尖閣沖事件SMAP上海公演中止も

2010年9月21日（火）残暑復活　日本海側は傘も

・先進国の株式市場で売買の落ち込み鮮明に。
　日米欧主要市場8月の売買代金合計3兆ドル弱、リーマン・ショック直前2008年8月比3割強少ない水準。
　「株価先高期待が持てず、投資家の取引意欲が落ち込んだ状態」との受け止め方多い。

・住宅ローンの銀行間の獲得競争が激しさを増す。大手銀行変動金利型金利、過去最低水準1％前後まで実質値下げ。

・キヤノン　<7751> ［終値3850円］
　タイにインクジェットプリンターの新工場建設。年間生産能力550万台、2011年10月稼動目指す。投資額150億円。

・国内の債券や不動産投資信託（REIT）で運用する投資信託への資金流入拡大。
　1-8月資金流入額、国内債券型前年同期比4.4倍、国内REIT型9.6倍へ膨らむ。為替リスクなく一定利回り見込める点注目。

・買収ファンドの投資、日本国内で活発に。投資余力回復背景。銀行、ファンド関連融資は魅力に。　

・日産　<7201> ［終値718円］中国での自動車の年間の生産能力2012年現在8割増の120万台へ引き上げ発表。
　現在6％の中国市場のシェア10％に高める方針。電気自動車（EV）の中国生産に向け合弁会社に基幹技術供与も。

・ヤフー　<4679> ［終値29090円］とDeNA　<2432> ［終値2699円］パソコン向けゲームサイトの試験運用始める。
　約70社が100タイトル以上のゲーム提供。携帯で人気のゲームをパソコンに広げて市場開拓。

・千代田化工　<6366> ［終値716円］
　カタールでの現地合弁会社通じ、世界最大規模のヘリウム生産プラント建設に参加。受注額計100億円程度。　

・日産　<7201> ［終値718円］カルロス・ゴーン社長、尖閣沖漁船衝突事件
　「中国での新車販売にマイナスの影響出る兆候はない。受注たまっており、新車供給が追いつかない状況」と述べる。

・ファミリーマート　<8028> ［終値2951円］海外現地法人とグループ共通のプライベートブランド（PB=自主企画）商品開発。
　世界で約1万6千店に上る販売網が連携して商品調達コストを削減、世界規模でブランド力強化図る（21日　日経新聞）

・国民健康保険について高所得者層の負担上限引き上げ。中間所得者層の保険料負担軽減する方針。

・東大、大阪大、中外薬　<4519> ［終値1520円］富士フィルム　<4901> ［終値2767円］と共同で新がん治療薬開発に着手。
　新薬承認得るには数年かかる見通し。

・沖縄尖閣沖中国漁船衝突事件、中国人船長拘置延長に中国外務省対抗措置として閣僚級以上の交流の暫定停止など表明。
　迅速な動きは異例とも。

・政府・民主党2010年度補正予算案の規模や財源で自民・公民両党に歩み寄る方針。
　補正協議、規模・財源明示・公約修正の三段構え。

・日本企業が海外で稼いだ利益を国内へ戻す動き鈍る。子会社利益国内還流前年同期比18.7％減少。

・東南アジア諸国連合（ASEAN）新たな成長期迎えた。6億人規模の域内市場は底上げによる中間層拡大で消費ブームに沸く。

・韓国現代自動車主力セダン「ソナタ」をベースにしたハイブリッド車（HV）の量産10月中旬始める。
　年内に3500台生産し、まず米国で発売。世界市場に投入するエコカー第1弾となる。

・米国、年末商戦に次ぐ消費が膨らむ新学期商戦終わり、前年まで大きく落ち込んだ消費の回復がなお力不足。
　小売売上高は回復傾向を持続も家電販売は苦戦、衣料品販売は強弱まちまち。

