個人株主数増加

2016年6月21日（火）雨　夏至

・深刻な人手不足背景に非正規労働者の賃上げの動きが広がっている。
　流通業などの労働組合で構成するUAゼンセンでは、今春のパートの賃上げ率が初めて正社員上回る。
　アルバイトの時給も上昇続く。業種で温度差、力強さ欠く消費の下支え要因にも。

・東京証券取引所など20日、2015年度の個人株主の増加数が362万人とデータがある1967年以来で最大に。
　ゆうちょ銀行　<7182> ［終値1239円］など日本郵政グループ　<6178> ［終値1290円］3社上場、
　少額投資非課税制度（NISA）の普及も個人投資家の増加後押し。
　15年末の個人株主数は4944万人（延べ人数）。日本株の保有率が0.2ポイント高、17.5％と4年ぶり上昇。
　全体の株主数は5080万人と初めて5000万人超に。

・原子力規制委員会20日午後、稼働から40年超えた関西電力　<9503> ［終値1000.0円］
　高浜原子力発電所1、2号機（福井県）の運転延長正式に認める。期間は20年、老朽原発の運転延長初の事例。

　（日経1面）

・英国の欧州連合（EU）の離脱巡る国民投票を23日に控え、残留派と離脱派が20日、本格的に運動再開。
　緊急集会された議会で、16日殺害された残留派のジョー・コックス議員を出席者が追悼。

・英国の欧州連合（EU）の離脱巡る不安感が後退し、20日の欧州株式市場では全般に買い優勢。
　英国FTSE100種株価指数は一時3％高、ドイツ株価指数DAXも3％強上昇。スペインや南欧の株価も大幅高。
　週末にかけて発表された新たな英世論調査で残留派が勢い取り戻したと報じられたため。
　外国為替市場では英ポンドが対ドルで一時1ポンド1.46ドル台後半と、3週間ぶりの高値つける。

・関西電力　<9503> ［終値1000.0円］高浜原子力発電所1、2号機（福井県）の運転延長、
　「業績改善へ前進」と歓迎。しかし実際の再稼働には、追加の安全対策工事や差し止め訴訟などがハードルに。

・住友生命保険、月内に計1千億円の資本調達。
　明治安田生命保険も資本金に当たる「基金」1千億円積み増す。
　2020年めどに導入される国際的な資本規制にらむ動き。

・東京ガス　<9531> ［終値436.5円］米国テキサス州でシェールガスの権益取得。
　50億円超投じて、すでに開発が進んでいる優良事業に参画。鉱区の25％程度の権益を手にする。
　資源安による資産価値低下を好機ととらえ、優良な権益取得する。

・第24回参院選、22日公示。13ある改選定数2〜6の「複数区」のうち、
　自民、公明両党は7選挙区でそれぞれ公認候補が競い合う。
　改選定数1の1人区で候補者を一本化した民進党や共産党も、複数区ではしのぎを削る。

・財務省20日、5月の貿易収支は4カ月ぶりの赤字。2月以降、黒字が3カ月続くも、
　円安や原油安が一服して「メッキ」はげ落ち、日本の製造業が輸出で稼ぐ力の「地金」が現れた。
　貿易赤字が貴重として定着するとの見方も浮上。

・日銀　<8301> ［終値35750円］黒田東彦総裁は20日、
　金融政策の効果を最大限に引き出すためには「一貫性、予見可能性の高い対応の継続が重要」と語る。
　黒田総裁の政策運営は市場参加者の予想の裏をかいて相場を大きく動かす「サプライズ効果」重視。
　サプライズ路線の修正示唆した発言との見方もあり、今後の総裁の言行が焦点に。

・富士通　<6702> ［終値416.2円］理化学研究所と共同開発するスーパーコンピューター（スパコン）の頭脳部分に
　半導体設計大手、英アーム・ホールディングスの基本設計採用へ。

・ファナック　<6954> ［終値16145円］20日、茨城県筑西市の既存工場隣接地に新たな工場用地取得。
　55億6800万円、産業用ロボットの生産拠点として活用、同社全体の産業用ロボットの生産能力倍増させる検討へ。

