円ドル相場乱高下

2014年12月10日（水）晴れ

・政府、次世代エコカーの本命とされる燃料電池車（FCV）の燃料供給する水素ステーションの規制緩和に乗り出す。
　建築基準や保安規制の緩和で設置コスト半減。2015年度中に全国100ヵ所の整備目指す。
　セブン-イレブン・ジャパン　<3382> ［終値4400.0円］来年度からステーションを併設したコンビニエンスストア出す。

・米アップル9日、横浜市に数十人規模の研究開発拠点設立へ。米国外に開発拠点置くのは同社初。

・大手企業の3社に1社、過去5年に顧客情報の流出を経験していたことが日経新聞社の調査で明らかに。
　流出経験のある企業のうち2割強は情報漏えい件数が10件超と。主要524社の法務担当者対象にアンケート方式で実施。（日経一面）

・国内最大の保険会社、かんぽ生命保険が株式投資に再び動き出した。
　保有契約減少に直面する状況で、低収益の国債運用に安住していられず。
　かんぽ生命の投資余力、運用資産は国愛生保で最大の約86兆円。現時点の株式保有残高は運用資産全体の1%にも満たず。
　民間大手並みの10%程度まで国内株式に振り向ければ最大7兆〜8兆円規模の投資余地。年間ベースで数千億円で株式買い増しへ。

・外国為替市場で新興国通貨急落。ロシアなど産油国は原油価格の下落が影響、米国の利上げ観測でドル買い強まっていることも要因。
　原油の米国指標WTI （ウエスト・テキサス・インターミディエート）9日、一時1バレル63ドル下回り約5年4ヵ月ぶりの安値水準。
　原油価格は半年で4割ほど下落。ロシアのルーブルは対ドルで今年9月以降の3ヵ月で約36%下落。

・東京圏国家戦略特区は医療の規制緩和先行へ。
　政府9日、区域会議開き、保険外診療を公的保険と併用できる混合診療を、慶應義塾大学病院で実施するなどの区域計画決めた。
　慶大病院、独立行政法人国立がんセンター、東大医学部付属病院の3病院で、
　がん治療などに国内未承認薬を混合診療として活用できる特例盛り込む。
　先端医療実現するための病床増設の特例も、東京都と神奈川県の4拠点で活用。
　
・三井住友トラスト　<8309> ［終値491.7円］10日、韓国大手金融グループハナフィナンシャルグループと業務提携。
　日本株などの投資商品を韓国の投資家に提供するほか、日韓企業によるM&A（買収・合併）の仲介でも協力する。

・中国株相場9日、急反落。指標である上海総合指数前日比5.4%下落。5年4ヵ月ぶりの大幅下落。
　個人が高値警戒感から一斉に売りへ転じた。中国の個人投資家は企業業績よりも目先の値動きを判断材料にする傾向。
　個人が主導する同国市場の危うさ露呈した格好に。

・インド11月新車販売台数（乗用車、商用車合計）前年同月比6%増　26万124台。10月は7%減で5ヵ月ぶりの前年割れも増加に転じた。　

・吉野家HD　<9861> ［終値1342円］牛丼店「吉野家」の牛丼など25商品、17日午後3時から値上げへ。牛丼並盛300円から380円に。

・イオン　<8267> ［終値1213.0円］卵から孵化させる「完全養殖」のおクロマグロの販売に乗り出す。
　マルハニチロ　<1333> ［終値1768円］が養殖したマグロを2015年6月から全国のスーパーで販売。

・三井物産　<8031> ［終値1616.5円］発展途上国を丸ごと開拓する戦略打ち出した。
　アフリカモザンピークで石炭生産に加え、鉄道、港湾の開発・運営に参入。国の「大動脈」押さえ電力や食糧への参入もうかがう。

・大幸薬品　<4574> ［終値2162円］空気中のインフルエンザなどのウイルス除菌できる新技術開発。
　「クレベリン」の主成分である二酸化塩素ガスを発生・制御できる小型装置で、空気清浄機や扇風機などに搭載できる。
　来年にも家電メーカーと組んで実用化。

・DGM森精機　<6141> ［終値1597円］
　2015年度に米国での工作機械生産を今年度の倍の約1千台に増やす。約40億円投じ加工設備増強、営業サービス拠点も拡張。　

