献金問題トップに波及

2015年3月4日（水）雨のち晴れ

・国際会計基準（IFRS）採用する企業が急増。
　JXHD　<5020> ［終値487.3円］日本電産　<6594> ［終値8021円］など主要企業検討。
　2013年末25社だった採用企業（予定含む）、15年2月時点で85社へ。年内にも100社超見通し、主要企業の標準になる可能性。

・新日鉄住金　<5401> ［終値316.2円］2018年度末メドに八幡製鉄所小倉地区（北九州市）の高炉1基休止へ。
　15年度末めどに君津製鉄所（千葉県君津市）の高炉1基も休止予定。国内高炉12基に減る。
　アジアでは中国など鉄鋼大手など増産に動く一方、需要伸び悩む。
　当面需給緩和続くと見て、中核設備の高炉休止、生産効率高める。（日経新聞一面）

・献金問題3日、安倍晋三首相と民主党岡田克也代表に浮上。
　閣僚だけでなく首相と野党第1党党首に波及したことをきっかけに事態収拾探る動きも出る。

・政治資金規正法は複雑で分かりにくく、政治不信助長と。
　国から補助金受けた企業かどうか、政治家側は一つ一つチェックしきれないのが実情。
　首相に献金した宇部興産　<4208> ［終値199円］電通　<4324> ［終値5300円］は「規制の例外で規制法に抵触しない」と。

・政府3日、医療保険制度改革法案閣議決定。
　財政厳しい国民健康保険を支援するため、2018年度に運営を市町村から都道府県位移すことが柱。
　その財源として、15年度から大企業の健康保険組合の負担も増やす。
　労使で折半している保険料率引き上げる健保組合続出、現役の手取り収入減る見通し。　

・ウクライナ中央銀行3日、主要政策金利19.5%から30%に大幅に引き上げる。利上げは2ヵ月連続、4日から適用。
　加速したインフレと通貨フリブナの下落に歯止めかけるのが狙い。

・コクヨ　<7984> ［終値1045円］独自の手法で中国進出本格化。
　オフィス家具市場でコクヨのコピー品作っていた企業と提携、高い品質の商品を従来の半分の価格で売り出すことに成功。

・インドネシア初の地下鉄区間含む都市鉄道（MRT）建設で、
　三井物産　<8031> ［終値1673.0円］率いる企業連合が運行管理システムなど受注する見通し。受注額は300億円程度。
　神戸鋼　<5406> ［終値234円］東洋エンジニアリング　<6330> ［終値362円］と組む。

・ヤマト運輸　<9064> ［終値2826.5円］3月末に廃止するメール便の代わりになる新たな配送サービスの概要発表。
　より小型の宅配便と、A4サイズまでの荷物w歩配達先の郵便受けに投函するサービスの2種類。4/1~開始。

・ファーストリテイリング　<9983> ［終値46040円］衣料品専門店「ユニクロ」の2月の国内既存店売上高、前年同月比7.7%増。
　プラスは7ヵ月連続。冬物販売好調、ジーンズやジャケットなど春ものの立ち上がりも良く。　

・凸版印刷　<7911> ［終値868円］
　店舗が発行するプリペイドカードや会員証などを顧客のスマートフォン（スマホ）に集約できるサービス始める。
　小売店や外食店などが顧客向けに独自のアプリ（応用ソフト）を手軽につくれ、
　プリペイド機能による支払いやポイントカード、クーポンなどの各種機能を一括収容できる。第1弾ミスタードーナツ採用。

・新日鉄住金　<5401> ［終値316.2円］国内の設備投資を2015年度から年1千億円積み増す。
　大型設備の更新加速、従業員の採用も14年度の約2倍に増やす。
　経営統合から2年半で収益は急回復、時価総額は世界トップも、
　アジアの鉄鋼大手の追い上げに対抗するにはもう一段の生産性向上が必要。

・東急不動産HD　<3289> ［終値780円］インドネシアで住宅事業に本格的に乗り出す。
　三菱商事　<8058> ［終値2389.5円］と組み、約3千戸分の分譲マンション建設。
　他にも3ヵ所で住宅開発進め、2023年までに計5千戸供給。総投資額440億円超。　

・SUMCO　<3436> ［終値2435円］公募増資で最大600億円調達すると発表。
　2012年に経営再建の一環として住友金属（現新日鉄住金　<5401> ［終値316.2円］）など引き受けてもらった
　優先株を買い取り、財務体質強化。増産投資などにも充て収益改善目指す。