・三菱ケミカル　<4188> ［終値444円］傘下三菱化、
　照明などに使う発光ダイオード（LED）向け材料の量産に乗り出す。2015年までに約150億円投じる。（20日日経新聞）

・住友電工　<5802> ［終値1020円］9月中に中国で光ケーブル一貫生産始める。中核材料ガラス母材を中国で量産。
　総投資額150億円。新工場は中国光ケーブル大手富通集団（杭州市）との合弁会社が運営。

・フジクラ　<5803> ［終値432円］2010年12月に中国で母材生産開始。

・古河電工　<5801> ［終値341円］現地ケーブル会社とガラス母材製造販売会社設立で合意。早期に生産に踏み切る。

・国内銀行1-6月期国債買越額14兆5075億円と比較可能な2004年以降半期ベースで過去最高。
　日本経済の先行き不安抱える企業や個人への貸し出しが伸びず、銀行が余剰資金を国債で運用せざるを得ない状況。

・政府・日銀が6年ぶりの為替介入に踏み切り、円相場の先高観はひとまず後退へ。介入効果長続きしないという見方も根強い。

・日立　<6501> ［終値378円］世界第3位ハードディスク駆動装置（HDD）メーカーである
　米子会社グローバルストレージテクノロジーズ（HGST、カリフォルニア州）の株式2011年3月メドに米国市場に上場へ。
　調達規模最大で10億ドル（約850億円）との公算。

・英石油大手BP、米メキシコ湾原油流出事故油井完全封鎖。成功すれば4/20事故発生から約5ヶ月で大きな転機へ。

・米連邦準備理事会（FRB）4-6月期の資金還流統計、米家計部門の債務残高は前期比年率2.3％減。
　9四半期連続の減少も同期間中の減少幅としては最大。家計の純資産、株式相場の下落受け、5四半期ぶりに減少へ転じた。
　個人消費低迷の要因に。（19日　日経新聞）

・菅改造内閣正式発表。景気経済対策「野党との合意形成は十分にある」と野党との連携重視。
　今年度予算案、自民党や公明党などと編成段階から協議する事に意欲。

・国際通貨基金（IMF）中国の出資比率を大幅に引き上げる見通し。現在の3.9％（6位）から2位の日本と並ぶ6％程度に上げ。
　中国以外の新興国の出資比率も引き上げる方針で先進国中心とした世界経済の勢力図塗り替える可能性も。

・日立　<6501> ［終値378円］インドや中国など新興国での研究開発（R&D）機能相次ぎ拡充。社会インフラの受注拡大狙う。　

・経済対策、まずは円高への対応焦点。「3段構えの経済対策」に沿って近く9150億円の予備費使用決める予定。

・投資意欲の目安となる証券会社の取引口座の増加数2010年4-8月大手証券3社合計で前年同期比4割減少。
　インターネット証券7月以降口座数の伸び率過去最低を更新。株式相場低迷長引き、既存の個人投資家の売買も細る。

・金融庁、外国為替証拠金（FX）取引大手・外為ドットコムに対し、10/1から1ヶ月間業務停止命令。システム障害理由。

・中国企業約1万人の訪日旅行中止。尖閣沖衝突、日本政府に抗議。

・中国自動車大手相次ぎ電気自動車（EV）発売。政府購入補助金支給、2015年までに量産体制整え全国販売へ。
　大手10社のEV柱とする新エネルギー車への総投資額700億元（約8900億円）規模、新エネ車年産能力100万台規模へ。

・中国国有自動車大手、外資側にEVの技術移転要求。
　EV基幹技術の流出恐れる日米欧の自動車大手難色示し、中国側と綱引き激しさ増す。

・8月の米消費者物価指数218.312と前月比0.3％上昇。コア指数は横ばい。市場予測平均（プラス0.1％）下回る。

・17日の上海株式市場続落。主要株価指数の上海総合指数前日比0.15％安、2598.689。3週間ぶりに2600割り込む。

・沢井薬　<4555> ［終値1690円］キョーリン　<4569> ［終値1207円］株式5％弱取得。
　さらにTOB（株式公開買い付け）による買収にも意欲。キョーリン側は難色示し、実現は不透明。

