
米株急落 下げ幅史上最大
- 2018年02月06日
- 株・投資セミナー
2018年2月6日(火)晴れ
・世界の金融市場が米国発のリスクに動揺。
想定以上に好調な米経済指標に驚いた投資家が債券を売り米国の長期金利が急上昇。
米国株の急落を誘発し世界に株安が連鎖。
5日の東京市場では日経平均株価が前週末比592円(2.5%)安と1年3カ月ぶりの下げ幅となった。
「適温経済」の持続力が試されている。
・日経平均株価心理的な節目の2万3000円を下回ると、
短期的な下落局面に入ると見たヘッジファンドが日本株に売りを出した。
日経平均の終値は2万2682円で年初からの上昇分を打ち消した。
株安の発端は米金利の上昇。
前週末の米雇用統計が想定以上に良い内容で、利上げのペースが加速するとの見方が債券売りを誘った。
・米国を起点とするリスク回避の流れは世界に連鎖した。
5日は台湾株が2%安となり韓国やインドネシアなどアジア株が軒並み下落。
英国とドイツは17年末比の株価騰落率が下落に転じた。
ニューヨーク市場浴市場の金相場は5日、1トロイオンス1330ドル台と1月の高値から3%弱下落した。
ただ先行きの見方は分かれる。
日本の上場企業の18年3月期業績は5日時点で純利益が29%増と過去最高を見込む。
米国も企業の1株利益が過去最高の水準。
「海外マネー主導による過剰反応だ」との声も。
・三菱重工 <7011> [終値4090円]5日、約10%を実質的に保有する三菱自 <7211> [終値818円]の大半売却する方針。
売却額は500億円超の模様。売却先は主に三菱商事 <8058> [終値3099.0円]の持ち分法適用会社になる見通し。
・パナソニック <6752> [終値1610.0円]5日、
2018年3月期連結純利益、前期比41%増、2100億円(従来予想は1600億円)になる見通しと。
純利益の2000億円超えは10年ぶり。
米テスラの電気自動車(EV)の生産遅れの影響で、成長の柱と位置付ける電池事業が振るわず。
・米連邦予算が8日に改めて期限迎えるのを前に、与党がつなぎ予算巡って水面下の攻防続けている。
1月の予算失効を引き起こした移民制度での対立は解決の糸口が依然見えない。
連邦債務の法定上限を引き上げなければいけない期限も近づいてきた。
・日経平均株価が5日、大幅に下落。
日本株の先行きについて市場関係者に聞いたところ、世界景気の拡大を背景に調整波一時的になるとの見方が多い。
ただ、18年度の企業業績が見えるまで一段高は見込みにくいとの声もあり、見方分かれる。
・日銀 <8301> [終値781.3円]資金供給量(マネタリーベース)が黒田東彦総裁の下で初めて減少に転じた。
1月に供給したお金の量は昨年12月に比べ年率換算で4.1%減少。減少は2012年11月以来、5年2カ月ぶり。
日銀の金融緩和の軸足が「量」から「金利」に移ったことで、国債の買い入れが減ってきたことが背景にある。
・仮想通貨を扱う会社は「取引所」と呼ばれる反面、事業内容は証券取引所とは異なり、
顧客の注文から利ザヤを稼ぎ、「投資家」の側面もある。
債券ディーラーなどに近く。法律上は交換業者の位置付け。セキュリティー面では個社ごとにばらつきも。
仮想通貨交換会社は顧客の注文を自己勘定で引き受けてもいる。
売買を成立しやすくする長所があり、
債券や外国為替証拠金(FX)の取引で用いられる「マーケットメーク方式」と呼ぶ手法。
この際、「安く買って、高く売る」ように買値と売値を設定し、その差(利ザヤ)を収益源とする。
銀行などと違って「自己勘定で取れるリスク量の規制がなく、開示もしていない」。
・韓国国家情報院は5日の国会情報委員会で、日本の仮想通貨交換業者コインチェック(東京・渋谷)から
580億円分の仮想通貨「NEM(ネム)」が流出した事件に北朝鮮の関与が推定されると報告。
・韓国現代自動車5日、新型燃料電池車(FCV)「NEXO(ネクソ)」を3月、韓国で発売へ。
価格は約6000万ウォン(約600万円)前後の見通し。
韓国政府からのエコカー補助金受けた実質的価格は3000万ウォン台と、中型SUV並みに抑える方針。
・三井物産 <8031> [終値2003.5円]資源分野で再び攻めへ出る。
5日には豪石油ガス開発大手AWEを買収する。最大500億円強投じる構えで、約1年半ぶりの大型投資に。
市況回復で足元の業績には追い風が吹くが、相場急変時の備えの重要性も高まっている。
・日本のプラント各社が欧州で環境装置事業を拡大する。
日本国内で培ったプラント設営ノウハウを生かし、欧州を新たな収益源に育てる。
JFEエンジニアリング <5411> [終値2619.0円]ごみ焼却発電所など100億円規模の大型案件を相次ぎ受注。
日立造船 <7004> [終値564円]も現地拠点を拡充する。
・日産自 <7201> [終値1169.5円]中国合弁5日、
生産能力増強や電気自動車(EV)などの開発に5年間で600億元(約1兆円)を投資する。
2025年までに中国で電動化に100億ユーロ(約1兆4000億円)を投じると発表した
