中国住宅ローン規制緩和

2015年3月31日（火）月末（年度末）晴れ時々曇り

・介護サービス事業者、4月以降の賃上げに動く。深刻な人手不足の解消につなげる狙いで、主要12社だけで10万人弱対象。
　経営基盤の弱い中小事業者には、安定収入見込めないことを理由に賃上げ見送るケースも。

　ニチイ学館　<9792> ［終値1090円］セントケア・HD　<2374> ［終値1190円］など4社は賃上げを1万2千円にとどめず上積み。
　九州地盤シダー　<2435> ［終値214円］定期昇給による2千〜3千円加え月1万5千円程度賃上げ。
　ワタミ　<7522> ［終値1192円］など5社は介護計画建てるケアマネージャーや食事の調理、高齢者の送り迎えスタッフも。

・中国人民銀行（中央銀行）30日、個人の住宅ローン規制緩和したと発表。住宅ローンの規制緩和は2014年9月末以来半年ぶり。
　2軒目の購入でローン頭金比率、従来6〜7割から4割に下げる。金融面から住宅市場下支えする狙い。
　30日の上海株式市場では、不動産株指数が前週末比7%高と急上昇。

・フォークリフト国内4位官民ファンド産業革新機構など出資するユニキャリア（東京・品川）身売り検討。
　フォークリフト世界大手の独キオングループや三菱重工　<7011> ［終値665.2円］系の企業と交渉。　
　ユニキャリアは2011年革新機構が約53%、残り日立建機　<6305> ［終値2100円］と日産　<7201> ［終値1225.5円］が出資。（

日経新聞一面）
　
・国内の生産や素材や部品、機械など産業の「川上」から回復。
　川上の製品は海外の顧客が多く、円安とともに輸出伸ばして生産積み増し。
　自動車や家電など「川下」は国内販売が鈍く、昨年4月の消費増税前の生産水準取り戻せず。

・日印防衛相会談30日、中国の海洋進出にらみ、
　海上自衛隊とインド海軍による共同訓練拡充するなど、海洋の安全分野で連携する方針で一致。
　海上自衛隊の救難飛行艇「ＵＳ2」のインドへの輸出に関する協議継続、早期進展目指すことを確認。

・経済産業省30日、2030年時点で望ましい電源構成について、
　安定的に発電できる原子力、石炭火力、水力などで全体の6割確保する必要があるとの考え示す。
　液化天然ガス（LNG）や石油など燃料コストの高い電源への依存減らし、電力料金の引き下げにつなげる。

・地方銀行で賃上げの動き相次ぐ。
　横浜銀行　<8332> ［終値723.2円］今春の労使交渉は基本給底上げするベースアップ（ベア）1%実施。
　鹿児島銀行　<8390> ［終値843円］広島銀行　<8379> ［終値670円］など今春に19〜20年ぶりとなるベア実施へ。

・オリコ　<8585> ［終値191円］タイで自動車ローン事業に参入。バンコクに現地法人設立、主に中古車向けローン手掛ける。
　タイでは中古車の市場規模が新車の約2倍と需要大きい。　

・米ゼネラル・エレクトリック（GE）が製造業の新しいビジネスモデル構築に挑む。金融事業の依存度を下げ製造業回帰加速。
　「インダストリアル・インターネット」と呼ばれる試み。
　産業機器にセンサー組み込みネットワーク化して収集した膨大なデータ解析。
　製品開発や改良の時間削減、コスト圧縮につなげる。

・欧州太陽電池関連メーカーに再びリストラの波。独ハンファQセルズは国内生産から撤退。
　アジアマネーで生き残り狙う動きも相次ぐ。世界需要は拡大する中、欧州メーカーは価格競争に太刀打ちできない状況続く。

・中国国有四大銀行、2014年12月期決算、
　純利益合計8526億元（約16兆2千億円）と前期比6.5%増にとどまり、これまでの2ケタ成長にブレーキ。
　国内景気の減速による企業の業況悪化映し、不良債権は昨年1年間で36%も増加。

