個人金融資産1645兆円

2014年3月26日（水）権利配当取り最終日　曇り時々雨

・厚生労働省4月から入院医療のルール見直す。再入院など病院の乱用防止。
　患者負担を抑えながら医療費の膨張に歯止めかけ、在宅医療への移行進める。

・日本取引所グループ（JPX）<8697> ［終値2438円］
　新株価指数「JPX日経インデックス400（JPX日経400）」に連動する先物を傘下大阪取引所に上場。10-11月メドに取引始める。

・日米欧主要7ヵ国（G7）は24日採択した首脳宣言で「ロシア外し」鮮明。
　欧州はロシアからの天然ガスに大きく依存しており、エネルギー軸としたG7体制の再構築が急務になる。
　追加制裁ちらつかせロシアから譲歩引き出す狙いも、ロシア側強硬姿勢崩さず。

・厚生労働省25日、特別養護老人ホーム（特養）に入所できていない高齢者が、2013年度は52万2000人に上るとの調査発表。
　前回調査の09年度から4年間で約10万人、24%増。特養ホームは全国に7800。
　負担額少なくて済む。半面運営費の大半を介護保険で賄い、保険財政には重荷。

・政府・与党、人手不足が深刻な建設業で、外国人労働者の受け入れ拡大する方向で最終調整に入る。
　受け入れ人数はピーク時に現状の2倍の3万人規模に増える見通し。2020年の東京五輪に向け「即戦力」活用し、膨らむ建設需要に対応。

・日銀　<8301> ［終値49800円］2013年末の資金循環統計では478兆円と1年間で18%増え、過去最高更新。
　国内金利の低下や円安背景に個人や金融機関が外国債券や外国株の投資増やす。先行きは予断許さず。　

・みずほ銀行　<8411> ［終値202円］
　インターネットバンキング経由した法人取引の安全を徹底するための再点検始めた。取引先中小企業が不正送金の被害あった疑い。

・欧州の携帯通信業者間で再編機運高まる。フランスでは業界2位のSFR巡って、通信大手が争奪戦展開。
　ドイツやアイルランドでも、欧州委員会が大手同士の合併の是非審査中。各社新規投資に資金向けられるかが焦点。

・中国環境保護省25日、全国主要74都市の大気汚染状況発表。
　北京市と周辺の13都市の汚染が最も深刻で、微小粒子状物質「PM2.5」濃度は中国当局が定めた環境基準の約3倍。
　74都市平均では環境基準満たさなかった日数は39.5%に達する。

・中国石油天然気集団（CNPC）など国有石油大手相次ぎ権益取得などに回す投資絞りこむ方針。
　規模重視で権益買いあさり、一部地域で開発が頓挫しているため。中国戦略転換は世界の資源開発に影響与える。

・1月の米S&Pケース＆シラー住宅価格指数（主要20都市）と前年同月比13.2%上昇。
　20ヵ月連続で前年同月水準上回り、市場予測（13.3%程度）とほぼ同水準。前月比では0.1%下落、3ヵ月連続で前月を下回る。

・2月米新築一戸建て住宅販売件数（3月）年率換算で44万戸。市場予測平均（44万5000戸）、前月改定値（45万5000戸）比3.3%減。

・トヨタ　<7203> ［終値5560円］ホンダ　<7267> ［終値3520円］「究極のエコカー」とされる燃料電池車（FCV）年1千台生産・販売へ。
　当面価格は1千万円切る水準、20年代には500万円以下目指す。

・岩谷産業　<8088> ［終値629円］JX日鉱日石エネルギー　<5020> ［終値492円］
　今夏以降、燃料電池車（FCV）の燃料となる水素スタンド整備に本格的に着手。車両とインフラの両方が足並みそろえて整っていく恰好。

・ヤマトHD　<9064> ［終値2143円］シンガポールとマレーシア間で、小口荷物の翌日配送サービス4月始める。個人宅や事業所に届ける。

・凸版印　<7911> ［終値724円］スマートフォン（スマホ）やタブレット（多機能端末）通じて雑誌の記事をばら売りするサービス始める。
　専用の無料アプリ（応用ソフト）開発、14誌の掲載記事1本50円から販売。

