楽天大型公募増資

2015年6月4日（木）晴れ時々曇り

・宇宙航空研究開発機構（JAXA）2019年にロケット発射基地を種子島宇宙センター（鹿児島県）に新設。
　開発中の新型主力ロケット「H3（仮称）」を20年に投入、
　合せて最新の組み立て施設や自動点検システム取り入れ、
　準備期間を約半分の1ヵ月弱に縮めて打ち上げ対応能力倍増する。
　米欧露と激しく争う宇宙ビジネス拡大する考え。

・楽天　<4755> ［終値2080.5円］公募増資。国内外の投資家から約2000億円調達。
　今年の公募増資の金額では最大規模。
　好業績と株高背景に、M&A（買収・合併）などの成長戦略引き続き進める上で必要な長期の安定資金確保する。　
　（日経新聞一面）

・衆院厚生労働委員会3日、日本年金機構から公的年金の個人情報が流出した問題に関する集中審議開く。
　現在125万件と公表している流出件数がさらに増える可能性示唆。全容解明と事態収拾は見通せない状況。

・経済協力開発機構（OECD）3日発表、最新経済見通し、
　2015年世界の実質経済成長率見通し3.1%と、前回14年11月時点3.7%から下方修正。
　年初の米国景気の一時的な低迷や、中国の景気減速が背景。
　日本の成長率見通しは15年0.7%と前回比0.1ポイント引き下げ。消費税増税後の反動減からの回復遅れたため。
　16年は1.4%と前回比0.4ポイント上方修正。
　世界2015年3.1%（前回比0.6減）16年3.8%（0.1減）、
　米国15年2.0%（1.1減）16年2.8%（0.2減）、中国15年6.8%（0.3減）16年6.7%（0.3減）。

・政府と損害保険会社は3日、共同で運営する家庭向け地震保険の保険料を全国平均で19%引き上げる方針。
　保険金の支払い余力高めるため。損害区分は現行の3区分から4区分に改め、被害状況に応じてきめ細かく補償へ。

・フィリピン、アキノ大統領3日、日経新聞のインタビューで、国内インフラ整備加速させる考え表明。
　規制緩和や優遇策により日本企業含めた外資企業誘致し、
　道路や鉄道などの整備加速して年7%超の経済成長達成する狙い。

・欧州中央銀行（ECB)3日の理事会で国債を大量に買い取る量的金融緩和続ける方針確認。
　デフレ懸念は和らいだが、金融緩和を縮小するのは時期尚早と判断。

・欧州債券市場3日、指標となるドイツの10年物国債利回りが大幅に上昇（価格は下落）。
　一時0.8%台後半に乗せ、今年最高水準更新。昨年10月以来の高い水準に。
　デフレ懸念後退で債券への売り圧力強まった。

・欧州連合（EU）ユンケル欧州委員長は3日夜（日本時間4日未明）、
　ブリュッセルでギリシャ、チプラス首相と会談、難航するギリシャ支援交渉巡って協議。
　EUなど債権団側は合意に向けた新たな要求案示す見通し。

・欧州連合（EU）統計局3日、ユーロ圏（19ヵ国ベース）の4月の失業率が11.1%に。
　3月比0.1ポイント改善、2012年3月以来、約3年ぶりの低水準記録。13年には過去最高となる12%台に達していた。

・4月の米貿易赤字、約408億7900万ドル（約5兆1000億円）で前月比19.2%縮小。
　赤字額は市場予測平均（約440億ドル）下回り、2ヵ月ぶりの縮小。縮小率2009年2月以来6年2ヵ月ぶりの大きさ。

・昨年来の原油価格の低迷受け、中東産油国でインフラ中心とする建設投資に陰り。
　原油輸出収入の減少織り込み、不急の支出を控え始めたため。産油国が投資を選別する展開続きそう。

・中国政府が化粧品や衣料品など一部の輸入関税を半分に引き下げたことを受け、化粧品メーカーなど一斉値下げ。
　資生堂　<4911> ［終値2581.5円］仏ロレアルなど値下げの検討へ入ると表明。
　イタリアグッチは関税引き下げの対象外の商品も5割引するなど値下げの動きは広がりを見せる。
　中国、関税引き下げで消費刺激。

