投資家らの取引参加増加。（2日　日経新聞）

・2020年夏季五輪の開催候補3都市を視察する国際オリンピック委員会（IOC）の評価委員会4〜7日、東京現地調査。
　開催都市として「採点」受ける。開催都市決める9/7のIOC総会で投票。招致レース最大のヤマ場に。

・中古携帯市場盛り上がり。2011年中古販売台数前年比20%増8万7300台、中古市場での流通台数2010年度81万台から13年度184万台へ。
　電池パックなど含めた周辺機器市場規模「年間1千億円以上」と。（4日　日経新聞）

・米簡易ブログ大手ツイッター年内にも株式上場に踏み切るとの公算高まる。業容飛躍へ資金調達を広げるとの観測。

・国際通貨基金（IMF）米国歳出強制削減が発動されれば4月中旬公表予定世界経済見通しで米国と世界の成長率下方修正する方針。

・トヨタ　<7203> ［終値4750円］日野自　<7205> ［終値992円］とヤマト運輸　<9064> ［終値1560円］と協力、
　電気自動車（EV）小型トラックで集配業務行う実証実験3月中旬から始める。
　約1年都内で2台走らせ性能や採算性調べる。（2日　産経新聞）　

・ロボット開発機運、オールジャパンで高まる。
　個別に開発されたロボットを通信でつなぎ、連携して作業するシステム開発へ官民プロジェクトも進む。
　新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）中心に千葉工大、東芝　<6502> ［終値425円］サイバーダインなど連名。

・円安株高進む「安倍相場」の影響で時価総額1兆円以上の企業が急増。
　投手1部上場1兆円企業今月1日現在、昨年11月中旬比53%増の72社まで拡大。

　パナソニック　<6752> ［終値666円］やソニー　<6758> ［終値1390円］スズキ　<7269> ［終値2218円］復帰組に
　ユニ・チャーム　<8113> ［終値5470円］富士重工　<7270> ［終値1393円］など好業績企業加わる。（3日　産経新聞）

・黒田日銀　2%に挑む。日銀の次の一手に市場の関心。3年未満に限っている国債購入の残存期間を5年まで延ばすとの見方多く。
　黒田氏従来、日銀が買える金融資産は「何百兆円もある」と発言。積極緩和でデフレ脱却目指すべきと主張。
　副総裁の一人に岩田規久男・学習院大学教授起用。
　「次期日銀総裁は2年で物価上昇2%達成できなければ辞める心構え持つべき」と1/27日経ヴェリタスで語る。
　
　国債市場総裁人事に大きく反応。指標10年物国債利回り急低下（債券価格は上昇）、3/1一時0.640%と2003年6月以来の水準に。

　日銀新体制下での初の金融政策決定会合を4/3-4日に予定。「新しい領域の金融政策の披露宴」と円相場や株価の行方を注目。

・今後の金融政策や黒田氏の手腕について専門家52人へ緊急アンケート。（2/26〜27）

　「基金による資産買入れ額の拡大」4月中導入31人、5月以降23人。「国債の年限を長期化」4月実施31人、5月以降20人。
　「リスク資産の買い入れ額・対象を拡大」4月中導入24人、5月以降24人。「国債買い入れオペの増額」4月7人、5月以降17人。

　「2%の物価上昇率目標」達成可能22人、不可能11人。達成時期9人が3年以内、4年以内2人、4人が5年以内（5年以内計15人）
　理由で目立つのが「円安効果」。株式や不動産価格の上昇による「資産効果」が消費心理好転とも。
　行き過ぎた円安などでの悪いインフレになるとの懸念も。

　黒田東彦（はるひこ）新総裁の能力評価：
　「物価目標達成や金融緩和強化の意思」「国際的な人脈や国際金融界での調整・交渉力」に高評価（5段階評価で平均4.43点）
　「金融政策の専門知識」3.09点と「及第点」ぎりぎり。

・主要相場の今後はどうなる。

　日経平均株価：年内に1万3000円超えて上昇すると予想する参加者が増加。日銀が脱デフレに強力な金融緩和打ち出せば株価押し上げ。
　緩和効果から円安基調が強まるかどうかも注目点に。
　
　外国為替市場：年後半米景気復調が鮮明になれば1ドル=100円付けるとの見方も増加。直近安値94円77銭を割るかどうか当面の焦点。