・KDDI　<9433> ［終値425500円］
　中国ソーシャルゲーム大手レクーメディア（北京市）と提携、携帯電話向けにサービス始める。データ通信量増大狙う。

・邸宅風一軒家（ゲストハウス）で挙式する「ハウスウエディング」の好調目立つ。

　大手ノバレーゼ　<2128> ［終値44800円］挙式を簡素化、平均250万円に設定。同様式場年3-4ヶ所のペースで開業。　

　ベストブライダル　<2418> ［終値237000円］準備の手間や費用などで挙式を敬遠しているカップルの取り込み狙う。
　準備期間1ヶ月、提携先ホテル使い業界挙式平均より3割強安く。

　最大手T&Gニーズ　<4331> ［終値5680円］
　単価引き上げ。従来より高級感のある式場開く。費用平均（1人5万5,000円）と都内自社式場の1割高へ。

・2010年8月日本半導体製造装置のBBレシオ（3ヶ月移動平均の受注額を同出荷額で割った値）前月比0.15ポイント減少1.38。
　受注額5ヶ月連続100億円。販売額3ヶ月ぶりに900億円超。

・伊藤忠　<8001> ［終値742円］北米で電子書籍事業に参入。
「仮面ライダー」など日本の漫画30作品翻訳、米アップル「iPhone（アイフォーン）」向け応用ソフト（アプリ）として配信。　

・ルネサスエレク　<6723> ［終値727円］
　10月から国内外で営業体制刷新。日米欧で代理店半減。輸送業者も半減。販売経費年間で約10％削減。

・ダイハツ　<7262> ［終値3015円］
　2011年にも割安な自動車部品を調達するための新会社をアジアに設立。調達コスト3割減らす方針。

・8月の全国百貨店売上高、前年同月比3.2％減、30ヶ月連続前年同月下回る。下げ幅7月（1.4％減）より拡大。

・日本電産　<6594> ［終値7690円］「ル・マン24時間耐久レース」に参戦するハイブリッド車（ＨＶ）駆動用モーターを供給。
　通常のＨＶ用モーターの2-3倍の性能求められる。

・東証1部騰落レシオ（25日移動平均）前日比2.1ポイント上昇、113.54％。4/30（119.27％）以来4ヶ月ぶりの水準へ。

・ジャスダック投資主体別売買動向9月第2週（6-10日）個人売り越し。海外投資家買い越しヘ。　

・清水建　<1803> ［終値313円］オフィスビルなどの不動産開発投資を再開。
　市況の底入れ近いとの判断、130億円投じＪＲ新橋駅（東京・港）前に賃貸オフィスビル建設。
　都心部の不動産市況活性化にもつながりそうと。　（18日　日経新聞）　

・中国温家宝首相招待、21日から予定日本人大学生ら約1千人の上海訪問、中国側意向で急遽取りやめに。
　10月上海予定日本人気グループSMAPのイベント中止も検討。尖閣衝突事件文化交流にも波及してきた形に。

・産経新聞社とFNN（フジニュースネットワーク）18,19両日合同世論調査、
　菅直人内閣の支持率前回調査（8月28,29日実施）から18.2ポイント上昇、64.2.政権発足後最高記録。不支持率21.3（-18.6）
　期待する閣僚は前原誠司外相27.0％で1位、蓮舫氏（13.0％）片山氏（7.6％）海江田氏（2.5％）と続く。

・企業経費削減強まる中、出張費削減効果期待できるテレビ会議用システム市場伸びる。

　ソニー　<6758> ［終値2670円］パナソニック　<6752> ［終値1115円］
　強みのAV技術用いてシステミのフルハイビジョン（HD）化進める。　（21日　産経新聞）

