米国市場急騰

2016年11月10日（木）はれ　北日本 暴風・猛ふぶきに警戒を

ＮＹ株式
ダウ：18589.69ドル　+256.95（+1.40％）（3営業日続伸）
ナスダック：5251.07ポイント　+57.58　（+1.11％）（3営業日続伸）
S&P総合500種：2163.26　+23.70（+1.11％）（3営業日続伸）
ＣＭＥ225：17240円（大証先物比 +990円）大証先物日中終値　16250円
ＣＭＥ225円建て：17215円（大証先物比 +965円）

大証先物（5：30現在）17250円（日中比　+1000円）

為替　ドル/円：1ドル＝105.726円
ユーロ/円：1ユーロ＝115.429円

（シカゴ先物市場　円・建玉　11/1　43週連続ロング（買い越し　43160）（前週比-1435　2週ぶり減少））
欧州株式市場
FT100種総合指数（ロンドン) 6911.84　+68.71（+1.00％)（3営業日続伸）
クセトラDAX指数（フランクフルト）10646.01　+163.69（+1.56％）（3営業日続伸）
CAC40種平均（パリ）4543.48　+66.59（+1.49％）（3営業日続伸）

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・米大統領、トランプ氏「最強の経済つくる」。共和党8年ぶりにホワイトハウスを奪還。
米国民は米国の再生を政治家経験のない異端候補に託した。
勝利宣言「米国の国益が常に最優先だが、どの国とも公平に付き合うと国際社会に伝えたい」と表明。
クリントン氏は電話でトランプ氏に敗北認める。

・米大統領選で共和党ドナルド・トランプ氏勝利で、9日の金融・資本市場は激震。
東京市場では日経平均株価が前日比919円（5.4％）安と急落。円相場は一時1ドル101円台まで円高進む。
海外市場ではアジア株が軒並み安、欧州株も下落して取引始まる。

・米大統領選と同時実施した米議会選では、共和党が上下両院の過半数維持。
共和党がホワイトハウスと上下両院の支配取り戻すのはブッシュ政権以来、10年ぶり。
ねじれは解消、米国社会に大きな変化が起きる可能性も。

（日経1面）

・米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏（70）の勝利は、
経済格差の拡大や移民の増加など米国の現状に不満持つ人々の支持巧みにすくい取る。
民主党候補ヒラリー・クリントン氏（69）は女性や若者の票を思ったほど伸ばせず。

・ドナルド・トランプ氏、アジア政策の柱とされた環太平洋経済連携協定（TPP）から撤退すると言明。
協定発効は事実上困難になった。

・ドナルド・トランプ氏就任することで日米同盟は転機迎える。
トランプ氏は米軍を「矛」（敵地攻撃）、自衛隊を「盾」（専守防衛）と定めた日米安全保障条約批判し、
日本の核武装容認にも言及しているため。
在日米軍の駐留経費の全額負担など、軍事と予算の両面で日本は対応迫られる。

・共和党ドナルド・トランプ氏が米大統領選に勝利し、
米連邦準備理事会（FRB）が描く利上げシナリオは仕切り直し迫られる。
投資や消費が下振れするリスクがあり、市場が12月とみている次の利上げには不透明感も漂い始めた。
トランプ氏は選挙戦中に「18年に任期が切れるイエレン議長の再任は認めない」と発言。

・政府は介護保険と保険外サービス組み合わせる「混合診療」を年度内にも東京都内で解禁する検討へ入る。
地域限定で規制緩和する国家戦略特区活用。
多様で自由な価格の介護サービス容認することで、職員の生産向上や賃金増につなげる狙い。
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・衆院議院運営委員会9日理事会で、環太平洋経済連携協定（TPP）承認案・関連法案採択する本会議10日に開くと決めた。
与党採決に踏み切る方針。
民進党など野党4党の幹事長・書記局長は同日に採決する場合
「強行採決」に言及した山本有二農相の不信任決議案の提出検討する方針確認。
民進党蓮舫代表9日、米大統領選でトランプ氏勝利受け
「日本がTPP承認案の採択急ぐのは、新大統領に失礼ではないか懸念」と。

