最新の経済ニュース・最新株式情報はコロ朝経済ニュース・株式掲示板で!

金縛りの日銀


2017年2月25日(日)くもり

・金縛りの日銀 「円安・株高」堅持へ、政治の足かせ。
日銀 <8301> [終値35350円]黒田東彦総裁が続投する。
2018年の世界の金融市場は歴史的な転換期にある。
欧米の中央銀行は大規模緩和の正常化に向かい、
市場の関心は正常化による株価や金利(債券価格)への影響がどこまで及ぶかに集まる。

・金縛りの日銀 「円安・株高」堅持へ、政治の足かせ。
デフレ脱却や持続的成長を目指すアベノミクスにとって、
金融緩和策をてこに金融市場の安定を維持することは重要な課題に。
日銀の一挙一投足にも世界の市場は注目。
ひとたび金融緩和縮小・正常化の兆しと見なされれば、相場の動揺は避けられない。
日本のデフレ脱却は近づいている。
そして、来年以降見据えれば「日銀は事実上の正常化を進めざるを得ない」と日銀ウォッチャーの共通認識。
いずれ訪れる景気後退に備え、緩和余地を残しておくという考え方は根強い。
日本の要因でいえば、19年10月に予定する消費増税が景気後退を招く懸念もくすぶる。

・金縛りの日銀 「円安・株高」堅持へ、政治の足かせ。
マイナス金利政策による金融機関や年金基金の収益圧迫といった副作用がいつ許容範囲を超えるかも読めない。
現実には為替や株価を大きく左右するのは米市場。
正常化には米経済や米市場が安定することが大前提という「米国頼み」の構図もある。
政治の足かせで「金縛り」状態なる日銀はどう動くのか。第2基黒田体制と金融・株式市場の今後を展望する。

・日経平均株価は前週も不安定な値動きが続いた。
週間で2週連続高とはなったが、反発力は鈍く、当面の節目とされる2万2000円を挟んで一進一退だった。
市場が先行きに確信が持てない中、円高不安と割安感からの買いが綱引きする形で、円高なのに株価が上昇する、
ちぐはぐな「ダッチロール相場」も目立つ。
金融市場を振り回しているのが足元で3%に迫る米長期金利。
好景気時の巨額減税と拡張的な財政が景気の過熱を招く「悪いインフレ」への懸念が高まっている。
米金利高は、普通ならドル高要因なのにドルが売られる本質的な理由の1つもそこにある。
その余波で日本では円高なのに株高という場面も目立つ。
円高は輸出企業の多い日本株には本来逆風も、
足元のPER(株価収益率)が13倍程度に低下し、割安感からの買いも入りやすくなった。
だが、米金利高・円高という環境下では腰の入った買いも見込みにくく。

・金縛りの日銀 出口どこに 見定める市場。
日銀執行部が新たなスタートを切る。
黒田総裁の続投や副総裁の夫人からは、市場の安定を狙う政権の意図が透ける一方、株や為替は不安定な状況が続く。

・金縛りの日銀 出口どこに 見定める市場。
年内見直し論、急速に後退。
今は好調な日本経済でも、いずれ景気後退の波がやってくる。
日銀が打つ次の一手は何か。最も有力紙されているのが、長短金利操作の見直し。
現在は長期金利をゼロ%程度に誘導しているが、これを0.1~0.2%ほど引き上げるとの見方。
だが、下手に動けば緩和縮小観測から円高・株安を呼びかねない。
大切なのは「緩和縮小ではない」とのメッセージを送り続けること。

・金縛りの日銀 出口どこに 見定める市場。
日銀にとって鬼門となるのが、19年10月に予定する消費税10%への引き上げ。
国際通貨基金(IMF)は20年の成長率が2%まで下がると予測する。
安倍晋三首相は消費増税後の景気後退念頭に対策作りを指示。市場では「追加補正は十分あり得る」との見方浮上。

