トルコ2ヵ月連続の利下げ

2015年2月25日（水）くもり

・金融庁、銀行業サービス向上と成長力強化に向け、金融持ち株会社の規制緩和。
　持ち株会社の傘下に置ける事業会社の範囲広げ、
　銀行グループが電子商取引やスマートフォン使った決済サービスなど参入しやすく。

・欧州連合（EU）世界全体の温暖化ガスの排出量「2050年までに10年比で少なくとも60%減らす」との新たな長期目標に。

・三菱重工　<7011> ［終値659.6円］グループが英国中部の大規模洋上風力発電計画で、風車などの発電システム受注へ。
　出力原発1基の3分の1相当の33万KW、日本企業で最大の受注。受注額数百億円の見込み。

・24日の東京株式市場、日経平均株価5日連騰、ほぼ15年ぶりの高値をさらに上回る。
　終値前日比136円56銭（0.74%）高、1万8603円46銭と2000年4月以来の水準。5日続伸は今年初めて。
　トヨタ　<7203> ［終値8201円］NTTドコモ　<9437> ［終値2147.5円］花王　<4452> ［終値5263.0円］といった
　主力株で昨年高値更新した銘柄も目立つ。（日経新聞一面）

・原油価格低迷。米国指標WTI （ウエスト・テキサス・インターミディエート）は1バレル50ドル前後で推移。
　値下がりに歯止めかかってきたものの、上昇に勢いない。
　焦点は米国でシェール油田の新規開発減少する中、生産量は過去最高の水準が続く。
　浮かぶのはシェールオイルの意外なしぶとさ。原油大幅安でも減産進まず。経営環境悪化、効率化促す。

・欧州連合（EU）24日、ユーロ圏財務相らによる電話協議で、
　ギリシャ政府から提出受けた金融支援延長の前提となる財政構造改革案承認することで合意。
　滞納税の徴収強化や税制改革、歳出の聖域なき見直しなど評価。
　今後ドイツなどで議会承認手続き完了すれば、ギリシャへの4ヶ月の金融支援は正式に決まる。

・24日欧州金融市場で、ギリシャの国債利回り大幅低下。10年債利回りは一時8%台後半に急低下。
　ギリシャ主要株価指数、アテネ総合指数一時8%高、年初来の高値上回った。

・経済産業省の有識者会議24日、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度で、
　2015年度の太陽光の買い取り価格を3年連続で引き下げる案了承。企業向け7月から1KW時当り27円（12年度40円）。
　14年度比の下げ幅は5円と過去最高、企業向け太陽光の利益配慮する3年間の優遇期間を6月に終える。
　12年7月の制度開始以来続いた太陽光への政策誘導は転機迎える。

・中国で18日に始まった春節（旧正月）の大型連休24日終わった。
　中国商務省同日発表、春節休暇の全国小売売上高前年同期比11%増の6780億元（約12兆9500億円）だった。
　内需の底堅さ示したが、前年からの伸び率は今の統計始めた2005年以降で最低。
　海外旅行者が増えたため国内商戦は盛り上がりに欠けたようだ。

・トルコ中央銀行24日、金融政策決定会合開き、主要な政策金利の1週間物レポ金利（政策金利）0.25%引き下げ、7.50%に。
　利下げは2ヵ月連続。原油価格の急落により、インフレ圧力が弱まったことが背景。

・米連邦準備理事会（FRB）イエレン議長は24日午前、上院の銀行委員会で半期に1度の議会証言に臨み
　「少なくともあと数回」の米連邦公開市場委員会（FOMC）では利上げ想定しにくいとの考え表明する。
　利上げに先立ちまず事実上のゼロ金利政策の時間軸示す指針（フォワードガイダンス）変更、市場に周知図ることも明言へ。

・東南アジアの自動車産業の集積地であるタイの生産回復。
　タイ工業連盟（FTI）24日、タイの1月の自動車生産台数が前年同月比2%増の16万6260台。プラスは19ヵ月ぶり。

・ニトリ　<9843> ［終値7690円］4月にも東京銀座に進出。
　百貨店のプランタン銀座（東京・中央）内に1000平方メートル規模の店舗開く。今後は都心の市場も開拓へ。　

・楽天　<4755> ［終値1917.0円］24日、格安スマートフォン（スマホ）サービス「楽天モバイル」で
　月額900円（税抜き）のデータ通信用SIMカードを3/16発売。データ通信量2.1ギガバイトで業界最安値水準。

