ダウ2万4000ドル突破

2017年12月1日（金）はれ　師走相場　第一営業日17カ月連続高

・パーソルテンプスタッフ　<2181> ［終値2628円］など人材派遣大手が相次ぎ、一般事務派遣料金の引き上げに乗り出す。
2018年4月から勤続年数が5年超の有期雇用社員の希望者を無期雇用に転換する必要があり、
コスト増加分を転嫁し、待遇改善などの原資に充てる。
該当社員について1～3割の値上げ目指す。一般事務職にまで待遇改善の動きが広がってきた。

・塗料メーカー世界5位、日本ペイントHD　<4612> ［終値3450円］
同7位米アクサルタ・コーティング・システムズの買収に向け最終調整に入った。
完全子会社化目指しTOB（株式公開買い付け）に乗り出す。
取得額は1兆円上回り、2017年の日本企業の買収額で最大に。
買収が成功すれば世界4位の塗料会社となり、大型買収が相次ぐ世界の塗料市場で規模で対抗する。

（日経1面）

・トランプ米政権29日、国連安全保障理事会舞台に北朝鮮への強硬姿勢鮮明に。
新型の大陸間弾道ミサイル（ICBM）発射で「核戦力」を完成させたとする北朝鮮の立場認めず、追加制裁へ。
石油禁輸に加え、公海上で北朝鮮船舶に対する臨検なども検討する構え。

・国際社会による北朝鮮への制裁が効果。中朝交易の拠点となる中国・遼寧省丹東市では、北朝鮮資本のレストランが閉鎖。
出稼ぎ労働者も次々と帰国させられ、外貨獲得の道は着実に細っている。
石油供給制限で市民の使う燃料価格も上がる。
2016年に3.9％だった北朝鮮の成長率は18年に最大マイナス5％に低下し、
1990年代に大勢の餓死者出したのと同じ規模の経済危機に陥る可能性がある。

・アジアの有力企業約300社でつくる株価指数「日経アジア300指数」の算出・公表から1日で1年。
この間、指数の上昇率は31％と、先進国の株式を上回る。
12社が時価総額を2倍以上とし、アジア企業の成長力の高さ示す。

・政府、教育無償化柱とする「人づくり改革」の政策パッケージの大枠決めた。
消費税収と企業拠出金から計2兆円を確保した上で、認可保育所は3～5歳は所得に関係なく一律で無償にする。
0～2歳は住民税非課税の低所得世帯に限って無償に。
教育への投資増やし人材の質を高めて経済成長を後押しする。

・高齢化が進み、人工透析治療受ける人が増えている。
その数は30万人超え医療費は1兆円超となり、膨らむ人工透析のコスト抑制が医療費削減の焦点になりつつある。
厚生労働省は透析の診療報酬を減額して医療費抑制に乗り出す方針。

・欧米で普及する投資資金を融資に回す「融資ファンド（プライベートデッド）」が日本でも広がりそう。
独立系トパーズ・キャピタル（東京）が12月、300億円規模のファンド設立。
野村HD　<8604> ［終値670.5円］が資本参加して営業強化。
財務が一時的に傷んで銀行が資金出しにくい中小企業に融資する。
企業が廃業でなく再生に向かう契機にもなりそう。

・格付け会社S&Pグローバル・レーティング、
三菱UFJFG　<8306> ［終値792.1円］の長期発行格付けを「Aマイナス」に1段階引き下げ。
日本より経済的なリスクが大きい海外向け融資を増やしていることが主因。

・日立キャピタル　<8586> ［終値2766円］1日、オランダ自動車リース会社ヴィジー（アムステルダム市）買収。
数十億円投じ、全株取得へ。

・インド統計局30日、2017年7-9月期実質国内総生産（GDP）成長率、前年同期比6.3％に。
14年5月発足のモディ政権下で最低だった4-6月期の5.7％から底入れした格好。
底堅い消費けん引、設備投資にも回復の兆し。

・石油輸出国機構（OPEC）11/30、ウィーンの本部で総会。
ロシアなど主要な非加盟産油国と実施している協調減産の効果確認。
非加盟国を加えた同日の全体会合で、2018年3月までを期限とする減産の9カ月再延長を正式に決定する公算大きく。

・韓国銀行（中央銀行）が30日、6年5カ月ぶりの利上げを決め、金融緩和縮小にかじを切った。
緩和マネーは不動産の高等招き、加計夫妻の急増する副作用も生んでおり、小幅な利上げで正常化図る。

・米トランプ政権は中国の「市場経済国」認定見送る方針固めた。
中国は米国に対し、世界貿易機関（WTO）における市場経済国の地位を認めるよう要求。
トランプ政権が改めて市場経済国の認定見送ることで、米中の貿易摩擦が一段と激しくなりそうと。

