外国為替市場1ドル123円台突入

2015年5月27日（水）はれ

・26日の外国為替市場で円は一時1ドル＝123円33銭と7年10ヵ月ぶりの安値。
　円安は輸出企業の採算改善させるが、燃料など輸入品の価格上昇通じて家計や企業の負担増やす面も。

・東京都民銀行と八千代銀行傘下に持つ東京TYファイナンシャル　<7173> ［終値4060円］と東京都が
　約8割出資する新銀行東京、経営統合。株式交換で新銀行東京が東京TYの傘下に下る。
　東京都は銀行参入から10年で事実上撤退。

・安倍晋三首相26日、衆院本会議で、
　新たな安全保障関連法案で自衛隊の海外派遣の範囲が拡大するのに伴う危険性について、
　「法制の中で隊員のリスクを極小化するための措置を規定している。それでもリスクは残る」と。
　これまで明確な発言避けていた首相が軌道修正。

・米アップル、初の日本で資金調達。円建て社債6月にも発行する準備進める。調達額は2000億円規模。
　自社株買いなど株式還元の原資に使う方針、一部日本事業の拡大に振り向ける可能性も。
　アップルの大型起債で日本で資金調達する動きに弾みも。　（日経新聞一面）

・中国政府26日、2年ぶりの国防白書発表。
　南シナ海問題巡る米国との摩擦念頭に、これまでの陸軍偏重見直し、海軍重視する戦略打ち出す。
　日本の安全保障についても警戒感示した。

・働く年金世代急増。60代後半のうち、働く人の割合示す就業率は2014年度に40.7%と前年度を1.8ポイント上回る。
　5人に2人が働いている計算、39年ぶりの高さに。
　かつては働く高齢者は自営業が大半も、今は流通・介護・製造など人手不足の業界で雇われる人が多く。

・厚生労働省も働く高齢者後押しするため、65歳以上の人を雇う企業向け助成金増やす検討へ。
　初年度最大90万円としている助成金の額を引き上げたい考え。
　シルバー人材センターの規制緩めることも検討。

・政府、海洋資源開発に必要な深鉱技術を民間に移転する検討に入る。
　開発への民間の参入後押しすることで、国の資金負担軽減や開発加速につなげる狙い。
　早ければ2016年度にも始めたい考えで、内閣府が経済産業省などの関係省庁に調整働きかける。

・円安・ドル高が勢い増す。米利上げ観測が再び高まり、日米金利差の拡大見込む参加者が多いため。
　円安が加速したことで、株高への期待感も一段と高まる。
　海外市場では123円台に突入。12年半ぶりの安値の124円14銭超えが近づいてきた。

・日本生命保険26日、野村総研　<4307> ［終値4900円］と資本・業務提携発表。
　日生が約260億円で野村総研の第三者割当増資引き受け、現行0.5%ほどの出資比率を3%に上げる。

・経済産業省と東京証券取引所　<8697> ［終値3750円］「攻めのIT（情報技術）経営銘柄」として、18社選定。
　ITをビジネスモデルの変革にまでつなげた優良企業公表することで日本企業のIT活用能力高めたい考え。
　
　18社は積水ハウス　<1928> ［終値2029.5円］アサヒグループ　<2502> ［終値4005.0円］
　東レ　<3402> ［終値1031.5円］エフピコ　<7947> ［終値4670円］ブリヂストン　<5108> ［終値4909.0円］
　JFEHD　<5411> ［終値3015.5円］コマツ　<6301> ［終値2573.5円］日立　<6501> ［終値835.3円］
　日産　<7201> ［終値1269.5円］ニコン　<7731> ［終値1502円］トッパン・フォーム　<7862> ［終値1604円］
　大阪ガス　<9532> ［終値502.2円］JR東日本　<9020> ［終値11490円］アルファポリス　<9467> ［終値2264円］
　三井物産　<8031> ［終値1738.0円］三井住友FG　<8316> ［終5445.0円］東京海上HD　<8766> ［終値5053.0円］
　東京センチュリーリース　<8439> ［終値3950円］

・ユーロ圏の国債市場で低迷していた長期金利（利回り）が上昇に転じ、比較的高い水準で推移。
　大幅に下落していた原油価格が反発、デフレへの警戒感が薄れているため。
　マイナス金利での国債取引の割合は大きく縮小。
　だがギリシャ債務問題など市場の不確定要因は多く、金利の先行きの見方は投資家の間で分かれている。

