扉を開いて（分散投資　王道に異変）

2016年9月18日（日）曇り時々雨
・分散投資　王道に異変　債券はもう安全ではない。
ここ10年、上がり続けた債券価格はかつてなく割高になっている。
将来、日銀　<8301> ［終値510円］が金融政策の引き締めに動けば、急落するリスクをはらむ。
資産配分は投資リターンの8～9割決める。厳しい運用環境だからこそ配分がより重要になる。
資産運用の3つの新潮流を探る。

・分散投資　王道に異変　資産配分　プロの新潮流。
新潮流1：株・債券より安定収入狙う。米大学が先行、不動産やインフラへ。
オルタナティブ投資は従来型の株式や債券と異なる分散効果が見込める。
一方、「ポートフォリオ内にこれまで考えたこともなかったリスクを抱え込むことになる」とも。

・分散投資　王道に異変　資産配分　プロの新潮流。
新潮流2：運用コストとことん削る。ヘッジファンド「価格破壊」ETFも脚光。
金融技術の発展も報酬の低下に拍車かける。
日本国内ではまだ活用が少ないが、投資対象を広げる中で年金にもETFの利用が増えていく可能性は高い。

・分散投資　王道に異変　資産配分　プロの新潮流。
新潮流3：分散徹底へ資産を「分解」新たな枠組みで管理、リスク抑える。
資産配分といえば「株式」「債券」といった資産ごとに半分を考えるのが当たり前だった。
だが海外の政府系ファンド（SWF）や公的年金中心に、資産配分の枠組みそのもの見直す動きも。

・分散投資　王道に異変　日本の公的年金も配分に苦心。
株式比率上げたGPIF、足元では損失。
129兆円の資金運用する年金積立金管理運用独立行政法人（GPIF）も、資産配分が大きな焦点。
2014年10月から国債に偏った運用見直し、国内株や海外株の割合増やす。
株安や円高で資産毀損するリスク抱える。
GPIFが今春、マイナス金利政策の導入など市場環境の変化踏まえポートフォリオ改めて検証したところ、
年3.6～4.6％の利回りが期待できる結果に。
最大損失も計算、20年に1度の確率で発生する損失額は24兆円程度。
2016年4-6月期運用損失は5兆円を上回る。

・分散投資　王道に異変　個人の資産配分、投信活用で工夫。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済   http://kabucoro3.toypark.in/index.html
・金利上昇が世界の金融市場を揺らしている。
国内では、20年や30年などの超長期国債の利回りが半年ぶり水準まで上昇（価格は下落）。
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・9月末控え、企業が提供する株主優待の権利確保しようとする個人投資家の買いが活発になっている。
優待の権利確定日は30日だが、株の受け渡しを考えると3営業日前の27日が実質最終売買日。
半面、優待狙いで買われた銘柄は最終売買日過ぎると、株価は下げやすい。

・日米同時イベント控え市場の緊張感高まる中、「新債券王」として注目集める
米投資ファンド、ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック最高経営責任者（CEO）は
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米大統領選におけるドナルド・トランプ氏の勝利を、同氏が泡沫扱いされていた昨夏から予想。
「隠れトランプ派」は全米に潜在すると。
11月の投票日に向けて「今後、市場の混乱は深まるが、絶好の買い場にもなりうる」とみる。
トランプ政権は「通商や財政政策次第だが、市場が恐れるほど酷いことにはならない」とも。

・帝人　<3401> ［終値387円］米自動車メーカー向け市場の開拓に本腰。
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・発掘実力企業：連続増配（2）SPK　<7466> ［終値1978円］自動車や建機など産業車両の部品扱う商社。
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・注目企業ここが知りたい　日立　<6501> ［終値475.8円］「製造業のサービス化」の成否。
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・日本株の膠着感が強まっている。
相場にちらつく上昇サインに投資家が反応する気配はない。
代表例は※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済   http://kabucoro3.toypark.in/index.html

・米国不動産投資信託（REIT）相場が下落。
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・ＯＵＴ　Ｌｏｏｋ:今週の株式相場、日経平均株価は日米の金融政策決定イベント迎え、不安定な相場展開に。
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・Ｗａｌｌ　Ｓｔｒｅｅｔ:今週の米株式相場は上値は重そう。
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・中南米で流行しているジカ熱が東南アジアでもじわりと広がり、観光関連株の重荷となっている。

・ランキング：2月決算の業績好調でも割安な銘柄。（月末から決算本格化）

1位サマンサタバサ　<7829> ［終値506円］純利益増加率1081.8％　PER（株価収益率）12.4倍　特損消え大幅増益。

2位ヤマザワ　<9993> ［終値1675円］266.8％　9.1倍　不動産売却益が押し上げ。

3位きょくとう　<2300> ［終値525円］270.9％　14.2倍　減損特損消滅

19位キリン堂HD　<3194> ［終値798円］29.5％　8.4倍　郊外の積極出店奏功

キャリアリンク　<6070> ［終値801円］22.2％　13.8倍　マイナンバー関連業務好調。

・世界市場往来：先週の世界の株式相場は主要25の株価指数のうち2指数が上昇。

上位1位タイ週間騰落率2.34% 2位米国0.21% 3位インネシア▲0.27% 4位フィリピン▲0.37% 5位インド▲0.69%
下位25位イタリア▲5.62% 24位フランス▲3.54% 23位香港▲3.17% 22位ドイツ▲2.81% 19位日本▲2.63%
日経ヴェリタスを含め、日経新聞、日経産業新聞、日刊工業新聞
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