データは新たな資源

2018年4月3日（火）曇りのち晴れ

・世界各地で毎日、企業の活動や個人の行動などから膨大な量のデータが生み出される。
つぶさに分析すれば成長の原動力になる「新たな資源」だが、人の行動を支配しうるリスクも抱える。
世界はデータの世紀に入った。
ネットの検索履歴や車の走行情報が新サービスを生み、経済や政治のデータがマネー動かす。
「データは新たな資源」「新たな石油」とIT（情報技術）大手の経営者は口をそろえる。
限りある石油と違い猛烈な勢いで膨張するデータを、世界中の企業が吸い上げる。
20世紀を石油の世紀とすれば、21世紀はデータの世紀。
その先頭を走るのがグーグルやアップルなど「GAFA」と呼ばれる米IT4社。
急拡大ぶりは、勃興時の石油産業の姿にも重なる。
歴史は繰り返す。データの世紀が問いかけるのは、産業構造の転換や企業間の攻防にとどまらない。

・厚生労働省は介護が必要な高齢者の身の回りを世話する「生活援助」について、
平均以上の利用回数になる介護計画（ケアプラン）を市町村に届け出るよう義務付ける。
過剰な利用を洗い出し、本人の自立支援や重度になるのを防ぐ中身かどうか検証する。
介護費用の膨張抑制する狙い。4月中にも正式に決定し、10月から始める。
概ね月30～40回前後の利用とし、対象者は年間で数万人規模に上るとみられる。

・日本経済新聞社が売上高100億円以下の上場企業995社「NEXT（ネクスト）1000」を対象に
株価上昇率をランキングしたところ、インターネットや半導体など成長分野で欠かせない技術を持つ企業が上位に並ぶ。

1位イー・ガーディアン　<6050> ［終値3875円］ネットの投稿監視　3年間での平均上昇率149.3％
2位マルマエ　<6264> ［終値1707円］精密部品加工　129.3％
3位夢の街創造委員会　<2484> ［終値2150円］ネット出前受け付け　115.0％
4位トリケミカル研究所　<4369> ［終値5030円］半導体用化学薬品　103.5％
5位五洋インテックス　<7519> ［終値280円］インテリア　92.6％

・トヨタ　<7203> ［終値6779円］国内メーカーで唯一続けてきた販売系列ごとの販売戦略を東京で見直す。
2019年4月に直営の4販売会社を統合する。
チャネル（系列）販売は続けるが、チャネルごとに売っていた車種を合同で売る店舗を都内に設ける。
国内市場の縮小と、カーシェアリングなどの普及で「保有」から「共有」への消費の構造変化がトヨタを動かした。

・2017年の国内カーシェア会員数は108万人で、この5年で6.5倍。
トヨタ　<7203> ［終値6779円］国内販売担当、佐藤康彦専務役員「これから10年はチャネルに頼った経営はできない」
チャネルの枠を超えたシェアリング事業手がける考え。

・日銀　<8301> ［終値35050円］2日発表、
3月全国企業短期経済観測調査（短観）では、大企業製造業の景況感が8四半期ぶりに前期比悪化。
保護主義的な動きが広がり、円高と資源高も進む中で企業は先行きを慎重に見始めている。
2018年の経済成長はこれまでより緩やかなものになる可能性がある。

・米中貿易摩擦で、中国が2日に報復関税発動に踏み切る。
対象品目は3月公表済みだが、実際に発動して一歩も引かぬ姿勢見せた。
米中との貿易戦争は避けたいのが本音で水面下では双方の交渉が本格化。

・自民、公明両党カジノを含む統合型リゾート（IR）実施法案に盛り込む認定区域の上限を全国で3カ所とすることで合意。
日本人のカジノ入場料の水準に関しては両党の意見に隔たりがあり、一致できず、3日の会合での決着目指す。

・日銀　<8301> ［終値35050円］が持つ上場投資信託（ETF）の残高が3月末の時価で約24兆円に上る。
年6兆円のペースで買い増し、株高で含み益膨らむ。当面今のペースで買い続ける構え。
一方、将来の「出口」をどう描くか課題もある。

・財務省は2日、2月の税収が前年同月比7.2％増、4兆8158億円となる。
昨年堅調だった世界景気を反映し、12月期決算企業中心とした税収が1兆2265億円と前年同月比で22.3％増。

ここから【コロ朝プレミアム】に掲載
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2017年週末の【銘柄研究】検証（2018年1/22）
http://www.koronoasa.com/?p=40809

・2020年東京五輪・パラリンピックの会場警備をめぐり、
セコム　<9735> ［終値7854円］綜合警備保障（AKSOK）<2331> ［終値5190円］中心に結成準備進められてきた
共同企業体（JV）が首都圏の同業者14社で正式に設立、最終的に全国で100社超が参加する見通しに。
大量の人員が必要となる五輪での万全な警備に向けて「オールジャパン体制」の構築目指す。

・安倍晋三首相は2日の政府与党連絡会議で、トランプ米大統領と会談するため、17～20日の日程で訪米する。
「2日間にわたり、じっくり首脳会談行いたい」との決意。

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※記事の後ろの記号は、◎（好材料大）〇（好材料）▲（悪材料）×（悪材料大）など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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第三者割当