・新米大統領ドナルド・トランプ氏決まり、日本政府は衝撃。
トランプ氏につながる日本の人脈は乏しく。日本への理解促すには「ゼロからの関係構築」が急務。

・公明党井上義久幹事長9日、都内で自民党二階俊博幹事長と会談、
カジノ中心とした統合型リゾート（IR）推進する法案（カジノ法案）の審議入り容認する考え。

・政府は超高額抗がん剤オプチーボの公定価格（薬価）、2017年度に50％引き下げる方向で最終調整へ。
売上高1500億円以上なら最大50％値下げできる。

・欧州連合（EU）欧州委員会9日、2018年までの経済見通し公表。
ユーロ圏は緩やかな景気回復続くものの、英国のEU離脱交渉など政治的不確実さの高まりや世界的な貿易低迷など、
先行きリスク要因高まっていると指摘。
17年実質成長率1.5％ととし、前回5月見通しから0.3ポイント下方修正。

・米大統領選でドナルド・トランプ氏勝利したことで、
日本の産業界で米国の保護政策の強まりや円高進行を警戒する声高まる。
環太平洋経済連携協定（TPP）の発効にも懸念。輸出産業中心に業績の先行きに不透明感が強まっている。

自動車関連各社不安視するのは隣国メキシコとの関係。
旭硝子　<5201> ［終値671円］メキシコで自動車用ガラスの工場新設。
日産自　<7201> ［終値973.9円］2017年にメキシコで合弁工場稼働、
トヨタ　<7203> ［終値5510円］19年にもメキシコ工場建設計画。

コマツ　<6301> ［終値2179.5円］トランプ氏から「キャタピラーは円安でコマツとの競争が難しくなっている」と名指し
近鉄エクスプレス　<9375> ［終値1355円］「米国とメキシコ間の国際物流への影響懸念」。
ANAHD　<9202> ［終値285.3円］「日米間の航空需要の減退が懸念」。

・商船三井　<9104> ［終値238円］米国のシェールガスに由来する化学品原料の大規模輸送に乗り出す。
月内にフィルム原料となるエタンをインド向けに輸送事業始める。

・JDI　<6740> ［終値191円］9日、2016年4-9月期決算、最終損益167億円の赤字（前年同期3億円の赤字）。
主力スマートフォンパネルの不振が響く。17年3月期は3年ぶりの黒字転換見込む。

・千代田化工　<6366> ［終値830円］
インド総合重機大手ラーセン・アンド・トゥブロ（L&T）に火力発電所の排煙脱硫する環境技術供与。
新設と既設の火力発電所への環境装置の設置見込む。

・国の人工知能（AI）の研究拠点である理化学研究所革新知能総合研究所センターの共同研究先に、
キヤノン　<7751> ［終値2868.5円］ホンダ　<7267> ［終値2735.5円］
サイバーエージェント　<4751> ［終値2763円］など加わる。
トヨタ　<7203> ［終値5510円］NEC　<6701> ［終値274円］など連携。

・コロプラ　<3668> ［終値1287円］人気ゲーム不在に直面。「白猫プロジェクト」の課金収入減少響く。
配信から2年以上過ぎ、勢いに陰り。連結売上高950億円と35％減る見通し。

(日経新聞）

・9日の東京金融市場は米大統領の開票で共和党候補のトランプ氏優勢伝わり、投資家のリスク回避強まり、大きく動揺。
日経平均株価の下げ幅一時1059円に広がり、英国民投票で欧州連合離脱決まった6/24（一時1374円下落）以来ン下げ幅に。
円相場も急騰、一時1ドル101円19銭と9月下旬以来の円高ドル安水準に。

・9日の外国為替市場ではメキシコ通貨ペソ急落、20年ぶりの水準記録。
一時13％安い1ドル21ペソ台に下落。
トランプ氏はメキシコなどが加盟する「北米自由貿易協定（NAFTA）」に反対姿勢示してきた。

・財務省9日、2016年上期（4-9月）国際収支速報、海外との経済取引に伴う稼ぎ示す経常収支の黒字額、
前年同期比20.5％増、10兆3554億円に。半期では2009年下期（11兆8560億円）以来の高水準。
リーマン・ショックが起きた2008年度以降で最大に。

(産経新聞)
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週末の【銘柄研究】の検証(2016.9.4)です。
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・アルプス電気　<6770> ［終値2262円］白物家電向けセンサー事業強化。
温湿度センサーとしては、デジタル出力の基板実装タイプを10年ぶりに開発。2017年1月から量産。