・花王　<4452> ［終値5821円］20日、米欧インクジェット用インクメーカー、
　米コリンズジェット（オハイオ州）とスペイン、チミグラフホールディングス（バルセロナ）2社買収。
　買収額約100億円。2025年に同インクの売上高300億円目指す。

・トヨタ　<7203> ［終値5568円］人工知能（AI）研究開発子会社、
　米トヨタ・リサーチ・インスティテュート（TRI）ギル・プラット最高経営責任者（CEO）20日、
　「家庭用ロボットがAIの有力な応用分野」と述べる。
　その上で、AI活用した製品分野でも、トヨタの品質管理やコスト削減のノウハウ生かしていく考え示す。

・パナソニック　<6752> ［終値924.6円］11月から、
　米電気自動車（EV）大手テスラ・モーターズと建設中の社債電池工場（米ネバタ州）で量産始める。
　テスラの新型車の受注が好調なため稼働時期や増産投資前倒しする。
　EV市場が拡大する米国と中国で提携事業加速し、自動車関連で年間売上高を1.5倍の2兆円に引き上げ。

・ソニー　<6758> ［終値2987.5円］非接触ICチップ技術「フェリカ」に、
　暗証番号の入力不要で、海外で普及しつつある非積極型クレジット決済機能追加する。
　利用者は海外でカード使える店舗増えるなど利便性増す。

・日本電気硝子　<5214> ［終値466円］20日、米国のPPGインダストリーズ社から欧州のガラス繊維事業買収。
　取得規模は非公表ながら百億円規模。

・栄研化　<4549> ［終値2161円］結核検査装置で海外市場開拓。
　世界で年間900万人以上の新たな結核感染者生まれている。
　耐久性と判定の迅速性武器に海外市場に参入、先行する欧米勢追い上げる。

・マツダ　<7261> ［終値1683.5円］
　2018年度に多目的スポーツ車（SUV）の世界生産・販売台数を、15年度実績比約1.5倍80万台程度に増やす。

・日本百貨店協会20日、5月の全国百貨店売上高、前年同月比5.1％減の約4629億円。3カ月連続で前年下回る。
　円高・株安の影響受け国内の中間層や富裕層の消費が伸びない中、
　インバウンド（訪日外国人）けん引役に業績下支えしてきた都心の大型店も低迷。
　百貨店の免税品売上高約134億円と前年同月比16.6％減、2カ月連続のマイナス。

・2016年5月の全国コンビニエンスストア既存店売上高、前年同月比0.3％減、8115億円。2カ月ぶりのマイナス。

・DAC　<4281> ［終値998円］旅行データ分析手掛ける米ADARAと業務提携。
　DACがネット広告事業で培った顧客データとADARA持つ旅行者のデータ掛け合わせ、
　消費者の趣味・嗜好分析し、適切な広告配信。2〜3年後数十億円の売り上げ目指す。

・東証20日発表、2015年度株式分布状況調査、
　16年3月末時点で外国人株式保有率（金額ベース）は全体の29.8％と1年前比19ポイント低下。
　保有率低下は4年ぶり。
　日経平均株価はこの間に13％下落。日本株市場から資金引き上げる外国人の姿勢が浮き彫りになった。

　(日経新聞）

・産経新聞社とFNN（フジネットワークニュース）による合同世論調査、
　安倍晋三内閣の支持率は49.4％と、3か月ぶりに6ポイント減。不支持率38.1％（4.1ポイント増）。

・東京都知事選（7/14告示-7/31投開票）、民進党窮地。
　立候補期待された蓮舫代表代行不出馬の意向表明、候補者選び白紙状態。今回も暗雲。

・イタリア、ローマ市長選19日決選投票、
　国政野党新興政党「五つ星運動」女性候補ビルジニア・ラッジ氏（37）当選。
　ローマ初の女性市長誕生。欧州連合（EU）懐疑派。レンツィ首相に痛手。

・民泊最終報告、年間180日以下の範囲で営業日数の上限定める。住宅専用地域でも設置。

　 (産経新聞)

