ｉPS細胞実用化へ加速

2012年7月11日（木）晴れ時々曇り

・ｉPS細胞用いた再生医療や創薬の実用化に向け、官民による開発や環境整備の動き加速。政府、開発期間最短で3分の1にする。
　35社・団体はｉPS細胞の創薬に関する試験データ共有し、実用化までの期間短縮。
　日本ｉPS細胞の研究で先行、世界に先駆けて開発急ぐ。今秋までに基準原案つくり、2014年中に施行。

・金融庁投資信託の統合促す。投信の数急増、手数料が過去最高水準に達し、投資家に不利益生じていると判断。
　統廃合で管理コスト圧縮、手数料引き下げへつなげる。投信設定する運用会社への監督・検査も強める。

・中国6月輸出、1年5ヵ月ぶり減少。輸出頼みの景気回復のむずかしさが鮮明に。中国の変調は他の新興国を含む世界経済揺るがす。
　「影の銀行（シャドーバンキング）」の拡大がバブルに芽を生む。鈍い外需、伸び悩む消費、過剰な投資の3つの関門立ちはだかる。

・日銀　<8301> ［終値58500円］10日発表6月の国内企業物価指数前年同月比1.2%上昇と1年7ヵ月ぶりの高い伸び。3ヵ月連続で上昇。
　円ベースの輸入物価は昨年11月から8ヵ月連続で前年同月上回り、値上げの理解得やすい地合いになってきた。

・6月の消費動向調査で、1年後の物価が「上がる」と答えた世帯は前月比0.8ポイント多い83.9%に達した。
　来年4月の消費増税前に物価上昇予想は一段と広がりそう。

・厚生労働省70〜74歳の医療費の自己負担（現在1割）について本来2割負担に戻す検討に入る。来年4月からの実施めざす。

・内閣府まとめる2013年度経済財政報告（経済財政白書）の原案。日本経済について「長引くデフレから反転する兆しが表れている」と評価。
　2009年度から11年度の3年間でデフレが日本の実質GDP累計で8.5兆円程度押し下げたと試算。
　デフレ解消と厳しさが増す財政の健全化が「日本経済の再生のために必要」と強調。

・米中両政府10日、戦略・経済対話。ワシントンで開く。
　ハイデン米副大統領は開幕演説で中国金融システム問題について
　「影の銀行（シャドーバンキング）部門修復しなければならない」と強調。早急な金融制度改革を要求。

・日産　<7201> ［終値1088円］今年度中にインドで現地の商用車大手アショック・レイランドと共同で商用バンなど新工場新設。
　新車需要の拡大にらみ、提携戦略の活用で事業基盤広げ、先行するスズキ　<7269> ［終値2447円］や韓国・現代自動車追い上げへ。

・インド新車市場昨年、ドイツ抜き世界5位に。20社以上の世界大手が競う激戦市場。
　乗用車シェアトップは1980年代から現地生産するスズキ　<7269> ［終値2447円］。
　韓国・現代自動車と印タタ自動車の攻勢受け50%以上あったスズキのシェアは約38%（12年）に低下。

・NTTドコモ　<9437> ［終値158700円］他の携帯電話会社から乗り換える顧客対象に2万円前後払い戻す販促策再開。2か月足らずでの再開に。

・商船三井　<9104> ［終値407円］大型コンテナ船がインド洋で大破した事故の収束の兆し見えず。6/17航海中に船体2つに折れる。
　三菱重工　<7011> ［終値626円］2008年建造、荒天下で船体に突然亀裂と。水深4千メートル級の海域でコンテナの引き上げは不可能。　

・住友不動産　<8830> ［終値4380円］新築マンション向けに免震構造のエレベーター開発。震度5強の揺れを震度4以下に抑える。
　地震でエレベーター停止しても自動復旧機能働き30分程度で運転再開。2年後メドに中層マンションでの実用化めざす。

・製紙各社国内工場で高齢者向け大人用おむつの生産能力高める。少子高齢化で2020年頃大人用の需要が乳幼児用逆転する見通し。

　大王紙　<3880> ［終値617円］全体の生産能力1.2倍へ引き上げ、王子HD　<3861> ［終値427円］福島市に専用工場新設。

・シークス　<7613> ［終値1224円］2014年メドに中南米に進出。約10億円投資。自社工場建設、自動車向けのメーターや電子制御装置生産。

・旭硝子　<5201> ［終値656円］2013年1-6月期連結営業利益前年同期比約3割減、350億円程度になった。会社予想の400億円下回る。
　欧州での建築用ガラスの販売不振響き、欧州向け自動車ガラスも伸び悩む。通期下振れの可能性も。