アミタHD　<2195> ［終値3965円］第三者割当中止
立会外分売

アトトナー　<2163> ［終値1195円］4/17-20　50万株

公募・売り出し価格

グッドコムアセット　<3475> ［終値2007円］104万8000株

新規公開株

銘柄  コード　　市場　　　発行株数　　公募価格　　主幹事証券　注目度

2018/4/3 ブティックスブティックス 9272  マザ―ズ  公開株数 476,100 公開価格 1,350円 引受証券 野村他 注目度 B
事業内容:介護業界を対象とした商談型展示会の開催、介護事業者などのM&A（合併・買収）仲介サービス、
eコマース（電子商取引）での介護用品の販売など
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（今日の一言）

3連休明けの海外ＮＹ株式市場は大荒れ。
ダウ工業株30種平均は一時758ドル（3.1％）安の場面もあり、多少戻して終了。
ハイテク株が売られ、主要三指数とも大幅急落となった。
ダウとS&P500種株価指数は、2016年6月の英国の欧州連合（EU）離脱決定以来初めて200日移動平均線を下回る。

アップル（-0.66%）グーグル（-2.45%）フェイスブック（-2.75%）アリババ（-3.23%）エヌビディア（-4.55%）
ネットフリックス（-5.10%）アマゾン・ドット・コム（-5.21%）バイオジェン（-2.53%）バークシャー（-2.25%）
ラッセル2000（-2.41%）HTG(ハイイールドファンド)（-0.39%）NBI（バイオテクノロジー株指数）（-3.97%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約億株、過去20日間月初平均約億株を上回る。

週間ベースでは、ダウは％、ナスダック総合指数は％、S&P500種指数は％　で取引を終えた。

欧州株式市場の主要3指数は
ギリシャ(アテネ総合)株価指数（％）、イタリア（MIB）株価指数（％）とまちまち。

4月2日の東京株式市場で日経平均（-0.31％）は安値引け・3日ぶり反落。
東証株価指数（TOPIX）（ -0.44％）も3日ぶり反落。

東証マザーズ（-0.08％）は5日ぶり反落、
日経ジャスダック平均（+0.47％）、東証2部（+0.05％）はそれぞれ3日続伸で終了。

東証1部出来高は9億5673万株、売買代金は1兆6740億円。
商いが少ないですね・・・（今年最低）
東証1部騰落数は値上がり653(31％)銘柄、値下がり1,346(64％)銘柄、変わらず80(3％)銘柄に。

業種別ランキングでは5業種上昇、28業種下落に。
値上がり上位は、その他製品、空運、電気・ガス、保険、化学。
値下がり上位は、パルプ・紙、不動産、精密機器、建設、石油石炭、銀行、陸運、繊維、・・・

東証1部値上がり上位は、前澤工　<6489> ［現在457円　+47円］　ERIHD　<6083> ［現在1177円　+109円］
オプトHD　<2389> ［現在1810円　+160円］二ホンフラッシュ　<7820> ［現在2647円　+193円］

値下がり上位は、サンワテクノス　<8137> ［現在1591円　-300円］クラウディアHD　<3607> ［現在556円　-59円］
Hamee　<3134> ［現在1626円　-171円］LITALICO　<6187> ［現在1613円　-132円］

3メガバンク三菱UFJ　<8306> ［現在691.4円　-5.6円］みずほ　<8411> ［現在190.3円　-1.1円］
三井住友　<8316> ［現在4415円　-43円］

世界各地で毎日、企業の活動や個人の行動などから膨大な量のデータが生み出される。
つぶさに分析すれば成長の原動力になる「新たな資源」だが、人の行動を支配しうるリスクも抱える。
世界はデータの世紀に入った。
ネットの検索履歴や車の走行情報が新サービスを生み、経済や政治のデータがマネー動かす。
「データは新たな資源」「新たな石油」とIT（情報技術）大手の経営者は口をそろえる。
限りある石油と違い猛烈な勢いで膨張するデータを、世界中の企業が吸い上げる。
20世紀を石油の世紀とすれば、21世紀はデータの世紀。
その先頭を走るのがグーグルやアップルなど「GAFA」と呼ばれる米IT4社。
急拡大ぶりは、勃興時の石油産業の姿にも重なる。
歴史は繰り返す。データの世紀が問いかけるのは、産業構造の転換や企業間の攻防にとどまらない。

日経の1面、ブレインパッド　<3655> ［終値2992円］企業のデータを分析し販促に活用するデータマイニング提供に強み。
データ解析が好採算の大型案件増大。
ただ、一気に買い物が来た場合は、一旦天井感になってしまう場合もありますね・・・

『相場の福の神』財産ネットの藤本誠之さんの日刊ゲンダイのコラムには、
セレスポ　<9625> ［終値1767円］が載っておりました。
五輪特需で増収増益。

続きの個別銘柄等は【コロ朝プレミアム】に掲載済
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JR東日本　<9020> ［終値9728円］、鉄道総合技術研究所（東京・国分寺）、山梨県は

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