ギリシャまた物別れ

2015年6月19日（金）雨のち曇り　少し肌寒く

・政府、医療費控除を使いやすくする。
　現在は1年分の領収書保存、確定申告の際提出しなければならないが、
　社会保障と税の共通番号（マイナンバー）制度で集積する医療費のデータを使うことで、
　大半の領収書は出さなくて良くなる。2017年夏メドに始める。

・三菱UFJ信託銀行　<8306> ［終値854.5円］欧州金融大手UBSの資産管理事業買収することで最終調整。
　管理するファンドの資産残高は買収によって2600億ドル（約32兆円）に達し、世界7位へと浮上。

・セブン&アイ　<3382> ［終値5015.0円］業績拡大。
　連結営業利益は2015年3〜5月期に815億円程度と前年同期比約5%増、3〜5月期としては3年連続で過去最高に。　
　商品を機動的に見直した効果で、コンビニエンスストア事業の好調が続いている。

・東京株式市場18日、日経平均株価が前日比228円（1%）安と4日続落、5/18以来1ヵ月ぶりに終値で2万円割れ。
　前日の米連邦公開市場委員会（FOMC）後に為替相場で円高・ドル安が進み、自動車など輸出株の売上高につながる。
　トヨタ　<7203> ［終値8184円］パナソニック　<6752> ［終値1700.0円］など東証1部の約8割の銘柄が下落。

　東京市場では円相場は一時1ドル=122円後半と円高に振れ、長期金利は0.4%台前半に低下。（日経新聞一面）

・環太平洋戦略的経済連携協定（TPP）の早期妥結目指す米野党・共和党は、
　上下両院で米大統領貿易促進権限（TPA）法案の再採決に臨む方針。
　可決は綱渡りとの見方が強く、危うい賭けになる。

・ヒト型ロボット実用化競争が激しくなってきた。

　ソフトバンク　<9984> ［終値7132円］18日、ヒト型ロボット「ペッパー」20日から一般発売へ。
　台湾・鴻海（ホンハイ）精密工業と中国インターネット通販最大手アリババ集団と提携、
　低コスト化と海外販路で先手打つ。

　米グーグルはスマートフォン（スマホ）に続く成長分野として注目。
　2013年買収したボストン・ダイナミクスのヒト型機種「アトラス」は瓦礫に埋もれた人の救出などに活用。
　米ジョンソン・エンド・ジョンソン（J&J）とは手術支援ロボット開発で提携。
　同分野では米インテュティブサージカルの「ダビンチ」が先行、日本でも普及。

　米アマゾン・ドット・コム12年にロボットベンチャーキバ・システムズを7億7500万ドル（約900億円）で買収、
　商品の配送作業を手助けするロボットを実用化。物流の省力化目指す。

　日立　<6501> ［終値819.3円］18年メドに共生型ロボットを実用化する考え。
　センサーや人工知能（AI）を強化分野に据える研究部門には2千人の研究者配置。

・米連邦準備理事会（FRB）のイエレン議長17日、経済が順調なら9月以降の利上げが視野に入るとの見解重ねて示す。
　ただ、外国為替市場のドル高やギリシャ情勢など金融市場の不確実性は濃い。
　記者会見で利上げ時期に関して「年内」と7回ほど繰り返す。
　7月のFOMC（8月、11月は会合なし）を事実上排除、9、10、12月を利上げの選択肢に残す。　
　FOMCが17日に公表した政策金利予想では、年内の利上げ回数を1回、もしくは2回と見るかでメンバー大きく割れた。
　イエレン氏自身は「1回」、12月利上げはに変わったとの見方広がる。

・2014年度株式分布状況調査、
　15年3月末時点で外国人の株式保有比率（金額ベース）全体の31.7%と3年連続で増え、過去最高更新。
　日銀や年金など公的マネ―の買いが反映される信託銀行も増加、12年ぶりに個人投資家を上回る。
　外国人保有比率1年前比0.9ポイント増、日本企業の最大の株主になる。
　信託銀行0.8ポイント増、18.0%、個人投資家1.3ポイント減、17.3%、3年連続減少で15年ぶりに過去最低。