・トヨタ　<7203> ［終値8515円］
　インターネットにつながる自動車「コネクテッドカー」に関連する技術で、米フォード・モーターと連携。
　3日、フォードが提供するスマートフォン（スマホ）と車載情報端末を接続する仕組みの導入検討。

・LIXIL　<5938> ［終値2534円］
　中国で水栓金具手掛ける破産手続き中の子会社ジョウユウの調査内容や業績への影響発表。
　2014年3月期から今期までの3年間で最大約660億円の損失（従来410億円の損失）計上。
　藤森義明社長、今後の損失拡大について否定。「財務も強固で問題ない」との見方示す。

・武田薬　<4502> ［終値6010円］
　糖尿病治療薬「アクトス」巡る米国での製造物責任訴訟で、年内に大多数の原告に和解金支払う見通し。
　和解金は約3000億円とほぼ事前の想定通りの見込みで手元資金で賄う。　

・三菱商事　<8058> ［終値2829.0円］
　トルコ財閥チャルクHDと組み、中央アジアや中東などでエネルギー関連の市場開拓。
　チャルク傘下の中核子会社に100億円超出資、発電事業に加え、
　現地の豊富な天然ガスや石油向けプラントの建設を共同で手掛ける。

・オリンパス　<7733> ［終値4200円］3日、
　消化器内視鏡の先端に2本のロボットアーム備えた手術支援装置の試作機公開。
　がんの切除などに応用。日本が強みとするロボット技術取り入れた次世代内視鏡の実用化目指す。

・カナモト　<9678> ［終値3510円］7月までにベトナム、タイ、フィリピンの3ヵ国に営業拠点開設。
　インフラ建設が進む東南アジアの旺盛な需要取り込む。1拠点当たり年10億円程度の売り上げ目指す。
　国内需要は2020年の東京五輪後に一服すると見ており、海外事業強化して五輪特需の反動に備える。

・クボタ　<6326> ［終値2058.5円］2016年初めから米国で建設機械の生産始める。新規投資は約5億円で済む。
　トラクターなど農機生産している工場に専用設備設け、小型建機を年2千台製造。
　クボタが米国で建機製造するのは初。　

・コニカミノルタ　<4902> ［終値2058.5円］
　米国でオフィス向け複合機の販売会社シムクエスト（バーモント州）買収。買収額は非公表。

・中国での5月の新車販売台数、日産　<7201> ［終値1319.5円］前年同月比0.1%増10万2500台。
　商業車の販売不振が長期化し、前年実績並みにとどまる。
　マツダ　<7261> ［終値2661.5円］は同42.1%増1万9739台。
　主力セダン「マツダ3アクセラ」が約7000台とけん引。

・ソフトバンク　<9984> ［終値7435円］
　韓国インターネット通販大手フォワード・ベンチャーズ（ソウル市）に出資。
　同社が7月上旬実施する10億ドル（約1240億円）の第三者割当増資を引き受ける。

・ファーストリテイリング　<9983> ［終値51030円］
　傘下低価格衣料品店ジーユーは3日、秋冬商戦で売り出す新商品平均5%前後値上げ。
　7月下旬から順次発売。ユニクロでも秋冬物10%前後値上げする計画で、円安などによる原油上昇を価格に転嫁。

・スズキ　<7269> ［終値4340.0円］自社開発したディーゼルエンジンをインド市場に投入する。
　燃費性能がガソリン車に比べ2割向上、シェア4割で首位のインド市場での車種拡充につなげる。　

・ガンホーオンライン　<3765> ［終値460円］6月中に現在ジャスダックから東証1部へ市場変更申請。
　ミクシィ　<2121> ［終値5200円］も東証1部へ市場変更を準備。

・日銀　<8301> ［終値53400円］株価指数連動型上場投資信託（ETF）370億円購入。
　買い入れは1日以来、買い入れ額は前回（361億円）から増額。今年の買い入れ額計1兆3037億円に。