・米国2月の個人消費支出、前月比0.1%増、3ヵ月ぶりに伸びる。市場予測平均（0.2%程度の増加）はわずかに下回る。
　個人所得は前月比0.4%増、市場予測平均（0.3%程度の増加）を上回る。

・中国上海市政府30日、4/1から労働者の最低賃金従来比11%高い月額2020元（3万9千円）に引き上げ。
　広東省深圳市は3/1から最低賃金2030元に。企業には社会保障費の負担なども加わる。

・電子機器受託製造サービス（EMS）世界最大手、台湾・鴻海（ホンハイ）精密工業30日、
　2014年12月期通期連結純利益、前期比22%増、1305億台湾ドル（約4960億円）。
　最大顧客米アップルのスマートフォン（スマホ）の新モデルの販売が好調で受注大きく伸びる。

・30日の香港株式市場、中国電気自動車（EV）メーカー、比亜迪（BYD）が大幅反発。約3ヵ月ぶりの高値。
　新エネルギー車の販売台数は9倍に。2015年1-3月期純利益1億〜1億5000万元（約19億〜29億円）と前年同期比8.4〜12.5倍。

・バンダイナムコ　<7832> ［終値2300円］
　「パックマン」など1980年代に人気のゲームのキャラクターや音楽の利用他社に開放。
　ゲーム会社などがスマートフォン（スマホ）ゲームにデザイン変えたパックマン登場させたり、BGM再生など出来るように。
　眠っているIP（知的財産）を「再登板」させ、収益につなげる。

・ニトリHD　<9843> ［終値8360円］2015年2月期連結決算、純利益414億円と前期比8%増、16年連続で最高に。
　似鳥社長「円安と消費増税は逆風だったが、商品の価格政策がうまくかみ合った。」と。

・東京都内主要18ホテルの2月の平均客室稼働率84.3%と前年同月比1.8ポイント低下。
　中国中信に訪日外国人客は増加も、各社が団体客よりも宿泊料金の高い個人客の取り込み優先したため。
　割引き料金での客室販売が減ったため、客室販売単価が5%以上上昇したホテル目立つ。

・富士フイルム　<4901> ［終値4213.5円］
　米再生医療ベンチャーのセルラー・ダイナミクス・インターナショナル（CDI　ウィスコン州）
　3億7000万ドル（約370億円）で買収。CDIはｉPS細胞を安定的に大量生産する技術持つ。
　昨年末連結子会社にしたジャパン・テッシュ・エンジニアリング（J・TEC）　<7774> ［終値1233円］は
　患者に利用できるレベルの品質で細胞培養する技術があり、国内唯一、再生医療製品販売。
　さらにCDIという細胞そのものの供給源も確保、再生医療で重要な技術一通りそろえる。

・オムロン　<6645> ［終値5480円］生産ラインなどに使う制御機器で1年ぶりに新製品発売。　

・富士通　<6702> ［終値825.7円］川崎工場（川崎市）に約800億円投じ製品開発棟建設へ。
　2018年12月に利用始め、既存の製品開発棟と合せ、技術者1万2千人集結する。

・OKI　<6703> ［終値249円］
　横河電機　<6841> ［終値1282円］手掛けるプリント基板の製造や基板に電子部品実装する事業買収。
　買収額不明も20億〜30億円程度。

・日本取引所グループ（JPX）<8697> ［終値3540円］新規株式公開（IPO）企業への審査厳格にするよう
　証券会社や監査法人に要請する方針。経営者による不正な取引がないかチェックする狙い。

　最近のIPO巡る問題例、エナリス　<6079> ［終値355円］2013年10月上場。不正会計疑惑。14年12月創業社長ら引責辞任。
　ジャパンディスプレイ　<6740> ［終値422円］14年3月上場。上場1ヵ月から、業績予想3度下方修正。
　gumi　<3903> ［終値1460円］14年12月上場。上場2ヵ月で収益見通し営業赤字に下方修正。（日経新聞）

・ドイツ格安航空ジャーマンウイングスのエアバスA320機墜落で、独検察当局30日、アンドレアス・ルビッツ副操縦士（27）
　過去に精神疾患で治療受け、自殺傾向があったと発表。航空会社側には管理の在り方が課題に。