　長期金利：当面は低水準が続きそう。日銀の大量購入で国際需給が崩れにくい。
　株高続けば国債市場から資金シフト、長期金利上昇に圧力がかかるとも。
　欧州債務危機と米財政問題深刻化すれば国債への資金流入加速し、0.5%台に低下する可能性も。

　
・株式市場で不動産株が賑わう。背景は日銀による強力な金融緩和への期待。
　三菱地所　<8802> ［終値2450円］住友不　<8830> ［終値3320円］三井不　<8801> ［終値2434円］1日そろって昨年来高値更新。　
　土地の含み益の大きい銘柄の上昇が目立つ。
　倉庫株高は環太平洋戦略的経済連携協定（TPP）参加による貿易活性化と倉庫需要拡大思惑も。

・中国第12期全国人民代表大会（全人代　国会に相当）第1回大会5日開幕。習近平国家主席にナンバー2の李克強氏が首相に就任。
　「習・李体制」が本格始動。最大の課題は中国経済を持続的な安定成長の軌道に乗せられるか。新体制の船出は難しいかじ取りに。

・日韓自動車決戦が新局面。足元のウォン高・円安が韓国勢苦しめ、息吹き返す日本勢。
　韓国自動車記者協会「2013年韓国カー・オブ・ザ・イヤー」大賞にトヨタ　<7203> ［終値4750円］「カムリ」選出。
　今年で3回目も現代自と起亜自以外選出は初。理由は性能に対して割安な価格。
　昨年3月米韓自由貿易協定（FTA）発効、韓国側の関税が8%から4%に下がる。
　トヨタ、日産　<7201> ［終値944円］ホンダ　<7267> ［終値3465円］独フォルクスワーゲン（VW）など
　韓国に投入する車の輸入先次々米国に変更。

・イタリア総選挙は緊縮派、反緊縮派とも単独では政権を確立できない状況。次期政権がモンティ改革をそのまま引き継ぐのは不可能。
　「五つ星運動」政党連合としては3位も単独政党としては下院で第1党と驚異的な結果。新政権は上下院両方から信任される必要。

・会社がわかる　特集JCU　<4975> ［終値3770円］スマートフォン内部、配線板同士をくっつける特殊な薬品（銅メッキ薬品）作る。
　高シェアとトラブルがあればすぐに駆けつけるサービスが売り物。2013年3月期は過去最高益更新見通し。
　稼いだ利益は株主、従業員、内部留保に30%づつ回し、10%無償の技術サポートなどによって取引先にも還元したいと。　

・食品・農業関連、環太平洋戦略的経済連携協定（TPP）で思惑買い。
　自動車メーカーやトラックメーカーにとってはTPP加盟の恩恵は少なそう。

　プリマハム　<2281> ［終値202円］食品加工メーカーは豚など国内で育てているため飼料となる穀物の調達価格下がる可能性。

　ニチレイ　<2871> ［終値531円］輸出入が活発化、冷凍食品と並ぶ収益の柱の冷蔵倉庫需要増と。

　ファーストリテイリング　<9983> ［終値25300円］
　ベトナムなど東南アジアで生産拡大進めている。衣料品関税撤廃で流通コスト下がる可能性も。

　クボタ　<6326> ［終値1143円］農地の集約化により農家の大規模化進めば、従来よりも大型の農機の需要が伸びる。

・シェール革命、日本にも商機。電力・ガス大手価格の安さで調達先の確保に動く。　

　住友商事　<8053> ［終値1146円］米テキサス州ガス田に2009年出資、
　三菱商事　<8058> ［終値1830円］シェールガスを液化天然ガス（LNG）としてアジアに輸出する構想描く。

　三菱ケミカルHD　<4188> ［終値426円］「シェール革命で攻勢に転じる」
　自動車部品や樹脂パネルに使う原料工場を北米に建設する方針。価格競争力低い国内生産からシフト。

　日揮　<1963> ［終値2562円］などプラント大手も米国進出うかがう。

・ｉPS臨床研究、バイオ株に脚光。再生医療の臨床研究2013年秋にも始まる。　

　タカラバイオ　<4974> ［終値1515円］京都大学ｉPS細胞研究所にDNA提供。

　J・TEC　<7774> ［終値253500円］ｉPS細胞使った網膜の再生研究に参加。

　セルシード　<7776> ［終値1290円］ｉPS細胞の細胞シートへの応用取り組む。

　将来性だけでなく、確実性も備えたバイオベンチャー新興市場に上場。
　ジーンテクノサイエンス　<4584> ［終値2461円］UMNファーマ　<4585> ［終値3685円］メドレックス　<4586> ［終値3200円］
　3社は再生医療でなく、バイオ技術による医薬品の開発に取り組む。