・NEC　<6701> ［終値249円］
　「インダストリアルIoT（つながる工場）」具現化する次世代モノつくりソリューションを10月から順次投入。　
　2018年までに売上高2000億円目指す。

・経済産業省、2016年度内にIoT（モノのインターネット）の普及見据えた次世代ネットワーク技術推進のため、
　国家戦略まとめる。
　応答性やセキュリティーに優れたネットワーク技術などを調査し重点研究分野など決定。
　17年にデータ分析管理する「ブロックチェーン」技術などの実証実験に入る考え。

・情報通信審議会20日、2025年に国内のICT人材について現在の約2倍となる最大200万人規模に引き上げる目標設定。
　人材育成と産業間移動で実現へ。

・ローム　<6963> ［終値4380円］内部電極の耐性化成強化したチップ抵抗器「SFRシリーズ」開発。
　タイとフィリピン子会社で月5000万個で量産開始。

・三菱電機　<6503> ［終値1317.5円］人工知能（AI）使った音声分離技術と、画像認識技術をそれぞれ開発。
　ディープラーニング（深層学習）技術用い、両技術とも従来手法比精度向上。
　いずれもIoTやロボット、自動車の自動運転などの分野への応用目指す。

・セブン銀　<8410> ［終値350円］じぶん銀（東京・中央）2017年春から、
　じぶん銀に口座持つ利用者向けにセブン銀の現金自動預払機（ATM）でスマートフォン使って
　入出金取引ができるサービス始める。

　（日刊工業新聞）

・鋼材や石油化学製品といった主要素材・燃料の国内取引価格、2016年7－9月期に5四半期ぶりに上昇しそう。

・マネーフォワード（東京・港）20日、地方の中小企業の会計処理支援する事業開始。
　同社は買い物やクレジットカードの使用履歴、銀行口座の引き落としなどの情報管理できるアプリ開発、
　企業の会計処理サービスもクラウドで提供。「フィンテック」の波を地方に広げる。

・パナソ二ック　<6752> ［終値924.6円］IT（情報技術）使った酪農生産性向上支援に力入れる。
　「スマート畜舎」開発、牛の夏バテ防ぎ、搾乳量の増加につなげる。

・ユーグレナ　<2931> ［終値1466円］主力食品事業の海外展開着手。
　昨年4月に中国で合弁企業設立、ミドリムシ使った製品のOEM（相手先ブランドによる生産）供給始めた。

・ブロードリーフ　<3673> ［終値1036円］
　生産現場などの生産性向上支援する作業分析ソフトウエアの新製品販売へ。
　現場で人やモノ、機械の動きを動画で細かく分析、作業の無駄見付け効率高めるのが狙い。
　先行導入したトヨタ　<7203> ［終値5568円］で好評だったため、本格販売始める。
　今後3年で1万ライセンスの販売目指す。1ライセンス100万円前後。　

・オカダアイヨン　<6294> ［終値730円］中層ビル建て替え増で、全国で大型破砕機のメンテナス拠点整備。
　2016年度から合計15億円程度投じ、主要な修理工場順次建て替えたり拡張したりする。

・メディカル・データ・ビジョン　<3902> ［終値3110円］
　保険会社向けに、投薬履歴や再発率などがん患者の治療情報販売。
　全国247の病院から集めたデータを保険会社の要望に合わせて加工・分析して提供。

　（日経産業新聞）

※記事の後ろの記号は、◎（好材料大）〇（好材料）▲（悪材料）×（悪材料大）など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり売り気配になる場合も
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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公募・売り出し価格

