世界連鎖株安再び

2012年2月4日（火）曇りにち雪か雨　ポイントの日

・政府・与党、企業がある決算期の赤字を翌期以降の黒字と相殺できる繰越控除制度の縮小検討。
　現行では9年の繰越期間短縮したり、相殺できる黒字に一定の制限設けたりする案浮上。出資先子会社からの配当への課税強化も検討。

・大手5銀行グループ、2013年4-12月期決算、連結最終利益前年同期比29%増、計2兆3361億円。株式関連の損益が改善。
　資産は国債減らす一方で貸し出し伸ばす。

　三井住友FG　<8316> ［終値4641円］みずほFG　<8411> ［終値211円］は通期で最高益うかがう。

・KDDI　<9433> ［終値5586円］インターネットの口コミサイトなどへ書き込みから個人情報が漏れるのを防ぐソフトウエア開発。

・三越伊勢丹HD　<3099> ［終値1262円］大阪の百貨店事業から事実上撤退。2011年5月乗り込むも大阪の消費者つかめず「看板倒れ」に。
　ダブルブランド戦略が落とし穴。「中途半端な形となり、ターゲットが曖昧になった」阪急・大丸の壁も。

・消費増税の駆け込み需要。1月新車販売台数は同月として過去最高。増税前の伸び率は前回、消費税率を5%に上げた1997年よりも大きい。
　住宅は前回並み、家電は前回下回る。

・タイ2日行われた総選挙（下院　定数500）反政府派の妨害で投票中止となる選挙区相次ぎ、結果確定せず。政治空白長引く。
　今後のシナリオ、再投票で立て直し。外交・予算遅れでインラック首相辞任。司法・国軍がこう着打開へ。

・日米両政府3日、防衛当局の審議官級による「サイバー防衛政策作業部会」の初会合開く。米国を中心とした国際連携強める。

・金融庁は金融機関に対し、投資信託販売する際、
　手数料稼ぎに重心置いた「乗り換え販売」に偏らないように営業員の評価基準見直すように求める。今春にも監督指針改正。

・大手銀行2014年3月期も好決算維持も、利益水準や時価総額では復調著しい米大手銀になお差をつけられている。
　積み上がった自己資本の使い道が問われる。

・東京株式市場3日、日経平均株価大幅続落、終値前週末比295円40銭（1.98%）安い1万4619円13銭。今年に入ってから株価下落率は1割超。
　投資家運用リスクを回避する姿勢続けている。前週末の米国株安に加え、外国為替市場で円安一服したことも投資家心理悪化につながる。

・円相場、3日欧州外国為替市場で上昇。一時1ドル=101円前半と昨年11/27以来約2ヵ月ぶりの高値付ける。
　1月の米サプライマネージメント協会（ISM）製造業景況感指数、市場予想下回り、円買い・ドル売り進んだ。

・世界の原油・天然ガスの埋蔵量のほぼ半分占める中東で開発主体の多様化が目立つ。
　「シェール革命」の影響で米国勢が国内回帰に傾く一方、中国やロシアの企業がイラクやシリアで相次ぎ権益取得。

・アジアで「赤ちゃん関連市場」急成長。合計年間出生数は約6600万人。中国や東南アジアに続きインド、パキスタンなども新たに注目。
　所得向上と衛生意識普及の相乗効果で、紙おむつなどの需要がこれから本格的に立ち上がろうとしている。

　ユニ・チャーム　<8113> ［終値5653円］インドで紙おむつ3強の一角。東部アンドラ・プラデシュ州で建設中の第2工場を15年に完成。

　ピジョン　<7956> ［終値4665円］極めて有望な南アジアを狙わない手はない。
　20年のフル稼働期に年産2千万個計画、バングラデシュとパキスタンへの輸出・販売も視野に入れる。　

・百貨店大手5社、1月の売上高（既存店ベース）全社前年同月実績比上回る。5社そろっての増収は3ヵ月連続。
　消費者心理の改善や消費増税前の駆け込み需要で高額品の販売好調続く。
　三越伊勢丹　<3099> ［終値1262円］10.5%増。2ケタ増は東日本大震災による落ち込みの反動で大幅高になった2012年3月以来。　

・フェイス　<4295> ［終値1053円］日本コロムビア　<6791> ［終値531円］をTOB（公開市場買い付け）。買付価格1株780円。

・子供向け遊戯施設運営するイオンファンタジー　<4343> ［終値1527円］
　2017年2月期までにアジア施設数を現在の3倍強、約300ヵ所に増やす。出店拡大で潜在需要掘り起こす。

・新興企業向け市場で株安加速。東証マザーズ指数3日に前週末比8%安、2013年11/27以来、約2ヵ月ぶりの安値。
　日経ジャスダック平均も3日続落、昨年末水準を今年初めて下回る。「強気」とみられていた個人投資家にもリスク回避の姿勢広がりつつ。

・少額投資非課税制度（日本版ISA=NISA）専用口座の開設長引くケース相次ぐ。
　金融機関は当初、申し込み方開設まで4〜6週間メドも最大2か月かかるケースも出始める。事務処理に時間かかる。（日経新聞）

・参院予算委員会は3日の理事懇談会で5日に2013年度補正予算案の実質審議に入り、6日午後に採取する日程で合意。
　補正予算案は4日に衆院通過する予定。

・りそなHD　<8308> ［終値548円］3日公的資金約1624億円返済。6日に優先株買い入れ予定、3日と6日で計約4164億円の公的資金返済。
　残高は約3560億円。ピーク時約3兆1280億円の公的資金の約9割返済。　（産経新聞）