・百貨店の「友の会」会員、男性会員急増。月1万円積立で1年に13万円分の商品券。「高利回り」に注目。

・米国、中国が輸出規制したハイテク製品に不可欠な希少金属レアアース（希土類）を安全保障への影響を最も深刻に懸念。
　中国の輸出規制に国際的に挑戦することが勧告。（20日　産経新聞）

・トヨタ　<7203> ［終値3085円］ハイブリッド車（HV）「プリウス」に割安新モデル追加。230万円台半ばの商品。

・オバマ米大統領11月の訪日の際に、被爆地広島訪問見送り決める。
　日米両国の世論や中間選挙直後という米国内の政治状況など総合的に勘案。

・菅直人首相日中両政府が権益主張している東シナ海ガス田共同開発、中国掘削作業に踏み切った場合、対抗措置検討。

・オバマ米大統領23日国連総会開かれるニューヨークで菅直人首相と会談へ。
　前原外相とクリントン国務長官も会談へ。　（19日　産経新聞）　

・菅改造内閣発足、関係各国の反応。
　米国：前原外相起用、北沢防衛相留任「日米関係に配慮」と好感。
　中国：前原外相「中国関係の回復には時間がかかることを意味する」と分析。外相はタカ派政治家と位置付け。
　韓国：前原外相について期待感表明。
　ロシア：前原外相就任について「会って話して立場聞きたい」と。

・菅改造内閣、東京株式市場前向きに評価。日経平均株価終値約1ヶ月ぶりの9600円台まで時回復。
　市場為替介入などの円高対策や2010年度補正予算案などに期待。具体化するか注視。（18日　産経新聞）

・菅流単独介入、市場注目次に決断。電撃介入布石は夏の財務相人事。2人の幹部が介入担当者人事で国際局へ。

・市場「単独介入には限界」「短期・単独」の為替介入は円高に歯止めをかける防衛効果も一段の円安誘導にはパワー不足。

・菅直人首相17日記者会見で「為替介入は一定の成果上げている。金融政策、財政政策をしっかり打って行く」
　内閣キャッチフレーズ「有言実行」が試される。

・日本の為替単独介入、各国の反応。

　米国：グリーンスパン前FRB議長「介入の効果は限られる」
　　　　ジョージ・ソロス氏「円は買われすぎており、介入は正しい」
　　　　レビン下院歳入委員長「利己的な政策は中国だけではない」（日本を批判）
　　　　ドッド下院銀行委員長「単独介入は国際協調との落差を象徴」（日本批判）
　　　　ギブス大統領報道官「財務省に聞いて欲しい」（コメント避ける）

　欧州：ユンケル・ユーロ圏財務相会合議長「単独介入は好ましくない。円のユーロ相場は過大評価されてない」

　新興国：中国・国営中央テレビ「あらゆる国にとって為替の安定は重要だ」（前向きに評価）
　　　　　ブラジル・マンテガ財務相「通貨政策取る他のアジア諸国に同調した。
　　　　　このゲームを黙って観戦しているわけには行かない」（日本批判）

・東南アジア諸国連合（ASEAN）主要国で株式相場の上昇基調が続く。
　米欧など先進国経済に不透明感漂う中、インド5度目の利上げ。アジア株には投資資金が集まりやすくなっている。
　主要25カ国年初来株価騰落率、上昇トップ33.6％でインドネシア、2位30.4％フィリピン3位25.7％タイと上位3位ASEAN独占。
　日本8.7％下落、米国は1.7％の上昇にとどまる。

・日経ヴェリタスランキング:リーマン・ショックから2年、株価上昇ランキング。

　1位スカイマーク　<9204> ［終値675円］上昇率328.08％　2010年4-6月期単独決算営業損益11億円黒字と4-6月期過去最高。

　2位パル　<2726> ［終値2799円］264.45％　業績好調な内需関連株として注目。ネット販売強化。　

　3位飯田産業　<8880> ［終値648円］212.29％　4位アーネストワン　<8895> ［終値866円］189.63％　
　住宅ローン減税や住宅エコポイント制度など政策の恩恵。