独フォルクスワーゲン(VW)と並ぶ大型投資となる。
ここから【コロ朝プレミアム】に掲載
http://www.koronoasa.com/info/
2017年週末の【銘柄研究】検証(2018年1/22)
http://www.koronoasa.com/?p=40809
・前週末の米ダウ工業株30種平均の急落が波及し、
週明け5日は東京などアジアのほか欧州の株式市場が軒並み下げ、株安が連鎖した。
足元の株安は一時的なスピード調整と捉える向きもあるが、
米長期金利の急上昇への警戒感から波乱模様となっている米国株が落ち着きを取り戻すかが日本株を左右する。
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※記事の後ろの記号は、◎(好材料大)〇(好材料)▲(悪材料)×(悪材料大)など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。
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株式分割
PR TIMES <3922> [終値3490円]2/28 1株→2株
ニフコ <7988> [終値7800円]3/31 1株→2株
立会外分売
暁飯島工 <1997> [終値1477円]2/6 1441円 10万株
ソーシャルワイヤー <3929> [終値1776円]2/13-16 17万株
公募・売り出し価格
GLP投資法人 <3281> [終値4055円]国内で54万4484口
和田興産 <8931> [終値1023円]992円 申込み2/6-7 払込日2/13
阪急リート投資法人 <8977> [終値131400円]12万8115円 申込み2/6-7 払込日2/13
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(今日の一言)
海外NY株式市場は、大幅続落となった。
ダウ工業株30種平均は一時、1600ドル近く下落し取引時間中過去最大の下げ幅記録。
ダウとS&P500種株価指数は2011年8月以来の大幅な下落率となった。
アップル(-2.50%)グーグル(-5.05%)フェイスブック(-4.74%)アリババ(-3.62%)エヌビディア(-8.49%)
ネットフリックス(-4.92%)アマゾン・ドット・コム(-2.79%)バイオジェン(-4.51%)バークシャー(-5.89%)
ラッセル2000(-3.63%)HTG(ハイイールドファンド)(-0.55%)NBI(バイオテクノロジー株指数)(-4.39%)
(米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加)
3市場(NYSE、MKT、ナスダック取引所)出来高は約億株、過去20日間月初平均約億株を上回る。
週間ベースでは、ダウは%、ナスダック総合指数は%、S&P500種指数は% で取引を終えた。
欧州株式市場の主要3指数は物価上昇懸念で続落。
ギリシャ(アテネ総合)株価指数(-2.48%)、イタリア(MIB)株価指数(-1.64%)と大幅下落。
5日の東京株式市場で日経平均(-2.55%)は2日続落。
東証株価指数(TOPIX)(-2.17%)も2日続落。
東証1部出来高は18億8189万株、売買代金は3兆5671億円。
東証1部騰落数は値上がり118(5%)銘柄、値下がり1,930(93%)銘柄、変わらず17(0%)銘柄に。
業種別ランキングでは全業種下落に。
値下がり上位は、石油石炭、非鉄金属、鉱業、ガラス土石、金属製品、パルプ・紙、機械、不動産・・・
東証1部値上がり上位は、アイスタイル <3660> [現在1371円 +259円]GSIクレオス <8101> [現在1894円 +275円]
VIX短期先物 <1552> [現在11790円 +1700円]日本光電 <6849> [現在2890円 +341円]
値下がり上位は、フジクラ <5803> [現在897円 -178円]グランディハウス <8999> [現在485円 -93円]
インソース <6200> [現在3830円 -700円]寿スリット <2222> [現在5970円 -820円]
3メガバンク三菱UFJ <8306> [現在820.9円 -24.5円]みずほ <8411> [現在204.9円 -2.7円]
三井住友 <8316> [現在4935円 -100円]
東証マザーズ(-2.72%)、日経ジャスダック平均(-2.37%)、東証2部(-1.91%)はそれぞれ2日続落で終了。
尋常でない下落となったダウ工業株30種平均ですが、東京市場への影響も必至となりますね。
『相場の福の神』SBI証券の藤本誠之さんの日刊ゲンダイのコラムには、
フルテック <6546> [終値1543円]が載っておりました。
自動ドア。右肩上がりの高成長。
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