・金先物市場はなお先安観根強い。
　米商品先物取引委員会（CFTC）、NY市場で買い意欲の指標となるファンドの買越額は直近公表値2日時点、
　2万751枚と2005年2月以来8年5ヵ月ぶりの低水準。金相場年初から約3割下落もさらなる安値を見込む投資家の新たな売りが大量に流入。

・裁定取引に伴う買い残（5日時点）前週比1234億円増　2兆9754億円。3週連続で増加。

・信用評価損益率（5日申し込み）マイナス5.18%　前週（マイナス11.88%）2週ぶり改善。（日経新聞）　

・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ（S&P）9日、
　イタリア国債長期格付け「トリプルBプラス」から「トリプルB」へ1段階引き下げ。
　見通しは「ネガティブ（弱含み）」2013〜14年に「少なくても3分の1の確率」でさらに格下げする可能性も。

・ビール大手5社10日発表、2013年上期（1-6月）のビール類（ビール、発泡酒、第3のビール）出荷量
　前年同期比0.9%減の1億9929万ケースで過去最低に。消費者の根強い節約志向やビール離れなど。（産経新聞）

・横河ブリッジ　<5911> ［終値1229円］事業会社4社に分散している橋梁の生産体制見直す。
　橋梁市場の縮小補う新たな柱としてエンジニアリング関連事業強化打ち出す。

・三菱UFJ信託銀行　<8306> ［終値653円］複数の太陽光発電設備対象に投資ファンドの信託受託事業に乗り出す。
　第一号案件として合計1万6000KW規模の設備対象として信託設定し、特定目的会社通じて主に大口の投資家から資金集める。
　2014年1月までに稼働予定で投資額約50億円とみられる。複数の設備に投資することで日照不足など発電時のリスク軽減できる。

・NTTドコモ　<9437> ［終値158700円］大幅な組織改革に踏み切る。
　2015年末までに支社・支店から2000人の社員呼び寄せ、本社7000人体制へ。サービス領域担当する人材を本社に集中させる方針。

・スズキ　<7269> ［終値2447円］軽自動車で培った低燃費技術、小型車へも展開。
　ガソリン1リットル当たり燃費性能従来比2割高い26KM台半ばにした小型車「スイフト」7月中旬に発売。　

・日機装　<6376> ［終値1262円］オランダポンプ会社ゲベケ買収。買収額70億円。ゲベケの2012年12月期売上高6110万ユーロ（約78億円）。

・建設機械メーカー各社、6月の中国販売はプラス成長に。昨年6月に一段と需要落ち込み、8月までは状況見極める必要とも。

　コマツ　<6301> ［終値2338円］6トン以上の油圧ショベルの販売前年同月比31%増と5ヵ月ぶりにプラス。
　水利開発向けのほか一般土木に使うセメント原料である石灰石の採掘場向けの引き合い出る。

　日立建機　<6305> ［終値2117円］6トン以上の油圧ショベルの販売前年同月比35%増。3ヵ月連続で前年同月実績上回る。

・安川電　<6506> ［終値1264円］ロボット使い実権動物の世話するシステム開発。実験動物を大量飼育するユーザーに向けて提案。　

・アンリツ　<6754> ［終値1232円］
　スマートフォン（スマホ）のデータ通信方式を3G回線から無線通信規格「Wi-Fi（ワイファイ）」に切り替え測定する計測器開発、
　年内端末メーカー向けに発売。（日刊工業新聞）

・バリューコマース　<2491> ［終値1178円］米国同業大手ダイレクトエージェンツ（NY）と提携、ネット広告を相互に配信する事業へ。
　製造業やサービス業、EC（電子商取引）事業者などの利用想定、顧客企業の海外展開支援。配信はアフィリエイト（成果報酬型）広告。

・東光　<6801> ［終値306円］車載用コイルの新製品開発。既存コイル比設置面積半分程度、買い急性も高める。
　2013年冬から順次生産拡大へ。スマートフォン（スマホ）向けなどで高いシェア持つメタルコイルの新製品。

・住友大阪セメント　<5233> ［終値341円］東日本大震災の復興需要が出ている東北地方向け海運態勢強化。船の体制を東日本寄りにシフト。
　復興需要受け、セメント大手が物流で協力する動き出る。