・米ケーブルテレビ4位チャーター・コミュニケーション、26日、
　2位のタイム・ワーナー・ケーブル（TWC）を負債込みで787億ドル（約9兆7000億円）で買収。
　2位の買収で規模拡大、首位のコムキャストを追い上げる。

・ギリシャ政府の債務問題巡る欧州連合（EU）など債権団とギリシャ実務者協議26日再開。
　ギリシャは29日に公務員給与や年金支給など約25億ユーロ（約3300億円）の支払い控える。　
　月末にかけて瀬戸際交渉の様相強めそう。ギリシャのデフォルト（債務不履行）懸念が市場で強まる公算も。

・米商務省26日、4月の新築一戸建て住宅販売件数、51万7000戸となり、前月改定値比6.8%増。
　市場予測平均（51万戸程度）上回り、2ヵ月ぶりに増加。前年同月比では26.1%増。
　販売価格（中央値）は29万7300ドル（約3660万円）となり、前月比で4.1%上昇。

・東大発ベンチャー・アクセルスペース（東京・千代田）超小型の衛星50基打ち上げ、
　気象や画像データを提供するサービス始める。
　50基が周回することで地球上の大半の地点観測でき、気象や地形のデータを随時まとめて把握できるようになる。
　打ち上げ費用も引き下げ、データを割安に活用できる可能性広がる。
　打ち上げ実績増やしながら、新規株式公開（IPO）目指す。

・TDK　<6762> ［終値9630円］
　車載機器向け積層セラミックコンデンサー（MLCC）開発、6月から月産500万個で量産。
　耐熱温度従来比25度高いセ氏150度に高め、高温になるエンジンルーム内の電子機器で活用。　

・住友電工　<5802> ［終値1880.0円］2018年3月期までの3年間で合計5000億円程度の設備投資する方針。
　主力の自動車組み電線（ワイヤーハーネス）事業では
　タイで16年に軽量のアルミ素材を使った製品を一貫生産できる体制整える。
　研究開発費も上積み、電力網で使われる次世代大型電池の実用化などを急ぐ。

・東証マザーズなど新興市場に上場する企業の2015年1－3月期経常利益が前年同期比1%減。
　金融危機の影響で赤字だった09年1－3月期以来、6年ぶりの減益。外食・小売りが原料高なで苦戦目立つ。

・丸紅　<8002> ［終値735.4円］タイの国営エネルギー会社などミャンマーで高効率ガス火力発電所建設。
　総事業費400億円で、発電能力は約40万KWと中心都市ヤンゴンでは最大規模。
　近郊に建設中の大規模工業団地に供給する計画。

・世界65ヵ国・地域の4月の粗鋼生産量、前年同月比1.7%減、1億3540万7千トン。4ヶ月連続で前年同月下回る。
　中国が4ヶ月連続減少の0.7%減と生産が伸び悩んだのが主因。米国やドイツなど先進国も前年比マイナスに。

・チェコのセキュリティー対策ソフト大手、アバストは家庭用ルーターに潜むコンピュータウイルス検知、
　駆除するソフトウエアを日本で販売する。1つのソフトで機器2台対応。

・日経新聞社飲食業調査、2014年度に約7割の外食企業が値上げ実施。
　円安などによる食材価格の上昇に加え、人件費の高騰、電気代の値上げという
　外食産業の三大コストの増加が響いた。

・日本水産　<1332> ［終値373円］
　国内で最も食べられているエビの一つ「バナケイエビ」の陸上養殖技術確立、事業化へ乗り出す。
　マルハニチロ　<1333> ［終値1929円］も完全養殖クロマグロの稚魚の養殖場新設。　

・PCデポ　<7618> ［終値894円］12月メドに東京都渋谷区に出店。初めて東京の山手線内に進出。
　55〜74歳のシニア層をアルバイトとして雇用する制度も本格導入。
　物販だけでなく、パソコンやスマートフォン（スマホ）などの設定や修理といったサービス面拡充させる。

・アプリックスIP　<3727> ［終値1295円］
　スマートフォン（スマホ）で地震や津波の緊急速報受信すると、照明などの家電制御する電子部品開発。
　照明を点灯、暖房機器の運転止めるなど夜間や早朝の災害時、安全に避難できるように。
　価格は1個300円、スマホと近距離無線通信規格「ブルートゥース」でつながる小型家電に組み込む。