　12位ゼンショー　<7550> ［終値834円］87.84％　牛丼値上げが集客増に直結。収益拡大への期待が株価押し上げ。

　32位サイバーエージェント　<4751> ［終値143700円］55.02％　
　ブログ「アメーバ」事業09年7-9月期に黒字化。「アメーバピグ」人気で会員増。　

・日本郵船　<9101> ［終値349円］商船三井　<9104> ［終値567円］を上回るペースで収益改善。
　2010年4-9月期連結経常損益両社とも700億円程度の黒字。前年同期比郵船439億円の赤字、商三井100億円の赤字。
　郵船不採算部門が好転。商三井得意分野積極策が裏目に。

・ピジョン　<7956> ［終値2682円］中国事業頭打ちに。現地で流通在庫積み上がる。
　需要過大に読み誤って商品過剰に発注、小売店販売価格の引き下げに走る。

・JT　<2914> ［終値285900円］10/1タバコ増税。
　事業全体でみれば国内の減益を海外タバコ事業の成長が補う構図でダメージはある程度吸収へ。
　JT側今期連結営業利益1％減予想も、アナリスト予想平均2.5％増益に。　

・パラマウントベット　<7960> ［終値2206円］
　2011年3月期連結業績2割以上上振れする公算大きく。病院向けベットの販売想定上回る。

・ベストブライダル　<2418> ［終値237000円］
　174億円ある有利子負債残高3-5年後メドに100億円下回る水準へ。大型投資一段落で負債削減を優先。

・帝人　<3401> ［終値275円］収益構造改革。ポリエステル長繊維の国内生産撤退決断。
　欧米のポリエチレンテレクタレート（PET）フィルム工場再編。炭素繊維の用途拡大に力。
　2011年3月期連結最終損益160億円の黒字（前期356億円赤字）見込む。
　成長軌道取り戻すには炭素繊維部門を収益源に育成できるかがカギ。　

・メガソーラー（発電出力1メガワット以上の大規模太陽光発電所の総称）商用化に光。

　シャープ　<6753> ［終値867円］2010年4-6月期太陽電池事業売上高576億円で前年同期66％上回る。

　昭和シェル　<5002> ［終値658円］太陽電池生産積極的。1000億円投じ宮崎工場生産稼動。

　ワールドインテック　<2429> ［終値148円］昭和シェル　<5002> ［終値658円］より
　太陽電池の新工場に300人派遣するよう要請。同社太陽光発電協会加盟社。

　明電舎　<6508> ［終値331円］パワーコンデショナー、中国認証機関から日本メーカーとして初めて認証受ける。　

　国際航業HD　<9234> ［終値168円］国内2例目となる商業用目がソーラー建設。ドイツでのノウハウ国内でも生かす狙い。

・ＯＵＴ　Ｌｏｏｋ:　今週の株式相場は上値の重い展開か。日経平均株価9300-9800円前後で推移かと。
　15日の為替介入で円安・株高進行し市場心理が改善。
　相場大きく崩れる可能性は低下も4-9月期末意識の事業法人の売りや個人の戻り待ちの売りが上値抑えそう。
　9月は株式市場にとっては「最悪の月」。9月日経平均騰落率過去10年で2勝8敗と12の月の中で最悪。
　9月を上旬・中旬・下旬で区切ると特に下旬が3勝7敗（上・中旬は4勝6敗）と分が悪い。
　9月末に向けて企業や年金が決算対策のため株を売りやすくなる。
　米国で夏休み期間中にたまった売り需要や10月末決算控える投資信託の換金売り増えやすく。　

・Ｗａｌｌ　Ｓｔｒｅｅｔ:　
　今週の米株式相場は相次ぎ発表される住宅関連の経済指標と米連邦公開市場委員会（FOMC）にらんだ神経質な展開に。
　FOMC声明内容次第で相場波乱含みに。21日8月住宅着工も発表。

