見えてきた新・勝ち組

2018年5月13日（日）曇りのち雨

・見えてきた新・勝ち組　「3高」の壁、乗り越える投資
5月初め、英調査会社アブソリュート・ストラテジー・リサーチ、日本株の投資姿勢を「強気」から「中立」に。
同社が日本株の見通し引き上げたのは昨年9月。その後半年余りで日本企業の取り巻く情勢が様変わりっしたと判断。
2019年3月期は、日経新聞社の集計では11日時点で純利益が3％減。
今後の上方修正に期待も高まるが、いずれにしろ収益の踊り場感強まる。
背景に3つの「高」がある。
1つは円高。製造業の多くが今期の想定レートを1ドル=105円と置く。
前期比6～11円程度の円高は主要企業の経常利益を3～5％押し下げる。
2つ目は人件費高。
3つ目は原燃料高。原油高は燃料だけでなく、石油化学製品など幅広い素材価格を押し上げる。

・見えてきた新・勝ち組　「3高」の壁、乗り越える投資
すでに「3高」時代に適応する企業選びも始動。
適温相場の終わりを背景に「どんな銘柄でも上がる相場環境は終わった。これからは選別が必要」。
「コスト高の環境が続けば企業の収益力格差は一段と拡大する」との指摘も。
独自のモデルで高成長遂げる日本M&Aセンター　<2127> ［終値3380円］やペプチドリーム　<4587> ［終値4345円］注目
脱デフレや人手不足といった日本経済の構造転換をむしろ商機に変えて事業拡大する企業も有望。
例えば丸輪運輸機関　<9090> ［終値4425円］。

・東京外国為替市場で10日、円相場が一時1ドル=110円台と約1週間ぶりの円安・ドル高水準となった。
日米金利差の拡大観測や地政学リスクの後退が直接の理由。
需給面では、武田薬品　<4502> ［終値4654円］による
アイルランド製薬大手シャイアーの巨額買収の手続きが終わるまで円売り圧力がかかるとの見方もある。
当面は110円台への定着うかがう展開になりそう。
市場では「米中貿易交渉がまとまれば112円に向かう」との見方もある。

・見えてきた新・勝ち組　3つのテーマで銘柄選別
2年連続で最高益更新した日本企業の前には円高と人件費高、そして原燃料高が待ち受ける。
2018年の市場が選ぶのは「3高」を乗り越えられる銘柄。
1.真水の力　2.オンリーワン　3.脱デフレ。3つのテーマから「勝ち組」を探った。

・見えてきた新・勝ち組　3つのテーマで銘柄選別
企業の真水の実力　為替に動じず自力で利益生む
為替影響除くと増益：トヨタ　<7203> ［終値7543円］グループ世界販売台数が増加
日立建機　<6305> ［終値4025円］出荷増えるが人件費は増加も

為替影響あっても増益：コマツ　<6301> ［終値3603.0円］建機好調、値上げも寄与
ダイキン　<6367> ［終値13470円］アジアでエアコン伸びる
日本電産　<6594> ［終値17340円］買収効果や出荷数量増
カシオ　<6952> ［終値1714円］「G-SHOCK」が好調

為替影響除いても減益：ソニー　<6758> ［終値5177円］半導体の出荷減が響く
マツダ　<7261> ［終値1463.5円］研究開発費などが重荷

・見えてきた新・勝ち組　3つのテーマで銘柄選別
オンリーワン　まねできない事業　オンリーワンの事業で高収益
ユー・エス・エス　<4732> ［終値2302円］売上高営業CF比率　39.9％　中古オークション最大手
インフォマート　<2492> ［終値1071円］38.1％　企業間商取引の電子基板を提供
日本M&Aセンター　<2127> ［終値3380円］36.9％　中小企業のM&A仲介大手
ペプチドリーム　<4587> ［終値4345円］36.0％　特殊ペプチドを人工的に量産
エフオン　<9514> ［終値1526円］35.6％　企業の省エネ支援サービス
ネクソン　<3659> ［終値1501円］35.5％　PC向けオンラインゲーム
オービック　<4684> ［終値9390円］33.7％　企業向けシステム
デジタルアーツ　<2326> ［終値5450円］33.4％閲覧制限ソフトを開発
プロシップ　<3763> ［終値2696円］28.0％　企業向け会計システム
ヒロセ電機　<6806> ［終値14790円］26.1％　スマホや自動車向けコネクター
マニー　<7730> ［終値4600円］26.1％　手術用縫合針や歯科治療機器
スタートトゥデイ　<3092> ［終値3810円］22.9％　衣料品通販サイト。独自ブランドも
ディップ　<2379> ［終値2644円］22.4％　アルバイト求人サイト
村田製作所　<6981> ［終値15110円］20.8％　セラミックコンデンサー
イリソ電子　<6908> ［終値6950円］20.7％　自動車向け野電子機器部品

・見えてきた新・勝ち組　3つのテーマで銘柄選別
脱デフレ　人手不足も商機に
構造転換が商機
信越化　<4063> ［終値11510円］今期予想純利益　2700億円（前期比1％増）建材・インフラ向け需要拡大で塩ビ値上げ
JSR　<4185> ［終値2128円］335億円（1％増）自動車用タイヤなどに使う合成ゴムの値上げで採算改善
ヤマトHD　<9064> ［終値2932.5円］360億円（97％増）ドライバー不足を背景に値上げに成功、宅配便の総量も抑制
丸輪運輸　<9090> ［終値4425円］38億円（27％増）同業の配送業務縮小で、ネット通販の大口顧客からの受注増加
ジェイエイシーリクルート　<2124> ［終値2096円］38億円（5％増）転職市場の活況追い風に、管理職層の転職仲介増
キャリア　<6198> ［終値3630円］4億円（26％増）シニア層中心に派遣需要が拡大

