ギリシャ協議進展は期待できず

2015年6月18日（木）曇りのち雨

・三菱UFJ銀　<8306> ［終値867.9円］国内初人民元建て債、月内にも3.5億元（約70億円）調達へ。
　中国当局は人民元の国際か進める思惑も。　

・東洋ゴム　<5105> ［終値2810円］信木明会長（60）と山本卓司社長（58）が引責辞任。信頼回復急ぐ。

・安倍晋三首相17日党首討論で、集団的自衛権行使可能とした憲法解釈の変更について
　「正当性、合法性には完全に確信を持っている」と述べる。（日経新聞一面）

・従軍慰安婦問題巡る日韓協議の議題の概要、
　日本がとる措置は元慰安婦への財政支援や安倍晋三首相による謝罪や責任への言及含む声明が挙がる。

・パナソニック　<6752> ［終値1724.5円］NTT　<9432> ［終値8721円］17日、
　映像と通信融合させた情報システム共同開発。
　2020年開催の東京五輪に向けて都市の新たなIT（情報技術）インフラ作り出し世界に普及させる考え。

・選挙権年齢を20歳から18歳以上に引き下げる改正公職選挙法17日の参院本会議で成立、
　来年夏の参院選から18、19歳が投票できる。投票率底上げへ啓発課題。高齢化へ一石。

・日銀　<8301> ［終値52800円］
　18-19日に開く金融政策決定会合で国債を年80兆円買い入れる金融緩和の継続決める見通し。
　ただ一部委員は現状の金融政策に公然と疑義唱え、黒田東彦総裁の議長案への反対票は増える可能性も。

・5月の貿易統計速報（通関ベース）、自動車の輸出台数前年同月比7.9%減、39万5278台に落ち込む。
　2011年5月以来の4年ぶりの低水準。中国の景気減速やユーロ安影響。現地生産増も一因。　

・りそなHD　<8308> ［終値680.9円］投資信託運用会社「りそなアセットマネジメント」設立。
　新たなラップ口座事業にも参入。公的資金を今月末に返済するりそなはこれまで成長投資控えてきた。
　個人向け資産運用を成長分野の柱に位置付け、公的資金の完済を機に攻勢強める。

・中国は通貨・人民元の国際化加速。
　米ドル、ユーロ、英ポンド、日本円に次ぐ第5の国際通貨としての地位確立するため、
　株式投資などの資本取引で国境またぐ人民元のやりとりに対する規制緩和する構え。

・三菱UFJ銀　<8306> ［終値867.9円］
　振り込みなど資金決済伴うインターネット取引で本人認証に使う「固定パスワード」廃止へ。
　新規契約では8/9から、既存の利用客は2016年度前半メドに、
　パスワード利用するたびに変わる「ワンタイムパスワード」に全面的に移行。

・日本政府観光局（JNTO）5月の訪日外国人客数、前年同月比5割増、164万人、前月比では7%減。
　4月にお花見目的の観光客が多かった反動で、4ヵ月ぶりに前月下回る。

・世界保健機構（WHO）17日、韓国で感染が広がっている中東呼吸器症候群（MERS＝マーズ）について
　「国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態」には該当しないと発表。
　渡航や貿易規制は推奨せず、入国者の体温検査なども不要と。

・ユーロ圏高官17日、ルクセンブルクで18日開くユーロ圏財務相会合でギリシャ巡る議論が
　「かなり短時間になる」と述べ、金融支援の継続に向けた進展は期待しにくいとの見方示した。
　欧州連合（EU）など債権者は「既に大幅な譲歩みせてきた」と指摘。
　ギリシャ側が財政改革で譲らない限り、合意は難しいとの判断にじませた。

・米欧のIT（情報技術）大手各社、日本を先端技術やサービスの開発拠点として活用する動き広がる。
　米フェイスブックとグーグルはそれぞれ傘下の企業が提供するサービス向けのコンテンツ制作に、
　日本のゲームや映像制作者を活用。フィンランドノキアや米アップルは研究開発（R&D）拠点を日本で新設。

・ファーストリテイリング　<9983> ［終値52560円］
　カジュアル衣料「ユニクロ」の商品生産委託している中国広東省深圳の縫製工場でストライキ発生。
　数百人規模ストライキに参加、事実関係は確認中。商品供給には支障はないと。

・信越化　<4063> ［終値7111円］半導体製造工程で欠かせない先端材料を増産。
　約70億円投じ、福井県に新工場建設。生産能力現在比2割高める。能力増強で収益拡大狙う。　