・プロの相場観　向こう１週間の【ブルベア調査】強気派51％（前回比+3）弱気派26％（同-9）中立23％（同+5）
　政府・日銀の為替介入で円高進行が落ち着いたことを受け、投資家心理もやや好転。
　日経平均の25日移動平均船乖離率「買われすぎ」の目安となるプラス5％に接近、急ピッチの上昇に対する警戒感も。

・9月の中間期末前、高配当利回り銘柄が多い内需株の下げ目立つ異例の展開に。
　為替介入受けヘッジファンドなどが反対売買強いられ、金融規制強化に備え金融機関の持ち合い解消売りが背景。
　ヘッジファンド円高長期化見込み輸出株空売り、内需株買う取引で為替介入で輸出株買戻し、内需株処分売り余儀なく。

・金の国際価格約3ヶ月ぶりに過去最高値。NY市場中心限月12月物14日1トロイオンス＝1270ドル台、6月高値（1266.5ドル）更新
　ヘッジファンドなど足の早い資金が高騰演出している面強い。
　ジョージ・ソロス氏「金は安全ではなく、上昇はいつまでも続かない」と警鐘。
　今年2月には「金は究極のバブル」と話した後も金ETFの大量保有続ける。
　金相場は警戒水域に達しつつあることは間違い無さそう。

・世界市場往来：先週の世界の株式相場は日本、台湾、インドなどアジア中心に上昇。
　米経済指標の改善で景気の先行き不安和らぎ、投資意欲高まった。

・海外の人を驚かせる商品群（クールジャパン）独自進化意外な強み。

　TOTO　<5332> ［終値599円］、住生活グループ　<5938> ［終値1663円］傘下INAX、「おもてなしの心」清潔さ利用者魅了。

　パナソニック　<6752> ［終値1115円］「随所に中国人の好みを反映させた」新型マッサージチェア中国で発売。

　亀田製菓　<2220> ［終値1722円］三菱商事　<8058> ［終値1955円］共同出資会社、
　米国人気スナック「ミスター・クリスパーズ」（薄焼き煎餅）「こめ」低カロリーでアレルギー症状でにくい。　

　ヤクルト　<2267> ［終値2621円］
　乳酸菌飲料という日本発の食と「ヤクルトレディー」による販売というプラスαのきめ細いサービス組み合わせ。

　「食と製造業」で注目は植物工場。
　カゴメ　<2811> ［終値1634円］全国8ヶ所でトマトを「工場生産」。本格的な国際展開はこれから。　

　「クールジャパン」の真打、アニメやキャラクター。
　「ハローキティ」擁するサンリオ　<8136> ［終値1454円］
　2010年3月期営業利益約6割は海外事業占める。「Kawaii」は世界共通語。

　ベネッセ　<9783> ［終値3915円］一人っ子政策で教育熱心な家庭多い中国市場開拓に力注ぐ。
　虎の子どものキャラクター「巧虎（チャオフー）」日本名「しまじろう」
　会員数今春時点で22万人と目標上回る。5年後会員数100万人に伸ばす。

　東映アニメーション　<4816> ［終値1442円］
　アニメ「一休さん」中国市場で本格展開。2012年2月メドに中国全土での公開決定。　（日経ヴェリタス）

・富士通　<6702> ［終値630円］トヨタ　<7203> ［終値3085円］豪州製販拠点から
　基幹システムの運用・管理で4年間のアウトソーシング（外部委託）契約獲得。

・いちよし経済研究所、2010年新興成長企業135社業績見通し第2次予想、売上高前年度比10.4％増、経営利益同26.9％増。
　iPhone（アイフォーン）などスマートフォン（高機能携帯電話）好調な通信・インターネット関連けん引。
　アジアで半導体や機械の需要増見込まれ、同分野関連の企業業績見通し押し上げへ。円高の影響も軽微。