・ガリバー　<7599> ［終値3805円］2014年2月期業績は3期ぶりに持ち直す公算大きい。利幅大きい小売り事業の比率高める効果表れる。

・新興市場に流れ込む個人マネーのパイプが太くなってきた。前週東証マザーズ指数が13%高と急伸。ジャスダック平均も3%弱上昇。
　輸出主力株の上値が重くなってきたため、個人は値幅が振れやすい中小型株へ資金シフト。
　テーマや材料の柱が変わると手じまい売り膨らんで株価の下げ余地大きくなる。地合いの変化には注意必要。

・金価格に先安観漂う。指標となるNY先物市場前週1トロイオンス1580ドル前後と直近高値比7%安。
　「主要通貨の信用回復で投資妙味が薄れている」平時に戻ると押し上げる材料が少なくなる。

・ＯＵＴ　Ｌｏｏｋ:今週の株式相場は日経平均株価は上値を試す展開か。
　安倍晋三政権の経済政策や企業業績への期待から投資家の買い意欲は引き続き強い。1万2000円に届く場面も。
　企業の来期業績の回復期待が買いを支える。
　投資主体別売買動向、海外投資家（外国人）15週連続買い越し。
　8日株価指数先物・オプションの特別清算指数（SQ）の算出日。
　欧州中央銀行（ECB)理事会、米国の歳出強制削減問題巡る混乱も予想される。値動き荒くなる場面も。

・Ｗａｌｌ　Ｓｔｒｅｅｔ:今週の米株式相場は米国の歳出強制削減問題の動向に注視、神経質な展開予想。
　財政問題を巡る不透明感に加え、先週末1月の米個人所得が20年ぶりの落ち込み、個人消費の先行きに懸念強まる。
　経済指標次第ではいまの株式相場に高値警戒感持つ投資家の利益確定売り出てもおかしくないと。
　8日2月の米雇用統計発表。非農業部門の就業者数前月比15万5千人増加とほぼ前月並みとの市場予想。

・プロの相場観　向こう１週間の【ブルベア調査】強気派43% （前回比+2）弱気派25%（同-2）中立派32%（同変わらず）
　金融緩和の期待から強気な見方広がる。

・世界市場往来：先週の世界の株式相場は上昇目立つ。
上昇1位トルコ週間騰落率5.2%（11年末比騰落率55.8%）2位インドネシア3.5%（25.9%）3位上海2.0%（7.3%）4位日本1.9%（37.3%）
　下位25位ロシア▲2.7%（9.3%）24位インド▲2.1%（22.4%）23位アルゼンチン▲1.3%（25.9%）22位ギリシャ▲1.3%（45.6%）

・ランキング：業績好調、PER（株価収益率）20倍下回る企業対象に信用倍率低い企業ランキング。損失覚悟の買い戻し期待。

　1位ビックカメラ　<3048> ［終値44200円］信用倍率0.21倍　信用売4569株　信用買1972株
　テレビ不況想定以上に長引く。月次売上高や決算発表などで改善できれば見直し買いも。

　2位テレビ朝日　<9409> ［終値1779円］0.22倍　信用売96400株　信用買17800株

　3位クスリのアオキ　<3398> ［終値6570円］0.23倍　信用売168400株　信用買53100株

　8位ダイセル　<4202> ［終値723円］0.42倍　信用売324000株　信用買115000株
　自動車生産回復で販売量増加。上昇ピッチの速さへの警戒感で売り先行。

　10位コムシスHD　<1721> ［終値1210円］0.72倍　信用売238800株　信用買118600株
　NTT　<9432> ［終値4325円］グループの投資動向に懸念。円安による部材コスト上昇もリスク要因。　

　18位良品計画　<7453> ［終値6050円］0.98倍　信用売90700株　信用買82400株
　今期から中国への出店加速、中国事業の成長が確認できる材料が出ればもう一段高も。

・期末目前、配当・株主優待を狙え。3月期権利・配当付最終売買日は3月26日（火）
　3月決算銘柄　2013年3月期経常増益見込み　時価総額100億円以上　PER（株価収益率）20倍以下条件でランキング

