日本株上昇基調

2015年2月19日（木）くもり

・自動車と電機業界、円安背景に業績堅調、昨年のベア実績を上回る回答になる可能性高い。
　政府はデフレ脱却に向けて賃上げ要請。中小企業や地方ごとにどこまで波及するかが焦点。

・三菱重工　<7011> ［終値633.3円］三菱商事　<8058> ［終値2326.5円］日立　<6501> ［終値819.6円］
　近畿車輌　<7122> ［終値359円］仏防衛大手タレス　カタールの首都ドーハで都市交通システム受注。
　車両や信号など一括納入、2019年10月開業目指す。受注額4000億円規模。　（日経新聞一面）

・ソニー　<6758> ［終値3174.5円］18日、エレクトロニクス事業の全事業を順次、分社する方針。
　まずAV（音響・映像）事業を10/1めどに分社。利益重視の経営徹底。　

・ウクライナ、東部要衝デバリツェボから、政府軍部隊撤退始めた。親ロ派攻勢。独仏ロシア、ウクライナ4首脳電話協議へ。
　15日発効した停戦合意は崩壊の危機に直面。（日経新聞一面）

・日本株上昇基調。18日東京株式市場で日経平均株価大幅反発、
　昨年来高値更新。2007年7/9に付けたIT（情報技術）バブル後の高値、1万8261円の更新視野に。
　株高のけん引役は年明け以降、売りに回っていた海外の投資家。
　為替相場がこう着する中、ドル建てでみた運用性成績伸びており、改めて日本株に資金振り向けている。
　ドル建て日経平均は18日、前日比1ドル09セント高の152ドル89セントと、14年7/30以来の高値水準。
　秋以降は150ドル近辺が上値の「壁」に。昨年末比5%強の上昇。

・レギュラーガソリン16日時点店頭価格（全国平均）前週比1.9円高、1リットル135.4円。
　原油安受け2014年7月から下落続いていたが、約7ヵ月ぶりに上昇。ドバイ原油のスポット価格この1ヵ月で3割程度上昇。

・黒田東彦日銀総裁18日記者会見、物価の基調の強さ協調、追加緩和は「現時点で必要ない」と述べた。
　一方、物価が思うように伸びなければ「ちゅうちょなく金融政策を調整する」とも強調。金融政策両にらみ。

・日本政府観光局（JNTO）1月の訪日外国人客数、前年同月比29%増、121万8400人。
　外国人旅客の国・地域別で最多は韓国で、1月は40%増の35万8100人。中国45%増の22万6300人。台湾10%増、21万7000人。

・日本証券業協会、1月の少額投資非課税制度（日本版ISA=NISA）通じた株式や投資信託への投資額2627億円に。
　昨年12月を18%上回り、昨年1月制度開始以降、単月ベースで最高額。証券会社の営業が奏功。

・ギリシャ政府が緊縮財政と金融支援巡って瀬戸際交渉を欧州連合（EU）と続けている。
　同国政府は「緊縮緩和」なお模索しており、19日朝に融資延長要請する。
　EU突きつけた「最後通告」である20日の期限前に、金融市場ではギリシャ国債の利回りが高止まりし神経質な展開続く。

・カルチュア・コンビニエンス・クラブ（CCC）18日、フリービット　<3843> ［終値1149円］の消費者向け携帯電話事業取得。

・ラオックス　<8202> ［終値330円］アパレル事業に参入。
　自社でデザインし国内の工場に生産委託した「メード・イン・ジャパン」の衣類など6月にも売り出す。訪日客照準。

・石油やガスなどのプラント建設計画が一部変調きたす。原油安や液化天然ガス（LNG）の需給緩和によって棚上げ続発。
　エネルギー会社の最終投資決定が遅れるケースもあり、日揮　<1963> ［終値2551.5円］などエンジニアリング会社頭痛める。
　
　千代田化工　<6366> ［終値1007円］受注残高2014年12月末時点で、1兆4400億円と同3月末比35%増。
　日揮　<1963> ［終値2551.5円］同1兆8300億円とともに過去最高。
　

