ドイツ銀金融市場揺らす

2016年10月1日（土）小雨　株式セミナー

・政府が北方領土問題と並行して進めるロシアへの経済協力プランの原案明らかに。
生活に深く関連する日本式インフラを提供するのが柱。中小企業進出など経済交流も拡大する。

厚生労働省や日揮　<1963> ［終値1745円］内視鏡など体への負担の少ない日本式医療提供。
東芝　<6502> ［終値335.0円］や日本郵便　<6178> ［終値1263円］日本式の最新機器配慮した郵便局整備。
双日　<2768> ［終値257円］など、ババロフスク国際空港の改修や運営。
飯田GHD　<3291> ［終値2024円］極東地方の木造住宅の供給。
三井物産　<8031> ［終値1390.5円］など液化天然ガスや風力発電などエネルギー開発協力。

・日銀　<8301> ［終値35900円］30日、金融緩和で実施している国債の購入について10月の購入額減らすと発表。
21日の金融政策決定会合で長期金利ゼロ％程度に誘導することを決めており、足元で進む長期金利の低下抑える狙い。
国債の購入額を変え、金利誘導する新緩和手法が本格的に動き出した。
市場に緩和縮小との思惑を与えやすく、円高要因になる可能性がある。

・セブン＆アイHD　<3382> ［終値4757円］30日、2017年2月期連結純利益、前期比50％減、800億円になりそうだと発表。
7％増を見込んでいたが、従来予想から一転大幅減益になる。
百貨店のブランド価値（のれん）や総合スーパーの店舗など資産価値引き下げ、約600億円の減損処理が発生。

・東京都小池百合子知事30日記者会見で、
豊洲市場（江東区）の主要施設の地下に盛り土がなかった問題で町内検証報告発表。
政策決定過程の責任者は特定できず、組織内の連携不足が原因と指摘。
小池知事は「ガバナンス（統治）、責任感が欠如していた」と批判。

・1日からの社会保険適用拡大受け、パート従業員を多く抱える流通サービス企業が対策を急ぐ。
加入対象となる年収が130万円以上から106万円以上下がることで新たに約25万人のパートが保険料負担求められる。
これまでと同じ労働時間では手取りの収入が減るため、一部では働く時間を減らす動きも出ている。

・ドイツ銀行の信用不安が金融市場揺さぶっている。
米国での金融商品の不正販売受けた巨額和解金が業績圧迫して資本増強が必要になるとの観測絶えず、
30日の株式市場では同行の株価が一時節目の10ユーロ（約1130円）割り込む。

・ドイツ銀行問題きっかけに世界の主要銀行の株式に再び売り圧力が強まっている。
MSCI金融株指数は2015年末比約5％安。
世界的な超低金利と金融規制の強化が銀行の収益むしばむとの投資家の懸念高まる。
震源のドイツ銀行の株価は15年末比5割超下落。
現時点では08年のリーマンショックのような急激な信用不安や資金繰り難は見られないが、
イタリア最大手ウニクレディットが同6割安、独コメルツ銀行が4割安となるなど欧州勢は下げきつく。

・銀行株安は日米にも普及。30日、三菱UFJFG　<8306> ［終値505.1円］などメガバンク3行の株価はそろって反落。

・農林水産省30日、農家の収入が下落した場合、平均収入の8割台を補償する保険の制度つくり始めた。
環太平洋経済連携協定（TPP）や2018年のコメの生産調整（減反）廃止で予想される農産物の価格下落の影響を緩和。

・メガバンクなど主要5行は30日までに、10月適用分の住宅ローン金利の据え置き決定。
一方、カードローンでは低金利競争加速、大企業向けの貸出金利も2カ月ぶり低下。

・総務省30日、消費者物価指数（CPI）全国8月の生鮮食品除く総合指数は前年同月比0.5％の下落で、6カ月連続下回る。
デフレ脱却に黄信号灯り始めている。

・米商務省30日、8月個人消費支出（PCE）統計、米連邦準備理事会（FRB）が利上げ判断で重視するPCE物価指数、
前年同月比1.7％上昇。上昇率は前月から0.1ポイント高まった。
9/20～21日の米連ポ公開市場委員会（FOMC）では、
年内利上げの前提となる物価上昇率、10～12月期時点で1.7％と予測。
足元の物価動向はFRBの景気見通しに沿う。

・中国で建国記念日「国慶節」祝う7連休が10/1日から始まる。
国内外で節約志向が顕在化。為替変動などで日本人気にも陰りも。

・任天堂　<7974> ［終値26605円］9/30、
1983年に発売された家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」の復刻版を日本で11/10に発売と発表。
ファミコン発祥の人気ゲームソフト30本内臓、テレビにつなぐだけで簡単に遊べる。
ファンの掘り起こし狙う。価格は税別5980円。本体デザインかつてのまま、大きさだけ従来の約60％縮小。