　1位アコーディア・ゴルフ　<2131> ［終値88700円］予想配当利回り6.6%　期末配当予想1株600円から5500円に引き上げ。

　2位もしもしHL　<4708> ［終値1327円］4.3%　配当性向連結ベースで50%目標。　

　3位兼松エレク　<8096> ［終値1102円］4.1%　13年3月期配当性向45%と見込む。

　7位住金物産　<9938> ［終値315円］3.9%　14位江守商事　<9963> ［終値1028円］3.8%　26位丸紅　<8002> ［終値682円］3.5%　

　大手商社も予想配当利回り3%以上に。　（日経ヴェリタス）

・住金物産　<9938> ［終値314円］国内でメガソーラー（大規模太陽光発電所）の増設に乗り出す。
　東日本地区に2000KW〜3000KWの発電所2ヵ所新設検討。2013年内に稼働。

・野村総研　<4307> ［終値2102円］中国・北京副都心開発手掛ける北京科技商務区建設と提携。日本企業の都市インフラ技術採用提案。

・日産　<7201> ［終値944円］仏ルノーと共同開発中のインド市場向けの超低価格車、新興国専用ブランド「ダットサン」にする方針。
　30万円程度の最低価格から売れ筋価格帯50万円程度までカバー。急拡大する中間所得層向けに拡販。

・2月国内新車販売台数前年同月比8.1%減47万7326台。エコカー補助金終了12年9月から6ヶ月連続前年下回る。
　軽乗用車はホンダ　<7267> ［終値3465円］過去最高記録、軽乗用車合計も前年上回る。　

・豊和工　<6203> ［終値105円］遊休不動産有効利用策推進。6月に売電事業始める予定。2-3年後年間1億円の利益かさ上げ効果。
　一連結純利益のリストラの総仕上げに。

・田淵電　<6624> ［終値160円］住宅用太陽発電向けモニタリングシステム開発。
　ソフトウエア開発会社と協力、タブレット（多機能携帯）端末で発電量表示、将来は家庭用エネルギー管理システム（HEMS）と連携、
　家電制御など出来る仕様に。発電量「見える化」に。（日刊工業新聞）

・大成建　<1801> ［終値277円］
　液化天然ガス（LNG）貯蔵タンク、現在より約2割短い3年程度で建設できる工法開発。海外でも販売攻勢かける。

・水道機工　<6403> ［終値260円］とメタウォーター（東京・港）上下水道と環境分野における国内事業で業務提携。
　水道の浄水場と下水処理場双方に関する業務皇后的に両社で手掛けられるようにする。

・日本マイクロソフト（MS）自社ブランドタブレット（多機能端末）「サーフェスRT」日本でも発売。価格4万9800円から。
　ノートパソコンと遜色ない機能持ちながら価格は半額程度。「ノートパソコンキラー」となる可能性。　

・NTT　<9432> ［終値4235円］東日本と西日本、2013年度事業計画申請。
　光回線サービス「フレッツ光」の契約純増数は計画地より約45%減80万件に。
　KDDI　<9433> ［終値7000円］などライバル通信会社との競争に加え、スマートフォン（スマホ）の普及加速しているため。

・NEC　<6701> ［終値229円］
　台湾セブンイレブンのレジ機能持つPOS（販売時情報管理）端末1万1000台と携帯型商品の発注端末1万台納入。受注額40億円程度と。

・オプト　<2389> ［終値956円］
　台湾で検索エンジン最適化（SEO）サービス始める。日系や現地企業向けに提供。台湾足がかりに東南アジアの事業展開目指す。

・日本ユニシス　<8056> ［終値750円］
　タクシー配車関連サービス「スマートタクシー」改善してスマートフォン（スマホ）からタクシー呼べるアプリ公開。
　全国21万台のタクシーのうち約14万台使うアナログ無線停波が16年6月。
　デジタル無線に切り替えるタクシー会社初期費用不要で
　月額利用料がタクシー1台当りタブレット通信費用込みで1万円以下という低価格前面に。15年5千から1万台利用目指す。

・ナノキャリア　<4571> ［終値458500円］抗がん剤関連、同社の特許欧州で査定。
　薬物を内部に包んだ微細な「ポリマーミセル」にがん細部や疾患幹部にくっつく抗体などを結合させる技術に関する内容。
　幹部に薬物が集まりやすく、副作用軽減期待。　