・信用評価損益率（5/29日申し込み）マイナス6.56%、マイナス幅は前週（マイナス6.94%）から0.38ポイント縮小。
　
・レギュラーガソリン1日時点店頭価格（全国平均）1リットル142.9円と前週比0.2円高。5ヵ月ぶり高値。
　店頭価格は6週連続で上昇。

・米国5月の新車販売台数前年同月比1.6%増　163万5090台。5月実績としては過去最高更新。
　ガソリン安の恩恵受け安い大型車がけん引。2015年通年では14年ぶりに1700万台超えるとの見方広がる。
　　（日経新聞）

・国際サッカー連盟（FIFA）ゼップ・ブラッター会長（79）2日、辞意表明。
　FIFAは臨時総会開き、後任選ぶ会長選挙行う方針、時期は今年12月から来年3月の間に。

・韓国保健福祉省、中東呼吸器症候群（MERS）コロナウイルスへの感染者3日、
　新たに5人確認され、計30人（2人死亡）に。感染の疑いのある者は398人に増加。隔離対象者は1360人あまりに。

・ガソリンスタンド（GS）に貯蔵タンクの地下埋設義務付ける規制の緩和に向け、石油連盟が国と検討始める。
　地下型タンクは更新や維持に多額の費用かかるため、低コストな地上タンク設置できるように改善求める。

・トレンドマイクロ　<4704> ［終値4350円］3日、
　昨年1年間で保護情報脅かすウイルス感染などの被害があった企業や官公庁が66.6%に上るとする調査結果発表。
　業種別では情報サービス、通信プロバイダーが86.4%に。（産経新聞）　

・楽天　<4755> ［終値2080.5円］スマートフォン（スマホ）契約者向けにポイントサービス
　「楽天ンスーパーポイント」の利用範囲拡大する検討へ。
　端末代金の支払いに加え、月額使用料の支払いもポイント使えるようにする。　

・ブラザー工　<6448> ［終値1915円］中国の中小都市で、プリンター・複合機の販売網拡充。
　2014年末に約1200店ある2次までの販売代理店を、15年末までに1500店程度に増やす。

・東芝　<6502> ［終値450.7円］
　米マイクロソフト（MS）とモノのインターネット化（IoT）技術使ったソリューションについて提携。
　2015年中に運送業者向けに提供始める。

・科研薬　<4521> ［終値4010円］2016年度にも爪感染症の治療薬「クレナフィン」の生産能力従来比約3.8倍に。
　投資額約34億円。静岡工場の新棟が順調に稼働すれば、17年3月期以降の業績はさらに伸びる可能性も。
　（日刊工業新聞）

・インフォテリア　<3853> ［終値236円］
　同社のスケジュールアプリを米アップル腕時計型端末「アップルウォッチ」に対応させたと発表。
　タブレット（多機能端末）やスマートフォン（スマホ）で作成した予定やメモをアップルウォッチに表示できる。
　無料で提供し、アプリ（応用ソフト）の内容の向上目指す。　

・世界保健機構（WHO）報道官2日、
　中東呼吸器症候群（MERS）コロナウイルスの感染が韓国で拡大していることについて、
　人から人への幹線は限定的で「今のところ感染力が変化したとの証拠はない」と強調。

・第一興商　<7458> ［終値4080円］4月発売した業務用カラオケ機器「ライブダムスタジオ」
　自らコンサート会場で歌っているような感覚が味わえるのが売り物。
　4年半ぶりの新ブランドで、観客の拍手や歓声まで楽しめる。
　出荷目標機器の賃貸と販売合せて年間合計3万台目指す。現在のところ計画上回るペース。

・共立メンテナンス　<9616> ［終値6610円］
　2018年3月期までの3年間で、ビジネスホテル「ドーミーイン」の客室数を3割増の約1万2000室にする。
　訪日外国人が増え、大都市圏中心に宿泊施設が今後不足する見通し。
　ダブルやツイン充実させて観光客らの受け入れに備える。