・ソフトバンク　<9984> ［終値6522円］韓国に今後10年以内に5兆ウォン（約4500億円）規模投資する方針。
投資先はあらゆるモノがネットワークにつながるIoT事業やAI（人工知能）など想定。
韓国政府が主導する半導体ファンドとも連携する見通し。

・株式市場で9月に物色が目立ったノーベル賞関連銘柄から早くも資金が流出。
個人投資家など手仕舞い売りに動く。持続的に買える手掛かりの乏しさが、個人投資家が短期売買に徹する背景。

・中国通貨人民元は1日から、
ドル、ユーロ、円、ポンドと並ぶ国際通貨基金（IMF）の特別引き出し権（SDR）構成通貨となる。
人民元は国際通貨としてのお墨付き得たことになる。
※記事の後ろの記号は、◎（好材料大）〇（好材料）▲（悪材料）×（悪材料大）など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり売り気配になる場合も
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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公募・売り出し価格

KHネオケム　<4189> ［IPO］1380円

 

新規公開株

銘柄  コード　　市場　　　発行株数　　公募価格　主幹事証券　注目度

10/7 キャピタル・アセット・プランニング <3965>  JQS  184,000株　2000円   野村他  注目度 B
事業内容:金融機関などを対象としたシステムの開発、使用許諾（保守・運用含む）およびコンサルティング事業

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（今日の一言）

週末の海外ＮＹ株式市場は、反発。
ドイツ銀行のモーゲージ担保証券（MBS）の不正問題に絡み、54億ドルの支払いで米司法省と和解食いに近づいたと報道。
最大140億ドル支払い要求されていたもので、ドイツ銀行の株価は14.0％上昇。
このドイツ銀行経営不安懸念が薄らぎ、金融株が買い戻され全体も上昇。

アップル（+0.78%）グーグル（+0.29%）ヤフー（+1.25%）フェイスブック（+0.14%）アリババ（+0.23%）
ネットフリックス（+1.94%）アマゾン・ドット・コム（+1.00%）バイオジェン（+2.37%）LINE（-1.26％）
ラッセル2000（+1.12%）HTG(ハイイールドファンド)（+0.44%）NBI（バイオテクノロジー株指数）（+1.16%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約75億株、過去20日間71平均約億株を上回る。

週間ベースでは、ダウは0.3％、ナスダック総合指数は0.1％、S&P500種指数は0.2％とそれぞれ上昇、3週続伸で終えた。

9月月間ベースでは、ダウは0.1％安、2カ月続落（累計0.7％下落）、
ナスダック総合指数は1.9％高、3カ月続伸（同9.7％上昇）S&P500種指数は0.1％安、2カ月続落（同0.2％下落）で終了。

欧州株式市場の主要3指数はまちまち。
英国FT100種株価指数は3営業日ぶり反落、
独クセトラDAX指数は2営業日ぶり反発、仏CAC40種平均は3営業日続伸。
ギリシャ(アテネ総合)株価指数は下落、イタリア（MIB）株価指数は上昇で週末の取引は終える。

月末週末30日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落。
ドイツ銀行の経営不安懸念が、世界金融株安を引っ張っているようなところ。
一部ヘッジファンドがドイツ銀のポジション引き上げたとの報道も嫌気され米国市場で金融株下落。

一部経済評論家の中では、万が一ドイツ銀行が破たんすると、リーマンショック数十倍以上の破壊力占めると注意喚起。
そうなるととんでもないとの恐怖感あおられますが、そんなショックを引き起こすとも思えないのですが・・・

東証株価指数（TOPIX）も反落。
東証1部出来高は18億1958万株、売買代金は2兆0461億円。
東証1部騰落数は値上がり256銘柄、値下がり1658銘柄、変わらず64銘柄に。

東証マザーズは4日ぶり反落、日経ジャスダック平均は2日ぶり反落、東証2部は8日ぶり反落で終了。

週間ベースでは、日経平均株価は1.8％安、東証株価指数（TOPIX）2.0％安、ともに2週ぶりの反落。
東証マザーズ指数は0.4％高、2週続伸（累計4.0％上昇）、日経ジャスダック平均は0.4％高、2週続伸（同1.7％上昇）、
東証2部指数は0.6％高、2週続伸（同2.7％上昇）で終了。

月間ベースでは、日経平均株価は2.6％安、東証株価指数（TOPIX）0.5％安、ともに3カ月ぶり反落。
東証マザーズ指数は4.9％高、4カ月ぶりの反発、
日経ジャスダック平均は1.8％高、2カ月ぶり反発、東証2部指数は1.1％高、3カ月続伸（同7.0％上昇）で終了。
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10/15（土） 馬渕治好氏（ブーケ・ド・フルーレット代表）
世界から見た株式金融市場（東京・日本橋三越前）
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11/26（土） 岡本昌巳VS大魔神　秋の陣　（東京・日本橋三越前）
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12/10（土） 櫻井英明氏　独演会　（東京・日本橋三越前）

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