世界の株式相場上昇

2015年2月26日（木）曇りのち雨

・トヨタ　<7203> ［終値8127円］ホンダ　<7267> ［終値3942.0円］など自動車メーカー、
　自動運転車の安全走行のカギ握る技術や部品共同開発する検討始めた。
　走行中に危険察知するセンサーの技術や運転制御するソフトの一部共通化、開発ソフト下げる。
　政府も東大など巻き込み、共同研究拠点新設、競争力強化と国際標準づくり後押しへ。官民で100億円規模の出資も検討。

・政府、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構通じ、
　JR北海道とJR四国に2016年度から4年間で1400億円程度の追加支援実施する方針。
　経営のめどが立ったJR九州は16年度中の上場めざし、同社株の売却収入得られれば、同機構の勘定には資金的な余裕出る。

・TDK　<6762> ［終値8010円］250億円投じ、スマートフォン（スマホ）や自動車向け電子部品の新工場2棟を秋田県に建設。
　2016年末の稼働計画。電子部品の製造拠点の国内回帰広がりそう。TDKの生産の5割近くが中国工場占める。（日経新聞一面）

・中国の春節（旧正月）祝う大型連休（18〜24日）に伴い、国内の消費市場も特需に沸いた。
　百貨店は主力店の免税売上高が2014年の春節時期の2〜4倍に伸び、コンビニエンスストアやスーパーも活況。
　閑散期とされてきた2月の小売りの現場は様変わり。
　
　三越銀座店（東京・中央）春節時期の免税売上高1日平均で前年実績3.3倍。全体売上高に占める比率は4割近くに達した。
　
　ビックカメラ　<3048> ［終値1320円］免税売上高3.2倍。
　都心の主力店に限らず、立川（東京・立川市）大宮西口そごう（さいたま市）などの郊外も売り上げ拡大。

・世界の株式相場上昇。日経平均株価はほぼ15年ぶりの高値で推移、欧米やアジアの株価も歴史的な水準に上昇。
　原油安やギリシャ問題への懸念薄れたことで、日米欧の金融緩和であふれたマネーが株式市場に流れ込んでいる。
　世界の株式時価総額は73兆ドル（約8700兆円）と過去最大に膨らんでいる。
　米ダウ工業株30種平均が最高値更新、ドイツ、インドネシアの株価指数も最高値。
　英国FTSE100種総合指数、1999年末の最高値上回る。米ナスダック総合指数10日連続上昇、ITバブル期の高値視野に。

・イエレン米連邦準備理事会（FRB）議長24日議会証言で、米利上げ時期探る市場の観測が偏らないよう周到に言葉選ぶ。
　利上げ決定は最短で6/17〜18日の米連邦公開市場委員会（FOMC）になるという点。利上げの地ならしは着々と進めていく。

・米グーグル「ブロック崩し」などの電子ゲームの攻略法を遊びながら自ら編み出し、
　人間以上の高得点出せる人工知能（AI）開発。学習機能持つAI「DQN」。
　「深層学習（ディープラーニング）」と呼ぶ最先端の研究分野。
　将来はロボットや自動運転車などの次世代技術に幅広く応用見込める。

・国家公務員の年金資産運用する国家公務員共済組合連合会25日、
　資産構成の目安見直して、国内株式比率8%から25%と3倍に増やす。国内債券は74%から35%に下げる。同日から適用。
　会社員の厚生年金との一元化を10月に控え、
　130兆円の公的年金運用する年金積立金管理運用独立行政法人（GPIF）と同じ資産構成にする。

　ゴールドマン・サックス証券試算、
　計30兆円の共済年金の投資先見直しは3共済がGPIFと同じ目安導入すれば、5.1兆円の国内株式の買い増しが生まれる。

・好調維持してきたアフリカ経済の減速鮮明に。成長引っ張ってきた産油国を原油安が直撃。
　アルジェリアやアンゴラでは公共事業の延期などが相次ぐ。
　イスラム過激派によるテロの脅威もアフリカ全土に拡大、国際機関は2015年のアフリカの成長率引き下げ。

・ウクライナ中央銀行25日、大半の外貨購入取引週末まで禁止。通貨フリブナの急落に歯止めかける措置。

・韓国主要企業の業績振るわず。
　2014年12月期決算で輸出主力とする造船や化学など重厚長大の製造業から、
　小売りやサービス業など内需型産業まで、幅広い業種で落ち込み鮮明。サムスン電子や現代自動車の2強そろって減益。

