米住宅市場力強さ欠く

2015年3月10日（火）曇り一時雨　風強く　北日本猛吹雪も警戒

・政府、日本企業の国際展開後押しするため、海外生産拠点で働く外国人の技術管理職を日本で育てる新制度導入。
　滞在要件緩和し、海外の生産現場統括する知識や技術を学んでもらう。早ければ2015年度中にも導入目指す。

・日独首脳会談、両首脳、停戦合意したウクライナ情勢の安定に向けて連携深め、ロシアとの対話続けることで一致。
　過激派「イスラム国」などへのテロ対策での協力確認。

・セブン＆アイ　<3382> ［終値4784.0円］大阪府地盤の大手スーパー、万代と資本・業務提携へ。
　来春までに万代の全株式保有する持ち株会社から、約30%の株を200億円で取得する。（日経新聞一面）

・独メルケル首相、7年ぶりに来日。対ロシア思惑一致。
　「過去を総括することが和解の前提になる」と述べ、近隣国への対応で日本に不満にじませた。

・2014年10-12月の国内総生産（GDP）改定値、個人消費が上昇修正された。実質0.4%増、年率1.5%増。
　2月速報値比それぞれ0.2ポイント、0.7ポイント下方修正。消費増えながら在庫減、景気に前向きの動き。
　賃上げで消費回復、企業の設備投資につながるかが今後の焦点。

・民間調査機関11社、9日まとめた経済予測、1-3月期実質国内総生産（GDP）平均値、年率換算で前期比2.7%増。
　三菱UFJモルガン・スタンレー証券　4.5%増、野村証券3.0%増、BNPパリバ2.0%増、日本経済研究センター1.9%増。

・世界の金融当局でつくるバーゼル銀行監督委員会、銀行が保有する金利商品に追加で自己資本の積み増し求める案が議論。
　金利急上昇（価格急落）リスクに備える新たな取り組みで、
　導入されれば国債や長期固定の住宅ローン多く抱える邦銀は資本の積み増し迫られる。英独手動、日米は難色。

・日本生命保険、2015年度から3年間、環境やインフラ、ベンチャー企業などの成長分野に最大で1兆円投融資する計画。
　11年度から14年末までの実績約6千億円を上回る規模に。

・世界貿易機構（WTO）9日発表、日本の貿易政策に関する審査報告で、日本の特殊性が豊かさもたらした一方、「輸出入や投資

、ビジネス活動のコスト引き上げている」との見方示した。
　日本政府の成長戦略について「第2の矢はこうした問題に対処するもので、成長加速させるのに必要だ」と結論付けた。

・経済産業省、中堅・中小企業が高級車の車体などに使う炭素繊維を海外に売り込むことを支援。
　パリで今月開く世界最大の展示会に日本政府として初めて専用会場設ける。
　日本の炭素繊維で世界シェアの6〜7割握るが、中堅・中小企業など担う加工工程は海外の納入先が独自に手掛けること多い。
　繊維製造する大手企業から下請け企業まで一体で海外に売り込む。約30の研究機関・企業は参加。

・米住宅市場が力強さ欠く。2014年販売件数鵜は4年ぶりの前年割れ。取引の勢い示す価格も一部除き伸び悩む。
　「住宅は期待外れ」（イエレン議長）にとどまる背景には、米国民の「持ち家志向」の後退など構造変化もありそう。

・欧州中央銀行（ECB）は9日、「量的金融緩和」に着手したと発表。
　金融機関から国債など月600億ユーロ（8兆円）ペースで買い取ってお金を流し込み、物価押し上げる。

・中国2大鉄道車両メーカー、中国南車と中国北車は9日、合併正式決定。
　業界をリードしてきた日米欧の大手を事業規模で圧倒し、海外で受注競争有利に運ぶ狙い。
　「鉄道大国」辞任する中国の野望が動き出す。

・東南アジアの2大新車市場が不振。インドネシア1月の新車販売台数前年同月比9%減　9万4194台と5ヵ月連続前年実績割れ。
　タイも1月は21か月連続のマイナス。13%減の5万9721台。6万台割れは大洪水のあった2011年12月以来3年ぶり。

・ベトナムで主に外国人が利用するサービス付きアパートの競争激化。
　長谷工　<1808> ［終値1075円］3月、ハノイのロンビエン地区で18階建て・110戸の物件着工。2017年2月完成。
　昨年ロッテグループが約250室のサービスアパート持つ65階建て超高層ビル「ロッテセンターハノイ」開く。　

・ソフトバンク　<9984> ［終値7005円］売り場で顧客の動き把握し、効果的に情報流せるディスプレー付きの商品棚開発。
　子会社SBクリエイト（東京・港）、日本マイクロソフト、米インテル日本法人と共同開発。5月にも発売する。