・ホンダ　<7267> ［終値3995.0円］軽自動車の新型スポーツカー「S660」4/2発売。
　ホンダの軽スポーツカー投入は19年ぶり。価格は198万円から。月間販売目標800台。（産経新聞）

・住友商事　<8053> ［終値1310.5円］南米のアンデス地域で農薬販売事業再編。
　コロンビアやペルーなど新たに3ヵ国で農薬販売子会社立ち上げ、5ヵ国の農薬販売子会社束ねる地域統括会社をチリに新設。

　2019年度に、同地域での売上高で14年度比約倍増の144億円目指す。

・再生医療業界団体、再生医療イノベーションフォーラム（FIRM）30日、
　細胞の培養や加工など行う企業を1ヵ所に集めた産業実証拠点を2017年4月メドに川崎市川崎区殿町地区に開設。
　会員企業10-20社程度集まり、「ライフイノベーションセンター（仮称）」内に開設。

・シンフォニアテクノロジー　<6507> ［終値201円］
　ｉPS細胞（人工多能性幹細胞）やES細胞（胚性幹細胞）を選別、培養加工する自動装置の開発に着手。
　2017年度（18年3月期）までに研究用途として発売へ。（日刊工業新聞）

・電通国際情報サービス　<4812> ［終値1149円］
　人工知能技術（AI）を使って、個人の趣味嗜好に合った宿や本、レストランなど推薦してくれるサービス開発。
　UBIC　<2158> ［終値934円］の技術応用。2015年中に実用化目指す。

・日本電波工　<6779> ［終値1036円］
　第4世代携帯電話サービス（4G）の基地局などに使える高性能の水晶発振器を今夏にサンプル出荷。
　全地球測位システム（GPS）との同期が外れても制度維持できる機能搭載、通信障害の発生防ぐ。　

・FFRI　<3692> ［終値5300円］4月、個人向けセキュリティー対策ソフトの販売始める。
　企業向け「FFRIヤライ」を個人向けに再構成。
　独自の分析技術使い、コンピュータウイルスの動き方やプログラムの構造を観察して判定する。
　世界中で検出すらされていない新種のウイルス発見できる。価格8500円（税別）、4月中キャンペーン7000円。

・ラック　<3857> ［終値909円］セキュリティー製品開発のネットエージェント（東京・墨田）買収。株式取得額5億円前後。
　ラックはセキュリティー対策製品を事業に取り込み、企業に対する提案力高める狙い。

・日立造船　<7004> ［終値623円］カーボンナノチューブ（CNT）をロール状で連続成型できる技術開発。
　生産性従来比10倍以上高めた。CNTの加工の幅を広げ、使い勝手を高める。
　2015年度にも実用化し、半導体や電極部材への採用見込む。（日経産業新聞）

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自己株処分

日本マニュファクチャリング　<2182> ［終値478円］108万600株　410円　処分日　4/15　処分先　兼松

株式分割

ピジョン　<7956> ［終値9790円］ 4/30 　1株→3株

公募・売り出し価格

サンバイオ　<4592> ［IPO］2000円　

ジャパンリアルエステイト　<8952> ［終値569000円］55万7920円　申込み3/31-4/1　払込日4/6

TOB（公開市場買い付け）

日特建設　<1929> ［終値489円］買い手エーエヌHD　価格590円　期間4/1〜5/22

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、大幅続伸。
主要株価3指数は1％以上上昇。
中国でインフラ支出拡大や金融緩和の期待から株価上昇も好感。
富士フイルム　<4901> ［終値4213.5円］買収のセルラー・ダイナミクス・インターナショナルは106.8％上昇。

アップル（+2.53%）グーグル（+0.67%）ヤフー（-0.33%）フェイスブック（-0.13%）アリババ（-0.80%）
ネットフリックス（+1.88%）アマゾン・ドット・コム（+1.09%）バイオジェン（+0.41%）
ラッセル2000（+1.40%）HTG(ハイイールドファンド)（+0.28%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約58億株、月初平均約67億株を下回る。

