ロシア通貨・株価下落

2014年3月13日（木）曇りのち雨

・日経新聞社、主要企業経営者緊急アンケート、約7割の経営者が基本給底上げするベースアップ（ベア）実施。
　多くの企業が業績回復に加え、デフレ脱却に向けた政府の賃上げ要請にも応え、給料アップに踏み切る。

・主要7ヵ国（G7）と欧州連合（EU）の首脳は12日、
　ロシアに対しウクライナ南部クリミア半島の併合に向けた取り組みの停止求める共同声明発表。
　16日予定されているロシア編入の住民投票は、法的効力持たず「結果を承認しない」と警告。
　クリミア併合すれば「さらなる行動をとる」と追加的な制裁発動する意向示す。

・中国経済の先行き警戒感が市場を揺らし始めた。同や鉄鉱石価格が急落。
　株式市場では12日、日経平均株価が393円安、アジアや欧州株も売りが先
　ウクライナ情勢なども加わり、新興国リスクが世界市場に影を落とす。

・政府、法人税改革の具体的な検討に着手。財源は「単年度ではなく中期的に税収中立をはかる」として、減税先行させる考えも。

・内閣府、2月の消費動向調査、消費者心理示す一般世帯の消費者態度指数は38.3、前月2.2ポイント下回った。3ヵ月連続で悪化。
　内閣府は消費者心理の基調判断「弱含んでいる」に下方修正。消費者は増税後の景気への不安募らせている。

・政府、解雇など巡る労使紛争を予防するための雇用指針案まとめる。
　外資系やベンチャー企業想定し、低い人事評価が続いた場合などに解雇がありうると労働契約に明記するよう促す。

・国内物価押し上げてきた円安効果が鈍る。円相場は対前年比で下落幅縮め、輸入通じた物価上昇の圧力弱まる。
　物価上昇の流れを維持して脱デフレへの軌道に乗せるには、川上の原材料などの価格上昇が、川下の最終財の価格にまで浸透するかがカギ。

・タイ中央銀行12日、金融政策委員会開き、政策金利（翌日物レポ金利）年2.25%から2%へ0.25%引き下げ。
　利下げは昨年11月以来2会合ぶり。年2%は3年3ヵ月ぶりの低水準となる。景気の減速感は強まっており、追加利下げによる下支え狙う。

・ロシア通貨ルーブルの為替レートが欧米通貨に対し、年初から約12%下落。国外への資金流出の懸念も浮上、株価の下げも止まらず。

・中国・全国政治協商会議（政協）12日閉幕。10日間の協議で最も関心集めたテーマは大気汚染。
　微小粒子状物質「PM2.5」が日照さえぎり、農産物の生育阻むことなど新たな問題も浮き彫りに。

・帝人　<3401> ［終値256円］年内にも就航する欧州エアバスの次世代中型機に炭素繊維複合材供給へ。
　航空機の骨格に当る1次構造材に初めて採用される見通し。中型機は20年間で約7300機の需要見込まれている。
　炭素繊維首位の東レ　<3402> ［終値684円］は米ボーイングとの関係強化しており、帝人はエアバスに基幹部材供給する。

・NEC　<6701> ［終値322円］
　フィリピン政府機関から、地震と津波の対策システム受注。受注額約10億円。社会インフラ事業の海外展開進める。

・ソフトバンク　<9984> ［終値7862円］米携帯電話4位TモバイルUS買収計画への支持広げようと、米国でロビー活動に力。
　Tモバイル買収には米連邦通信委員会（FCC）や米司法省の承認が必要。「現状の携帯大手4社体制で十分に競争が進んでいる」という見方。
　ソフトバンクの買収計画に承認が下りない可能性も。孫社長は外堀埋める戦略に出た。

・サントリー食品インターナショナル　<2587> ［終値3565円］
　ミネラル水「天然水」の宅配用商品の販売を前年比5割増の306万ケースに引き上げる。
　従来東京、大阪など大都市圏中心だった販売地域も5月から沖縄除く全国に広げる。　

・豊田通商　<8015> ［終値2519円］
　マレーシアの製缶大手キアン・ジュー・カン・ファクトリーに買収提案。8億4700万リンギ（約264億円）投じ、51%の株式取得目指す。

・発掘最高益企業（5）小松ウオール　<7949> ［終値1953円］景気回復で新築ビル増え、本社移転やオフィス借り増しの需要増加。
　2013年3月期に21年ぶりに経常最高益更新、今期も20%増益見通し。顧客のあらゆる注文に柔軟に対応、短期間で製品納入できる態勢整備。
　自己資本比率86%という財務基盤も強み。余裕があるので必要な時に思い切った投資に打って出られる。

・信用評価損益率（3/7日申し込み）マイナス9.99%　2週ぶり改善。

・裁定取引に伴う買い残（7日時点）前週比2282億円増　2兆8886億円。2週ぶり増加。

・12日、不動産投資信託（REIT）全体の値動き示す東証REIT指数3日続落。終値前日比20.36ポイント（1.37%）安、1463.31。
　下落率2/4以来の大きさ。株式相場の下落で投資家が運用リスク避ける動きがREIT市場にも及んだ。上場REIT44銘柄中39銘柄が値下がり。

・レギュラーガソリン店頭価格（全国平均）10日時点、前週比0.3円高、1リットル158.2円。値上がりは1/20以来7週ぶり。（日経新聞）

・中国経済の先行きに対する不透明感が市場で一段と強まっている。
　中国債券市場で7日起きた初の社債のデフォルト（債務不履行）と前年同月比で18.1%減少した8日発表の5月中国輸出統計の影響が広がった。