・カカクコム　<2371> ［終値1992円］スマートフォン（スマホ）で会員登録して月額500円（税別）支払うと、
　サービスの参加店が用意した500円ランチ食べられるサービス開始。
　4月に全国主要都市の1千店以上で使えるようにし、会社員らの需要取り込む。10日に東京都内の約200店で始める。
　参加店は自社の650円以上のメニューから選んで、今回のサービス向けに500円で提供。同じ店では1ヵ月に1回のみ利用可能。

・ファミリーマート　<8028> ［終値5370円］とユニーグループHD　<8270> ［終値731円］
　新体制発足に合わせてコンビニ事業を一本化する方向で交渉に入る。
　業界首位セブン-イレブン・ジャパン　<3382> ［終値4784.0円］を追う。　

・日本マクドナルド　<2702> ［終値2650円］2月の既存店売上高、前年同月比28.7%減。前年実績割れは13ヵ月連続。
　1月（36.6%減）よりは改善したものの、業績好転の兆しは見えない。

・サッポロHD　<2501> ［終値494円］インドネシアで清涼飲料の生産始める。
　傘下のポッカサッポロフード＆ビバレッジ通じ、現地大手食品卸と月内にも合弁会社設立、
　2016年春から緑茶や果汁飲料の生産始める。　

・凸版印　<7911> ［終値873円］京都大と協業して、消費者の潜在的な関心事予測して商品推薦する技術開発。
　同社が手掛ける電子チラシの利用者がスマートフォン（スマホ）などで閲覧した情報利益に加え、
　その消費者がよく行く商業施設や天候など様々な情報を組み合わせて分析。
　消費者の買ったことのない分野でも、関心ありそうな商品情報配信する。2015年中に実用化。

・ヨロズ　<7294> ［終値2599円］2015年3月期期末配当1株39円（前年同期11円）へ。
　中間配当と合わせて年間配当は50円（前期26円）。旧村上ファンド出身者による投資会社「レノ」など増配求めていた。

・オリックス　<8591> ［終値1655.0円］約600億円投じ、ばら積み船21隻建造。
　2018〜20年の完成予定、自社で保有し海運会社に貸し出す。今後は新興国の経済成長で拡幅すると見て先行投資。

・三菱重工　<7011> ［終値651.4円］アラブ首長国連邦（UAE）ドバイからロケット打ち上げ事業受注。
　海外での受注は韓国、カナダに続き3ヵ国目。受注額数十億円とみられる。　

・ナブテスコ　<6268> ［終値3280円］
　米ボーイング次期主力大型機「777X」向けの基幹部品受注、飛行中の姿勢制御に使う機器（アクチュエーター）納入。

・パナソニック　<6752> ［終値1515.5円］自動車の電子制御システムをサイバー攻撃から守る技術の開発に乗り出す。
　自動運転車の導入にらみ、2017年以降の実用化目指す。（日経新聞）

・キヤノン　<7751> ［終値3978.5円］
　5月下旬から投入するネットワーク監視カメラ、光源のない真っ暗な環境でも最長30メートル先の対象物撮影できる。

・パナソニック　<6752> ［終値1515.5円］
　4K画質以上の高画質で、360度全方位の撮影が鮮明に行えるネットワーク監視カメラ中心に、関連製品やサービス強化。（産経新聞）　

・日立造船　<7004> ［終値646円］独MTバイオメタンから、バイオガスの二酸化炭素除去技術や同工場など資産の一部取得。
　取得額5億円以下で、従業員40人も引き受け。ゴミ焼却プラントに導入。

・東京商工リサーチと帝国データバンク民間調査会社2社、2月の全国倒産件数、ともに700件下回り、前年同月比2ケタ減少。
　14年度全体見通し、商工リサーチ調べでは1990年度のバブル経済時に記録した7157件以来、24年ぶりの低水準に。　

・近畿大医学部高度先端総合医療センター再生医療部とシンフォニア　<6507> ［終値213円］、三重大大学院医学系研究所、
　ｉPS細胞（人工多能性幹細胞）の培養工程において、目的以外の細胞に変化（分化）した細胞識別、
　非接触で自動的に除去する装置開発。ｉPS細胞向け自動光学式細胞除去装置の開発は世界初。数年後製品化へ。

・岩谷産　<8088> ［終値798円］
　2015年度に水素ステーション燃料電池車（FCV）に充填する水素ガス製造装置のコスト削減推進。　
　まず独リンデから輸入している同装置を日本で組み立て、製造費50%低減目指す。稼働電力最大5分の1に抑える技術も開発へ。

・ホソカワミクロン　<6277> ［終値629円］ダイソー　<4046> ［終値417円］
　医薬向け機能性乳酸グリコール酸共重合体（PLGA）ナノ粒子を量産できる体制確立。（日刊工業新聞）

・オンコセラピー　<4564> ［終値412円］年内にも「T細胞受容体（TCR）」と呼ばれる
　がんなどの免疫機能に関連する遺伝子解析サービス開始。大学や製薬会社などにサービス提供目指す。