・能美防災　<6744> ［終値837円］大規模マンションやホテルなど大型建物に対応した火災報知システム開発。
　1つのシステムで従来の5倍、最大6千個の探知機設置できる。既存配線そのまま使えるのが利点。設備更新需要取り込みの狙う。（日経産業新聞）

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公募・売り出し価格

インターネットイニシアティブ（IIJ）　<3774> ［終値3450円］3346円　申込み7/11-12　払込日7/18

新田ゼラチン　<4977> ［終値1347円］240万株　

リオン　<6823> ［終値1010円］969円　申込み7/11-12　払込日7/18

新規公開株（IPO）

コード　 市場　　 銘柄　　　　　　幹事証券　　公募価格　　　発行株数　　単位株

7/10 <6075> マザーズ フォトクリエイト 　ＳＢＩ　 　　1670円　　230,000株 　　100株　初日買い気配（3845円）で寄らず

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【今日の一言】

NY株式市場はまちまち。
ナスダック総合指数とS&P500種指数は5営業日続伸。
ダウ工業株30種平均は小幅ながら5営業日ぶり反落。
バーナンキ米連邦準備理事会（FRB）議長の記者会見後の質問タイムでドル安・円高に進む。
米連邦公開市場委員会（FOMC）議事録は多くのメンバーが資産買入れ縮小に動く前に雇用が着実に回復しているとの一段の確信が必要と。

欧州株式市場は米連邦準備理事会（FRB）の6月米連邦公開市場委員会（FOMC）議事録発表と
その後のバーナンキFRB議長記者会見の行方気にして模様眺めの展開に。

東京株式市場は一時日経平均株価は1万4500円回復したものの週末のオプションSQ（特別清算指数）算出控えヘッジ売りなどもあり小幅下落。
一時的に180円超の前日比下落も引けにかけて下げ渋ったところ。
大幅上昇銘柄は3Dプリンター関連がずらっと並んだところ。
テーマ物色で買い上がっていく投資意欲はあるものの、なんか刹那的ながらも「すごい」と感じます。
ただ乗り切れないところもあり、反省しきりです。
朝方どのテーマ買いになるか注目したいところ・・・

本日は日銀決定会合の内容が発表され、夕方15：30から黒田総裁が会見する予定。
今回も現状維持といったところになりそうですが、黒田総裁が多少厳しさをにおわす発言も期待したいところでしょうか？

金価格の下落が話題になっています。新聞紙上では「売り」的な記事多いのですが、そんな時は一旦反転の兆しも・・・

バリューコマース　<2491> ［終値1178円］米国同業大手ダイレクトエージェンツ（NY）と提携、ネット広告を相互に配信する事業へ。
製造業やサービス業、EC（電子商取引）事業者などの利用想定、顧客企業の海外展開支援。配信はアフィリエイト（成果報酬型）広告。

住友大阪セメント　<5233> ［終値341円］東日本大震災の復興需要が出ている東北地方向け海運態勢強化。船の体制を東日本寄りにシフト。
復興需要受け、セメント大手が物流で協力する動き出る。

能美防災　<6744> ［終値837円］大規模マンションやホテルなど大型建物に対応した火災報知システム開発。
1つのシステムで従来の5倍、最大6千個の探知機設置できる。既存配線そのまま使えるのが利点。設備更新需要取り込みの狙う。

森下仁丹　<4524> ［終値620円］ぴこっと意思表示したような日足チャートに見えます。

システムインテグレータ　<3826> ［終値1710円］株式分割と中間業績上方修正を好感。ストップ高。
本日も買い物気味出来そうなところ。比較感でコムチュア　<3844> ［終値1627円］7/26決算発表予定で来週あたり上方修正期待も・・・

NTTドコモ　<9437> ［終値158700円］大幅な組織改革に踏み切る。
2015年末までに支社・支店から2000人の社員呼び寄せ、本社7000人体制へ。サービス領域担当する人材を本社に集中させる方針。
本社集中で良くなるのかな？と単純に思ってしまいます・・・？

インターネットイニシアティブ（IIJ）　<3774> ［終値3450円］公募価格決定いたしました。外れた方は拾いたいとも・・・

櫻井さん夕刊ゲンダイ連載「参院選までに仕込む12銘柄」電子レンジ買いに行って買い忘れてしまいました。

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