冬のボーナス5年連続増

2017年12月12日（火）晴れ

・代表的な仮想通貨であるビットコインの取引で日本の存在感が高まっている。
10～11月は世界全体の取引の4割を日本円が占め、米ドルを超えて世界最大のシェア握る。
値上がり狙う個人マネーが流入。価格が高騰する中で借り入れで取引金額を膨らませる投機的な動きも目立つ。
取引拡大に投資家保護の仕組みが追いついておらず、今後の課題に。
2016年は中国元が世界の9割超占めていたが、中国当局は17年から仮想通貨取引所を実質閉鎖、中国のシェアはほぼゼロに。
代わって日本が主役に。10月シェアは円が42％と米ドル（36％）抜き世界1位へ。11月も日本41％と首位。
冬のボーナス支給を機に参入する個人が相次ぐ。

・日本経済新聞社11日、2017年冬のボーナス調査（1日時点）、
全産業の1人当たりの税込み支給額（加重平均）は前年比0.89％増の80万8646円に。
5年連続前年上回る。支給額は9年ぶりの高水準だが、増加幅は2年連続で1％を切る。

・東芝　<6502> ［終値301円］と米ウエスタンデジタル（WD）が和解する方針固めたことが11日、分かる。
内外の裁判所に申し立てていた法的措置は互いに取り下げる。

・日本郵便　<6178> ［終値1285円］「ゆうパック」に宅配便の荷物がシフト。
ヤマト運輸　<9064> ［終値2370.0円］佐川急便　<9143> ［12/13IPO　公開価格1,620円］が10～11月相次ぎ値上げ。
一方、日本郵便は来年3月まで料金据え置いたため。荷物集中、遅配を懸念する声も。

・リニア中央新幹線の関連工事巡る偽計入札妨害事件で、東京地検特捜部が、
大手ゼネコン大林組　<1802> ［終値1381円］が競合他社と事前に受注調整していた疑いがあると調査。
大林組幹部は不正否定。

・財務省と内閣府が11日、10－12月期法人企業景気予測調査、
2018年度の設備投資見通しについて「増加する」と答えた企業の割合は21.4％に。
12年10－12月期に調査開始以来、過去最高に。
国内外の景気回復背景に、需要増受けた生産能力の増強投資が続きそう。

・インターネット上の仮想通貨「ビットコイン」の先物商品が米国時間10日夕に上場、取引始まる。
先物商品の登場契機に大手投資家が参入しやすくなり市場の厚みを増すとの期待がある反面、
投機マネーの流入が荒い値動きを助長させるとの警戒感も広がる。

・イスラエルのベンチャーキャピタル（VC）ヨズマグループが来年後半にも日本企業への投資始める。
投資枠は100億円超になる見込み。
バイオ・医薬や人工知能（AI）、ビッグデータなどで高い技術力持つ企業へ投資検討。
このほどリミックスポイント　<3825> ［終値722円］と提携。
国内の起業家支援の拠点つくり、取引先になりそうな海外企業を紹介したり、
経営コンサルティングをしたりして、事業拡大後押しする。

・トランプ米政権がエルサレムをイスラエルの首都と認めたことへの抗議が欧州や東南アジアに広がっている。
イスラエルネタニヤフ首相は11日、欧州各国にエルサレムへの大使館移転呼びかけ、反発に油を注いだ。

・ロシア・プーチン大統領は11日、シリアを電撃訪問し同国に派遣したロシア軍の一部を撤退すると表明。
過激派組織「イスラム国」（IS）を壊滅させたため。
エジプト、トルコも歴訪し、中東での影響力誇示する構え。

・米ニューヨーク中心部で11日朝、爆発事件発生。
爆発は繁華街「タイムズスクエア」付近。地下鉄駅構内で起きた。
ニューヨーク市警「男性容疑者1人拘束。その他の負傷者は確認していない」と発表。

・中国汽車工業協会11日、11月の新車販売台数、前年同月比0.7％増、295万7600台に。
乗用車は前年並みで、6カ月連続で前年同月実績を上回った。
高水準の販売背景に11月の自動車生産は2.3％増の308万300台で過去最高を更新。
1－11月累計では前年同期比3.6％増の2584万4900台。年初には17年の伸び率5％程度と予測、予測より低くなる見通し。

・インド自動車工業会（SIAM）11月の新車販売台数（乗用車と商用車の合計）34万4263台と前年同月比20％増。
20％以上の増加は2012年10月以来。16年11月は政府による突然の高額2紙幣廃止の影響で販売が落ち込み、その反動。

・日清食品HD　<2897> ［終値8310円］11日、中国子会社の株式を香港取引所に上場。
世界最大の即席めん市場、中国が変化。3年連続で前年割れする一方、量から質へのシフトが急ピッチで進む。
得意の高価格帯で縮む市場の争奪に動く。

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・経団連は11日、政府機関や企業でのサイバーセキュリティー強化求める提言を正式に発表。
政府や企業に意識改革促し、抜本的な対策を求めている。