・東京工業大上田宏教授らとウシオ電機　<6925> ［終値1469円］違法薬物を数秒で検出できる携帯型の装置開発。
　検出用の薬品と混ぜるだけで、覚せい剤やコカイン、モルヒネなど見つけられ、危険ドラッグにも応用できる可能性も高い。

・オンキヨー　<6628> ［終値143円］
　CD上回るデータ容量持つハイレゾリューション（ハイレゾ）音源の再生機能備えた携帯型ヘッドホン用アンプ開発。
　4月上旬にも販売始める。プレーヤーとしても使える。（日経産業新聞）

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第三者割当　

アプリックス　<3727> ［終値1715円］20万株　1515円　3/25　割当先　ドイツ銀ロンドン支店
　
オプトロム　<7824> ［終値43円］5036万株　16.2円　3/27　割当先　ウインドラクション投資事業

株式分割

ビューティーガレージ　<3180> ［終値6070円］ 4/30 　1株→5株

FPG　<7148> ［終値3255円］ 3/31 　1株→3株

株式併合

トーホー　<8142> ［終値454円］8/1 　5株→1株

公募・売り出し価格

産業ファンド投資法人　<3249> ［終値560000円］54万6000円　申込み3/10-11　払込日3/16

コラボス　<3908> ［IPO］3620円　

ショーケース・ティービー　<3909> ［IPO］1800円　

アルビス　<7475> ［終値2050円］1968円　申込み3/10-11　

ラオックス　<8202> ［終値314円］1500万株　

大和ハウス・レジデンシャル　<8984> ［終値265800円］3万6000口　

丸和運輸　<9090> ［終値2520円］2419円　申込み3/10-11　払込日3/16

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、反発。
前週末米雇用統計を受けて早期利上げ観測で急落した反動も。

アップル（+0.43%）グーグル（+0.21%）ヤフー（-1.06%）フェイスブック（-0.71%）アリババ（-2.22%）
ネットフリックス（-1.87%）アマゾン・ドット・コム（-0.40%）バイオジェン（-0.51%）
ラッセル2000（+0.50%）HTG(ハイイールドファンド)（-0.21%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約62億株、過去5日平均約66億株を下回る。

欧州株式市場の主要3指数はまちまち。
独DAXは4営業日続伸、最高値を連日で更新。
英国債利回りが上昇し、不動産銘柄が売られ全体押し下げへ。
欧州中央銀行（ECB）の国債購入開始、いったん利益確定といった売りが優勢と。

東京株式市場で日経平均は大幅反落。
前引けには一時下げ渋る場面も見えましたが、積極的に買いも出にくく。
今週はSQ（特別清算指数）が週末に控え、SQ週の水曜日は荒れるといったアノマリーや、
不思議に月の17日前後が安値になる事象が続いており、来週はまたイベント多く、
今週来週は手控えたいような投資家の心理も働きそうなところも・・・

今週や来週下がるのならそのあたりが「買い場」とする調整待ちの投資家も。

東証1部出来高は17億9771万株、売買代金は2兆1949億円。出来高は今年最低に。
騰落数は値上がり652銘柄、値下がり1075銘柄、変わらず136銘柄に。

経済産業省、中堅・中小企業が高級車の車体などに使う炭素繊維を海外に売り込むことを支援。
パリで今月開く世界最大の展示会に日本政府として初めて専用会場設ける。
日本の炭素繊維で世界シェアの6〜7割握るが、中堅・中小企業など担う加工工程は海外の納入先が独自に手掛けること多い。
繊維製造する大手企業から下請け企業まで一体で海外に売り込む。約30の研究機関・企業は参加。

北川精機　<6327> ［終値604円］ヤマシナ　<5955> ［終値77円］などは入ってるのか気になるところです。

懇意の外務員さんから、三菱自　<7211> ［終値1095円］三菱商　<8058> ［終値2437.5円］が
総投資額600億のインドネシア工場新設のリリース。
となると恩恵を受ける企業として、注目できるのがイクヨ　<7273> ［終値271円］と。
三菱自向けが7割、海外はインドネシアに拠点をもち、2015年3月期は一転経常増益も視野と・・・！！

オンコセラピー　<4564> ［終値412円］年内にも「T細胞受容体（TCR）」と呼ばれる
がんなどの免疫機能に関連する遺伝子解析サービス開始。大学や製薬会社などにサービス提供目指す。

オンキヨー　<6628> ［終値143円］
CD上回るデータ容量持つハイレゾリューション（ハイレゾ）音源の再生機能備えた携帯型ヘッドホン用アンプ開発。
4月上旬にも販売始める。プレーヤーとしても使える。
不思議と突然上昇する傾向。短期勝負が良さそうですが、動き出したら飛び乗り飛び降りでしょうか？！

神島化学　<4026> ［終値545円］チャートがもみ合ってきています。
この銘柄は動き始めるとゆっくりながらも上昇期間は長くなる傾向があります。
週足のチャートは、39週線（545.1円　9日）を下値サポートして、反転する傾向です。

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