・信用買い残5/22申込み、2兆8878億円と前週比1049億円減。3週ぶり減少。
　売り残8263億円と前週比678億円増、2週連続増加。

・2020年東京五輪までに国内のATMの半分近くで、海外にクレジットカードやキャッシュカードが使えるように。

　セブン銀行　<8410> ［終値588円］大幅増、現在2万1000台すべて海外カード対応型。
　年1500台ずつ増やしており、20年までに3万台近くに達する見込み。14年度海外カード利用は412万件、年々増加。

　　
　ローソン　<2651> ［終値8620円］やファミリーマート　<8028> ［終値5300円］などATM運営会社、
　3メガバンクなどが新たに整備、海外対応ATMは約8万台に達する見通し。

　既存のATMを海外対応にするには改修必要。
　富士通フロンテック　<6945> ［終値1480円］OKI　<6703> ［終値256円］など需要。
　金融決済システム手掛けるインテリジェントウェブ　<4847> ［終値489円］は、海外カード対応システム開発。
　（日経新聞）

・スカイマーク策定する再生計画案巡り、
　最大債権者米リース、イントレピッド・アビエーションがANAHD　<9202> ［終値332.1円］の支援参加に反対。　

・東芝　<6502> ［終値410.5円］
　期末配当無配としていたが、基準日改めて設定し、配当することを検討。実質的な配当継続に。（産経新聞）

・タカラトミー　<7867> ［終値686円］
　磁力で浮いて走るレールトイ「リニアライナー　超電導リニアL0系スペシャルセット」9月の発売。　
　JR東海　<9022> ［終値22025円］2027年開業目指すリニア中央新幹線車両「超電導リニアL0系」忠実再現。
　価格セットで3万5千円。時速6キロ-7キロで走行。実物大換算では時速500KM達成。

・NTTドコモ　<9437> ［終値2250.0円］指紋や光彩など用いた本人確認法式推進する標準化団体
　「FIDOAllince（ファイドアライアンス）」のボードメンバーに加入、
　生体情報使った新しいオンライン認証の提供始めた。

・新田ゼラチン　<4977> ［終値788円］
　2015年度中に米国で大口径ソーセージ向けコラーゲンケーシングの生産始める。
　約8億円投じ、米国子会社ニッタケーシングスUSA（ニュージャージー州）に専用設備導入。

・点検（2）設備投資　国内増強の動き活発。

　電機：成長投資「好循環」実現へ。
　半導体・液晶：得意分野に集中「より強く」
　電子部品：スマートフォン（スマホ）・車載、大幅上積み。
　OA：堅調な需要に、万全の備え。
　通信：基地局西武が一巡、減少。
　IT・情報サービス：クラウドコンピューター対応、データセンター強化。（日刊工業新聞）

・東南アジアのゲーム市場が急拡大。2017年の市場規模は22億ドル（約2700億円）と現在に2倍に。
　けん引役はスマートフォン（スマホ）向けゲーム。日常的に英語を使う人が多く、欧米の人気ゲームが浸透。

・メタウォーター　<9551> ［終値2952円］米国で下水道設備に参入。
　米国子会社が汚水を高速でろ過する設備の販売開始。　

・富士電機　<6504> ［終値589円］
　出光興産　<5019> ［終値2405円］子会社出光大分地熱（東京・千代田）から
　地熱発電用バイナリー発電設備受注。発電規模約5000KW。

・明治HD　<2269> ［終値13590円］
　中国で販売している牛乳の賞味期限、従来の同社商品の約2倍となる15日間に延ばした。
　価格は高めだが、日本の商品と同じ製法による品質訴え、富裕層中心に開拓する。（日経産業新聞）

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第三者割当　

イーター電機工業　<6891> ［終値100円］440万株　79円　6/10　割当先　山陽電子工業　TNキャピタル
　

自己株処分

野村総研　<4307> ［終値4900円］561万8300株　4665円　処分日　6/10　処分先　日本生命

株式併合

ゴールドウイン　<8111> ［終値883円］10/1 　5株→1株

公募・売り出し価格

アグロ　カネショウ　<4955> ［終値909円］872円　申込み6/27-28　払込日6/3

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、大幅続落。
ギリシャ債務懸念が相場の重しに。
米国経済指標が一部堅調となったことも、利上げ前倒しとの観測も重なり売り要因に。

