
日経平均10連騰
- 2015年05月29日
- 株式投資・経済ニュース全般
2015年5月29日(金)月内最終日 曇りのち一時雨
・政府、社会保障と税の共通番号(マイナンバー)の利用範囲広げる。
個人が株式の配当や売却益に関する納税手続きでマイナンバー使えるように。
健康保険証としても使えるようにする。
人々が日常的にマイナンバー使うことで公共サービス効率化、歳出の抑制につなげる狙い。
・日経平均株価10日連続で上昇。10日続伸は1988年2月に13日続伸して以来、約27年ぶり。
円安の進行で企業業績の先行きに期待高まっており、
世界的な金融緩和であふれた投資マネーが日本株に向かっている。
10日間の上昇率は5%、日経平均は、ほぼ15年ぶりの高値水準で推移。(日経新聞一面)
・ヤフー <4689> [終値498円]中国でインターネット通販に乗り出す。
中国電子商取引(EC)最大手アリババ集団と組み、日本製の日用品や化粧品の販売を今夏にも始める。
まず日本企業100社がヤフー通じてアリババのサイトに出店。
中国のネット通販市場は日本の5倍の約50兆円でアリババのシェアは6割超す。
・日経平均株価10日続伸した原動力は長期運用する海外投資家。
政治や金融政策の先行きに安心感があるうえ、企業統治改革などで日本株再評価する動きが広がっている。
1ドル=124円台まで進んだ円安も追い風。
中国などの景気減速や米国の利上げ警戒も、低金利で運用難になった投資家が資金を日本株に振り向けている。
・外国為替市場では円安・ドル高の流れ強まっている。
28日のニューヨーク市場で一時、1ドル=124円台半ばまで下落、2002年12月以来、12年半ぶりの安値に。
米国の年内利上げ観測が強まる中、投機筋や年金など幅広い投資家が資金をドルに移す。
・国際市場の中で日本のマンションやオフィスの割安感が強まっている。
民間まとめ、4/1時点の東京の新築高級マンションは、円建て換算した香港価格比半額以下の水準。
為替相場の円安が影響。海外市場から見た割安感は強まっており、海外投資家の資金が日本へ流入。
国内不動産値上りの一因になっている。
東京の新築高級マンション価格を100とする指数で、香港マンション価格は4/1時点で234.9。
・大手生命保険の2015年3月期決算、
第一生命 <8750> [終値2195.5円]銀行の窓口販売などいち早く販路多角化、
売上高に当たる保険料収入で戦後初めて日本生命保険を抜く。
利益は営業職員による販売を得意とする日生や明治安田生命保険が優勢。
・政府、マイナンバー以外の分野でもIT(情報技術)の活用広げるため法整備進める。
不動産取引で、宅地建物取引士が口頭で行う重要事項説明は、電子文書の閲覧ややりとりで済むように。
会社の設立手続き、市役所で手続きなど書面が必要なものも原則電子申請できるように改める。
医療分野でもIT使って効率化。
・東南アジア主要国の景気に減速感強まっている。中国の景気減速背景、消費にも息切れの兆候も。
主要5ヵ国2015年1-3月期実質成長率は前の期(14年10-12月)比鈍化もしくはマイナスに。
・28日の上海株式市場、主要指数上海総合指数急反落。
終値は前日比6.5%安、4620。1日の下落率は1/19(7.7%安)以来の大きさ。利益確定売りが膨らむ。
・中国レノボ・グループが苦悩。
米モトローラ、米IBMのサーバー事業と、矢継ぎ早の大型買収で事業急拡大してきたが、
競争激化で期待のスマートフォン(スマホ)事業失速、業績足踏み状態続く。
ウエアラブルで勝負賭ける。
・米投資ファンドサーベラスが西武HD <9024> [終値2859円]の発行済み株式の約10%売却。
残りの保有株の大半は8/25迄「ロックアップ期間」設定。期間終了後売却する方針とみられる。
・関西電力 <9503> [終値1381.0円]28日、
石油メジャー英BBグループと液化天然ガス(LNG)の調達などで包括提携。
2038年まで23年間、最大1300万トン購入。
・4月の国内自動車生産台数、前年同月比8.2%減の66万8095台。前年同月実績割れは10ヶ月連続。
海外生産は8社中5社がプラス。国内生産は6社が前年実績割れ。
国内生産、トヨタ <7203> [終値8637円]が4ヶ月連続割れ、ホンダ <7267> [終値4281.0円]は9ヵ月連続、
マツダ <7261> [終値2675.0円]は8ヵ月連続でマイナス。
軽自動車の国内販売でスズキ <7269> [終値4309.5円]ダイハツ <7262> [終値1833円]もマイナスに。
・ビックカメラ <3048> [終値1214円]米アップル社製品の修理専門店を他社の店舗内に展開。