・極東開発　<7226> ［終値997円］日本トレスク（愛知県豊川市）と移動式ゴミ処理機共同開発。被災地のがれき処理に役立つ。

・ミネベア　<6479> ［終値324円］4/2付でモーター製造子会社ミネベアモーター（長野県御代田町）吸収合併。
　生産部品の集約や生産の効率化へ。モーター事業の構造改革機動的に進める。（日経産業新聞）

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第三者割当　

ジアース　<8922> ［終値2509円］130万株　1300円　4/22　割当先　エルエヌ 　

株式分割

翻訳センター　<2483> ［終値235000円］3/31 　1株→100株　一単元株式数変更 4/1　1株→100株

日本商業開発　<3252> ［終値15400円］3/31 　1株→100株　一単元株式数変更 4/1　1株→100株

ガイアックス　<3775> ［終値85000円］6/30 1株→100株　一単元株式数変更 7/1　1株→100株

そーせいグループ　<4565> ［終値330000円］3/31 1株→100株　一単元株式数変更 4/1　1株→100株

公募・売り出し価格

野村不動産　<3231> ［終値1797円］2787万株

ソフトマックス　<3671> ［公募価格1300円］（IPO）

サンフロンティア不動産　<8934> ［終値114600円］4万9000株　

大和ハウス・レジデンシャル　<8984> ［終値397000円］2万8000口

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【今日の一言】

NY株式市場は反発。
米国経済指標が堅調を好感、米歳出の強制削減は見ないふり・・・？
3市場（NY、アメリカン、ナスダック取引所）出来高は約67億2000万株、今年1日平均約65億株を上回る。

週間ではダウ工業株30種平均は0.6%高、2週続伸。ナスダック指数は0.3%高で3週ぶり反発、S＆P500種も0.2%高、2週ぶりの反発。

欧州株式市場はまちまち。
イタリア総選挙後の政局混迷で狭いレンジでの取引と予想。銀行や鉱山株が売られる。

東京株式市場は週間ベースで日経平均株価が1.9%高、3週続伸。TOPIXは2.2%高、2週続伸。
マザーズ指数は13.1%と大幅高、2週続伸。日経ジャスダック平均は2.5%高、2週続伸。東証2部は2.5%高の2週続伸で終了。

銘柄研究ちょっとマニアックで「また？」と言われそうな銘柄を【コロ朝プレミアム】に入れてみました。

今週の経済指標発表予定を【コロ朝プレミアム】に掲載
http://www.koronoasa.com/koroasamembers/document/?page_id=2570

政府、国民一人一人に番号をふり、
年金や健康保険など社会保障給付と納税を一つの個人番号で管理する「共通番号制度」2016年導入へ。
行財政効率化するIT（情報技術）政府のインフラが本格的に動き出す。

どこがこのシステムを構築するのでしょうか？

本命？！NTTデータ　<9613> ［終値296000円］
DTS　<9682> ［終値1414円］アイネス　<9742> ［終値702円］大穴？野村総研　<4307> ［終値2102円］

ナノキャリア　<4571> ［終値458500円］抗がん剤関連、同社の特許欧州で査定。
薬物を内部に包んだ微細な「ポリマーミセル」にがん細部や疾患幹部にくっつく抗体などを結合させる技術に関する内容。
幹部に薬物が集まりやすく、副作用軽減期待。
薬物伝送（DDS）の本命的な特許査定受けたこととも・・・

中小企業金融円滑化法3月末期限切れ。円滑化法活用企業30万〜40万社、事業再生や転業必要な会社は5万〜6万社と。
日本御雇用の7割支える中小企業に深刻な影響を与える恐れも。

日本M&Aセンター　<2127> ［終値3410円］押し目買いに・・・？！

米簡易ブログ大手ツイッター年内にも株式上場に踏み切るとの公算高まる。業容飛躍へ資金調達を広げるとの観測。
デジタルガレージ　<4819> ［終値245700円］

ロボット開発機運、オールジャパンで高まる。
個別に開発されたロボットを通信でつなぎ、連携して作業するシステム開発へ官民プロジェクトも進む。
新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）中心に千葉工大、東芝　<6502> ［終値425円］サイバーダインなど連名。

ロボット関連で官に強さのあるセック　<3741> ［終値3030円］気になるところも・・・

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