・日本ケミコン　<6997> ［終値325円］総額約70億円投じ国内で車載用電気二重層キャパシター（FDLC）の生産能力増強。　

・インフォコム　<4348> ［終値841円］ソフトバンクテレコム（東京・港）
　システム運用向け制御管理ソフト「ロードスタースケジューラー」で販売代理店契約結ぶ。初年度売り上げ8000万円目指す。

・新日本科学　<2395> ［終値1470円］京都大発ベンチャー、アストリム（京都市）株式3.9%取得、資本参加。240万円出資。

・GNIグループ　<2160> ［終値438円］中国で製造販売許可取得した特性肺線維症治療薬の物流・販売業務で地元9社と提携、販売体制整え。

・SBSHD　<2384> ［終値1685円］
　シンガポール物流会社ジン・グアン・フレート買収。買収額非公表。コンテナ陸送事業に参入、事業領域拡大へ。（日刊工業新聞）

・中国電子商取引（EC）アリババ集団（浙江省）が海外展開に向け地ならし急ぐ。
　クラウドサービス提供するためのデータセンターを海外に設置検討。米国にIT（情報技術）ベンチャー支援目的とした投資会社も設立。　

・SMK　<6798> ［終値465円］指先で触れた面積の大きさによって、ボタンの設定など換えられるタッチパネル開発。
　指先だけと指の腹で2段階に分けて検知。主にカーナビゲーションシステムへの利用見込む。

・インタートレード　<3747> ［終値277円］IT（情報技術）機器管理を自動化するシステム開発。技術者1人で1000台管理。
　ソフトウエア更新やデータ移行など自動で行う。

・ガンホーオンライン　<3765> ［終値610円］2013年12月期連結業績営業利益前期比10倍。
　スマートフォン（スマホ）「パズル＆ドラゴンズ（パズドラ）」けん引。森下一喜社長「全世界のスマホ市場で圧倒的な1位獲得した」と。
　パズドラ国内で累計2300万回、海外400万回ダウンロード。「面白いゲームを作ることこそが自分たちの使命」とバブル路線とは一線画す。

・ワイヤレスゲート　<9419> ［終値3370円］観光地や商業施設など人の集まるエリアで
　公衆無線LAN（構内情報通信網）の構築サービス始める。利用状況の監視といった運用サービスも提供。　

・五洋建　<1893> ［終値360円］
　シンガポール中心とした東南アジアで港湾整備需要開拓、現在800億円規模海外受注高を2021年3月期までに3割増、1000億円に引き上げる。
　20年の東京五輪に向け拡大する国内需要の取り込みと並行し、収益の多角化進める。

・エムスリー　<2413> ［終値29370円］メディサイエンスプラニング　<2182> ［終値3300円］との株式交換比率決定。
　メディサイエンス普通株1株に対しエムスリー株0.0113株割り当て。（日経産業新聞）

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第三者割当　

日本ぺイント　<4612> ［終値1701円］6000万株　1705円　6/3〜2015年2/3　割当先　Nipsea International 　

公募・売り出し価格

ダイセキ環境ソリューション　<1712> ［終値1689円］1638円　申込み2/4-5　払込日2/10

ファーマライズHD　<2796> ［終値657円］637円　申込み2/4-5　

ファーマフーズ　<2929> ［終値406円］255万7000株　

アキュセラ・インク　<4589> ［IPO］1800円　

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、大幅続落。
再度リスク回避の動きが世界を回り始めています。
米供給管理協会（ISM）3日発表した1月の製造業景気指数は、前月の56.5から51.3に低下し、昨年5月以来の低水準をつけた。
新規受注の大幅な落ち込みが響く。
予想中央値（56）下回り、予想レンジ下限の54.2にも届かなかった。
米経済が今年に入り、失速している可能性を示唆と・・・。

欧州株式市場は続落。
米ISM製造業景気指数が市場予想下回り、米経済の回復力をめぐる懸念が高まり、売りが加速。
ＦＴ１００種総合株価指数 は終値で、6週間ぶり安値を更新。
中国経済の失速を示唆する指標を嫌気も。

東京株式市場で日経平均は大幅続落。
新興国への不安がぬぐいきれず、米国株安と円安一服も嫌気した。
このところ強含んでいた新興市場も耐え切れず、売りが出始め、個人投資家のリスク回避の動き加速。
東証マザーズ指数は下落率が8.25%と、日経平均の1.98%と比べて突出。

東証1部騰落数は値上がり162銘柄、値下がり1592銘柄、変わらず26銘柄に。

2014年日経新聞元旦の見出し、『空恐ろしさを豊かさに　常識超え新しい世界へ　』恐ろしい・・・

かなりパニック的な売りものが出て来そうです。
我慢できる方は、嵐の過ぎ去るのを待つのも一法ですが、とりあえず退避すすることも必要なことも。

ちょっと面白そうな記事もありますが、市場の地合いが悪すぎますね。
米国経済に対して楽観視されていたところから慎重な見方が増えてきたようなところも・・・

とは言いながらも企業決算を見るとそんなに日本株売りをしなくてもいいようにも思えますが・・・

新興市場に傾いている個人投資家の信用取引では「追証」発生の可能性も高く、売りが売りを呼ぶ展開にも警戒となりそうです。
最近は「追証」になる前に、処分する投資家も多く、だらだらとは引きづらない傾向もありますが・・・

「何か」がやはり隠れているのかと疑いたくなるような下落です・・・

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東京株式セミナー・櫻井英明氏
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満員御礼。
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