原油50ドルに迫る

2016年5月26日（木）はれ夜は雨も　伊勢志摩サミット開幕　

・主要7カ国（G7）による主要国首脳会議26日、三重県伊勢志摩市賢島で開幕。
　2日間の日程で世界経済の持続的な成長促す政策協調や、課税逃れを防ぐ対策を首脳同士で話し合う。

・政府とJR東海　<9022> ［終値19135円］25日、
　リニア中央新幹線の大阪への延伸時期を2045年から前倒しする検討へ入った。最大8年短縮する案が軸。
　政府は超低金利融資でJR東海の資金調達を支援。

・三菱自　<7211> ［終値547円］25日、
　燃費不正問題で発生する顧客保障の費用の一部として191億円の特別損失計上へ。
　2016年3月期連結決算修正して計上。
　燃費データ改ざんに伴うガソリン代の差額やエコカー減税の追加納税分。

・アステラス製薬　<4503> ［終値1429.0円］協和発酵キリン　<4151> ［終値2042円］
　第一三共　<4568> ［終値2595.0円］エーザイ　<4523> ［終値6741円］小野薬品　<4528> ［終値4860円］
　中外製薬　<4519> ［終値3780円］6社、日本医療研究開発機構（AMED）や国立がん研究センターなどと組み、
　がん免疫治療薬などの創薬研究始める。2019年までに約30億円投資、新薬の種見つける。
　創薬の効率化とスピードアップ目指す。

　（日経1面）

・米原油先物相場が1バレル50ドルに迫る。
　日本時間25日、49ドル台に乗せ、7カ月ぶりの高値。
　米原油在庫が大幅減、カナダの山火事などで生産が減少。
　短期的に需給が引き締まったとの観測が広がった。
　原油相場の上昇により、為替・株式市場でリスク避ける雰囲気が後退。
　25日の東京外国為替市場では円が対ドルで下落、1ドル110円台前半で推移。
　円安好感、日経平均株価は前日比258円（1.57％）高の1万6757円と、3営業日ぶりに反発。
　東証1部売買代金は5営業日連続の2兆円割れ、リスクを取る動きには遠い。

・トヨタ　<7203> ［終値5555円］配車アプリ世界最大手、米ウーバーテクノロジーズと提携。数十億円出資。
　スマートフォン（スマホ）活用したライドシェア（相乗り）サービスは利用者増やし、
　自動車大手だけでなくIT（情報技術）企業も熱い視線。
　自動車会社にとっては両刃の剣となるリスクもはらむ。

・気象庁25日、6〜8月の3カ月予報発表。
　全国的に気温は高い傾向で、夏前半は降水量も多く蒸し暑くなる見通し。
　5月中に終息するとみられるエルニーニョ現象の影響が残るため。
　一方猛暑もたらす例が多いラニーニャ現象が夏頃に起こるとみられ、8月は照り付けるような暑さになる恐れも。

・民進党25日、来年4月に予定される消費税率10％への引き上げを2019年4月まで延期する法案を衆院に提出。
　1.社会保障の充実　2.行財政改革の推進　3.減税と現金支給組み合わせた「給付つき税額控除」の導入など明記。
　7月参院選の公約に据え、「アベノミクスは失敗した」と訴える。

・金融とIT（情報技術）融合した「フィンテック」で金融界の成長後押しする改正銀行法25日成立。
　銀行による事業会社への出資制限緩め、先進的な技術持つIT企業の買収にも道を開く。
　メガバンクなどがインターネット使った仮想商店街（ECモール）といった異業種取り込み、
　顧客サービス競う時代に移る。　

・25日、ビットコインなど仮想通貨に対する規制盛り込んだ改正資金決済法も成立。
　法規制の網をかけ、悪用防止や利用者保護急ぐ。
　仮想通貨の取引所に登録制導入、口座開設時に本人確認義務付け。取引所には「分別管理」も求める。

・中国の外為市場でドルに対する人民元安進む。
　中国人民銀行（中央銀行）が25日公表した基準値は1ドル6.5693元と2011年3月以来、5年2カ月ぶりの安値。
　ドル需要が消化されていないことが背景にある。

・企業の標的にネット上で「身代金」求める新型のコンピュータウイルスが国内で広がっている。
　感染するとパソコン内のデータが閲覧できなくなり、元に戻すには金銭要求される。
　「ランサム（身代金）ウエア」、データ消失の焦りから、ついつい支払う企業も。
　トレンドマイクロ　<4704> ［終値4005円］25日、
　国内法人顧客から受けたランサムウエア被害報告件数が今年1-3月に過去最多の740件になったと発表。
　650件だった昨年1年分を上回る。