・政府18日に開いた総合科学技術・イノベーション会議で、サイバーセキュリティー技術の開発強化する方針。
　6月中にも研究を指揮する研究者選ぶ。年間20億〜30億円投じ数年かけ
　システムへの不正アクセスや改ざん迅速に検知する「ログ検知技術」の確率目指す。
　サイバー攻撃に強い暗号可能にする高速ICチップも開発する。

・自民党「郵政事業に関する特命委員会」18日、郵貯の預入限度額現在の1千万円から3千万円に引き上げる提言。
　日本郵政グループが上場目指す9月末までに2千万円、2年後までに3千万円とする。民間は反発、決着には曲折も。

・韓国での中東呼吸器症候群（MERS）感染発覚から20日で1ヵ月。政府の対策は後手に回り、感染者増え続けている。
　消費や観光を冷え込ませており、景気回復の重荷になりかねない。

・タイ保健省18日、中東地域からタイに入国した男性（75）が中東呼吸器症候群（MERS）に感染していることを確認。
　タイでMERS感染者が見つかったのは初。

・5月の米国消費者物価指数、前月比0.4%上昇。市場予測平均（0.5%程度の上昇）やや下回ったが、4ヵ月連続プラス。

・新日鉄住金　<5401> ［終値319.2円］など鉄鋼大手と英アングロ・アメリカンなど資源大手、
　7-9月の原料炭価格を4-6月に比べ15%引き下げることで合意。　
　鋼材の最大生産国の中国の需要の伸び悩みが影響、四半期ごとも交渉となった2010年以降の最安値更新。
　鉄鉱石の調達価格も下落。自動車大手などから鋼材の値下げ要求が強まる可能性。

・トヨタ　<7203> ［終値8184円］ジュリー・ハンプ業務役員（55）が18日、麻薬取締法違反の疑いで逮捕。
　トヨタ初の女性役員として現職に就いたばかり。目玉人事に痛手、社内衝撃。業務停滞の恐れも。

・トヨタ　<7203> ［終値8184円］18日、タイ関税当局から
　ハイブリッド車（HV）「プリウス」の生産や関連部品の輸入について
　110億バーツ（約400億円）超の追徴課税命じられていたことを不服として、同国中央税務裁判所に提訴。

・住友林業　<1911> ［終値1492円］18日、国内最大級の出力5万KWのバイオマス（生物資源）発電所の建設現場公開。
　北海道オホーツク沿岸紋別市。広範囲から燃料集荷するのが特徴。今回の発電所計画に150億円投じる。

・ニトリ　<9843> ［終値9160円］都心の住宅地や駅の近くで大型店出店増やす。
　今後16年度末までに東京都の23区内で4店新設。

・日本電産　<6594> ［終値9016円］産業用やサービスロボット向けの減速機に参入。
　日本電産シンポ（京都・長岡京市）ロボットの関節に収まるよう薄型・軽量化、精度高めた新機構の減速機発売。
　拡大するロボット市場の開拓に乗り出す。　

・丸紅　<8002> ［終値699.2円］農業資材の販売網を米国全土に広げる。手薄だった中西部に強い現地企業買収。
　さらに2016年3月までに10社超新たに傘下に取り込む。

・ジャムコ　<7408> ［終値3705円］欧州エアバスから機内のギャレー（厨房設備）とラバトリー（化粧室）初受注。

・東証投資主体別売買動向6月第2週（8-12日）海外投資家（外国人）6週ぶり売り越し（1726億円）
　個人投資家2週連続買い越し（1988億円）信託銀行3週連続買い越し(775億円）。

・ジャスダック投資主体別売買動向6月第2週（8-12日）
　海外投資家（外国人）2週ぶり売り越し（35.20億円）、個人投資家3週連続買い越し（9.67億円）。（日経新聞）

・韓国保健省18日、中東呼吸器症候群（MERS）コロナウイルスへの感染による死者が計23人、新たに3人が感染確認。
　死者を含めた感染者は165人に。隔離対象者は同日現在で6700人以上、
　潜伏機関過ぎて対象外になった者合せると韓国国内で累計1万人超。
　韓国で健康監視対象となっていた計6人が日本に入国。うち4人は対象期間が過ぎ、2人も発症に至らず。