・積水ハウス　<1928> ［終値1623.5円］
　床に簡単に取り付けられる断熱材開発。床部分を取り壊すことなく床の温度約4℃高められる。

・日立　<6501> ［終値828.2円］過去最大のM&A（買収・合併）に踏み切る。
　24日、約2600億円投じ、イタリア防衛・航空大手フィンメカニカから鉄道車両・信号事業買収。
　買収で日立の鉄道関連売上高は4100億円と2倍以上に増加。将来は8千億円に引き上げ。　
　規模拡大だけが狙いではなく、ビッグデータ解析など組み合わせ、鉄道切り口に世界の社会インフラ需要取り込んでいく。

・ウエルシアHD　<3141> ［終値4600円］2016年までに中国で大衆薬販売に乗り出す。
　上海市などで化粧品や日用品扱う店舗で販売、日本のドラッグストアに近い品ぞろえに。
　3年で店舗数と売上高、現在の4倍の20店、20億円に高める。

・富士フイルム　<4901> ［終値4110.0円］グループ会社が開発したインフルエンザ薬「アビガン」について、
　一定の条件下でエボラ出血熱に有効性示唆する臨床試験（治験）の中間解析結果24日、明らかに。
　ウイルス量が相対的に少ない患者では死亡率30%から15%に半減。一方ウイルス量が「非常に多い」患者には効果なく。

・武田薬　<4502> ［終値6136円］トルコの製薬企業グループ、ノイテック子会社トプラムカリテ買収。
　買収額最大で3億リラ（約145億円）。気管支ぜんそく薬やアレルギー性鼻炎薬など13品目獲得。

・信用買い残2/20申込み、2兆8527億円と前週比1011億円減。5週連続減少。約3ヵ月ぶりの低水準。
　売り残7451億円と前週比709億円増。増加は5週連続。（日経新聞）

・独BASF、戸田工　<4100> ［終値539円］24日、
　車載用や携帯端末に使うリチウムイオン電池用部材の製造・販売する合弁会社設立。　
　BASFに開発力や戸田工の生産能力活用、電気自動車（EV）などで需要拡大する成長市場でシェア獲得目指す。

・東証、4月メドにインフラ施設へ投資する「インフラファンド市場」開設へ。
　再生可能エネルギーの発電設備や公共施設の運営権など対象資産とした投資法人や投資信託上場。
　投資対象は太陽光発電所、鉄道、港湾施設など想定。

・2014年総広告費前年比2.9%増の6兆1522億円、6年ぶりに6兆円上回る。3年連続前年実績上回る。
　媒体別でネット広告12.1%増の1兆519億円、初の1兆円突破。
　テレビメディア広告2.8%増の1兆9564億円。新聞広告1.8%減6057億円と2年連続前年割れ。（産経新聞）

・日本企業による大型買収や事業への投資相次ぐ。デフレ脱却視野、前向きな投資が急加速。

　日立　<6501> ［終値828.2円］旭化成　<3407> ［終値1217.0円］日本郵政、伊藤忠商事　<8001> ［終値1315.0円］
　キヤノン　<7751> ［終値3868.5円］など1000億円超える大規模な買収広げている。
　ファナック　<6954> ［終値22945円］事業一気に拡大するため、1300億円の設備投資行う。　

・トヨタ　<7203> ［終値8201円］24日、
　燃料電池車（FCV）「MIRAI（ミライ）」のラインオフ式開催、車両生産が着実に進んでいることアピール。　

・東洋電機製造　<6505> ［終値431円］海洋エネルギー発電向けシステムに参画。
　東大が東北で進めている3件のプロジェクトに発電機、発電機用インバーター、系統連携用パワーコンディショナー供給。

・ルネサスエレク　<6723> ［終値877円］
　業界最高水準の低消費電力で駆動するRFトランシーバー（送受信）半導体実現するための新技術開発。
　近距離無線通信技術「ブルートゥースローエナジー（BLE）」に対応、
　消費電流、受信時2.1ミリアンペア、送信時3.6ミリアンペアに抑える。ウエアラブル端末などに提案。

・「第6回国際二次電池展-バッテリージャパン2015」「WIND EXPO2015-第3回国際風力発電展」
　初回開催「第1回電力自由化EXPO」25〜27日まで3日間、東京有明、東京ビッグサイトで開催。（日刊工業新聞）

・日本オラクル　<4716> ［終値5220円］新電力向け電力需要予測のサービス追加。
　2016年電力小売りの完全自由化で新しく電力小売りを始める新電力向け。収益に直結する予測サービス展開へ。