・日本郵船　<9101> ［終値359円］3日、米客船子会社クリスタル・クルーズ（カリフォルニア州）約650億円で売却。
　設備投資を液化天然ガス（LNG）輸送船などに集中。

・日銀　<8301> ［終値45200円］株価指数連動型上場投資信託（ETF）352億円買い入れ。
　2/10以来3週間ぶり。買い入れ額は前回（327億円）から増額。

・信用買い残2/20申込み、2兆8231億円と前週比295億円減。6週連続で減少、約3ヵ月ぶりの低水準。　（日経新聞）

・中国成立目指す「テロ対策法」めぐり、米中対立。IT（情報技術）企業に対し暗号情報開示求めることなども含まれるため。
　オバマ大統領、中国がIT企業に対しコンピューター内の電子情報漏えい防止のためにかける暗号の解読方法を
　治安当局に示すことなど求めるテロ対策法案検討に批判、習近平国家主席に見直し求める。
　中国外務省報道官、「全くの内政である。米国側に冷静かつ客観的な対応求める。」と反論。

　米中互いに警戒は、データ改ざんしたり、外部に転送したりする「バックドア」と呼ばれるプログラム仕込まれること。
　政府や金融機関が使うパソコンなどに仕込むことで、
　外からの信号でシステム停止させ、インフラ麻痺させるサイバー攻撃も可能に。

・東京株式市場の日経平均株価に高値警戒感広がる。3日小幅反落、1万9000円前に足踏み。
　前日の米国株上昇、為替が円安ドル高で推移するなど買い材料があったものの、方向感のない展開。
　個人投資家中心に足元の株価上昇を懐疑的にとらえる声も。

・金価格がプラチナ（白金）価格上回る「逆転現象」続く。約2年ぶりの珍現象が、投資家のひそかな注目集める。
　価格の逆転は1/19。スイス・フランショック引き金、金を買う動き加速。前回逆転現象は2013年4/12。（産経新聞）

・シャープ　<6753> ［終値245円］に対し、
　EMS（電子機器の受託生産を行うサービス）世界最大台湾・鴻海（ホンハイ）精密工業が資本提携交渉再開の検討へ。　
　シャープは鴻海との距離置いており、両社の交渉進展するかは不透明。

・貴金属のパラジウム相場上昇。
　東京商品取引所先物相場で2016年2月ぎり一時1グラム当たり3208円と2001年2/22（3350円）以来、14年ぶりの高値。

・ヤマハ発　<7272> ［終値2996円］表面実装機や産業用ロボット手掛けるIM事業部の新工場、
　浜松市北区に建設。投資額92億円。同事業部人員現在920人から1200人に増員。

・ナブテスコ　<6268> ［終値3205円］3日、
　東芝機械　<6104> ［終値465円］子会社で建設機械向け油圧機器製造ハイエストコーポ（神奈川県座間市）買収。
　約26億円を特別利益に計上。社員約120人はナブテスコに移る。

・クレハ　<4023> ［終値556円］
　リチウムイオン二次電池（LIB）の正極材向け、電池の高容量化と製造工程の容易性両立したバインダーの新グレード開発。　
　車載用と民生用双方対象に2015年内に商業出荷始める。活物質同士の接着性が2倍に高まる。

・川崎市産業振興財団、管理運営主体となって整備進めてきた
　最先端医療研究施設「ナノ医療イノベーションセンター（iCONM　アイコン）」完成、4/1オープン。
　産官学の医工連携で、ナノ医療技術用いて難治療性疾患の診断・治療法の実現めざし研究開発進める。（日刊工業新聞）

・米フォーチュン誌発表「世界で最も賞賛される企業50社」2015年
　1位アップル、2位グーグル、3位バークシャー・ハザウェイと米企業ベスト3に。
　アジアからは、19位シンガポール航空、24位トヨタ　<7203> ［終値8136円］30位サムスン電子の3社。

・カジノリゾート運営を世界各地で手掛ける米大手3社の2014年10-12月期決算、
　マカオの賭博市場の急減速が響き、前年同期比軒並み減収。成熟市場である米国から収益源の多様化図る取り組みが裏目に。
　マカオ市場の変調は14年夏。中国経済の成長鈍化や習近平政権による倹約令の影響で、
　高額な賭け金投じる「VIP」のカジノ利用大幅減。カジノ施設の一般向けフロアが全面禁煙となったことも集客に響く。
　足元では米国市場の復調が明るい材料。

・シキボウ　<3109> ［終値120円］30〜40代の男性に特有の体臭成分抑制する生地開発。
　2016年春夏物から販売始め、作業服や帽子、枕カバーなどでに採用も目指す。
　マンダム　<4917> ［終値4060円］から情報提供受け、生地の消臭加工技術確立した。