・金縛りの日銀 出口どこに 見定める市場。
年明けに強まった早期正常論は、足もとでは急速に後退。
マイナス金利政策による銀行経営の悪化など副作用はさらに広がりそう。

・金縛りの日銀 海外中央銀行、正常化の動き強める。
海外の中央銀行は金融政策の正常化の動きを強めている。
米連邦公開市場委員会(FOMC)が2017年12月に示した18年の利上げ回数は3回。
米先物市場から算出した3月の利上げ確率は約8割。
世界的な金融市場の動揺にもかかわらず、利上げ見通しは変わっていない。年4回の利上げも現実味。
今後の焦点はパウエル氏は27日、初の議会証言に臨む。
議会証言では利上げ速度について言及するかどうかが注目される。
トランプ政権が空席の4人の理事に誰を指名するかも焦点。

中国も金融政策を引き締め気味とする。
2016年12月「穏健な金融政策」から「穏健中世の金融政策」に改めた。
人民元の下落を抑制すると同時に、過度の金融緩和が企業債務の拡大や不動産バブルを招いたとの反省があるため。
市場では18年に退任する中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁の後任人事に注目。

欧州では、19年10月に欧州中央銀行(ECB)のドラギ副総裁にスペインのルイス・デギンドス経済相が内定、
ワイントマン・ドイツ連銀総裁がドラギ氏の後任になる可能性が高まった。
市場では、ECBによる金融正常化のペースが速まる可能性が浮上。

・金縛りの日銀 ルスクは「追い込まれ緩和」
市場関係者の考えるリスクシナリオ
・ドル安継続で日銀が追加緩和決断、正常化遠のく
円相場が1ドル=100円に近づき、日銀は買い入れ対象を多様化
・日銀が政府と新たな共同声明。財政伴う「ヘリマネ」へ
日銀が賃金上昇率など新たな政策目標を設定し追加緩和、政府は財政支出拡大へ
・追加緩和「不発」で市場失望、円高・株安加速
市場で日銀が円高・株安を止める手段がないと見透かされる恐れ

・総務省の家計調査報告で、2017年の消費支出(2人以上世帯、月平均)は物価変動の影響を除く実質で0.3%減となった。
マイナスは4年連続。企業業績の拡大や自動化をはじめとする高水準の設備投資背景に、
国内景気は改善が続いているものの、その効果が消費へと回らない状態から脱せずにいる。
内閣府が発表する消費者態度指数(2人以上世帯、季節調整値)も1月は前月比横ばい。
内閣府は基調判断を「持ち直している」から「持ち直しのテンポが緩やかになっている」と下方修正。

・しわ改善美容液、2つの手法でツルリ、業績も潤い。
日本で初めてしわ改善美容液として厚生労働省の認可得たのがポーラHD <4927> [終値4415円]傘下
ポーラが発売した「リンクルショット メディカル セラム」(1万4580円)。
しわの原因となる酵素「好中球エラスターゼ」に着目し、その働きを抑える有効成分「ニールワン」配合。

一方、資生堂 <4911> [終値6322円]しわ改善美容液は
「エリクシール シュペリエル エンリッチド リンクルクリームS」(6264円)発売。
しわの主な原因として肌のうるおい不足に注目。
真皮をつくるヒアルロン酸が減ると水分が不足し、しわが出来やすくなる。
そこで肌の水分を回復する機能を持つレチノールを使い、ヒアルロン酸を増やすことを考える。

・投資テーマを斬る 北極海航路
ロシアの天然資源を北極海経由で世界各地に運ぶ壮大な取り組みが始まった。
米地質調査所によると、ロシアは世界の未発見資源のうち天然ガスの3割、原油の1割強を占める。
資源の荷動きが盛んになれば、日本の海運会社や商社などの大きな商機になる。