・世界最大のオンライン宿泊予約サイトを運営するオランダ・ブッキング・ドットコムと、
楽天　<4755> ［終値1137.5円］傘下で民泊仲介手掛ける楽天ライフルステイは11日、業務提携。

・政府・与党、2018年度税制改正の焦点だった所得税改革で、
控除の見直しに伴い増税となる会社員を年収850万円超とする修正案決め、来年度改正の骨格が固まった。
企業向け改正では、法人実効税率を29.74％（18年度）に据え置きつつ、
賃金や先進技術投資を増やした企業の実施る負担を最大20％まで減らす。
減税の条件は大企業は前年度比3％以上の賃上げと一定の設備投資、中小企業は1.5％以上の賃上げとした。

・週明けの東京株式市場で、日経平均株価は3営業日続伸。
終値は前週末比127円65銭高、2万2938円73銭と、バブル経済崩壊後の終値最高値を約1カ月ぶりに更新。
25年11カ月ぶりの高値水準に。

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※記事の後ろの記号は、◎（好材料大）〇（好材料）▲（悪材料）×（悪材料大）など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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立会外分売

東京個別指導学院　<4745> ［終値1105円］12/19　270万株

ジャパンエレベーターサービス　<6544> ［終値1811円］12/12　1762円　100万株

公募・売り出し価格

森六HD　<4249> ［IPO］2700円

オムロン　<6645> ［終値6540円］6343円　申込み12/12-13　払込日12/19

日本プラスト　<7291> ［終値1060円］1022円　申込み12/12-13

愛知銀行　<8527> ［終値5360円］5199円　申込み12/12-13　払込日12/19

サンフロンティア不動産　<8934> ［終値1541円］552万株

TOB（公開市場買い付け）

NTTドコモ　<9437> ［終値2889.5円］買い手自社　買い付け価格　2681円　期間　12/12～2018年1/15

新規公開株

銘柄  コード　　市場　　　発行株数　　公募価格　　主幹事証券　注目度

2017/12/12 カチタス 8919  東証  公開株数 23,025,300 公開価格  1,640円 引受証券 大和他  注目度 A
事業内容:戸建ての空き家を中心に買い取り、リフォームにより再生して販売する中古住宅再生事業

2017/12/12 一家ダイニングプロジェクト 9266  マザーズ  公開株数 289,800 公開価格  2,450円 引受証券 日興他  注目度

B
事業内容:居酒屋「屋台屋博多劇場」「こだわりもん一家」などの運営、ブライダル事業

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は続伸。
原油価格の上昇でエネルギー関連が買われ、ハイテク株も上昇。
仮想通貨関連（フィンテック）銘柄も買われる。

アップル（+1.95%）グーグル（+0.39%）フェイスブック（+0.02%）アリババ（+0.94%）エヌビディア（+1.66%）
ネットフリックス（-1.24%）アマゾン・ドット・コム（+0.62%）バイオジェン（+0.69%）
ラッセル2000（-0.12%）HTG(ハイイールドファンド)（+0.02%）NBI（バイオテクノロジー株指数）（-0.02%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約億株、過去20日間月初平均約億株を上回る。

週間ベースでは、ダウは％、ナスダック総合指数は％、S&P500種指数は％　で取引を終えた。

欧州株式市場の主要3指数は、ポンド安背景に英国のみ上昇、金融がけん引。
独仏株価指数はハイテク、公益株が売られ反落。
ギリシャ(アテネ総合)株価指数（-0.30％）、イタリア（MIB）株価指数（-0.36％）と下落。

11日の東京株式市場で日経平均（+0.56％）は3日続伸。
東証株価指数（TOPIX）（+0.53％）も3日続伸。

東証1部出来高は14億2007万株、売買代金は2兆3633億円。
東証1部騰落数は値上がり1,345(65％)銘柄、値下がり615(30％)銘柄、変わらず87(4％)銘柄に。

業種別ランキングでは29業種上昇、4業種下落に。
値上がり上位は、石油石炭、銀行、ガラス土石、機械、保険、繊維、鉄鋼、ゴム・・・
値下がり上位は、建設、海運、陸運、不動産。

東証1部値上がり上位は、ダイキアクシス　<4245> ［現在1679円　+245円］ソースネクスト　<4344> ［現在1395円　+201円］
学情　<2301> ［現在1692円　+169円］ダイトウボウ　<3202> ［現在118円　+11円］

値下がり上位は、田淵電機　<6624> ［現在342円　-42円］三井ハイテック　<6966> ［現在2107円　-226円］
丹青社　<9743> ［現在1301円　-128円］カナモト　<9678> ［現在3580円　-335円］

3メガバンク三菱UFJ　<8306> ［現在794.9円　+11.5円］みずほ　<8411> ［現在203.3円　+1.1円］
三井住友　<8316> ［現在4733円　+105円］

東証マザーズ（+0.83％）、日経ジャスダック平均（+0.58％）は、東証2部（+0.63％）はそれぞれ3日続伸で終了。

『相場の福の神』SBI証券の藤本誠之さんの日刊ゲンダイのコラムには、
eBASE　<3835> ［終値1500円］が載っておりました。
ビックデータ時代で躍進

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