・芦森工　<3526> ［終値204円］韓国に自動車用エアバック生産する工場建設。2016年に本格稼働。
　同社として初めて韓国自動車メーカーからのエアバック受注に成功、工場建設に踏み切る。

・旭硝子　<5201> ［終値804円］
　店舗や商業施設の仕切り用として設置する鏡に、液晶ディスプレーを直接張り付けられる技術開発。
　特殊な接着剤使い、鏡の裏側にディスプレーを直接張り付ける。
　ディスプレーン0オ電源を切っている時は通常の仕切り用の鏡として使える。（日経産業新聞）　

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、そろって反発。
欧州中央銀行（ECB)の理事会で量的金融緩和策の維持発表。
4月の貿易赤字が縮小したことも投資家心理には追い風も。
ギリシャ情勢もギリシャがユーロ離脱を望まない方向で、支援協議も近く合意との見方が相場を支援。
米10年物国債利回りが7ヵ月ぶりの高値を付け、金融株が買われる。

アップル（+0.12%）グーグル（+0.21%）ヤフー（+0.14%）フェイスブック（+2.48%）アリババ（+0.31%）
ネットフリックス（-0.36%）アマゾン・ドット・コム（+1.30%）バイオジェン（-0.04%）
ラッセル2000（+1.02%）HTG(ハイイールドファンド)（-0.54%）NBI（バイオテクノロジー株指数）（+0.47%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約60億株、過去5日平均約62億株を下回る。

欧州株式市場の主要3指数は反発。
ギリシャはEUとの支援協議が合意に近づいてるとの観測で大幅上昇（4.13%高）。

東京株式市場で日経平均は小幅ながらも続落。
前日の米欧株式市場の下落や外国為替市場での円高/ドル安が嫌気されたところも。
ECB理事会も少し気になるところとも。
東証1部出来高は24億0689万株、売買代金は2兆5593億円。
騰落数は値上がり802銘柄、値下がり951銘柄、変わらず132銘柄に。

楽天　<4755> ［終値2080.5円］公募増資。国内外の投資家から約2000億円調達。
今年の公募増資の金額では最大規模。
好業績と株高背景に、M&A（買収・合併）などの成長戦略引き続き進める上で必要な長期の安定資金確保する。　
日経一面の東証1部銘柄の大きな材料は、F戦略。
大きな突込みは短期的に反転になることも・・・

日経平均や東証株価指数(TOPIX)が12連騰の後で、多少警戒感も残るものの、
しっかりしている展開にもなっております。

昨日は中東呼吸器症候群（MERS）関連物色。
個別銘柄への「買気」は充分熱く感じられます。

米国5月の新車販売台数前年同月比1.6%増　163万5090台。5月実績としては過去最高更新。
ガソリン安の恩恵受け安い大型車がけん引。2015年通年では14年ぶりに1700万台超えるとの見方広がる。

米国新車市場に勢いということで、ターボチャージャー（過給器）などにも恩恵も。
三菱重工　<7011> ［終値791.2円］に同社向けターボチャージャー部品のニチダイ　<6467> ［終値755円］も。
またガソリン車の増加に、排ガス規制にパラジウムなどにも注目も。

第一興商　<7458> ［終値4080円］4月発売した業務用カラオケ機器「ライブダムスタジオ」
自らコンサート会場で歌っているような感覚が味わえるのが売り物。
4年半ぶりの新ブランドで、観客の拍手や歓声まで楽しめる。
出荷目標機器の賃貸と販売合せて年間合計3万台目指す。現在のところ計画上回るペース。

カイオムバイオ　<4583> ［終値1021円］今ここでMERSへの抗体とか出してくると見直されるところも。

ガンホーオンライン　<3765> ［終値460円］6月中に現在ジャスダックから東証1部へ市場変更申請。
ミクシィ　<2121> ［終値5200円］も東証1部へ市場変更を準備。
時価総額が大きく、抜けた後のマザーズ指数やジャスダック指数はどうなるのでしょうか？
今の指数価格を維持するためには、残っている銘柄の指数への寄与率など変化があるのでしょうか？
もしそのあたりに変化があるのなら、買われる銘柄がありますね。

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