・日本工作機械工業会（東京・港）9日発表、11月の工作機械受注額（速報値）前年同月比36.6%増、1390億400万円。
　14ヵ月連続前年同月上回る。中国で格安スマートフォン（スマホ）向けの需要膨らむ。

・日航　<9201> ［終値3820円］
　燃油価格の下落受け、2015年2〜3月発券分から国際線の燃油特別付加運賃（燃油サーチャージ）引き下げ。
　15年3月以降、北米（ハワイ除く）・欧州・中東・オセアニア路線片道1万4000円（現行比7000円安）。

・パナソニック　<6752> ［終値1514.0円］2020年開催の東京五輪に向け、監視カメラ事業を強化。
　最先端センサー技術活用した新入検知システムなど開発、採用働きかける。東京五輪では3万台程度監視カメラの需要見込まれる。

・パーク24　<4666> ［終値1908円］2014年10月期、カーシェアリング事業の営業損益が1000万円程度の黒字（前期6億円の赤字）に。
　09年同事業参入以降、初の黒字となる。法人向け営業強化で利用者伸びる。

・信用買い残12/5申込み、2兆8632億円と前週比574億円増。3週連続で増加。

・東京市場の12月最初の5営業日の直物取引高は12月として12年ぶりの高水準に。急速な円安・ドル高受けて売買は高水準で推移。

・アジア市場の指標となるドバイ原油9日、1バレル62.50ドルまで下げ、約5年5ヵ月ぶりの安値。下値のめどは見えにくい。

・日銀　<8301> ［終値48000円］11月のマネーストック（通貨供給量）速報、「M3」の平均残高は前年同月比2.9%増の1199兆7000億円。
　伸び率は2ヵ月連続で前月を上回り、3月と並ぶ大きさに。法人預金拡大がプラス要因。（日経新聞）

・タカタ　<7312> ［終値1307円］製エアバック欠陥問題で、
　ホンダ　<7267> ［終値3716.5円］9日、リコール（無償で回収・修理）対象は累計1200万台超。　　
　マツダ　<7261> ［終値3091.5円］累計で約33万台になる見通し。

・欧州系格付け会社フィッチ・レーティングス9日、日本国債の格付けの方向性を「ネガティブ（弱含み）」の対象にしたと発表。
　格下げされる可能性が高まった。】消費税再増税の延期で、日本政府が掲げる基礎的財政収支の改善目標の達成が難しくなったため。

・乳幼児に肺炎など起こすRSウイルス感染症で、
　小児科のある全国3千の医療機関から報告された患者数が11/24〜30日の1週間で5495人となり、過去10年で最多。（産経新聞）

・2014年工作機械の外需額、史上初の1兆円超に。1-11月工作機械受注実績（速報値）前年同期比35.3%増、1兆3651億300万円。
　そのうち外需は同42.1%増の9168億7900万円。12月にこれまで月平均維持すれば達成へ。

・日本の大型基幹ロケット「H2A」の信頼性が一段と高まった。
　3日打ち上げ成功した小惑星探査機「はやぶさ2」搭載H2Aの成功率は96.2%（26回打ち上げ、1回失敗）、世界最高水準維持。（日刊工業新聞）

・水素社会が幕開け。日本だけで8兆円ともいわれる水素関連市場、そのカギは安価で大量の水素を供給するサプライチェーン作り。
　供給方法巡り、川崎重工　<7012> ［終値568円］千代田化工　<6366> ［終値1004円］が競う。

・アドバンスト・メディア　<3773> ［終値775円］
　金融機関向け、スマートフォン（スマホ）使って営業担当者が顧客との会話を録音し、安全に保管するシステム開発。
　高齢者に複雑な金融商品販売する際に、記録を残すことが義務付けられていることに対応。スマホ紛失でも情報流出防ぐ。

・NEC　<6701> ［終値382円］道路橋などの内部に発生した空洞や亀裂を、カメラで外から撮影しただけで点検できる技術開発。
　インフラの保守点検に役立ち、来年度には現場への応用目指す。

・月島機械　<6332> ［終値1223円］2019年3月期までに下水汚泥使った発電施設を大阪市や福岡市など全国7ヵ所で建設。
　総額40億円投じ整備。全量売電、年間14億円の収入を長期間得る計画。　

・名古屋市に環境配慮型都市（スマートシティ）建設する大型再開発に
　日本ガイシ　<5333> ［終値2564円］産業用蓄電池「ナトリウム硫黄（NAS）電池」採用。