・2020年東京五輪・パラリンピックまでのカジノ開業に向け、超党派の「国際観光産業振興議員連盟」18日、
　カジノ中心とした統合型リゾート施設（IR）の整備推進法案の成立目指す方針再確認。

・欧州連合（EU）18日、ユーロ圏財務相会合、ギリシャへの金融支援巡り協議。合意困難。

・中東呼吸器症候群（MERS）コロナウイルスに強く結合する抗体を、
　京都府立大大学院塚本康浩教授（動物衛生学）グループ、ダチョウの卵を使っ大量生産することに成功。
　共同研究進めている米国陸軍感染症医学研究所で検証中、
　すでに韓国、米国に配布、スプレー剤として大量生産開始。
　抗体によって覆われたウイルスはヒトの細胞に侵入できず、感染予防に大きな効果。

・健康コーポ　<2928> ［終値725円］ダイエットジム運営「RIZAP（ライザップ）」
　「30日間全額返金保証制度」うたうのは誇大広告の疑い問題で、
　18日、期間内なら理由問わず返金に応じると規定改定。（産経新聞）

・日立建機　<6305> ［終値2118円］
　油圧ショベルなど自社で取り扱うレンタル資産約10万7000代の管理にICタグ導入、管理業務の効率化に乗り出す。　

・TIS　<3626> ［終値2651円］米シンプリータップとタイ・プロンプトナウと協業、
　アジア太平洋地域（APAC）のモバイル決済事業拡充。
　近距離無線通信技術（NFC）使用した非接触決済型技術「HCE」活用、運用コスト削減する。

・王子HD　<3861> ［終値525円］
　炭素繊維やガラス繊維といった強化繊維と熱可塑性繊維をシート化した「繊維強化熱可塑性複合材」開発。
　すでに自動車での使用想定した1.5メートルサイズの大型成形品、
　厚さ0.5ミリメートルの薄物成形品、複雑形状品など試作。
　炭素繊維強化プラスチック（CFPR）などに比べ成形時間が短い点を、
　自動車や家電、ロボット向け部材など量産が求められる用途に訴求。（日刊工業新聞）

・日本の部品の素材力、航空機に革命。
　エンジン向けセラミック繊維複合材「CMC」。炭化ケイ素（SiC）でできた繊維をセラミックとして焼き固めたもの。
　特徴は従来のエンジン部品に使われていたニッケル合金比、重さ3分の1、耐熱温度20%アップ、強度が2倍と。
　このSiC繊維を手掛けられるのは世界で、
　日本カーボン　<5302> ［終値415円］と宇部興産　<4208> ［終値216円］の2社。
　米ゼネラル・エレクトリック（GE）が選んだのは日本カーボン。宇部興産はIHI　<7013> ［終値585円］と組む。

・日本精機　<7287> ［終値2426円］
　自動車のフロントガラス前方に2つの画面を投映表示するヘッドアップディスプレー（HUD）開発。
　運転手から見て5メートル先に遠くの方向指示、手元に近いところに速度など分けて表示。世界初の技術。
　日本精機はHUDの研究開発で先行、世界シェア6割持つ。（日経産業新聞）

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株式分割

ドクターシーラボ　<4924> ［終値3840円］ 7/31 　1株→2株

新規公開株

銘柄 コード　　市場　　　発行株数　　公募価格　　主幹事証券　注目度

6/18デジタル・インフォメーション・テクノロジー <3916> JQS 552,000株　1300円 フレンド他 注目度　C

事業内容:業務系システム開発、組み込み系システムの開発および検証、
システム運用サービス、自社開発ソフトウエア販売およびコンピューター販売事業　初値付かず（2990円買い気配）

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、3営業日続伸。
ナスダック総合指数は過去最高値更新。
バイオテクノロジーや半導体関連株が上昇、
ナスダックは一時5143.316まで上昇し、ザラ場ベースでの最高値も超えた。
米連邦準備理事会（FRB）は政策金利の引き上げをゆっくりとしたペースで進めると市場は好感したところも。