・カタール計画している大規模発電所建設プロジェクト、
　東電　<9501> ［終値475円］三菱商事　<8058> ［終値2326.5円］が優先交渉権獲得。
　2017年運転開始目指し、240万KWの能力持つ発電所建設。総事業費3千億〜4千億円規模。

・NTTデータ　<9613> ［終値4725円］独フォルクスワーゲン（VW）から
　物流や販売などの業務支援システムの運用や、クラウドサービスの導入など受注。受注額は総額100億円規模。

・国内ガラス大手、太陽電池向けガラス事業縮小。
　3位セントラル硝子　<4044> ［終値492円］年内に松坂工場（三重県松坂市）で生産やめ、撤退する。
　最大手旭硝子　<5201> ［終値720円］海外の汎用品生産から撤退、国内の高機能生産に絞る。　

・ブレインパッド　<3655> ［終値1211円］求人情報サイト運営アトラエ（東京・港）と共同で、
　人工知能（AI）使って企業の採用活動支援する技術開発。3月に提供始め、年内に1000社程度の利用見込む。

・投資会社レノ（東京・港）などが、発行済み株式数10.85%握るヨロズ　<7294> ［終値2316円］に対して配当上積み要求。

・ウイルス対策ソフト大手トレンドマイクロ　<4704> ［終値3400円］2014年12月期連結決算、
　営業利益が前期比14%増の336億円。7期ぶりに過去最高更新。
　クラウド使った業務システムに組み込むセキュリティーソフトが好調。

・信用評価損益率（13日申し込み）マイナス8.53%　前週マイナス9.04%　3週ぶりに改善。

・裁定取引に伴う買い残（13日時点）前週比2844億円増　2兆8917億円。4週連続増加。
　売り残469億円減の1307億円。2週ぶり減少。（日経新聞）

・日銀　<8301> ［終値47000円］政策目標として掲げる2%の消費者物価上昇率について
　「2年程度」としている達成時期修正し、先延ばしする方向で検討始める。　

・第9回「日本バイオベンチャー大賞」（主催フジサンケイビジネスアイ）
　グランプリ（大賞）ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ　<6090> ［終値1299円］
　
　各賞　ユーグレナ　<2931> ［終値1744円］アキュセラ・インク　<4589> ［終値698円］リボミック　<4591> ［終値1031円］
　（産経新聞）

・シンフォニアテクノロジー　<6507> ［終値212円］JFDエンジニアリング　<5411> ［終値2885.5円］
　プラントや社会インフラ機器開発で培った制御技術活用、閉鎖型循環式陸上養殖システム開発。

・フタバ産業　<7241> ［終値568円］農業支援事業に参入。
　ハウス栽培で冬季の夜間に稼働する加温機から発生する排ガスを浄化・貯留し、
　作物の光合成に必要な二酸化炭素のみをハウス内に還元し濃度コントロールするシステム開発。作物成長率約4割向上。

・日本電気硝子　<5214> ［終値565円］スマートフォン（スマホ）のカメラへの搭載に適した
　0.1ミリ厚の赤外線吸収フィルター開発。現在0.21ミリ厚のフィルターが一般的。厚さ半減、世界最薄。

・小野薬　<4528> ［終値11690円］
　デンマークのがん診断薬メーカーダコと、抗がん剤「オプジーポ」による非小細胞肺がん治療の診断薬開発で提携。（日刊工業新聞）　

・サトーHD　<6287> ［終値2440円］訪日外国人に向けた多言語情報提供サービスの実証実験開始。
　銀座三越（東京・中央）で外国人に近距離無線通信技術（NFC）内蔵したリストバンド配布。バンドかざすと、
　利用者の属性に応じておすすめ商品情報取得できる。経済産業省のビジネスモデルコンテストで採択、実施へ。

・省電舎　<1711> ［終値854円］2月中にもインドネシアからパームヤシ殻（PKS）輸入し、
　バイオマス（生物資源）発電所向けに燃料として販売。月間1万トンの販売目指す。（日経産業新聞）

