
源太塾で中村潤一氏コンテンツ
- 2008年12月07日
- 株式投資・経済ニュース全般
週末の源太塾で株式にっぽんの中村潤一編集長のノウハウです。
勝つための極意5か条
その① 相場の流れに逆らってはいけない
相場には人為的に動かしがたい大きな流れというものがあります。これはいわば潮の流れに相当するもので、引き潮の時いくら気張っても結果はついてきません。逆流を感じたら買い建てた玉は素直に手仕舞うか、儲けのチャンスとして捉えるなら空売りで対処するよりありません。
その② 「実る時」を知ることは「実らぬ時」も知ること
これは「流れ」に通じるものがありますが、年を通じて最終的に大利を収めたとしても実際本当の意味での書き入れ時は意外なほど短い期間にとどまっているもの。そこに気づけば資金の効率化が図れます。
その③ 材料不在で上がるのが銘柄の値幅を取る最高パターン
個別株が上昇する明確なパターンとしては材料が顕在化してそれを買う根拠とするのが通例。しかし、材料が周知のものとなればそのインパクトにかかわらず目先の終着点は近いといえます。本当に強い相場といえるのは理屈があとからついてくる形です。
その④ 大化け株をとらえるのは別勘定タイムカプセル投資の概念が必要
大化け株とひとくちにおいっても一朝一夕で答えが出る銘柄は世に存在しません。時間軸を味方につける銘柄、すなわち中長期で業態が変貌する可能性を感じる銘柄に出会ったら、あとは買って放っておく心構えが必要です。
その⑤ 短期と中長期投資は相場の次元が違う
相場では短期で高速回転する値幅すくいも、しっかりと腰をすえて値幅を取る中長期投資もどちらもそれぞれの視点があり否定されるものではありません。ただし、短期投資と中長期投資の線引きをしっかりすることが勝ち組になるコツです。
中長期投資で負けないための基本戦略
株式投資 →短期投資 リスクを限定しやすい
→中長期投資 塩漬けの危険性 しかし変身株にめぐり合うために時間は必要
時間軸を味方につけるために必要なこと
↓
株価が低い位置にあるものをターゲットに置く・・・週足、月足チャート等で確認
(=単純だが偉大なる真理)
そしてその後に3つのフィルターにかける
その3つのフィルターとは?
その① 割安であること
伝統的な指標 3プラス1
・ PER(株価収益率)企業の株価を一株利益で割ったもの
・ PBR(かぶ可純資産倍率)企業の株価を一株純資産で割ったもの
・ 配当利回り 企業の(予想)配当を株価で割って×100で算出
プラス1・・・ROE(自己資本利益率)
純利益を当期とその前の期の自己資本の平均値で割って算出
その② 業績面でのサプライズがあれば即刻買い
業績は株価を形成する重要な要素
しかし・・・→好業績銘柄は既に株価もある程度高い位置にあるもの
ではどうするか・・・→業績の変化を買う
例えば赤字から一気に黒字・復配
企業業績には、そのビジネスモデル自体に問題がある場合は除き、雌伏期と雄飛期のサイクルがある
↓
長期投資ふたつめのポイントは業績が芳しくなく、株価も低い位置にあったものが底入れして、これから浮上していく初期段階で買う
半導体関連などその典型
その③ 当該銘柄の持つ人気性を見極める
3番目に揚げられるのは、企業というよりは株式市場に上場する銘柄としての人気性に着目。人気を集める株とそうでない株の見極めが投資家としての巧拙に直結
月足、年足チャートで確認 あるいは四季報等で過去の最高値を確認
↓
「天井の高い」銘柄ほど人気化した時の瞬発力に富む
ケインズの有名な言葉に「株は美人投票」
自分の好みでなく、大勢が誰を支持するかということを常に考える
過去の高値実績はその企業の実力ではなく、銘柄としての魅力を代弁するもの
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