欧州株式市場の主要3指数はそろって上昇。
中国のインフラ投資や景気刺激策への期待から鉱業株が買われる。
またM&A（買収・合併）への期待からテクノロジー銘柄も物色された。

東京株式市場で日経平均は3営業日ぶりに反発。
東証1部出来高は21億220万株、売買代金は2兆3981億円。
騰落数は値上がり979銘柄、値下がり789銘柄、変わらず106銘柄に。

中国人民銀行（中央銀行）30日、個人の住宅ローン規制緩和したと発表。住宅ローンの規制緩和は2014年9月末以来半年ぶり。
2軒目の購入でローン頭金比率、従来6〜7割から4割に下げる。金融面から住宅市場下支えする狙い。
30日の上海株式市場では、不動産株指数が前週末比7%高と急上昇。

これは、好材料ではなく、中国経済の危うさを感じてしまいますが、ひねくれていますかね。
上海株式指数ETF　<1309> ［終値39050円］どこかで売りのチャンスを見ていますが・・・

ファーストリテイリング　<9983> ［終値47455円］とファナック　<6954> ［終値26475円］2銘柄で日経平均への寄与が約60円。

日印防衛相会談30日、中国の海洋進出にらみ、
海上自衛隊とインド海軍による共同訓練拡充するなど、海洋の安全分野で連携する方針で一致。
海上自衛隊の救難飛行艇「ＵＳ2」のインドへの輸出に関する協議継続、早期進展目指すことを確認。
飛行艇では新明和工　<7224> ［終値1282円］。　

相場の福の神さま、藤本誠之さんのコラム（日刊ゲンダイ）にはLINK&M　<2170> ［終値172円］が載ってましたね。

再び日経平均への悲観派と楽観派とが拮抗してきたようにも感じます。
ただどちらもキャッシュポジションは大きめとなっているような特徴もあるのではないでしょうか？
となるともう少しは上昇しそうなところでしょうか？

週末の櫻井英明さんが「ハクビシン」に遭遇のアノマリーは実現しましたね。
また3月最終売買日のある週は高いというアノマリーもありました。

オリコ　<8585> ［終値191円］タイで自動車ローン事業に参入。バンコクに現地法人設立、主に中古車向けローン手掛ける。
タイでは中古車の市場規模が新車の約2倍と需要大きい。
日本車の中古車の人気は円安でより強まっていると。USS　<4732> ［終値2135円］中古車オークション絶好調と。

東京都内主要18ホテルの2月の平均客室稼働率84.3%と前年同月比1.8ポイント低下。
中国中信に訪日外国人客は増加も、各社が団体客よりも宿泊料金の高い個人客の取り込み優先したため。
割引き料金での客室販売が減ったため、客室販売単価が5%以上上昇したホテル目立つ。
個人客の客室増で予約サイト一休　<2450> ［終値2035円］より好調に・・・。

富士フイルム　<4901> ［終値4213.5円］
米再生医療ベンチャーのセルラー・ダイナミクス・インターナショナル（CDI　ウィスコン州）
3億7000万ドル（約370億円）で買収。CDIはｉPS細胞を安定的に大量生産する技術持つ。
昨年末連結子会社にしたジャパン・テッシュ・エンジニアリング（J・TEC）　<7774> ［終値1233円］は
患者に利用できるレベルの品質で細胞培養する技術があり、国内唯一、再生医療製品販売。
さらにCDIという細胞そのものの供給源も確保、再生医療で重要な技術一通りそろえる。

J・TEC　<7774> ［終値1233円］にシナジー効果も期待も
やっぱり富士フイルム　<4901> ［終値4213.5円］で1万円目標でしょうかね。

FFRI　<3692> ［終値5300円］4月、個人向けセキュリティー対策ソフトの販売始める。
企業向け「FFRIヤライ」を個人向けに再構成。
独自の分析技術使い、コンピュータウイルスの動き方やプログラムの構造を観察して判定する。
世界中で検出すらされていない新種のウイルス発見できる。価格8500円（税別）、4月中キャンペーン7000円。

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