アップル（-2.20%）グーグル（-1.44%）ヤフー（-1.46%）フェイスブック（-1.50%）アリババ（-0.80%）
ネットフリックス（-0.95%）アマゾン・ドット・コム（-0.51%）バイオジェン（-1.45%）
ラッセル2000（-1.08%）HTG(ハイイールドファンド)（-0.21%）NBI（バイオテクノロジー株指数）（-1.06%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約63億株、月初平均約62億株を上回る。

欧州株式市場の主要3指数は下落。
銀行や商品（コモディティー）株が売られる。
米国のシェールオイル生産が増える可能性や、ドル高に伴う原油価格の下落効果が嫌気された。
スペイン主要株価は続落も、ギリシャ株は反発。

東京株式市場で日経平均は8日続伸。
火曜日も8週連続上昇と。

東証1部出来高は19億1395万株、売買代金は2兆543億円と減少。
騰落数は値上がり703銘柄、値下が1024り銘柄、変わらず157銘柄に。

外国為替市場の円安・ドル高が進み、1ドル＝123円台に入ってきました。
ニューヨーク市場関係者は125円台まで有るとの声とテレビでは言ってましたが・・・
ただ急激な動きは株価にも逆風になる場合も多いところも。

経済産業省と東京証券取引所　<8697> ［終値3750円］「攻めのIT（情報技術）経営銘柄」として、18社選定。
ITをビジネスモデルの変革にまでつなげた優良企業公表することで日本企業のIT活用能力高めたい考え。

目立つようなところは、エフピコ　<7947> ［終値4670円］トッパン・フォーム　<7862> ［終値1604円］
アルファポリス　<9467> ［終値2264円］東京センチュリーリース　<8439> ［終値3950円］

日経平均は8連騰、サイコロジカルラインは11勝1敗と91.7％と過熱。
ただ、日経平均25日移動平均乖離はまだプラス2.8％（前営業日+2.8％）、
騰落レシオ（25日）は105.49％と平常の範囲内です。

松井証券信用評価損益率（速報）は、売り方　マイナス13.786％(前日マイナス14.072％)
（2014年　-15.37％　1/10　-4.87％　5/21）
買い方　マイナス2.721％(前日マイナス2.478％)（2014年　-16.18％　2/4　 -1.76％　1/8）と
3％割れと良いところも。

このところ月末月初は多少調整する傾向もあり、過熱感冷却するようなところもあるような気もいたしします。
2万円台試すようなところではないかとも思っています。

PCデポ　<7618> ［終値894円］12月メドに東京都渋谷区に出店。初めて東京の山手線内に進出。
55〜74歳のシニア層をアルバイトとして雇用する制度も本格導入。
物販だけでなく、パソコンやスマートフォン（スマホ）などの設定や修理といったサービス面拡充させる。

アプリックスIP　<3727> ［終値1295円］
スマートフォン（スマホ）で地震や津波の緊急速報受信すると、照明などの家電制御する電子部品開発。
照明を点灯、暖房機器の運転止めるなど夜間や早朝の災害時、安全に避難できるように。
価格は1個300円、スマホと近距離無線通信規格「ブルートゥース」でつながる小型家電に組み込む。

タカラトミー　<7867> ［終値686円］
磁力で浮いて走るレールトイ「リニアライナー　超電導リニアL0系スペシャルセット」9月の発売。　
JR東海　<9022> ［終値22025円］2027年開業目指すリニア中央新幹線車両「超電導リニアL0系」忠実再現。
価格セットで3万5千円。時速6キロ-7キロで走行。実物大換算では時速500KM達成。
意外なヒットになりそうな予感も・・・

大魔神氏からダブルスコープ　<6619> ［終値1021円］が大和の投信に入ってきそうと・・・
大魔神さんが、投信に入る期待のある銘柄を話したときには中長期で上昇する傾向があります。
2013年にダイフク　<6383> ［終値1856円］を確か800円台で投信に入ると聞いたんですが、
ほぼ半年一貫して上昇しています。
ちょっと注目できそうですね。業績も上向いてきてるとのことです。

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