・ヤフー　<4689> ［終値461円］宿泊予約サイト「ヤフー！トラベル」で独自の宿泊プランの取り扱い26日始める。
　全国約4000のホテルなどと直接契約、他の予約サイトとは異なり宿泊施設から手数料受け取らない方式。
　施設は手数料分値引き、宿泊者は宿泊料の5%異常なたるTポイントの還元。ヤフーは広告を収入源とする。

・ファーストリテイリング　<9983> ［終値44905円］2016年春入社の国内新卒採用数約1200人と、15年春の採用実績比2割増。　

・学研HD　<9470> ［終値265円］出版事業再編。不採算事業縮小。
　グループ3社統合し、電子出版や教育ICT（情報通信技術）など、今後市場拡大が見込まれる事業は拡大。

・アスラポート・ダイニング　<3069> ［終値332円］
　米国メキシコ料理チェーン「タコ・ベル」を日本で展開。年内に都内に1号店開く。

・武田薬　<4502> ［終値6105円］新興国事業の統括拠点をシンガポールに開設。
　米国での巨額賠償訴訟、一部株主の外国人社長への異議。混乱一服、
　攻めの戦略の第一歩となる新興国事業改革は武田の成長左右する。　

・大和ハウス　<1925> ［終値2368.0円］今春から、同社が建設した賃貸住宅の入居者向けに割安な通信サービス開始。
　NTT　<9432> ［終値7381円］が卸売りする光回線活用、高速インターネット接続など提供、料金は3000円台後半に抑える。

・株式市場で高値警戒示すシグナル点灯。
　信用取引の売りが多くなると発生する「逆日歩」付いた銘柄が24日386と、
　日銀　<8301> ［終値47300円］追加緩和決めた2014年10/31（403）以来の多さ。
　「騰落レシオ（25日移動平均）」23日に141%と14年12/4以来の水準に上昇。過熱感の目安である120%を上回る。

・信用評価損益率（20日申し込み）マイナス7.41%　前週（マイナス8.53%）からマイナス幅縮小。2週連続で改善。

・裁定取引に伴う買い残（20日時点）前週比1417億円増　3兆334億円。5週連続増加。
　売り残24億円増、1332億円、2週ぶり増加。

・英金融大手HSBC25日発表、中国2月の製造業購買担当者景気指数（PMI）速報値50.1と1月確報値（49.7）比0.4ポイント改善。
　積極的な金融緩和奏功、好不況の分かれ目である「50」を2014年11月以来3ヵ月ぶりに上回る。

・米政府24日、サイバー犯罪組織の中央人物として連邦捜査局（FBI）指名手配している
　ロシア人エフゲニー・ボガチェフ容疑者（31）逮捕につながる情報に、最高300万ドル（約3億6千万円）の懸賞。

・米銀最大手JPモルガン・チェース24日、法人顧客の預金に手数料課す方針表明。
　約3900億ドルの金融法人の預金のうち約2000億ドルに課金。

・抗生物質などの薬が効かない薬剤耐性菌が世界で急速に拡大。2050年には年間1千万人が耐性菌によって死亡する予測も。
　世界保健機構（WHO）は対策強化。専門家は危機に対応する国際的な枠組みづくりを呼びかけている。（日経新聞）

・韓国政府25日、中国との自由貿易協定（FTA）の仮署名手続き完了と発表。今年前半に正式署名、早期発効目指す。
　中韓両国と日本は3ヵ国のFTA締結交渉進めているが、妥協時期見通したたず、韓国勢に遅れ取る可能性。

・スクエア・エニックス　<9684> ［終値2415円］
　人気シリーズ最新作「ドラゴンクエストヒーローズ　闇竜と世界樹の城」完成披露発表会。　26日発売。（産経新聞）

・富士電機　<6504> ［終値558円］工場から排出される未利用温水回収し、
　蒸気発生システムの熱源に用いる排熱回収型高温ヒートポンプの技術確立。工場で使うボイラの燃料費半減できる。　

・川重　<7012> ［終値568円］中国セメント大手コンチグループと共同で、中国ごみ焼却プラント「ストーカー炉」初受注。
　受注額20億〜30億円。ストーカー炉は高効率で有害物質の生成抑制する。川重、中国で新規受注の上積み狙う。

・TKC　<9748> ［終値2260円］自社のデータセンター（DC）活用、
　中小企業や会計事務所向けに社会保障・税番号（マイナンバー）精度の対策サービス今秋始める。
　新サービス通じ自社システムの利用拡大見込む。