北極海航路に関わる企業
商船三井 <9104> [終値3390円]ヤマル基地と欧州・アジアを結ぶLNG船を運航
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済  http://www.koronoasa.com/info/

・スマホを足掛かりに成長した新興企業も、IPの活用に積極的。
国内のキャラクタービジネス市場は、2兆円台半ばでほぼ横ばいと。
市場拡大には新たなヒーロー、ヒロインの登場が欠かせない。
主なIP(知的財産)関連銘柄
任天堂 <7974> [終値48360円]マリオなどゲーム
バンナムHD <7832> [終値3505円]機動戦士ガンダムなどの版権
創通 <3711> [終値3415円]機動戦士ガンダムなどの版権管理。バンナムHDが出資。
アカツキ <3932> [終値6020円]バンナムHDと「ドラゴンボールZドッカンバトル」を開発。
スクエニHD <9684> [終値4490円]ファイナルファンタジーなどゲーム
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済  http://www.koronoasa.com/info/

・株式市場では大型株の戻りの鈍さが鮮明。
米金利上昇をきっかけに急落した日経平均株価は14日を底に反発したが、その後は2万2000円を挟み一進一退が続く。
2万2000円以上の価格帯は昨秋以降の上げ局面で「滞空時間」が長く、戻り売りも出やすいため。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済  http://www.koronoasa.com/info/

・中小型株投信で組み入れの多い主な銘柄
レーザーテック <6920> [終値4390円]昨年末比株価騰落率 54.3%
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済  http://www.koronoasa.com/info/

・OUT Look:今週(26~3月2日)の株式相場、日経平均株価は値動きの荒い展開に。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済  http://www.koronoasa.com/info/

・Wall Street:今週の米市場ではパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長証言が最大の注目。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済  http://www.koronoasa.com/info/

・ランキング:来期の経常増益率ランキング
上位には海運やゲーム関連が並ぶ。
1位川崎汽船 <9107> [終値2599円]来期の経常増益率 671.7% 統合効果でコンテナ収益回復
2位リコー <7752> [終値1144円]469.1% 足元で進めてきた構造改革の成果への期待。
3位メガチップス <6875> [終値3685円]256.4% LSI(大規模集積回路)、「スイッチ」効果続く。
6位セガサミー <6460> [終値1579円]101.0% 遊技機製造の自由度増す。
11位ベネッセHD <9783> [終値3950円]68.0% 大学入試改革が追い風。

・世界市場往来:先週の世界の株式相場は主要25の株価指数のうち18指数が上昇。

上位1位ベトナム週間騰落率4.07% 2位台湾3.58% 3位ブラジル3.28% 4位ロシア2.99% 5位中国2.81% 11位日本0.79%
下位25位フィリピン▲1.68% 24位南アフリカ▲0.70% 23位英国▲0.69% 22位イタリア▲0.55% 16位米国0.36%

日経ヴェリタスを含め、日経新聞、日経産業新聞、日刊工業新聞
そして産経新聞を元証券マンの目でいいとこ取り!?
ディトレード・スイングトレードの種が満載。市場の噂も好評です。
忙しい朝の時間と手間の短縮と費用の縮小に『コロ朝プレミアム』
こちらをクリック http://www.koronoasa.com/info/

<<(株)アスリーム免責事項>>
● 本資料は、投資判断の参考となる情報の提供を唯一の目的としており、
特定の銘柄について投資勧誘を目的にしたものではありません。
本資料言及した銘柄や投資戦略は、投資に関するご経験や知識、
財産の状況および投資目的が異なるすべてのお客様に、一律に適合するとは限りません。

———————————————————————–

株式会社アスリーム
INTERNET MEDIA OF INVESTMENT NEWS
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場2-14-5

URL : http://koronoasa.com/
【問い合わせ】http://www.koronoasa.com/?page_id=30
———————————————————————–

記事の続きはコロ朝プレミアムで!

コロ朝プレミアム入会はこちらから