・愛知機械　<7263> ［終値281円］
　日産　<7201> ［終値718円］12月発売する電気自動車（EV）「リーフ」向け減速機の量産始めた。
　年間5万台程度でリーフ生産、当初全量愛知機械の減速機採用。

・IHI　<7013> ［終値163円］米ボーイング旅客機用国際共同開発ジェットエンジン部材、
　現在月4-5基分から2010年末までに4倍同20基分増産。　（21日　日刊工業新聞）　

・フジクラ　<5803> ［終値432円］2011年度中に燃料電池事業に参入。
　メタノール使って電気を発生する個型燃料電池をOEM（相手先ブランド）販売。　
　第一弾として大手スマートフォン（高機能携帯電話）メーカーが補助電源としてオプション販売する見込み。

・政府・日銀に新たな試練。米連邦公開市場委員会（FOMC）　の行方、市場による追加の金融緩和策打ち出すとの観測あり、
　予想通りならドル売り・円買い圧力強まる。

・タカラバイオ　<4974> ［終値188500円］エムズサイエンス（兵庫・神戸）の抗がん剤事業買収。
　譲渡額数億円程度の見通し。　（20日　日刊工業新聞）

・住友商事　<8053> ［終値1094円］中国水事業最大手北京首創（北京キャピタル、北京市）グループと提携。
　合弁設立中国国内インフラビジネスに参入。3年間で約500億円投資。

・KDDI　<9433> ［終値425500円］
　中国ソーシャルゲーム大手レクーメディア（北京市）と提携。10/14から携帯電話向けゲーム提供　

・ソフトバンク　<9984> ［終値2688円］
　7月に米ソーシャルゲーム大手ジンガゲームネットワーク（カリフォルニア州）と資本提携。
　近く日本で携帯とパソコン向けにソーシャルゲーム始める計画。

・NTT　<9432> ［終値3820円］DeNA　<2432> ［終値2699円］と共同で読者小説投稿サイトの運営に乗り出す。

・オリコン　<4800> ［終値37500円］スマートフォン（高機能携帯電話）向け音楽配信サービス拡充。
　今夏配信始めた「iPhone（アイフォーン）」に続き、21日からグーグル基本ソフト「アンドロイド」搭載端末向けに提供。

・エキサイト　<3754> ［終値29500円］
　資格試験学校東京リーガルマインド（LEC）と協力、「iPad（アイパッド）」向けに電子参考書配信へ。　
　人気書籍をiPad向けアプリケーションとして有料配信。

・ドワンゴ　<3715> ［終値171000円］
　子会社ニワンゴ（東京・中央）「ニコニコ動画」アニメ番組配信強化。新作アニメ9作品配信。

・タムラ製作所　<6768> ［終値243円］基板上の電極数従来の2倍に増やせるはんだ材料開発。基板大きさ変えずより高性能へ。
　高機能携帯などの用途狙う。年内にも量産へ。

・携帯電話で本格的にカラオケ楽しめる配信サービス、
　MTI　<9438> ［終値108000円］曲再生中に歌詞を同時に表示するスマートフォン向けサービス8月末に開始。

・タカノ　<7885> ［終値432円］タッチパネル用画像検査装置で従来より価格3割抑えた新機種開発。

・高岳　<6621> ［終値288円］小山（栃木・小山）で次世代送電（スマートグリッド）の実証実験始めた。問題点検証へ。

・ハネックス　<5267> ［終値49円］ゼニスパイプ　<5274> ［終値83円］2011年4月メドに共同持ち株会社設立。経営統合へ。

・キッコーマン　<2801> ［終値948円］
　飲みやすくした新型トマト飲料拡販「デルモンテ」ブランド商品で売れ行き好調、当初計画の3倍へ。

・資生堂　<4911> ［終値1914円］中国で化粧品専門店事業強化。2009年末時点で4500店取引店数を10年末までに5000店へ。
　高級ブランド「ディシラ」投入、富裕層開拓へ。　（日経産業新聞）