・家電量販店大手で増税前の3月末までに販売した商品の配送が4月以降にずれ込むケース急増。
　ヤマダ電機　<9831> ［終値333円］など大手4社、配送ずれ込む商品の売上高が計1000億円超へ。
　各社消費税差額分実質負担、数十億円のコスト増。家電量販店側は相当分吸収出来そうと。

・新興企業株調整色強めている。
　25日ネット・ゲーム関連株などに売りが膨らみ、東証マザーズ指数昨年9月以来の安値、日経ジャスダック平均株価も2月上旬以来の安値に。
　年初からの株価下落で含み損抱えた個人投資家の資金の回転鈍っていることが背景。両市場とも売買代金も減少傾向。

・信用買い残3/20申込み、3兆2508億円と前週比684億円減。2週ぶり減少。売り残5042億円と前週比150億円増、2週ぶり増加。

・大型原油タンカーのスポット（随時契約）運賃下落。ワールドスケール（WS）中東-東アジア間で41.5。この1ヵ月間で34%下落。
　中国の需要の伸びが予想下回っていることが影響。

・米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ（S&P）ブラジル外貨建て長期債の格付けを「BBB」から「BBBマイナス」に1段階格下げ。
　見通しは「ネガティブ（弱含み）」から「安定的」に変えた。

・世界保健機構（WHO）25日、大気汚染による死者は2012年に世界全体で700万人に上ったとの推計発表。従来予想の2倍以上。

・米バイオテクノロジー指数、昨年1年間で66%上昇。昨年バイオ企業の新規株式公開（IPO）37件と前回のブーム2000年（26件）上回る。
　2014年2月のピークから下落率1割超。バイオ株が再び勢い増すかが、米株式相場の先行き占う上で見逃せず。（日経新聞）

・理化学研究所25日、新型万能細胞「STAP細胞」のうち、2株の遺伝子を共同研究者が調べたところ、
　実験に使用しなかったはずの別の種類のマウスの細胞だったとわかる。実験途中何らかの理由で細胞がすり替わった可能性も浮上。

・日米欧など先進7ヵ国（G7）ロシアで開催予定の6月の主要国（G8）首脳会議のボイコット決める。「新たな冷戦」の幕開けとも。

・中国江蘇省塩城市で「銀行が倒産する」との噂広がり、預金引き出そうと千人近くが支店に押しかけ、警察が出動する騒ぎ起きたと報道。
　李克強首相は、預金保険機構構築する考え示し、政府は銀行が破たんする備え急いでいるとみられる。（産経新聞）

・京セラ　<6971> ［終値4599円］
　携帯電話端末の販売事業で2015年度にも欧州や中南米に参入。堅牢性に優れるスマートフォンを差別化商品にニッチ市場開拓。

・中小企業の景況感、1990年代のバブル経済崩壊後最も高い水準になった。
　安倍晋三政権の経済対策「アベノミクス」と4月の消費増税控えた駆け込み需要背景に業況判断指数は全産業で前月比2.9ポイント高53.5。

・個人金融資産（2013年12月末）前年比6.0%増、1645兆円と過去最高。5年連続前年上回る。
　株式・出資金が38.5%増の155兆円、投資信託28.1%増の79兆円と大幅なプラスに。現金・預金は2.3%増の874兆円。　

・DeNA　<2432> ［終値1872円］通信教育アプリケーション（応用ソフト）「アプリゼミ」に小学1年生向け内容追加。月額980〜1000円。

・サイバーダイン　<7779> ［IPO3700円］東証マザーズ新規上場。産業用以外のロボットメーカーでは初の上場。
　主力製品は装着型ロボットの「HAL」。2013年欧州における医療機器認定とCDマーク取得。ドイツでの労災保険適用。
　上場の調達資金を製品開発に使い、HAL以外の製品群拡充し、売り上げ拡大図る。（日刊工業新聞）