・平成26年春闘、基本給を一律引き上げるベースアップ（ベア）相次ぐ。アベノミクスが描く経済好循環の実力が試される。

・ウクライナ南部クリミア自治共和国への介入で、ロシアでは低落傾向にあったプーチン大統領の支持率上昇に転じた。
　国内問題から目を背けさせるのに成功した形。危険な人気取りとも。（産経新聞）

・エイチアンドエフ　<6163> ［終値2705円］中国で東風本田汽車（湖北省）と台湾プレスメーカー向けに大型プレス12台機受注。
　
・中国2月の油圧ショベル（6トン以上）の販売台数、
　コマツ　<6301> ［終値2204円］前年同月比2.2倍、日立建機　<6305> ［終値2037円］76%増といずれも大幅なプラスに。

・堀場製作　<6856> ［終値3830円］中国で医用機器の現地生産始めた。中国での医用事業の売上高13年約12億円から18年には100億円へ。

・鳥居薬品　<4551> ［終値3390円］室内塵（ハウスダスト）・ダニアレルギー疾患のアレルゲン免疫療法用の開発中の舌下投与型治療薬、
　第2・第3臨床試験（治験）で良好な結果示す。2016年3月までに製造販売承認申請したい考え。　

・金相場上昇、一方銅など非鉄金属は軟調な展開。中国で経済減速懸念。NY白金利食い売りに3日続落。（日刊工業新聞）

・JSR　<4185> ［終値1799円］実際の製品と同じ強度や質感の試作品を成形できる3D成型システム開発。
　様々な樹脂の成型が可能。開発期間の短縮や生産コスト避け元進みそう。

・フクダ電子　<6960> ［終値4420円］患者の生体情報無線で送り、手元の画面に表示する小型装置20日から発売。初年度3000台の販売目指す。

・興研　<7963> ［終値2794円］
　消費電力を大幅に抑えた空気浄化システム、宇宙航空研究開発機構（JAXA）に納入。民間企業への普及拡大目指す。

・東芝　<6502> ［終値460円］省スペース型の家庭用燃料電池（エネファーム）の出荷を3月中にも始める。
　新製品機に2014年度は年間販売台数を2万台に引き上げる。都市一般家庭での購入価格は1台180万〜190万円。（日経産業新聞）　

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株式分割

エムスリー　<2413> ［終値315500円］3/31 　1株→200株　一単元株式数変更 4/1　1株→100株

公募・売り出し価格

ホットマン　<3190> ［IPO］520円　

大和ハウスリート　<3263> ［終値409000円］39万8775円　申込み3/13-14　払込日3/19

みんなのウェディング　<3685> ［IPO］2800円

日本ビルファンド　<8951> ［終値557000円］54万5860円　申込み3/13-14　払込日3/19

新規公開株

コード　 市場　　 銘柄　　　　　　幹事証券　　公募価格　　　発行株数　　単位株

3/12 <6092> マザーズ エンバイオ・HD　　　 日興 　　 580円　　 1,297,700株　　 100株　（初日値付かず）

3/13 <4246> 東1 ダイキョーニシカワ 　　　野村 　　 1,600円　　 4,203,800株　　 100株

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、まちまち。
ダウ工業株30種平均は一時90ドル超の下落場面もあったものの引けにかけて下げ幅縮小。
ナスダック総合指数は5営業日ぶり反発。S&P500種指数は小幅ながら3営業日ぶり反発で引ける。
様子見気分の中、押し目買いが入ったようなところも・・・
3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約64億株、今月1日平均約69億株を下回る。

欧州株式市場は下落。
引き続き中国経済の先行き懸念とウクライナ情勢懸念が相場を圧迫。
銅価格が3年半ぶりの安値を付けるなど投資家心理を冷え込ませた。
ロシア関連銘柄も大幅下落に。

東京株式市場で日経平均は大幅反落、全面安となった。
中国経済懸念や週末のSQに絡む思惑などもあり、先物に仕掛け的な売りが出て下げ幅拡大。
東証1部売買代金1兆9019億円と4営業日連続の2兆円割れ。

東証1部騰落数は値上がり79銘柄、値下がり1667銘柄、変わらず44銘柄に。

東京市場がまた不安の仕入れを行ったようなところ・・・

週初めは、今週末のSQに向けて、売ってる向きが買い戻し遅れて、
週末近くに踏んでくるような観測もあって多少楽観的な週間展望も、
先物から仕掛け的な売りも出て、買い方の見切り売りも誘引されたようなところかと・・・

それでも日経平均株価のチャートは崩れそうで崩れず、突き抜けそうで突き抜けないような、なんとも言えないような状況。
ただ2/5を起点に直近高値を抜けて、直近安値を下回らない上昇トレンド形成してるようにも思えます。
2/5、17、3/3を結んだ線を下回らければ、再び反転しそうなところかと。13日時点では1万4700円あたりでしょうか？

このところの日経平均は天邪鬼です。
行けそうと思えば、止まり、危ないと思えば反転しているようなところ。

日経レバレッジ　<1570> ［終値9620円］拾い場になってきそうな・・・

ワイヤレスゲート　<9419> ［終値3185円］再び持合いから放れそうな日足チャートの形となっております。

エスイー　<3423> ［終値1028円］もじりじりと上昇傾向に・・・　

ドリコム　<3793> ［終値273200円］も一目均衡表での遅行線が実体を抜けてくるようなところ。
雲の真ん中もだんだんその上限の雲も切り下がり気味になっております。
もう少し商いが増えてくれば相場になりそうなところも・・・

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