地方都市など正規の修理拠点が少ない地域に進出、「iPhone(アイフォーン)」の画面割れなど即日出直す。
まず10店程度目指す。新たな顧客との接点作り、自社のネット通販などに呼び込む考え。
・日立 <6501> [終値848.3円]米アマゾン・ドット・コムや米マイクロソフト(MS)などの
複数のクラウドまとめて管理できる企業向けの新サービスを29日から始める。
・オリックス <8591> [終値1974.0円]2015年3月末の個人株主数が約9万3000人となり、1年前の約2倍に増加。
個人対象にした会社説明会の回数大幅に増やし、地方の名産品贈るなど株主優待拡充したりした効果。
個人株主数は1年前14年3月末には約4万900人。
個人の株式保有率は5.4%(+0.6ポイント)、外国人比率は64%から59%に下がる。
・東証投資主体別売買動向5月第3週(18-22日)海外投資家(外国人)3週連続買い越し(4375億円)
個人投資家3週連続売り越し(5957億円)、信託銀行8週連続売り越し(635億円)。
・ジャスダック投資主体別売買動向5月第3週(18-22日)
海外投資家(外国人)10週連続買い越し(23.55億円)個人投資家3週連続売り越し(31.88億円)。
・弁護士の就職難が続く中、政府有識者会議は司法試験の合格者数を「年1500人以上」と従来比半減する案まとめ。
背景は弁護士の働く場の不足や待遇悪化、。(日経新聞)
・東京株式市場で日経平均株価上昇、終値の年初以来高値を7営業日連続で更新、
IT(情報技術)バブル期の高値である2000年4/12の終値(2万0833円)の更新も視野に。
・国際サッカー連盟(FIFA)の汚職事件、
ジャック・ワーナー元副会長、南アフリカに1千万ドル(約12億円)のわいろ要求した疑い。
W杯マネ―汚職蔓延。スポンサー離反の動き。欧州サッカー連盟総会ボイコット検討も。
・ウクライナでデフォルト(債務不履行)懸念高まる。
国際通貨基金(IMF)は6月に次回の金融支援実施の可否判断する予定も、
そのためには巨額の債務再編が不可欠と主張。
債権国のロシアは返済計画変更には一切応じず、他の債権者とも交渉は難航。
IMFの支援が滞れば、デフォルトは一気に現実味。
・DeNA <2432> [終値2511円]自動車の自動運転技術開発するベンチャーZNP(東京・文京)28日、
東京五輪が開催される2020年に東京都内で運転手のいない「無人タクシー」の運行目指す方針。(産経新聞)
・コマツ <6301> [終値2635.5円]建設機械の生産から廃棄までの「建機の一生」の情報を
履歴書のように把握する社内情報検索システム「t-Next」開発。5月から運用開始。
100万台以上の建機とフォークリフト1台ごとの生産、稼働、修理など
現在まで蓄積した情報確認、追跡管理できる。修理などの対応迅速化できる。
・IHI <7013> [終値595円]JFDエンジニア <5411> [終値2975.5円]ジャパントンネルシステム(横浜市)、
三菱重工メカトロシステムズ(神戸市)の5社、トンネルシールド掘進機事業の統合に向けた検討進める。
・センコー <9069> [終値777円]
自社のトラック保有台数を2024年度までの10年間で現在の3800台から8000台に増やす。
景気回復や高齢化による車両、ドライバー不足に対応し、自社の物流体制強化。
・パスコ <9232> [終値350円]自動運転用の高精度地図モデル開発。
車線や標識の位置が分かるため、自動運転車の環境認識支援するなどの制御技術に開発につながる。
・NEC <6701> [終値408円]通信事業者向けに「IMS」と呼ぶ、
音声系サービスシステム仮想化したソリューション開発。コスト削減や構築期間短縮へ。
・NEC <6701> [終値408円]独自のプロセッサー搭載したベクトル型スーパーコンピューター「SX-ACE」利用した
大規模システムを海洋研究開発機構に納入。約100億円で受注、6/1から運用始める。
・点検、設備投資(3)
鉄鋼:生産設備を一斉更新。
総合化学:高機能品、海外で増強。
機能化学:好調な電子材料柱に。
繊維:車向け炭素繊維開発。
非鉄:工具・電池向け軸に。
石油:原油安で案件を厳選。 (日刊工業新聞)
・特集インフラの鉱脈を探れ 研究所の研究 日立 <6501> [終値848.3円](上)
日立の研究所が変わった。4月に「中央研究所」「日立研究所」「横浜研究所」の3研究所体制に再編。
700人もの博士集団、世界の最前線へ。自動走行やシェール、顧客と挑む。
研究所の改革が海外の高度人材を引き寄せる好循環生む。