・インフォコム　<4348> ［終値923円］
　集団災害時に現場で治療にあたる災害派遣医療チーム（DMAT）の作業効率引き上げることが出来る映像中継システム開発。
　映像を標準規格の約4分の1に圧縮する独自技術搭載、データ伝送容量小さい携帯電話回線でも確実に映像送れるのが特徴。
　地方自治体などからの早期受注目指す。（日経産業新聞）　

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公募・売り出し価格

大和ハウスリート　<3263> ［終値564000円］5万2000口　

パンチ工　<6165> ［終値1381円］1339円　申込み3/4-5　払込日3/10

北越工業　<6364> ［終値975円］処分・売出価格　945円　申込み3/4-5　払込日3/10

エムティーアイ　<9438> ［終値1810円］250万株　

Jパワー　<9513> ［終値3890円］公募・処分・売出価格　3773円　申込み3/4-5　払込日3/10

アイ・エス・ビー　<9702> ［終値910円］43万7800株　

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、反落。
ナスダック総合指数も15年ぶりの5000ポイント到達で達成感も・・・
イスラエルネタニヤフ首相がオバマ大統領進めるイランとの核協議批判、中東の地政学リスク嫌気と。

アップル（+0.21%）グーグル（+0.40%）ヤフー（-3.38%）フェイスブック（-0.19%）アリババ（-2.88%）
ネットフリックス（-1.15%）アマゾン・ドット・コム（-0.27%）バイオジェン（-0.72%）
ラッセル2000（-0.63%）HTG(ハイイールドファンド)（-0.28%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約63億株、過去5日平均約億65株を下回る。

欧州株式市場の主要3指数は下落。

東京株式市場で日経平均は4営業日ぶりに小反落。
朝方は米国株式市場の上昇と外国為替市場での円安が好感され、買い物優勢で始まったものの、高値警戒感もあり利益確定も。
後場は公的資金などの買い物期待で下げ渋ったようなところも。

東証1部出来高は23億1592万株、売買代金は2兆4180億円。
騰落数は値上がり672銘柄、値下がり1058銘柄、変わらず130銘柄に。

米雇用統計による米国株式市場の影響を見極めるため、商い少し控えているといった印象も。

値上がり上位に東証2部の低位株がベスト3に入っています。
昭和HD　<5103> ［終値155円］さいか屋　<8254> ［終値108円］日東化工　<5104> ［終値115円］ともにストップ高。
ベスト10には東証2部5銘柄、ジャスダック5銘柄、東証1部ではピジョン　<7956> ［終値9100円］が20位に入るぐらい。
上昇相場末期に起こるような現象でもありますが・・・

カジノリゾート運営を世界各地で手掛ける米大手3社の2014年10-12月期決算、
マカオの賭博市場の急減速が響き、前年同期比軒並み減収。成熟市場である米国から収益源の多様化図る取り組みが裏目に。
マカオ市場の変調は14年夏。中国経済の成長鈍化や習近平政権による倹約令の影響で、
高額な賭け金投じる「VIP」のカジノ利用大幅減。カジノ施設の一般向けフロアが全面禁煙となったことも集客に響く。

中国の景気状況は厳しくなってきている一つの現象。
まだチャートは崩れてはいませんが、上海株式投信　<1309> ［終値35050円］いつか崩れたら売りたいと思っています。

インフォコム　<4348> ［終値923円］
集団災害時に現場で治療にあたる災害派遣医療チーム（DMAT）の作業効率引き上げることが出来る映像中継システム開発。
映像を標準規格の約4分の1に圧縮する独自技術搭載、データ伝送容量小さい携帯電話回線でも確実に映像送れるのが特徴。
地方自治体などからの早期受注目指す。

FFRI　<3692> ［終値5740円］一日の中で大きく乱高下して、ヒヤッとすることも多いですが、大化けする妄想が膨らみます。
セキュリティー問題は、インターネット・オブ・シングス（IoT）でも今後大きな話題になってくることも。
4月のNTTコムと日本マイクロソフトとの協業販売が期待されます。

ベクトル　<6058> ［終値1644円］業績見通し発表で買われてきました。
もみ合いから放れた形にもなってきました。
公募増資（1681円）の打ち返しも多いでしょうが、ここを超えてくれば面白そうです。

株式アナリスト・櫻井英明さんのコラム日刊ゲンダイで短期集中連載（過去3回連載中は新高値更新　10/7〜）
「今だけチャンス！　大化け中小型株」サンウッド　<8903> ［終値619円］が載っておりました。

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