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、続伸。
期待されていたS&P500種指数がテクニカルな上値抵抗線（1130）を抜けて4ヶ月ぶりの高値となる。
市場の関心は今夜の米連邦公開市場委員会（FOMC）　に集まってるものの様子見投資家も持たざるリスク警戒にも。
米経済の景気サイクルを判定する全米経済研究所（NBER）が
米経済は第二次世界大戦移行で最長となったリセッション（景気後退）を2009年6月に脱却したと正式発表。

住宅建設の予想を上回る決算発表も好感。

東京市場のお休み中のNY市場の値動きはダウ工業株30種平均は158ドル高　ナスダック総合指数は52ポイント高
S&P500種は1142.71と18.05ポイント高と4ヶ月ぶりの高値で引けた。

先週の東京市場は週間では日経平均株価4.2%、TOPIX2.2%とそれぞれ3週連続の上昇。マザーズ指数-1.2%で3週ぶり反落。
ヘラクレス-0.1%も小幅ながら3週ぶり反落、ジャスダック平均0.2%と3週連続上昇、東証2部は1.3％の上昇で2週続伸だった。
今週は月曜日がお休み、木曜日も秋分の日で休場と週3日の商いです。
23日は満月となってきます。

本日は買い持ちを少し軽くしたい気持ちもいたしますが、中期的にはまだ下値圏とも思っています。

現地21日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)で、追加金融緩和が浮上する可能性。
米国が追加緩和をすれば、改めて日米金利差縮小から円高に進展する懸念があるが今回は据え置きとの観測が大きいとも。

モーニングサテライトで本日拡張現実（AR）を特集。ゲームや写真から動画に進みチケット購入などモバイルで広がる可能性
継続前提に疑義注記ではありますが、スパイア　<4309> ［終値111円］どこかで注目されそうとも・・・？！

尖閣沖事件の影響が広がっています。
中国訪日にかなりの影響が出そうな雰囲気で家電量販店などは当てが外れる公算も・・・？！

東京市場も、ヘッジファンドなどの影響もあって9月期末に近づきながらも配当多い内需関連が値下がりに。
ここはいい買い場提供ともいえそうです。

日経ヴェリタスの特集は帝人　<3401> ［終値275円］収益構造改革。ポリエステル長繊維の国内生産撤退決断。
欧米のポリエチレンテレクタレート（PET）フィルム工場再編。炭素繊維の用途拡大に力。
2011年3月期連結最終損益160億円の黒字（前期356億円赤字）見込む。
成長軌道取り戻すには炭素繊維部門を収益源に育成できるかがカギ。　

ラウンドワン　<4680> ［終値353円］配当を考えると一伸びあっても良さそうに思えるんですが・・・

愛知機械　<7263> ［終値281円］
日産　<7201> ［終値718円］12月発売する電気自動車（EV）「リーフ」向け減速機の量産始めた。
年間5万台程度でリーフ生産、当初全量愛知機械の減速機採用。

オリコン　<4800> ［終値37500円］スマートフォン（高機能携帯電話）向け音楽配信サービス拡充。
今夏配信始めた「iPhone（アイフォーン）」に続き、21日からグーグル基本ソフト「アンドロイド」搭載端末向けに提供。

ユビキタス　<3858> ［終値184200円］スマートフォン（高機能携帯電話）関連で面白い存在になってくると・・・
【銘柄研究】も入っています。　

源太塾　株式セミナー　東京・銀座
9月21日（火）18：20〜20：00撤収予定
『10月の勝算』セミナー
講師：大岩川源太
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是非銘柄選択にお役立て下さい。

『無料』ですがかなりのありえない量。
中身も質が高いです。
時間もかなりかかりますが、ヒントは隠されています。
とりあえず保存しとくといつか役立つことも・・・

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