・JT　<2914> ［終値4347円］
　アフリカ・エチオピアのたばこ専売会社、ナショナル・タバコ・エンタープライズ（NTE）に出資する交渉へ。
　NTEの株式40％を取得する入札に応じており、取得額は5億ドル（約550億円）になる見込み。
　人口増えるアフリカを有望市場とみて、販路拡大目指す。

・トヨタ　<7203> ［終値5555円］25日、マレーシアで今秋めどに乗用車生産の新工場建設する。
　約490億円投じ年間5万台の生産が可能な工場建設する。

・国際石油開発帝石　<1605> ［終値831.6円］三菱重工　<7011> ［終値426.5円］25日、
　原油や天然ガス開発に関する新たな技術を共同で研究。
　IoTやロボット技術活用することで、開発や操業に関する費用削減する狙い。

・住友林業　<1911> ［終値1510円］再生可能エネルギー事業強化。
　風力・地熱発電事業に参入するほか、すでに展開している木質バイオマス（生物資源）発電所も増やす。
　今後3年間約200億円投じ、国内外5カ所程度で新たな発電所の事業化目指す。　

・東芝　<6502> ［終値229.6円］1000万人の顔写真を1秒以下で照合できるソフトウエア技術開発。
　2016年度中に同技術入れたデータベースを製品化する予定。
　従来他社類似技術では照合に約20秒かかる。

・旭化成　<3407> ［終値722.8円］25日、
　リチウムイオン電池向けセパレーター（絶縁材）の年産能力を2020年までに現状の2倍となる
　11億平方メートルに引き上げ。総投資額は210億〜260億円見込む。

・ゼンリン　<9474> ［終値2577円］25日、
　小型無人機（ドローン）の飛行禁止区域などの地図情報をインターネットで提供するサービス始める。

・日本駐車場開発　<2353> ［終値124円］25日、
　「那須ハイランドパーク」など運営する藤和那須リゾート（栃木県那須町）を31日付で買収。買収価格は1円。

・日清食品HD　<2897> ［終値5440円］
　海鮮味の即席カップ麺「カップヌードル　シーフードヌードル」を全世界で販売。
　「カップヌードル」を全世界共通のブランドに育て、20年度海外売上高15年度比7割伸ばす。

・ソフトバンク　<9984> ［終値6206円］25日、携帯電話の契約期間が2年経過した利用者向けの新たな割引策発表。
　2年契約更新すると最大1万5000円を共通ポイント「Tポイント」で還元。今秋にも始める。

・裁定取引に伴う現物株の買い残（期近・期先合計5/20申し込み）1兆8602億円、前週比495億円増、2週連続増加。

・信用評価損率（5/20現在）マイナス11.51％　前週比0.78ポイント低下。2週ぶり悪化。

・東証第1部市場、年初来高値更新した銘柄数が25日、101と、2015年11/24以来、半年ぶりの100超に。
　ゲーム関連株が目立つ。年初来高値銘柄が100を超えると投資家による物色対象が広がっていることを示し、
　相場の上昇続きやすくなるとされる。

　(日経新聞）

・欧州連合（EU）ユーロ圏19カ国25日未明、
　財務相会合でギリシャに対する103億ユーロ（約1兆2600億円）の追加融資承認。
　昨夏のようなデフォルト（債務不履行）問題の再来を回避。

・ファーストリテイリング　<9983> ［終値28740円］柳井正会長兼社長25日、
　「付加価値のある商品を低価格で売る」と述べ、価格戦略見直し、低価格に回帰。

　 (産経新聞)

・マツモトキヨシ　<3088> ［終値5750円］新たに立ち上げたプライベートブランド（PB）
　「Matsukiyo(マツキヨ)」で訪日外国人向け商品の開発・導入積極化。
　上質追及、出身国別ニーズにあった「メード・イン・ジャパン」製品開発する方針。　

・J・TEC　<7774> ［終値1440円］
　2016-18年度の中期経営計画策定、18年度に単体売上高15年度比88.9％増、27億円に拡大へ。
　再生医療製品事業の成長がけん引する。

・デクセリアルズ　<4980> ［終値909円］
　新規事業として、窓に当たる太陽光を上向きに反射させる熱線再帰フィルムの市場開拓本格化。
　ヒートアイランド対策、低コストで優位性訴求。