・ホンダ <7267> [終値4281.0円]新しい助手席用エアバック技術開発。
インフレ―ターはダイセル <4202> [終値1614円]製採用。
・三和HD <5929> [終値1076円]2016年に、北米で高速シートシャッター発売。
日米独のグループ3社で初めての共同開発に取り組み、工場などへの納入目指す。
グループの総合力生かし、海外市場の開拓と収益力向上目指す。
・デジタルアーツ <2326> [終値1293円]異なる複数の端末を一括してカバーする
閲覧制限(フィルタリング)サービス「i-フィルタforマルチデバイス」始めた。
パソコン、スマートフォン、音楽プレーヤーなどから未成年でも簡単にインターネット接続できる環境に対応。
年間利用料1年契約で9400円。これまでから3割安くなる。(日経産業新聞)
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自己株処分
ゼンリン <9474> [終値1586円]現物出資15万2900株 1602円 処分日 6/15 処分先 リクルートHD
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(今日の一言)
海外NY株式市場は、反落。
ギリシャ支援協議の報道が錯綜、中国市場の急落も投資家の不安感を膨らましたようなところも・・・
ギリシャ政府は支援団と31日までに合意目指す考え表明。
一方、ユーロ圏幹部は週末までに財政改革など条件面で大筋合意しない限り、
ギリシャが現在の救済プランで資金供給受けることはできない考え示す。
アップル(-0.20%)グーグル(-0.00%)ヤフー(-0.71%)フェイスブック(-0.50%)アリババ(-1.78%)
ネットフリックス(-0.39%)アマゾン・ドット・コム(-1.12%)バイオジェン(-0.70%)
ラッセル2000(-0.10%)HTG(ハイイールドファンド)(-0.04%)NBI(バイオテクノロジー株指数)(-0.46%)
(米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加)
3市場(NYSE、MKT、ナスダック取引所)出来高は約57億株、月初平均約52億株を下回る。
欧州株式市場の主要3指数は英国以外反落。
ギリシャ問題が重しに。
前日は債務交渉がスタッフレベルで合意の準備進んでいると上昇も、
その後ドイツ財務相が新店あまりないとの発言で市場心理悪化。
ギリシャ主要株価指数は、1.69%安、イタリアも0.49%安。
東京株式市場で日経平均は10日連続の上昇(うち7日連続年初来高値更新)。
累計では、981.22円(5.0%)上昇。10日連続は27年ぶり(13連騰)とのこと。
東証1部出来高は31億1908万株、売買代金は3兆2639億円。売買代金3兆円超は3月のSQ(3/13)以来。
騰落数は値上がり901銘柄、値下がり841銘柄、変わらず141銘柄に。
本日は週末、月末となって、11連騰は厳しいかもしれないような雰囲気も・・・
ただ前場下落してるようだと、公的マネーの期待の買いで持ち直すようなところも・・・
昨日は中国上海株式市場、主要指数上海総合指数前日比6.50%下落、
香港ハンセン指数は2.23%安と中国リスクが再び気になるところです。
上海株式ETF <1309> [終値47600円]中国人民銀行(中央銀行)H株ブル2倍 <1572> [終値24390円]売り目線。
先進7ヵ国・地域(G7)財務相・中央銀行総裁会議が行われており、急激な為替変動に関して多少言及も。
円安・ドル高の反転なら、原油ブル <2038> [終値5090円]見直しも・・・
弁護士の就職難が続く中、政府有識者会議は司法試験の合格者数を「年1500人以上」と従来比半減する案まとめ。
背景は弁護士の働く場の不足や待遇悪化、。
弁護士ドットコム <6027> [終値2462円]必要なところも・・・。
パスコ <9232> [終値350円]自動運転用の高精度地図モデル開発。
車線や標識の位置が分かるため、自動運転車の環境認識支援するなどの制御技術に開発につながる。
日本製麻 <3306> [終値60円]
地場証券の営業レディーが低位の銘柄が得意技で、ここもそろそろ動いても良さそうと・・・
師匠の株-1の飛び道具、
テラスカイ <3915> [終値17550円]上場来高値視野に、高値になったら一段高がありそうな・・・
なんとかトップでゴール迎えられるか微妙なところです。
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