・マミヤOP　<7991> ［終値246円］
　農機などに使える自律走行システム開発。まず芝刈りロボットを米国メーカーと共同開発。（日経産業新聞）

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自己株式処分

上新電機　<8173> ［終値932円］141万4000株　924円　12/29　処分先野村信託銀行　りそな銀

公募・売り出し価格

フルッタフルッタ　<2588> ［IPO］4290円　

gumi　<3903> ［IPO］3300円　

日本エンタープライズ　<4829> ［終値466円］235万7000株　

アドベンチャー　<8030> ［IPO］2500円　

南海電鉄　<9044> ［終値490円］475円　申込み12/10-11　払込日12/16

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場はまちまち。
ダウ工業株30種平均は寄り付き直後に1万7629.57ドル（222.91ドル　1.2%安）と大幅急反落。
中国上海指数の大幅下落（5.4%安）やギリシャ政局の混迷受けての欧州株の下落に反応。
リスク資産も縮小に世界が動いたところ。
ハイテク、エネルギー株が持ち直し、下げ幅縮小。
株安のスパイラルは一時止まったようなところも・・・

アップル（+1.53%）グーグル（+1.21%）ヤフー（+1.79%）フェイスブック（+0.42%）アリババ（+2.29%）
ネットフリックス（+1.27%）アマゾン・ドット・コム（+1.91%）バイオジェン（+1.03%）ラッセル2000（+1.70%）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約73億株、月初平均約65億株を上回る。

欧州株式市場の主要3指数は軒並み大幅急落。
ギリシャの大統領選が前倒しに決まり、緊縮財政に反対する急進左派連合が優勢と伝えられ、政局混乱懸念でギリシャ株に売り。
中国社債取引に関する新規制で、流動性の懸念などから個人の売り加速で上海総合指数は一時6%安となったことも嫌気。

東京株式市場で日経平均は8日ぶりの反落。
東証1部出来高は21億3562万株、売買代金は2兆3740億円。
騰落数は値上がり380銘柄、値下がり1378銘柄、変わらず90銘柄に。
連騰での高値警戒感とドルが弱含みとなって主力輸出株中心に売り物優勢に。

夜間はかなり大きな動きでした。
日経平均先物は夜間で一時1万7310円の値も。
外国為替市場での円相場で対ドル一時118円割れル場面もあった。

乳幼児に肺炎など起こすRSウイルス感染症で、
小児科のある全国3千の医療機関から報告された患者数が11/24〜30日の1週間で5495人となり、過去10年で最多。

マスクでダイワボウ　<3107> ［終値215円］日本バイリーン　<3514> ［終値627円］
除菌「クレベリン」で大幸薬品　<4574> ［終値2162円］
抗RSウイルスヒト化モノクローナル抗体を国内販売の大日住友薬　<4506> ［終値1215円］

米国株式市場が、安値から戻して引けております。
下落したままで帰ってきたら、かなり厳しいSQ前の「魔の水曜日」となったかもしれませんね。

本日は安寄りから戻してくるんではないかとも・・・

外国為替市場で円が対ドルで121円台後半から118円割れまであって、119円台半ば。
目先の調整はいったんついたようにも・・・
週末の馬渕治好さんのセミナーでも、短期的に為替も株式も行き過ぎのところがありますので調整必至と話していました。

米国市場ではナスダック総合指数は2営業日ぶり反発。
東京市場も新興市場が持ち直してくるか注目。

東京圏国家戦略特区は医療の規制緩和先行へ。
政府9日、区域会議開き、保険外診療を公的保険と併用できる混合診療を、慶應義塾大学病院で実施するなどの区域計画決めた。
慶大病院、独立行政法人国立がんセンター、東大医学部付属病院の3病院で、
がん治療などに国内未承認薬を混合診療として活用できる特例盛り込む。
先端医療実現するための病床増設の特例も、東京都と神奈川県の4拠点で活用。

メディネット　<2370> ［終値277円］テラ　<2191> ［終値1485円］など刺激されそうなところも・・・

株式アナリスト・櫻井英明さんのコラム日刊ゲンダイで短期集中連載（過去3回連載中は新高値更新　10/7〜）
「今だけチャンス！　大化け中小型株」キューブシステム　<2335> ［終値587円］が載っておりました。

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