100円ショップの出店拡大

2018年5月19日（土）雨のち晴れ　株式セミナー

・銀行が持つ1万3000超の店舗やシステムが経営を揺るがしかねない存在に。
収益性が下がって価値が目減りした資産の減損処理に迫られ、赤字に転落する銀行が出てきた。
全国で10兆円に上る銀行の固定資産の「不良債権化」に金融庁も監視強化。
1990年代の不良債権問題で銀行が損失処理したのは累計で100兆円規模。
それに比べれば不良資産の規模は小さいものの、フィンテック（金融とITの融合）の台頭など金融環境が激変する中で
店舗網に依存した経営モデルが限界に達しつつあることを示している。

・米国除く環太平洋経済連携協定（TPP）参加11カ国の新協定「TPP11」の承認案が18日衆院本会議で可決、
今国会での成立確実に。日本は年内発効目指す。

・100円ショップの出店拡大が続く。
ダイソー運営最大手大創産業（広島県東広島）など大手4社の2018年度の新規出店は過去最高水準の500店超。
低価格ショップはインターネット通販の送料引き上げで割安感が出て、消費者の根強い節約志向も背景に存在感増す。
2位セリア　<2782> ［終値4980円］3位キャンドゥ　<2698> ［終値1838円］4位ワッツ　<2735> ［終値1125円］含めた
18年度末の国内店舗数は7000店超える見込み、過去5年で2割増える。
総合スーパー（GMS）などの商業施設への出店増。

・ヤマトHD　<9064> ［終値3063.0円］傘下のヤマト運輸、宅配便の受け取り場所や時間を自由に選べるロッカー増やす。
2018年度末までに前年度末比7割増の5千カ所超に増設。
ロッカーは主に首都圏1都3県、名古屋や大阪など含む大都市部中心に設置。設置数は3月末に約3千カ所に達した。
今後は街中のコンビニエンスストアや、個人商店に店先に「自動販売機代わりに」ロッカーを置くことも検討。
人が集まるオフィスや工場、学校、病院、行政施設などにも増やし、利用頻度が高まるよう促す。

・原油価格が一段と上昇した。
中東への懸念の高まりで、国債指標の北海ブレンド原油先物は3年半ぶりに一時1バレル80ドルの節目突破。
米国のイランへの経済制裁再開で、イランの原油供給が減る可能性が改めて意識された。
米国は相場上昇に伴うシェールオイルの増産で供給不安が少なくなっている。
米国の産油国としての存在感が一段と高まるとの見方も。

・18日の東京外国為替市場で円相場は一時1ドル=111円台前半と約4カ月ぶりの安値を付けた。
日米金利差拡大を手掛かりにした円売り・ドル買いが続いている。

・米中両国は18日、ワシントンで第2回貿易協議の最終日に入る。
中国側は初日の17日に液化天然ガス（LNG）や農畜産品の購入拡大に加え、
金融や医療分野の市場開放で中国へのサービス輸出促す案を提示。
もっとも、ハイテク分野を巡る覇権争いは妥協策が見当たらず、米中協議の最終的な着地点はみえていない。

・ゆうちょ銀　<7182> ［終値1455円］18日、
スマートフォン（スマホ）使った決済サービス「ゆうちょPay」を来年2月に始める。

・富士フイルム　<4901> ［終値4305円］と米ゼロックスの株価は買収巡るドタバタ劇に振り回される展開が続く。
富士フイルム株は年初来で7％安と、横ばい圏にある日経平均株価に比べ軟調さが目立つ。
統合の行方次第で「将来の業績見通しも立てられず、適正株価も評価できず」との声も。

・リコー　<7752> ［終値1060円］18日、物流子会社リコーロジステックス（東京・品川）を、
SBSHD　<2384> ［終値1346円］に売却する。
8/1めどに、発行済み株式の66.7％を約180億円でSBSに売却。

・今春卒業した大学生の就職率が過去最高の98.0％となり、大卒のほぼ全員が就職できる「全就職」時代に。
入社してもすぐに辞める社員も増加、2年以内の短期離職を考える割合が37％まで高まり、
企業にとってはつなぎとめる取り組みも重い課題になっている。

・2018年3月期決算で、純利益は前の期比35％増、29兆3788億円と2年連続で過去最高を更新した。
増益率は前の期（18％）と比べ大きく伸びた。
電機や自動車などの製造業が全体をけん引。19年3月期は円高や原材料高が響き、2％の減益見込むが、
企業の収益力は底上げされており、落ち込みは小さくなる可能性もある。

・金相場が調整局面に入っている。
15日、2017年12月以来の1トロイオンス1300ドル割れとなった。
相場を押し上げていた地政学リスクへの反応が薄れ、市場の関心は米金利上昇やドル高など金の弱材料に移る。
今年後半にかけて水準切り下げる可能性が高まってきた。

・インターネット上の仮想通貨市場でビットコインが下落、18日に一時1ビットコイン＝8000ドルを1カ月ぶりに下回った。
2014年に破産手続き入りした「マウントゴックス」の資産処理に伴う売りが出ているとの見方が広がり、重荷になった。