・ダイセル　<4202> ［終値853円］接着剤使わず金属と樹脂を強固に接合する技術開発。高機能樹脂とセットで売り込む。

・ザインエレク　<6769> ［終値1178円］車載向け液晶制御する半導体で、フルハイビジョンの高画質動画に対応する製品、4月にも本格販売。
　販売促進専門チーム立ち上げ、5年後までに年10億円以上の売上高目指す。伝送速度5倍以上。　

・ケンコーコム　<3325> ［終値1090円］4月に都内に配送センター新設。利用者が夜間に薬剤師にメールなどで相談する窓口も併設。
　第一類大衆薬24時間取り扱う体制整えるのが狙い。会社全体の薬剤師も増やす。

・アステラス　<4503> ［終値5732円］前立腺がん治療薬「イクスタンジ」の国内での製造販売承認取得。

・大日本住友製薬　<4506> ［終値1621円］抗精神病薬「ラツーダ」オーストラリアで販売許可所得。今回の販売で4地域目。

・野村不HD　<3231> ［終値1938円］東京メトロと駅直結オフィスビルを共同開発。
　丸ノ内線新宿御苑前駅と半蔵門線半蔵門駅2ヵ所で開発始める。東京メトロが土地・建物の所有者となる。
　設計や企画などの開発と竣工後の管理・運営は野村不動産手掛ける。　

・日揮　<1963> ［終値3414円］日本企業として初めて海底から天然ガス取り出し洋上で液体にする液化天然ガス（LNG）プラント手掛ける。
　リスク覚悟でEPC（設計・調達・建設）を請け負う。　（日経産業新聞）

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公募・売り出し価格

ノダ　<7879> ［終値428円］処分　410円　申込み3/26-27　払込日4/1

新規公開株

コード　 市場　　 銘柄　　　　　　幹事証券　　公募価格　　　発行株数　　単位株

3/26 <3686> マザーズ ディー・エル・イー 　野村　　　1200円　　　1,496,100株　 100株

3/26 <7779> マザーズ ＣＹＢＥＲＤＹＮＥ 　日興　　　3700円　　　2,421,900株　 100株

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、3営業日ぶり反発。
ただ方向感のなかったような一日。
急落していたバイオテクノロジー株の上昇がけん引とも。
3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約66億株、月初1日平均約69億株をやや下回る。

欧州株式市場は反発。
欧州中央銀行（ECB)、中国人民銀行（中央銀行）が景気下支えに刺激策講じるとの期待。

東京株式市場で日経平均は反落。
東証1部騰落数は値上がり1073銘柄、値下がり655銘柄、変わらず70銘柄と値上がり銘柄が約6割。

前日上昇の反動とも言われますが、
指数はソフトバンク　<9984> ［終値8088円］ファーストリテイリング　<9983> [終値35925円]が押し下げの側面も。
ただ個人投資家の傷みはかなり大きくなってきてるようにも・・・
マザーズ指数が25日には前日比5.6%安、2/4の安値のメド割り込み、昨年9/12水準まで下落。
松井証券の信用評価損益率では買い方マイナス14.258%となってきました。

新興市場中心の個人投資家には追加保証金の差し入れがすぐそこに来ているようなところも・・・？！

中国江蘇省塩城市で「銀行が倒産する」との噂広がり、預金引き出そうと千人近くが支店に押しかけ、警察が出動する騒ぎ起きたと報道。
李克強首相は、預金保険機構構築する考え示し、政府は銀行が破たんする備え急いでいるとみられる。
日本がいつか通った道でしょうか・・・

本日配当権利付最終売買日です。
明日の配当落ち分は80円前後で、ここ10年配当落ち後は、10年すべて落ち分埋めてるようですね。

マザーズ指数の下げ止まりやクライマックス的な動き注視するところでしょうか。
かなり昨日もクライマックス的な動きとも思えますが・・・

カイオム・バイオ　<4583> ［終値7380円］がストップ安。一時1010円高の9890円まであっての急落。
ヒトADLibシステム完成報道があってから人気化、3日間商いも膨らんでいたところ。
高値買いの売り物も出そうですが、本日分割（1：2）権利取りの動きも。
中長期的には「持っておきたい銘柄」ですが、乱高下も激しいところは気を付けたいところですね。

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