ホクリョウ　<1384> ［終値998円］855円　申込み6/21-22　払込日6/27

コメダHD　<3543> ［IPO］1960円　

OATアグリオ　<4979> ［終値1353円］1305円　申込み6/21-22　払込日6/28

新規公開株

銘柄 コード　　市場　　　発行株数　　公募価格　主幹事証券　注目度

2016/6/21　ＡＷＳホールディングス <3937> マザーズ 126,500株 2,490円 ＳＢＩ他 注目度 B

事業内容：フィリピン子会社を活用したシステムソリューションの提供
および医療情報システムのソフトウエア商品の開発・販売など

2016/6/21 ストライク <6196> マザーズ 261,600株　3440円 日興他 注目度 B

事業内容:M&A（株式譲渡・事業譲渡・合併などの組織再編・資本提携など）の仲介業務およびこれに付随する業務

2016/6/22 ジェイリース <7187> マザーズ 327,000株　3100円 みずほ他 注目度 B

事業内容:家賃債務保証事業

2016/6/23 バーチャレクス・コンサルティング <6193> マザ 1,246,600株　1090円 野村他 注目度 B

事業内容:CRM（顧客関係管理）プロセスの導入・構築に係るコンサルティング、
システムソリューション提供およびコールセンターなどの運営受託業務

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、上昇。
英国で欧州連合（EU）離脱の是非を問う国民投票で残留派が勢い取り戻したことで安心感広がり、リスクオン。
ただし、ダウ工業株30種平均は一時1万7946.36ドル（271.20ドル　1.5％高）まであったものの、
引けにかけ上げ幅縮小。
S&P500種も一時1.4％高も、0.6％高と伸び悩む。
為替市場でも、円高・ドル安が引けにかけて進む。

アップル（-0.24%）グーグル（+0.29%）ヤフー（+0.95%）フェイスブック（+0.31%）アリババ（+1.49%）
ネットフリックス（-0.69%）アマゾン・ドット・コム（+1.08%）バイオジェン（-0.34%）
ラッセル2000（+1.14%）HTG(ハイイールドファンド)（+0.59%）NBI（バイオテクノロジー株指数）（+0.84%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約66億株、過去20日間平均約68.3億株を下回る。

欧州株式市場の主要3指数は大幅続伸。
3指数とも3％以上上昇で終了。
週末の世論調査で英国民が欧州連合（EU）に残留するとの見方強まったことが安心感広がる。
リスクオンから原油価格は上昇も、金は下落した。

東京株式市場で日経平均は大幅続伸。
18日公表された英世論調査で欧州連合（EU）残留派が勢い取り戻し、投資家はリスク回避姿勢が後退した。

東証1部出来高は18億4484万株、売買代金は1兆9074億円。
東証1部騰落数は値上がり1776銘柄、値下がり134銘柄、変わらず49銘柄に。

今日はFRBイエレン議長の講演が注目と。

『相場の福の神』SBI証券の藤本誠之さんの日刊ゲンダイのコラムには、
ヒューマンHD　<2415> ［終値762円］が載っておりました。
意外なロボット関連の割安株つぃて注目。

23日の国民投票で、残留と決まるまでは、日経平均株価が1万6000円台を明確に回復するのはお預けか？！
「残留」となる可能性のがかなり高いとは思っておりますが・・・

セブン銀　<8410> ［終値350円］じぶん銀（東京・中央）2017年春から、
じぶん銀に口座持つ利用者向けにセブン銀の現金自動預払機（ATM）でスマートフォン使って
入出金取引ができるサービス始める。

ブロードリーフ　<3673> ［終値1036円］
生産現場などの生産性向上支援する作業分析ソフトウエアの新製品販売へ。
現場で人やモノ、機械の動きを動画で細かく分析、作業の無駄見付け効率高めるのが狙い。
先行導入したトヨタ　<7203> ［終値5568円］で好評だったため、本格販売始める。
今後3年で1万ライセンスの販売目指す。1ライセンス100万円前後。

トヨタで高評価というのが凄いことかとも・・・

新日本科学　<2395> ［終値612円］重要投資先となっている米WaVeの株価がじりじり上昇しております。
どこかでそのあたりをはやして、動き出るかもしれません。

株式アナリスト・櫻井英明さんのコラム日刊ゲンダイで倍返し株はこれだ　Part2
「今だけチャンス！大化け中小型株」
ヒューマン・メタボ・テクノロジーズ　<6090> ［終値1164円］が載っておりました。
ライセンスアウトではなく、自社開発の利益目指す大きな路線変更。2500円奪還に期待。

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本資料言及した銘柄や投資戦略は、投資に関するご経験や知識、
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銘柄の選択、投資判断の最終決定は、お客様自身の判断で行なうようにお願いいたします。

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