・見えてきた新・勝ち組　有力ファンドマネージャーに聞く「私の注目銘柄」

アセットマネジメントOne　岩谷渉平氏
TPK　<3479> ［終値4810円］貸し会議室大手
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済   http://www.koronoasa.com/info/

アバディーン・スタンダード・インベストメンツ　窪田慶太氏
キーエンス　<6861> ［終値68400円］工場向けFAセンサー
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三菱UFJ国際投信　小西一陽氏
ベストワン　<6577> ［終値11850円］クルーズ旅行に特化したサイト運営
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ドルトン・キャピタル・ジャパン　松本史雄氏
熊谷組　<1861> ［終値3670円］総合建設準大手
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ファイブスター投信投資顧問　大木正充氏
東映アニメ　<4816> ［終値3205円］アニメ企画・制作大手
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・見えてきた新・勝ち組
時価総額500億円未満の小型株対象に5年前比時価総額（4月末）伸び率ランキング
テンバガーの共通項は「ニッチ（すき間）」と独自モデル
首位イデアインター　<3140> ［終値1254円］5年間の時価総額増加率　42.7倍　化粧品やインテリア雑貨販売
2位レカム　<3323> ［終値255円］36.4倍　企業向けデジタル総合機械、販売
3位エスプール　<2471> ［終値1746円］27.1倍　障碍者やシニアの就労支援サービス
4位マルマエ　<6264> ［終値1719円］液晶・半導体製造装置向け精密部品
5位トリケミカル　<6369> ［終値3280円］22.2倍　半導体製造装置の部品販売

・バークシャー・ハザウェイ株主総会
アップル株への投資、
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済  http://www.koronoasa.com/info/

・巨額買収の武田　<4502> ［終値4654円］株　買いか売りか
武田に投資する株主は1.　買収のための新株発行で1株利益が薄まる　2.有利子負債の急増による財務悪化
3.武田の思惑通りにシャイアーの利益成長が続くかの3点。
武田は19年上期の買収完了を目指す。※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済  http://www.koronoasa.com/info/

・ソフトバンク　<9984> ［終値8525円］9日発表2018年3月期連結営業利益、前の期比27％増、1兆3038億円と過去最高。
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・注目企業ここが知りたい　SUMCO　<3436> ［終値2855円］半導体基板のシリコンウエハー専業。業績改善は著しく。
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済   http://www.koronoasa.com/info/

・ＯＵＴ　Ｌｏｏｋ:今週（14～18日）の株式相場、日経平均株価は2万3000円試す展開か。
週※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済  http://www.koronoasa.com/info/

・Ｗａｌｌ　Ｓｔｒｅｅｔ:今週の米株式相場は、
※詳細はコロ朝プレミアムに掲載済  http://www.koronoasa.com/info/

・世界市場往来：先週の世界の株式相場は主要25の株価指数のうち21指数が上昇。
上昇率1～7位がすべて新興国やアジアの市場。買い戻しの動きと。

上位1位ポーランド週間騰落率4.30% 2位ロシア4.13% 3位香港3.99% 4位台湾3.13% 5位インドネシア2.84%
下位25位鯛▲0.78% 24位トルコ▲0.73% 23位イタリア▲0.72% 22位メキシコ▲0.56% 15位日本1.27%　8位米国2.34%

・世界の半導体市場（IHS調べ）18年は4607億ドル（約50兆円）と、7５の成長が見込まれ、過去最高となりそう。
世界のデータ量拡大に合わせてデータセンター向けの半導体需要が引き続き旺盛、自動車や産業機器向けも拡大する。
ただ市場の成長率は鈍りそう。17年の世界市場は4289億ドル（約47兆円）と16年比で22％拡大。
伸び率は22％から7％に落ちるが、その要因は半導体市場の約3割を占める半導体メモリーの減速。
スマートフォン（スマホ）向け半導体需要も、不透明感漂う。
全体の7割を占めるメモリー以外の半導体も、市場拡大を下支えする。
メモリー市場のように市場が一気に拡大することはないが、用途拡大で着実に数量増加している。
中長期的には、IHSは2025年の世界半導体市場を5252億ドル（約57兆円）と予想。
17年比で22％成長するとの見通し発表。
注目すべきは製品構成の変化。主力の半導体メモリー市場は18年の1484億ドル（約16兆円）がピーク。
25年には1281億ドル（約14兆円）と17年を下回る見通し。
一方、メモリー以外の半導体が市場けん引。IoTに不可欠なセンサーやアナログ半導体、
機器の省電力化につながるパワー半導体などが含まれる。

・半導体スーパーサイクル　有望銘柄を探る。
「川上」に追い風、メモリー向けは注意。
半導体関連銘柄は幅広く、手掛ける製品や工程によって、事業環境も変わってくる。
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・半導体スーパーサイクル　有望銘柄を探る。
【半導体】
三菱電機　<6503> ［終値1649.5円］パワー半導体　業績天気図　雨　予想PER14.4
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・半導体スーパーサイクル　有望銘柄を探る。
【半導体材料】
SUMCO　<3436> ［終値2855円］シリコンウエハー　晴れ　15.2
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・半導体スーパーサイクル　有望銘柄を探る。
【半導体製造装置】
東京エレク　<8035> ［終値21770円］エッチング装置（メモリー向け主体）くもり　13.2
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