・メディカル・データ・ビジョン　<3902> ［終値6390円］
　国内最大の約900万人分の診療データベース活用した情報サービス本格化。医薬品の安全性支援。

・戸田建　<1860> ［終値475円］現行の中期経営計画（2012-15年度）見直し、1ん円前倒しで新中計（15-17年度）策定。
　現行最終年度に連結売上高4000億円程度、営業利益率2%以上目指していたが、15年3月期で達成する見通し。（日刊工業新聞）
　新計画、黒字転換、将来に向けた内容に。　

・NTT　<9432> ［終値7381円］グループ急ピッチで海外事業拡大。2014年度海外売上高150億ドル（約1兆7700億円）に達する。
　わずか8年で7.5倍。自動車や流通など大手企業に入り込み、システム売り込む「業者」になり切る。
　目下の合言葉は「トヨタ　<7203> ［終値8127円］を落とせ」。買収40社、クラウド磨く。

・JBCCHD　<9889> ［終値790円］子会社JBサービス（東京・新宿）
　機密情報盗み出す「標的型サイバー攻撃」の対策サービス3月から始める。
　FFRI　<3692> ［終値5310円］と協業。FFRIのソフト「ヤライ」の導入支援と運用始める。

・三菱レイヨン　<4188> ［終値639.7円］特徴の異なる2種類の炭素繊維複合材融合した部品開発に乗り出す。
　4月同じ三菱ケミカルHD傘下の三菱樹脂と炭素繊維事業統合すること受け、従来品比4割軽い炭素繊維シート活用、
　エンジンフードなどの複雑な形状の部品を形成できる技術確率。自動車用途開拓。（日経産業新聞）　

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公募・売り出し価格

産業ファンド投資法人　<3249> ［終値577000円］2万988口　

魚力　<7596> ［終値1770円］1690円　申込み2/26-27　

ルネサスイーストン　<9995> ［終値732円］198万株　

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、まちまち。
ダウ工業株30種平均は最高値更新。
ナスダック総合指数はアップルの下落が響き、11営業日ぶり小反落。

アップル（-2.56%）グーグル（+1.45%）ヤフー（+2.42%）フェイスブック（+1.41%）アリババ（+1.77%）
ネットフリックス（+0.73%）アマゾン・ドット・コム（+1.79%）バイオジェン（+1.00%）
ラッセル2000（+0.09%）HTG(ハイイールドファンド)（+0.33%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約62億株、月初平均約68億株を下回る。

欧州株式市場の主要3指数はまちまち。
独DAXは史上最高値を連日更新、6営業日続伸。
利益確定の売りも出ているとのこと。

東京株式市場で日経平均は6営業日ぶりの小反落。
2月の配当の落ち日でもあり、配当落ち分（約9円）があり、下落と言ってもほぼ変わらずとも・・・
東証1部出来高は22億1285万株、売買代金は2兆4396億円。
騰落数は値上がり888銘柄、値下がり825銘柄、変わらず144銘柄に。

日本マイクロニクス　<6871> ［終値3095円］業績上方修正です。
本丸の量子電池へのコメントはありませんが、とりあえずホッとするところです。

ほんの少し高値警戒感の指標が点灯。
ただ周りの投資家はそれほど買いが多くなく、キャッシュポジションが高い方が多いようです。

2015年の統一地方選の投票日について、都道府県と政令市の首長、 議員選挙は4月12日、
それ以外の市町村の首長、議員選挙は同26日とのこともあり、全体に調整があっても大きく崩れる可能性は少ないとの声も。

抗生物質などの薬が効かない薬剤耐性菌が世界で急速に拡大。2050年には年間1千万人が耐性菌によって死亡する予測も。
世界保健機構（WHO）は対策強化。専門家は危機に対応する国際的な枠組みづくりを呼びかけている。

いつになるかわかりませんが、カイオム・バイオサイエンス　<4583> ［終値1315円］の技術有効に。

JBCCHD　<9889> ［終値790円］子会社JBサービス（東京・新宿）
機密情報盗み出す「標的型サイバー攻撃」の対策サービス3月から始める。
FFRI　<3692> ［終値5310円］と協業。FFRIのソフト「ヤライ」の導入支援と運用始める。　

FFRIはマイクロソフトとも協業、今回IBMと密接なJBCCHDとの協業は力強く。

ユニデン　<6815> ［終値225円］3月中までに一度は動くんではないかと思っています。
3月期末一本配当5〜6円予定。

株式アナリスト・櫻井英明さんのコラム日刊ゲンダイで短期集中連載（過去3回連載中は新高値更新　10/7〜）
「今だけチャンス！　大化け中小型株」（73）ビーアールHD　<1726> ［終値353円］が載っておりました。
無災害記録500万時間。橋梁の技術集団。震災復旧、東京五輪で大活躍。

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