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第三者割当　

フリービット　<3843> ［終値1149円］300万株　979円　3/12　割当先　カルチュア・コンビニエンス・クラブ他1件
　
名古屋電機工事　<6797> ［終値433円］17万株　416円　3/9　割当先　第一実業

株式分割

メディア工房　<3815> ［終値2135円］3/31 　1株→2株

公募・売り出し価格

日本アコモデーションファンド投資法人　<3226> ［終値463000円］44万3868円　申込み2/19-20　払込日3/2

ジャパンマテリアル　<6055> ［終値1507円］60万株　

新規公開株

銘柄 コード　　市場　　　発行株数　　公募価格　　主幹事証券　注目度

2/19ＡＬＢＥＲＴ <3906> マザーズ 355,100株 2800円 ＳＢＩ他 注目度 A
事業内容
ビッグデータの統合管理・分析コンサルティング、マーケティング施策に活用するためのシステムの提供

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、まちまち。
エネルギー関連株が売られた。
1月開催の米連邦公開市場委員会（FOMC）議事要旨で、
時期尚早な利上げは景気回復の腰折れを招きかねないとの懸念も出ていたこともあり、相場の下支えも。

エクソン・モービル2.2%下落。製油所で爆発と火災起きたことと、
ウォーレンバフェット氏率いる投資会社バークシャーハザウェイが昨年12月末までに保有株売却も嫌気された。

アップル（+0.69%）グーグル（-0.58%）ヤフー（+0.26%）フェイスブック（+1.47%）アリババ（-0.13%）
ネットフリックス（+1.09%）アマゾン・ドット・コム（-0.55%）バイオジェン（+0.81%）
ラッセル2000（+0.24%）HTG(ハイイールドファンド)（+0.34%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約60億株、月初平均約72億株を下回る。

欧州株式市場の主要3指数は堅調。
ギリシャの債務交渉に合意の可能性出てきて好感される。
ギリシャが融資延長申請とのことで金融株が買われる。
ギリシャ主要株価指数は1.06%、銀行株指数は5.65%上昇。

東京株式市場で日経平均は大幅反発。
米国株高や円安進行を好感。
JPX日経400指数は8連騰。
東証1部出来高は27億2387万株、売買代金は2兆8050億円。
騰落数は値上がり1319銘柄、値下がり426銘柄、変わらず117銘柄に。

今朝もNHKニュースでUBIC　<2158> ［終値1133円］の人工知能（AI）が取り上げられていました。

個人的には全く過熱感はありませんが、指数的には注意信号が灯るモノも・・・
日経平均25日移動平均乖離：プラス3.7％ （プラスマイナス5％超えから過熱・売られ過ぎ感）
騰落レシオ（25日）：126.50％（120％以上買われすぎ、70％以下売られすぎ）

松井証券信用評価損益率（速報）
売り方　▲11.417％(前日▲11.354％)（2014年　-15.37％　1/10　-4.87％　5/21）
買い方　▲6.006％(前日▲6.567％)（2014年　-16.18％　2/4　 -1.76％　1/8）
買い方の評価損がなかなか大きく改善されないところが個人投資家の潤いが少ないのを表しています。

今日は新月となっております。

ウイルス対策ソフト大手トレンドマイクロ　<4704> ［終値3400円］2014年12月期連結決算、
営業利益が前期比14%増の336億円。7期ぶりに過去最高更新。
クラウド使った業務システムに組み込むセキュリティーソフトが好調。

なかなか売り圧力が大きいもののFFRI　<3692> ［終値4400円］も注目も・・・

日本電計　<9908> ［終値1636円］だいぶ待ちましたがようやくもみ合い吹っ切れたようなところも・・・

ITメディア　<2148> ［終値1075円］メドピア　<6095> ［終値1685円］ピクピクと・・・　

株式アナリスト・櫻井英明さんのコラム日刊ゲンダイで短期集中連載（過去3回連載中は新高値更新　10/7〜）
「今だけチャンス！　大化け中小型株」（69）アンジェスMG　<4563> ［終値327円］が載っておりました。
エボラ出血熱の治療薬に期待。久しぶりの4ケタ復活へ。

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