・ソニー　<6758> ［終値3698.5円］
　細胞の解析を現在販売されている装置より約2倍の速さでできる新製品を8月に発売。価格は約1700万円から。

・日本半導体製造装置協会（SEAJ）17日、5月の日本製半導体製造装置のBBレシオは0.93と、3ヵ月連続で1を下回る。
　受注額は前月比0.9%減の1288億円、販売額は同2.7%増の1391億円。

・米食品医薬品局（FDA）16日、「tランス脂肪酸」の食品添加物を2018年6月から原則禁じると発表。
　心臓疾患などのリスク高めると判断。
　山崎製パン　<2212> ［終値1995円］日本KFC　<9873> ［終値2288円］など食品・外食さらに削減する取り組み急ぐ。

・裁定取引に伴う買い残（12日時点）前週比8377億円減　2兆9262億円。
　2週連続減少し、2/13時点以来4ヵ月ぶりに3兆円割る。
　今後先物が先行して下げるような局面で裁定解消売りに伴って相場が大きく下げる懸念は後退したとの見方多く。

・信用評価損益率（12日申し込み）マイナス6.18%　前週はマイナス6.31%、4週連続改善。

・世界の債券市場で、金融緩和の継続前提とした相場の変調の兆し。
　超低金利下でも比較的利回りが高く、投資家の人気集めていた米国の低格付け社債や南欧の国債が売られ始めた。
　少しでも高めの利回り確保しようと狙っていた投資マネーが、米利上げにらみ、そろりと足を抜け始めている。

・欧州向け売上高が大きい銘柄の下落目立つ。欧州景気の先行き不安も下押し要因。

　マツダ　<7261> ［終値2515.0円］8日続落、前月末比5.98%安。
　シマノ　<7309> ［終値16150円］約4ヵ月ぶりの安値、前月末比8.60%下落。
　ニコン　<7731> ［終値1445円］同6.35%安、ブラザー　<6448> ［終値1802円］7.59%安、
　ダイキン　<6367> ［終値9189円］3.69%安、エプソン　<6724> ［終値2201円］4.26%安、
　リコー　<7752> ［終値1226.0円］5.69%安、コニカミノルタ　<4902> ［終値1477円］5.80%安。（日経新聞）

・大手電力会社の送配電部門を発電部門から切り離す「発送電分離」を
　2020年4月実施する改正電気事業法が17日、参院本会議で成立。
　政府が進めてきた電力システム改革は総仕上げとなる。

・ロシア・プーチン大統領16日、年内に40基以上の大陸間弾道ミサイル（ICBM）追加配備する方針明らかに。
　ケリー米国務長官は同日、米ロによる核軍縮の動きに逆行するとの認識表明。　
　ケリー長官「誰も冷戦状態に戻りたくない」。
　プーチン氏最新のミサイル防衛（MD）システムでも打ち破ることが可能と主張。

・中小企業などで働く従業員ら約3600万人加入する公的医療保険「全国健康保険協会（協会けんぽ）」17日、
　職員の業務用パソコン（PC）計4台から不審な通信が検知される。コンピュータウイルスに感染した疑い。
　（産経新聞）

・5月の工作機械受注（確報値）前年同月比15.0%増の1385億4500万円。
　20ヵ月連続前年超、2008年5月を上回り5月の最高額に達する。
　日本と北米で受注増も、欧州は同14.7%減。ギリシャの債務問題が一部影響と。（日刊工業新聞）

・スクウェア・エニックス　<9684> ［終値2832円］
　世界最大級のゲーム見本市「E3」16日（日本時間17日）ロサンゼルスで開幕で注目。
　1997年発売の人気ゲーム「ファイナルファンタジー（FF）7」のリメーク版。

・欧州自動車工業会（ACEA）5月の欧州主要18ヵ国新車販売台数前年同月比1%増　107万800台。
　21か月連続で前年実績上回る。南欧市場の回復続く。市場全体の拡大基調は変わらず。　

・日立マクセル　<6810> ［終値1999円］
　自動車のフロントガラスに映し出す「ヘッドアップディスプレー（HUD）」市場に参入。
　昼間もくっきり表示出来る製品開発。受注活動2015年度にも始め、19年ごろスマートカーへの採用目指す。