・トランプ米政権が目指す約30年ぶりの大型税制改革に向け、米議会の審議が大詰め。
上院は週内にも税制法案で採決する方向で最終調整に入った。審議日程はぎりぎり。

・シャープ　<6753> ［終値3535円］30日、東京証券取引所第2部から同1部への市場変更が承認された。
12/7付で1部に復帰。

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・政府、2018年度予算案で、防衛費を5兆2千億円程度に増やす方向で調整に入った。
17年度当初予算（5兆1251億円）上回り過去最大になる。
日米同盟強化の姿勢を示す狙いもありそうと。

・2017年国内で新規株式公開（IPO）実施する企業数が、前年86社より11社増、97社の見込み。

・上野動物園（東京・台東）30日、6月誕生したジャイアントパンダの子ども、シャンシャン（香香　雌）の観覧方法発表。
12/19から来年1/31までの観覧は抽選制。1日の観覧者は2千人見込む。
受け付けは12/6正午から、チケットぴあ　<4337> ［終値6700円］か電話で事前申し込み。
後日、申込者がネットや電話で当選確認し観覧券に引き換える。当日は本人確認も行う。

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※記事の後ろの記号は、◎（好材料大）〇（好材料）▲（悪材料）×（悪材料大）など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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第三者割当

セレス　<3696> ［終値1465円］50万株　1470円　12/18　割当先　サイバーエージェント
株式分割

日本ライフライン　<7575> ［終値4980円］12/31 　1株→2株

朝日インテック　<7747> ［終値7410円］ 12/31 　1株→2株

立会外分売

ネットマーケティング　<6175> ［終値1663円］12/15-22　20万株

Orchestra　Holdings　<6533> ［終値2300円］12/1　2244円　6万5000株

アドバンテッジリスクマネジメント　<8769> ［終値884円］12/15-21　16万株

新規公開株

銘柄  コード　　市場　　　発行株数　　公募価格　　主幹事証券　注目度

2017/11/29 トレードワークス 3997  JQS  公開株数 241,500 公開価格 2,200円 引受証券 岡三他 注目度 B
事業内容:証券システム開発事業とこれらに付帯するFX（外国為替証拠金取引）システム事業およびセキュリティー診断事業
初値2日間つかず　11640円買い気配

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、大幅上昇。
税制改革の進展に期待した買いも大きく。
ダウ工業株30種平均は連日の過去最高値更新、初の2万4000ドルに乗せた。。
ナスダック総合指数は、反発も昨日の下落幅は埋められず。

アップル（+1.40%）グーグル（-0.02%）フェイスブック（+1.17%）アリババ（-1.57%）エヌビディア（+2.18%）
ネットフリックス（-0.30%）アマゾン・ドット・コム（+1.33%）バイオジェン（+0.69%）
ラッセル2000（+0.12%）HTG(ハイイールドファンド)（+0.02%）NBI（バイオテクノロジー株指数）（+1.53%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

ダウとS&P500種株価指数は8カ月連続、ナスダック総合は5カ月連増で上昇。

欧州株式市場の主要3指数で英国市場は2営業日続落だったものの、独仏市場は3営業日続伸。
ギリシャ(アテネ総合)株価指数（-0.43％）、イタリア（MIB）株価指数（+0.19％）とまちまち。

11月最終日の30日の東京株式市場で日経平均（ +0.57％）は2日ぶり反落。
東証株価指数（TOPIX）（+0.33％）も2日ぶり反落。

東証1部出来高は24億4557万株、売買代金は4兆5393億円。
MSCIに絡む入れ替え（リバランス）で商い増加も。

東証1部騰落数は値上がり1,070(52％)銘柄、値下がり878(43％)銘柄、変わらず89(4％)銘柄に。

業種別ランキングでは26業種上昇、7業種下落に。
値上がり上位は、海運、証券商品、陸運、鉄鋼、その他金融、保険、不動産、水産・農林・・・
値下がり上位は、電気機器、その他製品、機械、ゴム、精密機器、情報・通信、化学。

東証1部値上がり上位は、ジーンズメイト　<7448> ［現在1017円　+150円］日清紡　<3105> ［現在1572円　+185円］
アーク　<7873> ［現在124円　+14円］富士ダイヤ　<6167> ［現在1142円　+127円］

値下がり上位は、Fブラザーズ　<3454> ［現在1005円　-106円］市光工　<7244> ［現在1090円　-73円］
ヴィンクス　<3784> ［現在1235円　-82円］安川電機　<6506> ［現在4950円　-300円］

3メガバンク三菱UFJ　<8306> ［現在792.1円　+7.6円］みずほ　<8411> ［現在203.9円　+2.0円］
三井住友　<8316> ［現在4547円　+43円］

東証マザーズ（+0.12％）は2日ぶり反落、
日経ジャスダック平均（-0.18％）、東証2部（-0.59％）はそれぞれ2日ぶり反落で終了。

月間では日経平均は反発、TOPIXは3カ月連続、マザーズは2カ月連続、ジャスダック平均は7カ月連続で上昇。
東証2部指数は7カ月ぶりの反落となった。

月の第一営業日は17カ月連続で上昇。
本日も上昇して連続上昇記録を18カ月に伸ばせるでしょうか・・・

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