アップル（+0.46%）グーグル（+1.41%）ヤフー（-0.12%）フェイスブック（+1.36%）アリババ（-0.06%）
ネットフリックス（+0.50%）アマゾン・ドット・コム（+2.71%）バイオジェン（+2.73%）
ラッセル2000（+1.29%）HTG(ハイイールドファンド)（+0.37%）NBI（バイオテクノロジー株指数）（+2.91%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約62億株、月初平均約59.6億株を上回る。

欧州株式市場の主要3指数は反発。
米国株式市場が上昇して市場心理好転。
銅や原油価格の上昇で鉱業株買われる。
ギリシャ主要株価指数は一時、2012年末以来の安値付ける場面も、0.37%上昇して引ける。
欧州連合（EU）財務相会合ではギリシャと物別れに終わる。

東京株式市場で日経平均は4日続落。
5/18以来、1ヵ月ぶりに2万円を割り込む。
ギリシャ金融支援の問題が18日一つのヤマ場との見方もあり、警戒感も高まった。

東証1部出来高は20億2396万株、売買代金は2兆3006億円。
騰落数は値上がり330銘柄、値下がり1479銘柄、変わらず77銘柄に。

政府、医療費控除を使いやすくする。
現在は1年分の領収書保存、確定申告の際提出しなければならないが、
社会保障と税の共通番号（マイナンバー）制度で集積する医療費のデータを使うことで、
大半の領収書は出さなくて良くなる。2017年夏メドに始める。

電子カルテ関連銘柄：CEシステム　<4320> ［終値1255円］ソフトウェア・サービス　<3733> ［終値5320円］
イーエムシステム　<4820> ［終値2200円］　

中東呼吸器症候群（MERS）コロナウイルスに強く結合する抗体を、
京都府立大大学院塚本康浩教授（動物衛生学）グループ、ダチョウの卵を使っ大量生産することに成功。
共同研究進めている米国陸軍感染症医学研究所で検証中、
すでに韓国、米国に配布、スプレー剤として大量生産開始。
抗体によって覆われたウイルスはヒトの細胞に侵入できず、感染予防に大きな効果。

カイオム・バイオ　<4583> ［終値911円］「何をとろとろしとるんじゃ」と言いたいようなところも・・・

空売り比率が昨日、38.3%と今年最大。2015年1/6の37.8%を上回りました。
空売り比率で35%を超えると、相場反転する傾向があります。

昨年は10/3に36.48%、10/9に36.17%と過去最大級の値。
10月第3週を底（14529円）に反転、15年1月も第2週底（16592円）に反転、5/7は34.9%から反転しています。

そして海外市場が上昇して帰ってきたようなところです。

日銀　<8301> ［終値52100円］金融政策決定会合前となると今までは「何らかの期待」があり
メガバンクや不動産株が買われる傾向がありましたが、今回は売られています。
メガバンクなどは「空売り」比率もかなり高くなっているとのこと。
このあたりから反転への切っ掛けになりそうなところも・・・

動きが良さそうなのは、三井住友FG　<8316> ［終値5227.0円］三菱UFJ　<8306> ［終値円］
りそなHD　<8308> ［終値669.9円］・・・

ジャムコ　<7408> ［終値3705円］欧州エアバスから機内のギャレー（厨房設備）とラバトリー（化粧室）初受注。

日本の部品の素材力、航空機に革命。
エンジン向けセラミック繊維複合材「CMC」。炭化ケイ素（SiC）でできた繊維をセラミックとして焼き固めたもの。
特徴は従来のエンジン部品に使われていたニッケル合金比、重さ3分の1、耐熱温度20%アップ、強度が2倍と。
このSiC繊維を手掛けられるのは世界で、
日本カーボン　<5302> ［終値415円］と宇部興産　<4208> ［終値216円］の2社。
米ゼネラル・エレクトリック（GE）が選んだのは日本カーボン。宇部興産はIHI　<7013> ［終値585円］と組む。

日本精機　<7287> ［終値2426円］
自動車のフロントガラス前方に2つの画面を投映表示するヘッドアップディスプレー（HUD）開発。
運転手から見て5メートル先に遠くの方向指示、手元に近いところに速度など分けて表示。世界初の技術。
日足チャートは200日移動平均線近くになると反転する傾向。

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