・北朝鮮が6/12に予定される米朝首脳会談を注視する可能性に言及し、核実験場廃棄の式典に
韓国メディアの取材拒否するなど強硬姿勢に対し、トランプ米政権は交渉を有利に導くための一時的な揺さぶりと判断。
引き続き「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」を北朝鮮に突き付けていく方針。

・ゆうちょ銀　<7182> ［終値1455円］18日、
2次元バーコード「QRコード」使った決済サービス「ゆうちょPay」を来年2月に始める。
利用者がスマホにゆうちょ銀の貯金口座を登録。
加盟店側のQRコードを読み取ると、口座から料金引き落とされる仕組み。
GMOPG　<3769> ［終値11230円］が開発した同様のサービスをすでに導入している
横浜銀　<7186> ［終値652円］や福岡銀　<8354> ［終値614円］の加盟店でも使えるよう連携し、利便向上図る。
今後は、りそな銀　<8308> ［終値646.2円］などりそなグループ傘下銀行なども同サービスの導入予定。

※記事の後ろの記号は、◎（好材料大）〇（好材料）▲（悪材料）×（悪材料大）など。
ただし、好材料も目先買い物が強すぎるとか、織り込み済みの場合は寄り付き後売られたり、売り気配になる場合も。
同様に悪材料も同じような状況になる場合もございますので注意が必要です。

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公募・売り出し価格

ジャパンインベストメントアドバイザーズ　<7172> ［終値5960円］235万株

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（今日の一言）

海外ＮＹ株式市場は、まちまち。
ダウ工業株30種平均は小幅は反発となったが、ナスダック総合指数やS&P500種株価指数は続落。
銀行と半導体関連が売られた。
米中通商協議への懸念や米国債利回りの上昇、原油高などが重しと。
中小型株指数のラッセル2000指数は、3営業日連続で最高値更新。

アップル（+0.93%）グーグル（-1.13%）フェイスブック（-0.59%）アリババ（-0.52%）エヌビディア（-0.71%）
ネットフリックス（-0.32%）アマゾン・ドット・コム（-0.47%）バイオジェン（+1.97%）バークシャー（-0.72%）
ラッセル2000（+0.08%）HTG(ハイイールドファンド)（-0.11%）NBI（バイオテクノロジー株指数）（+0.16%）
（米国株の下落の予兆は小型株やハイイールドファンドからの資金流出から始まる傾向もあり価格追加）

3市場（NYSE、MKT、ナスダック取引所）出来高は約61.8億株、過去20日間平均約66.4億株を下回る。

週間ベースでは、ダウは0.5％安、2週ぶり反落、
ナスダック総合指数は0.7％安、3週ぶり反落、S&P500種指数は0.5％安、2週ぶり反落で取引を終えた。

欧州株式市場の主要3指数はそろって反落。
イタリアの政局が不透明となり重しとなった。
ギリシャ(アテネ総合)株価指数（-0.43％）、イタリア（MIB）株価指数（-1.48％）と下落。

週末の18日の東京株式市場で日経平均（+0.40％）は2日続伸。
東証株価指数（TOPIX）（+0.38％）も2日続伸。

東証マザーズ（+0.18％）、日経ジャスダック平均（+0.38％）、東証2部（+0.43％）はそれぞれ2日続伸で終了。

東証1部出来高は13億0310万株、売買代金は2兆2800億円。
東証1部騰落数は値上がり1,161(55％)銘柄、値下がり824(39％)銘柄、変わらず98(4％銘柄に。

業種別ランキングでは26業種上昇、7業種下落に。
値上がり上位は、石油石炭、鉱業、保険、非鉄、ゴム、パルプ・紙、海運、化学、輸送用機器、・・・
値下がり上位は、その他製品、金属、食料品、不動産、水産・農林、鉄鋼、銀行。

東証1部値上がり上位は、キャリアインデックス　<6538> ［現在3190円　+274円］
マツオカ　<3611> ［現在4035円　+340円］
セイノーHD　<9076> ［現在2040円　+157円］日本カーボン　<5302> ［現在6060円　+450円］

値下がり上位は、サニックス　<4651> ［現在326円　-29円］エムアップ　<3661> ［現在1500円　-122円］
日本製鋼所　<5631> ［現在3535円　-195円］物語コーポ　<3097> ［現在11420円　-590円］

週間ベースでは、日経平均株価は0.8％高、8週続伸（累計11.2％上昇）
東証株価指数（TOPIX）1.1％高、2週続伸（同2.5％上昇）。

東証マザーズ指数は0.9％高、2週ぶり反発、日経ジャスダック平均は0.6％安、４週ぶり反落、
東証2部指数は2.0％高、4週続伸（同4.4％上昇）で終了。

ヤマトHD　<9064> ［終値3063.0円］傘下のヤマト運輸、宅配便の受け取り場所や時間を自由に選べるロッカー増やす。
2018年度末までに前年度末比7割増の5千カ所超に増設。
ロッカーは主に首都圏1都3県、名古屋や大阪など含む大都市部中心に設置。設置数は3月末に約3千カ所に達した。
今後は街中のコンビニエンスストアや、個人商店に店先に「自動販売機代わりに」ロッカーを置くことも検討。
人が集まるオフィスや工場、学校、病院、行政施設などにも増やし、利用頻度が高まるよう促す。

アルファCo　<3434> ［終値1819円］ダイケン　<5900> ［終値812円］

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