　（日刊工業新聞）

・日本IBMは25日、仮想通貨などの基盤技術「ブロックチェーン」活用目指す企業向け支援サービス開始。
　コンサルティングや事業モデルの検証といったサービス提供。

・東大合田圭介教授ら、理化学研究所とユーグレナ　<2931> ［終値1650円］研究グループ、
　多くの油脂生産するミドリムシ見つける。野生の1.4倍の量の油脂含む。

・凸版印刷　<7911> ［終値1001円］
　タブレット（多機能携帯端末）やスマートフォン（スマホ）使った訪日外国人向け通訳サービスに取り組む。
　コールセンターと提携した映像通話や翻訳アプリ開発。
　「顔が見える」安心感、「おもてなし」の品質向上につなげたい考え。

　（日経産業新聞）

※記事の後ろの記号は、◎（好材料大）〇（好材料）▲（悪材料）×（悪材料大）など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり売り気配になる場合も
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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株式併合

日本製粉　<2001> ［終値835円］10/1 　2株→1株

日本ケミファ　<4539> ［終値502円］10/1 　10株→1株

日本金属　<5491> ［終値103円］10/1 　10株→1株

北陸ガス　<9537> ［終値267円］10/1 　10株→1株

公募・売り出し価格

ユナイテッド・アーバン　<8960> ［終値181900円］19万口　　

TOB（公開市場買い付け）

メニコン　<7780> ［終値3200円］買い手自社　買い付け価格　3069円　期間　5/26〜6/22

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、続伸。
原油合価格上昇でエネルギー関連株に買い物、相場けん引。

アップル（+1.76%）グーグル（+0.72%）ヤフー（-5.17%）フェイスブック（+0.16%）アリババ（-6.82%）
ネットフリックス（+2.36%）アマゾン・ドット・コム（+0.59%）バイオジェン（+2.48%）
ラッセル2000（+0.50%）HTG(ハイイールドファンド)（+0.16%）NBI（バイオテクノロジー株指数）（+1.15%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約69億株、過去20日間平均約73億株を下回る。

欧州株式市場の主要3指数は続伸。
ギリシャの債務軽減巡る協議進展、銀行株が買われる。
原油価格上昇も相場の追い風となった。
ギリシャ主要株価指数は0.04％のマイナスで終了。

東京株式市場で日経平均は大幅反発。
東証1部出来高は16億1834万株、売買代金は1兆7826億円。
欧米株式市場の上昇と為替市場でドル高・円安、原油価格の上昇でリスクオン。
といっても売買代金は連日の低水準、東証1部市場の売買高は5日連続の2兆円割れとエネルギーは少ない。
日経平均の日中値幅は74円超と今年最低の値動きに。

騰落数は値上がり1333銘柄、値下がり474銘柄、変わらず146銘柄に。

本日も欧米株式高、円安傾向、原油高と投資環境は整っております。
SQ当日（13日）からようやく9営業日かかって、幻のSQ（16845円67銭）に届くところですね。

気象庁25日、6〜8月の3カ月予報発表。
全国的に気温は高い傾向で、夏前半は降水量も多く蒸し暑くなる見通し。
5月中に終息するとみられるエルニーニョ現象の影響が残るため。
一方猛暑もたらす例が多いラニーニャ現象が夏頃に起こるとみられ、8月は照り付けるような暑さになる恐れも。

シーズンストックとして、ビール各社、サッポロ　<2501> ［終値590円］アサヒ　<2502> ［終値3700.0円］　
キリン　<2503> ［終値1850.5円］B-Rサーティンワンアイス　<2268> ［終値4150円］など5〜6月高値傾向。

日経平均株価は上にも下にも放れそうな、持ち合いでしたが、若干一度体を縮めてジャンプするような形に。
伊勢志摩サミットへの期待は入ってないように感じていますが、
（期待大だと嫌なところですが）上放れしそうなところも・・・

となるとメガバンクと証券株も動いてきそうです。

モーニングサテライトで、米国では「ブロックチェーン」が新たにクラウドに換わる技術と話題に。
関連株は注目集めそうです。

インフォテリア　<3853> ［終値1143円］
動きがまどろっこしいですが、いつか抜けていってほしいと願っています。

セレス　<3696> ［終値1981円］ようやくもみ合い放れになってきそうです。

ビリングシステム　<3623> ［終値4550円］今回は大きな陽線は立っていませんが、3日続伸となってきました。
一目均衡表の日足からは、抵抗帯の雲は薄いところで、遅行線も実体を抜けても良さそうな絵面となっております。

　

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