
扉を開いて(11/28)
- 2010年11月28日
- 株式投資・経済ニュース全般
2010年11月28日(日)はれ
・インフラ争奪、新興国経済成長と人口増を背景に社会基盤整備急ぎ、先進国も雇用や環境対策のための施設更新前倒し。
ベトナム:新興国で初めてとなるベトナムでの原発受注は官民一体の「オールジャパン体制」の働き掛けが実を結ぶ。
新幹線計画具体化の可能性も。レアアース(希土類)開発問題も急転直下決着。
インド:インフラ整備予算(中央政府)現行5ヵ年計画(2007年4月〜12年3月)で約4000億ドル(約34兆円)。
前の計画の2.4倍。20年までに原発20基以上建設する予定。
ブラジル:高速鉄道計画、入札(29日予定)来年4月に延期。厳しい事業条件に韓国勢以外応札確約なく、
日欧に参加促すも投資条件を巡る調整の難しさと新興国の不確実性も浮き彫りに。
豪州:北東部クイーンズ・ランド州ゴールドコーストの路面電車敷設事業のPPP(官民パートナーシップ)入札で
伊藤忠 <8001> [終値778円]期待。
毎年30万〜40万人のペースで人口増。業界団体は今後の10年のインフラ整備需要を総額7000億豪ドル(約57兆円)超。
水事業案件多い。
・チームジャパン、世界に競り勝つ戦術。「地味な国内銘柄」原子力発電、鉄道、水処理など技術誇る企業海外展開急ぐ。
原発:東芝 <6502> [終値424円]日立 <6501> [終値396円]三菱重工 <7011> [終値301円]代表。
鉄道:車両メーカーで日立 <6501> [終値396円]と川重 <7012> [終値252円]に日本車両 <7102> [終値383円]。
ナブテスコ <6268> [終値1569円]も中国で攻勢。
水インフラ:海水淡水化水処理膜で東レ <3402> [終値468円]日東電工 <6988> [終値3610円]
工業用水や下水処理膜では旭化成 <3407> [終値502円]専用ポンプで荏原 <6361> [終値353円]量産急ぐ。
・ドル相場堅調、金融市場に「3極リスク」東アジアの地政学リスク、米国の不確実性リスク。
・アイルランド金融支援は混乱収拾の突破口になるか。それとも新たな危機を呼ぶパンドラの箱か。
ユーロ防衛基金使う初の例で28日にも850億ユーロの支援決まるも欧州の財政・金融不安は一服せず。
ポルトガル、スペインへの危機の連鎖が公然と語られる。
最大の焦点はユーロ圏で4番目に経済規模が大きいスペイン危機が及ぶかどうか。
・日経平均株価、1950年以降過去60年間地政学リスクから下げた場合、平均で4.2日、3.5%の下落で下げ止まる傾向。
・ランキング:日銀金融緩和策10/5国内不動産投信(REIT)買い入れ発表。10/4起点11/26までのREIT騰落率ランキング
日銀買い入れ限度額総計で約500億円。
対象REIT条件格付けダブルA以上、年間200日以上売買成立、年間売買累計額200億円以上。
上昇率トップ森ヒルズ <3234> [終値267400円]騰落率27.6% PBR(株価純資産倍率)0.5倍。
都心オフィスビルや高級住宅に投資。
2位FCレジデンシャル <8975> [終値285000円]21.3% 0.8倍。
東京都心の賃貸住宅に投資。24日第2位株主米エスジェイ・セキュリティーズが解散求める。REITへの解散請求は初。
3位大和証券オフィス <8976> [終値268700円]19.5% 0.5倍。
9位日本リティールファンド <8953> [終値132600円]12.4% 0.8倍。
商業施設への投資に特化。資産規模では全REITで2位。
28位ジャパン・ホテル・アンド・リゾート <8981> [終値215400円]3.8% 0.4倍。米GS運営。
シティホテル中心に8物件に投資。格付けシングルAマイナスで日銀の買い取り基準(ダブルA以上)満たさず。
・ソニー <6758> [終値2889円]金融部門が好調。
ソニーFH <8729> [終値298100円]を中核とする金融部門の2010年7-9月期営業利益前年同期比31%増430億円。
ソニー連結営業利益の6割占め最大の稼ぎ頭に。
・ITホールディングス <3626> [終値1008円]グループ内再編に乗り出す。
2011年4/1付で3つの子会社を1社に集約。経費削減と営業強化へつなげる。
・バイオ医薬品分野で活躍しそうな企業。収穫期に近づき再注目も。
大型医薬品(世界売上高の上位50種類)の合計売上高に占めるバイオ医薬品の割合、2001年14%から29%に伸びる。
オンコセラピー <4564> [終値170500円]
がんワクチンの治験が最終段階迎え、大塚製薬など提携先の製薬会社からの開発協力金増加。2009年3月から黒字化。
メディネット <2370> [終値22330円]技術提供先となる医療機関増で黒字維持。
セルシード <7776> [終値737円]シート状細胞使い患部再生技術開発。
最終損益は赤字も来年末にも欧州で製品発売見通し。
・来月上場大型新人、大塚HD <4578> [仮条件価格2000-2400円]12/15東証上場。仮条件もとに上場時価総額1兆3000億円
今年4月第一生命 <8750> [終値120700円]に次ぐ上場規模。
「ポカリスエット」などニュートラシューティカル関連事業(NTC)23%、医療関連事業が66%占める。
中身は完全な「製薬会社」海外売上高も45%と製薬会社の中では国際化にも積極的。
理論価格1株=2361円。仮条件の上限に近い。
・OUT Look:今週の株式相場は朝鮮半島情勢の緊迫化や欧州財政不安の拡大など
不透明な外部要因に左右される展開に。
日経平均株価は4週連続で上昇、1万円台維持も市場海外情勢の行方見極めるまで売買手掛けにくいとの声。
欧州経済指標や11月の米雇用統計にらむ。
日経225先物11/19時点で6ヶ月ぶり2兆円強に急増。「裁定解消の現物売りを通じて相場下落に拍車」とも。
合同軍事演習で北朝鮮の反応焦点。
12月第2金曜日の10日はラージSQ(特別清算日)でSQ近づく程需給面で値動き激しくなりやすい点に要注意。
「日経ボラティリテー指数」11/26は21.71と落ち着いてるものの同指数注視も。
・Wall Street:今週の米株式相場は不安定な値動きか。
欧州財政不安の拡大や朝鮮半島情勢の緊迫化など懸念材料増え、積極的に手掛けにくい。
週末3日に発表される11月の米雇用統計も注目。市場予測非農業部門の雇用者数前月比15万人増。
投資マネーが米国債など安全資産に逃避し、株価調整色強まる可能性も。
2日には11月の米主要小売業売上高発表。年末商戦資産効果がどう個人消費に波及するか探る材料に。
・プロの相場観 向こう1週間の【ブルベア調査】強気派57%(前回比-7)弱気派22%(同+5)中立22%(同+3)
投資家心理が悪化。景気の先行き見極めたいとの見方。
もう少し続きますが「検査」の時間となり、帰ってきたからアップいたします。
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