・ソフトバンク　<9984> ［終値7105円］人工知能（AI）分野に参入。
　米IBMと提携、国内で「ワトソン」を年内に発売、AIを持つ人型ロボット「ペッパー」も近く発売。（日経産業新聞）　

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第三者割当　

シード平和　<1739> ［終値865円］25万3600株　863円　3/11　割当先　栄建設設計

東洋建　<1890> ［終値596円］280万株　割当先　前田建設工業
　
ナノキャリア　<4571> ［終値1249円］38万9400株　1284円　3/12　割当先　中外製薬

株式分割

オプティム　<3694> ［終値24210円］ 3/31 　1株→4株

参天製薬　<4536> ［終値7590円］ 3/31 　1株→5株

公募・売り出し価格

東洋建　<1890> ［終値596円］1000万株　

広島ガス　<9535> ［終値354円］338円　申込み2/25-26　

TOB（公開市場買い付け）

雪国まいたけ　<1378> ［終値256円］買い手Bain Capital　価格245円　期間2/24〜4/6

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、上昇。
イエレン米連邦準備理事会（FRB）議長の議会証言受け、ダウ工業株30種平均とS&P500種指数は最高値更新。
ナスダック総合指数は10連騰となった。2009年7月以来最長に。
イエレン議長は「米連邦公開市場委員会（FOMC）ごとに利上げ検討する方向で準備進めている」と語る。
利上げ開始まで数ヶ月はかかるだろうと述べたことを好感。

アップル（%）グーグル（%）ヤフー（%）フェイスブック（%）アリババ（%）
ネットフリックス（%）アマゾン・ドット・コム（%）バイオジェン（%）
ラッセル2000（%）HTG(ハイイールドファンド)（%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約59億株、月初平均約69億株を上回る。

欧州株式市場の主要3指数は上昇。
金属価格の上昇で鉱業株が買われた。
イエレンFRB議長は、少なくとも今後2回の会合では金利引き上げはないとした。
英FT100種総合指数と独DAX株価指数は過去最高値更新。

東京株式市場で日経平均は5日連騰。
先物への断続的な買いが裁定買い誘う。
何か今までの買いと違った「買い手」が現れたような感じも・・・
東証1部出来高は23億2021万株、売買代金は2兆4553億円。
騰落数は値上がり1051銘柄、値下がり683銘柄、変わらず128銘柄に。

日立　<6501> ［終値828.2円］過去最大のM&A（買収・合併）に踏み切る。
24日、約2600億円投じ、イタリア防衛・航空大手フィンメカニカから鉄道車両・信号事業買収。
買収で日立の鉄道関連売上高は4100億円と2倍以上に増加。将来は8千億円に引き上げ。　
規模拡大だけが狙いではなく、ビッグデータ解析など組み合わせ、鉄道切り口に世界の社会インフラ需要取り込んでいく。

独BASF、戸田工　<4100> ［終値539円］24日、
車載用や携帯端末に使うリチウムイオン電池用部材の製造・販売する合弁会社設立。　
BASFに開発力や戸田工の生産能力活用、電気自動車（EV）などで需要拡大する成長市場でシェア獲得目指す。

東洋電機製造　<6505> ［終値431円］海洋エネルギー発電向けシステムに参画。
東大が東北で進めている3件のプロジェクトに発電機、発電機用インバーター、系統連携用パワーコンディショナー供給。

日本電産　<6594> ［終値8186円］昨年12/8に付けた8485円を抜いていません。
SBI証券の藤本誠之さんが、「直近は株価が出遅れていて、永守社長がイライラし
株価に影響を与えそうなニュースを出して来る可能性も・・・」

ボリンジャーバンドの日足でもバンド幅が徐々に縮まってきています。

ケネディクス　<4321> ［終値565円］ようやく動き始めたような・・・
一目均衡表では抵抗帯の「雲」の上に顔を出してきました。

株式アナリスト・櫻井英明さんのコラム日刊ゲンダイで短期集中連載（過去3回連載中は新高値更新　10/7〜）
「今だけチャンス！　大化け中小型株」（72）レオパレス　<8848> ［終値708円］が載っておりました。
　右肩上がりの単身者アパート。株価倍増の予感タップリ。

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”カブノミクス”本番、富豪への道が見えて来たぞ！

岡本昌巳　東京・恒例新春の陣　2015年2月21日開催
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