・日本エンタープライズ　<4829> ［終値335円］
　データセンターの提供からアプリの設計、運用まで一括して請け負うサービス始める。アクセス急増に即応。

・ルネサスエレク　<6723> ［終値911円］
　半導体チップの単品販売から、ソフトウエアなどを組み合わせて顧客企業に提案する事業モデルへの転換に挑む。

・いい生活　<3796> ［終値417円］顧客企業がウェブ会議システムを無料で使えるサービス開始。
　国土交通省が今夏から実施する社会実験に参加する不動産会社対象に、
　ウェブ会議システムの月額利用料最大2年間無料に。

・JCRファーマ　<4552> ［終値2873円］大日本住友製薬　<4506> ［終値1359円］17日、
　脳神経系の治療薬について研究協力契約結ぶ。
　化合物を脳に届けるJCRの新技術使い、創薬につながらないか共同で研究。（日経産業新聞）

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公募・売り出し価格

ファンデリー　<3137> ［IPO］765円　

メニコン　<7780> ［IPO］1700円　

新規公開株

銘柄 コード　　市場　　　発行株数　　公募価格　　主幹事証券　注目度

6/17マーケットエンタープライズ <3135> マザーズ 494,500株　1500円　日興他　注目度　C

事業内容:ネット型リユース事業（販売店舗を有さない、
インターネットに特化した多種多様なリユース品の買い取りおよび販売）初値付かず（3450円買い気配）

6/18デジタル・インフォメーション・テクノロジー <3916> JQS 552,000株　1300円 フレンド他 注目度　C

事業内容:業務系システム開発、組み込み系システムの開発および検証、
システム運用サービス、自社開発ソフトウエア販売およびコンピューター販売事業

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、小幅続伸。
米連邦準備理事会（FRB）による連邦公開市場委員会（FOMC）声明公表後乱高下。
米経済は厳冬の影響から緩やかに持ち直しており、年内利上げに耐える力強い公算大きいとの認識。
米国の金利引き上げは、6月はありませんでしたが、年内に2回ほど上げるのではないかとの声も。
今回のFOMCでは「答え」が見つからなかったといったところでしょうか。

アップル（-0.24%）グーグル（+0.21%）ヤフー（+0.80%）フェイスブック（+0.90%）アリババ（+0.82%）
ネットフリックス（-1.05%）アマゾン・ドット・コム（+0.13%）バイオジェン（+0.66%）
ラッセル2000（-0.09%）HTG(ハイイールドファンド)（-0.09%）NBI（バイオテクノロジー株指数）（+0.60%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約61億株、月初平均約59.4億株を上回る。

欧州株式市場の主要3指数は軒並み下落。
FOMCの結果控え、様子見的な展開。
ギリシャの金融支援巡る懸念も重たく被さっているようなところも・・・
ギリシャ主要株価指数は、3.15%下落（680.88　-22.17）。

東京株式市場で日経平均は小幅ながら3日続落。
3日間累計では、187.81円（0.9%）安と小幅にとどまっています。
東証1部出来高は18億8798万株、売買代金は2兆1817億円。
騰落数は値上がり791銘柄、値下がり956銘柄、変わらず138銘柄に。

東京株式市場は、数ある不透明要因からか、主力銘柄には積極的な買い物入らず。
ただ中小型株のテーマ性ある銘柄には、資金集中する傾向もあり、「買気」が全くないわけではありません。

マザーズ指数は先々週末比、2.8%上昇、一昨日（6/16）は年初来高値（1000ポイント台回復）。
日経ジャスダック平均がは同1.1%上昇、6/15に年初来高値。
東証2部指数は5日続騰、同0.9%高、連日の年初来高値更新中です。

セキュリティー関連が大きく注目されています。
少し一服しても良いかとも思われますが、行くところまで行くとの感もあります。
押し目のある場面では、またちょっかい出したいとも思っていますが・・・

イスラム圏が本日から来月の16日までラマダン入りとなります。
以前はラマダン入りとなると、主要企業の動きが鈍ったような印象もあります。

ジグソー　<3914> ［終値6000円］6000円台3度目の挑戦、今回は抜けて来そうな・・・

極楽湯　<2340> ［終値567円］600円ではね返されましたが、また挑戦しそうです・・・

ルネサスエレク　<6723> ［終値911円］
半導体チップの単品販売から、ソフトウエアなどを組み合わせて顧客企業に提案する事業モデルへの転換に挑む。

信頼のおける外務員さんからはインバウンドで今回はお土産卸売でタカチホ　<8225> ［終値212円］と・・・

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