・NTTソフトウェア（東京・港）オウケイウェイヴ　<3808> ［終値383円］と連携、
コールセンター業務効率化する人工知能（AI）システムの提供に乗り出す。
客の質問を音声で理解、オペレーターの業務端末に回答候補をリアルタイムで提示する。

（日刊工業新聞）

・テリロジー　<3356> ［終値240円］月内にサイバー攻撃の被害調査するシステムの販売始める。
企業のネットワークでやり取りされるデータ全て復元・保存し、
サイバー攻撃による情報流出察知した際、流出したfデータの特定につなげる。
復旧や被害額の算定、その後の対策などに役立てる。

・パナソニック　<6752> ［終値951.1円］自動翻訳機、観光に特化。画面に話した日本語表示、誤訳の恐れなく。
日本語、英語、中国語、韓国語の4カ国語に双方向で訳す。2020年には現場で利用できるよう製品化目指す。

・ダイヘン　<6622> ［終値584円］工場や倉庫向けに、人工知能（AI）搭載した自動搬送ロボット開発。
作業者がタブレット（多機能携帯端末）上の地図で出発地と目的地入力すると、最適なルートを考え自ら動く。
カメラセンサーで人や障害物も避ける。自動車産業などに売り込む。

（日経産業新聞）

※記事の後ろの記号は、◎（好材料大）〇（好材料）▲（悪材料）×（悪材料大）など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり売り気配になる場合も
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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自己株処分

東陽倉庫　<9306> ［終値257円］2万4600株　270円　処分日2017年1/31　処分先　同社従業員計246人
公募・売り出し価格

フィル・カンパニー　<3267> ［IPO］1310円

立会外分売

ファンデリ―　<3137> ［終値915円］11/16～22　10万株
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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、急伸、主要3指数はそろって1％超の上昇に。
クリントン政権になると厳しくなる（規制強化）と言われていた金融やバイオテクノロジー関連などが買い優勢に。
トランプ氏の政策が民主党クリントン氏の政策より経済成長へ有益との見方も。
共和党が上下両院議会も過半数維持し、政策も進みやすくなるとの思惑も追い風とも。

アップル（-0.16%）グーグル（-0.64%）ヤフー（+0.17%）フェイスブック（-0.84%）アリババ（-3.18%）
ネットフリックス（-1.70%）アマゾン・ドット・コム（-1.98%）バイオジェン（+8.21%）ドイツ銀（+3.61％）
ラッセル2000（+3.10%）HTG(ハイイールドファンド)（-0.70%）NBI（バイオテクノロジー株指数）（+9.98%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約117株、過去20日間平均約70億株を上回る。

欧州株式市場の主要3指数は下落から始まるものの、震源地の米国の株式市場が上昇でプラス圏に浮上。
航空防衛株、銀行株、ヘルスケア関連が大きく上昇。
ギリシャ(アテネ総合)株価指数（0.05％）、イタリア（MIB）株価指数（0.10％）引けにかけて下げ幅縮小も続落で終了。

9日の東京株式市場で日経平均株価は大波乱、大幅続落で終了。
大統領選開票で、ドナルド・トランプ氏優位になるにつれ、リスクオフの動きで大きく売られる。
先物市場での機械的な売り物が出て、日経平均株価の下げ幅は一時1000円超となる場面も。
外国為替市場では1ドル101円台前半まで円高進行。
東証株価指数（TOPIX）は3日ぶりの大花反落。

東証1部出来高は38億1019万株、売買代金は3兆9242億円。
東証1部騰落数は値上がり43銘柄、値下がり1934銘柄、変わらず9銘柄に。

東証マザーズ、日経ジャスダック平均と東証2部はそれぞれ2日続落で終了。
マザーズ指数は一時8％超の大幅な下落となった。

米国株式市場も寄り付きマイナスも朝起きたら驚きの上昇。
ダウ工業株30種平均は史上最高値更新へあと一歩のところまで来ております（一時終値の高値は更新）。
大統領にトランプ氏を選んだように、「変化」に期待、経済成長への期待を先取りしたようなところでしょうか・・・

この辺りの反応（良いとこどり＆変わり身）が日本人にも欲しいところでしょうか・・・
続きの個別銘柄等は【コロ朝プレミアム】に掲載済
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先物市場では、昨日終値比1000円上昇。
昨日の下落がなかったことになっております。

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